JP2605105Y2 - 吊り金具 - Google Patents

吊り金具

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JP2605105Y2
JP2605105Y2 JP1993072969U JP7296993U JP2605105Y2 JP 2605105 Y2 JP2605105 Y2 JP 2605105Y2 JP 1993072969 U JP1993072969 U JP 1993072969U JP 7296993 U JP7296993 U JP 7296993U JP 2605105 Y2 JP2605105 Y2 JP 2605105Y2
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JP
Japan
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bolt
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long hole
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清寿 渋谷
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株式会社アカギ
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、所謂H鋼・アングルな
どの形鋼のフランジ部分に取り付けて配管や配線その他
様々な設備・物体を吊り下げるのに利用される吊り金具
に関する。
【0002】
【従来の技術】図3に示すように、従来の吊り金具は、
金具本体Aを形鋼のフランジBに噛み合わせてボルトC
で固定するもので、物体を吊り下げるには、金具本体A
の底板Dに形成されているボルト孔Eに下側から吊り下
げ用のボルトFを差し込み、ナットGを指先で押さえて
回転を止めながらボルトFを回転させて取り付ける構成
である(実開昭50−124597号参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記のような従来品で
は、ボルトEの取り付けが両手作業となるので煩雑且つ
危険であるだけでなく、ナット孔Eが円形であり、ボル
トFの差し込み位置が固定的であるために、吊り下げる
物品の位置によっては、図3に仮想線で示すようにボル
トFが垂直でなく斜めになってしまうことから、ボルト
Fにかかる荷重負担が増加して好ましくない事態の発生
が危惧される。
【0004】上記の事態の発生を防止するために、ボル
ト孔Eを円形でなく長孔とすることにより、ボルト締め
付け位置をアジャストできるよう工夫がなされた。
【0005】然しながら、ボルト孔Eを長孔とするだけ
では、ボルトFの挿入位置とナットの位置が対応せずナ
ットを取り付けることが容易ではない。特に、吊り金具
の取り付け作業は、脚立などを利用した高所作業となる
場合がほとんどで、脚立の上に立ち、右手又は左手でボ
ルトFを差し込み左手又は右手でナットGを取り付けボ
ルトの位置調整を行う作業は危険であり、また、作業性
が非常に悪いので、人件費高騰の折から施工コストの上
昇を招く結果となっているのが現状である。
【0006】本考案は、上記に鑑み、片手操作でも簡単
にボルトFの取り付け作業を行うことができ、作業能率
を向上させることができる吊り金具を明らかにすること
を目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案に係る吊り金具
は、金属板を短い角パイプ型に折り曲げて天井板・両側
板・底板となした構成を有し、更に、底板に取り付けた
ボルトの締め付けにより形鋼のフランジ等に取り付け利
用する吊り金具において、上記底板に物体吊り下げ用の
ボルトを通す長孔を形成すると共に、この長孔を囲むよ
うにハウジングを形成し、このハウジング内に該ボルト
に対応するナットを配置した構成であり、且つ前記ナッ
トは前記ハウジング内を前記長孔に沿ってスライド可能
であることを特徴とする。
【0008】
【考案の具体的構成】次に、本考案の具体的構成を添付
の図面に従って詳細に説明する。
【0009】図1において、本考案に係る吊り金具10
は、基本的構造の点で図3に示す従来の吊り金具と同種
であって、天井板11、側板12・13、底板14で構
成されており、態様によっては、側板12・13の一部
が切欠されて圧止片15が形成されていて、ボルト16
により形鋼のフランジに取り付ける構造である。
【0010】本考案の吊り金具10において特徴的な点
は、底板14に形成されている長孔17の上部にハウジ
ング18が固定されており、このハウジング18内にナ
ット19が収納されている点である。このナット19
は、ハウジング18内を長孔17に沿ってスライド可能
であるが、回動は不可の構成である。
【0011】本考案の吊り金具10は、上記のように構
成されているので、側板14の切欠部を形鋼のフランジ
に差し込み、ボルト16を締め付けることにより強固に
取り付けることができ、次いで、物体を吊り下げるに
は、ボルト20を長孔17の下側からハウジング18内
に差し込み、その先端をナット19に押し当てながら回
転させるだけでナット19を指先で押さえることなく取
り付けができ、ボルト20の取り付け位置の調整は長孔
17に沿って水平移動させるだけで行うことが可能であ
る。
【0012】ハウジング18は、一面が解放状態である
箱形構造のものを、長孔17の周囲を塞ぐように被せる
だけでよい。このハウジング18は金属板をプレス加工
して底板14の上面に熔接する態様、接着剤を利用して
接着する態様、底板14に形成した係合穴に下端の一部
を嵌合させる態様など様々な態様がある。尚、ハウジン
グ18は、必ずしも金属製であることを必要としない。
【0013】ナット19がハウジング18内に納まり、
長孔17に沿って移動できるだけで回転しない構成とす
るには、ハウジング18の巾をナット19の巾に合致さ
せて回転できなくする態様の他、吊り金具10の側板1
2・13の巾を狭く設計してその側面にナット19の側
面を接触させて回転できなくする態様が採用される。後
者の態様では、ハウジング18は箱型でなく、単なる断
面コ字形の押え板であってよい。
【0014】
【考案の効果】本考案の吊り金具10は上記のように構
成されているので、ナット19を指で押えることなくボ
ルト20に取り付けることができ、また、長孔17に沿
って事由にその取付位置を調整することができ、これら
の作業は片手作業で行うことができるので、脚立に乗っ
ての作業でも危険性が低く、非常に作業能率が高いので
頭記した目的の達成が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の吊り金具の斜視図
【図2】同じく中央部縦断面図
【図3】従来の吊り金具の縦断面図
【符号の説明】
10−吊り金具 11−天井板 12−側板 13−側板 14−底板 15−圧止片 16−ボルト 17−長孔 18−ハウジング 19−ナット 20−ボルト

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属板を短い角パイプ型に折り曲げて天
    井板・両側板・底板となした構成を有し、更に、底板に
    取り付けたボルトの締め付けにより形鋼のフランジ等に
    取り付け利用する吊り金具において、上記底板に物体吊
    り下げ用のボルトを通す長孔を形成すると共に、この長
    孔を囲むようにハウジングを形成し、このハウジング内
    に該ボルトに対応するナットを配置した構成であり、且
    つ前記ナットは前記ハウジング内を前記長孔に沿ってス
    ライド可能であることを特徴とする吊り金具。
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