JP2605019B2 - 軸流ブロワ - Google Patents

軸流ブロワ

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JP2605019B2
JP2605019B2 JP61178608A JP17860886A JP2605019B2 JP 2605019 B2 JP2605019 B2 JP 2605019B2 JP 61178608 A JP61178608 A JP 61178608A JP 17860886 A JP17860886 A JP 17860886A JP 2605019 B2 JP2605019 B2 JP 2605019B2
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タルボ・ルフトテヒニク ゲ−エムベ−ハ−
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    • F04D29/52—Casings; Connections of working fluid for axial pumps
    • F04D29/54—Fluid-guiding means, e.g. diffusers
    • F04D29/541—Specially adapted for elastic fluid pumps
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    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F04D29/66—Combating cavitation, whirls, noise, vibration or the like; Balancing
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、特許請求の範囲第１項の前文に記載されて
いる特徴を備えた軸流ブロワに関する。
〔従来の技術〕
VGB火力発電技術（VGB−Kraftwerkstechnik）誌第75
号（1977年刊）の159ページより165ページまでの記載に
より知られているこの種の軸流ブロワでは、空気の移送
量が少ない間は、流れの剥離状態を低減させることがで
きる。この種の軸流ブロワにあっては、インペラの外径
周辺に生じる逆流は環状のバイパス通路の中で該環状通
路の内部に配設された複数のガイドベーンでこの逆流の
中に現れる旋回流を整流することによって、局部的に安
定させられるようになっている。
湾曲した複数のガイドベーンをバイパスとしての環状
通路の内部に配設した構成の軸流ブロワは、また、国際
特許出願第WO 85/00640号等によりすでに公知である。
しかし、この種の湾曲したガイドベーンの製作には、空
気力学上の要請に適合した精密な設計・鋳造等の手間が
かかるので、軸流ブロワの製造コストが高くつくことが
欠点として指摘されている。
さらに、国際特許出願第WO 82/01919号にはフラット
なガイドベーンを備えた軸流ブロワが開示されている。
しかし、この軸流ブロワにあっては、複数のフラット
なガイドベーンは、それぞれ、半径方向と軸方向とにま
っすぐ延在する態様で配設されていると共に、案内リン
グはインペラから離れている側の環状通路の端部を限定
している側壁と接続されている。したがって、この位置
では空気は半径方向に流れることはできず、このためこ
の軸流ブロワの効率は大幅に阻害されている。
本発明は、上記の如き従来公知の軸流ブロワの有する
不都合ないし欠点に鑑みてなされたものであって、製造
が容易でそのコストを低く抑えることができると共に、
構造が簡単でありながら、旋回逆流の整流能力を高める
ことのできる軸流ブロワを提供することを主たる目的と
するものである。
上記の目的を達成するため、本発明に係る軸流ブロワ
は、円錐状にすぼまった入口部分と該入口部分に接続さ
れた円筒状ケーシング部分とを有する軸流ブロワであっ
て、前記円筒状ケーシング部分の中にインペラが回転可
能に配置されていて、前記円筒状ケーシング部分とほぼ
同じ直径を有し、環状通路により取り囲まれた固定の案
内リングが前記インペラの前に設けられており、前記案
内リングが前記環状通路の両側壁からほぼ同じ間隔をあ
けて隔置されており、前記環状通路の内部には該環状通
路の軸線に関して位置調節された複数のガイドベーンが
配設されていて、該ガイドベーンの流入側エッジが外に
向かって斜めに延在するよう構成された軸流ブロワにお
いて、前記ガイドベーンがフラットな金属板でフラット
に作られていて、前記ガイドベーンの流出側エッジも同
様に外に向かって斜めに延在させたことを特徴とするも
のである。
前記ガイドベーンは、前記環状通路の軸線に平行に配
設され、前記案内リングの直径に関して傾けられている
ようにするとよい。
また、前記ガイドベーンは、前記円筒状ケーシング部
分の半径方向に配設され、前記案内リングの円周に関し
て傾けられているようにしてもよい。
本発明に係る軸流ブロワのガイドベーンは、精密鋳造
を要することなく、フラットな金属板を加工することに
より製作可能であるから、従来の湾曲したガイドベーン
に比べ、簡単にかつコスト的にはるかに有利に製作する
ことができる。しかも、本発明に係る軸流ブロワにあっ
ては、環状通路の内部に前記の如く配設されたフラット
な各ガイドベーンは、その流入側エッジと流出側エッジ
とをいずれも外に向かって斜めに延在させた構成である
ため、構造が簡単でありながら、次に述べる如き作用効
果を奏する。
すなわち、一定の動作条件の下でインペラの外径周辺
に発生し、その回転方向に旋回しながら流れる逆流を該
インペラの前、すなわち、該インペラの上流側に存在す
る環状通路内において前記ガイドベーンで整流してバイ
パスさせるが、その際、外方に斜めに述在する前記流入
側エッジ及び流出側エッジが該環状通路内を流れる逆流
に対するガイドベーンの整流作用をその流入側及び流出
側でそれぞれ改善し、これにより、該環状通路内での速
度損失を少なく整流した状態で流れを空気主流に還流さ
せることができ、ひいては失速流状態での軸流ブロワの
運転の安定性を確保することができるものである。
〔実 施 例〕
以下、本発明の好適な実施例を図解した添付図面を参
照しながら本発明を詳細に説明する。
軸流ブロワは、円錐状にすぼまった入口部分２を有す
るケーシング１を備えており、円筒状のケーシング部分
３が前記入口部分２に接続されている。円筒状のケーシ
ング部分３の中でインペラ４が回転しており、該インペ
ラ４のブレイド５は調節できるようになっている。案内
リング６と該案内リング６を取り囲んでいる環状通路７
より成る逆流の流れを安定化させる装置がインペラ４の
前に設けられている。環状通路７は、この領域でケーシ
ング１のうち直径が大きくなった外筒部により半径方向
外側が限定されているとともに、２つの側壁８と９によ
り側部が限定されている。第１図と第２図に示されてい
るように、側壁８と９は円筒状のケーシング部分３に関
し直角に延在している。しかし、第７図に示されている
ように、断面で見て円錐状に側壁８と９を構成してさし
つかえない。また、側壁７と８の一方を円錐状に構成
し、他方を円筒状ケーシング部分３に関し直角に取り付
けるようにすることも可能である。
第１図と第７図に示されているように、案内リング６
は円筒状ケーシング部分３内に設けられている。案内リ
ング６の直径は円筒状ケーシング部分３の直径とほぼ同
じ大きさに寸法ぎめされており、案内リング６の軸方向
の長さは環状通路７の軸方向の長さより短く寸法ぎめさ
れている。案内リング６は、両側壁８と９とから同じ距
離をへだてて隔置されるよう環状通路７に関し配置され
ている。したがって、案内リング６は各側壁８、９との
間に環状通路７の流入側開口7aと流出側開口7bとを形成
している。
前記流入側開口7aから環状通路７内に流入する逆流の
流れを案内して整流する複数のガイドベーン10が環状通
路７内に配設されている。
各ガイドベーン10は案内リング６とケーシング１の外
筒部３′とに連結されている。各ガイドベーン10の流入
側エッジと流出側エッジとはいずれも外方に向かって斜
めに延在しており、各ガイドベーン10の長さは半径方向
に進むにしたがって長くなっている。したがって、各エ
ッジと各側壁８、９との間には、流れの通過を許す隙間
がそれぞれ形成されている。
各ガイドベーン10はフラットな金属板でフラットに作
られていて、環状通路７の長さ方向の軸線に関して位置
調節されて配設されている。第３図と第４図に示されて
いる実施例においては、各ガイドベーン10は環状通路７
の軸線に平行に配設されていて、案内リング６の直径に
関して傾けられている。第５図と第６図に示されている
実施例においては、各ガイドベーン10は円筒状ケーシン
グ３の半径方向に配設されていて、案内リング６の周囲
方向に関して傾けられている。これらの実施例の場合、
矢印がインペラ４の回転方向を示している。傾斜角度
は、20゜から70゜までの範囲内で設定されなければなら
ない。図示の軸流ブロワの場合、傾斜角度は45゜であ
る。
以上の如く構成された軸流ブロワにあっては、インペ
ラ４が矢印方向に回転されると、一定の動作条件の下で
該インペラの外径周辺に発生し、その回転方向に旋回し
ながら流れる逆流は、環状通路７内においてガイドベー
ン10で整流されて空気主流に還流されるが、その際、外
方に斜めに延在する前記したフラットなガイドベーン10
の流入側エッジ及び流出側エッジが該環状通路内を流れ
る逆流に対するガイドベーンの整流作用をその流入側及
び流出側でそれぞれ改善し、これにより、該環状通路内
での速度損失を少なく整流した状態で流れを空気主流に
還流させることができるので、失速流状態での軸流ブロ
ワの運転の安定性を確保することができるものである。
そして、本発明に係る軸流ブロワのガイドベーンは、精
密鋳造を要することなく、フラットな金属板を加工する
ことにより製作可能であるから、従来の湾曲したガイド
ベーンに比べ、簡単にかつコスト的にはるかに有利に製
作することができ、上記の点と相俟って多大の実益を発
揮し得るものである。
【図面の簡単な説明】
第１図の上半分は、本発明に係る軸流ブロワを長さ方向
に切断した断面図であり、下半分は前記軸流ブロワの側
面図である。第２図は、第１図のＺ部の詳細断面図。第
３図は、第２図のIII−III線で切断した断面図。第４図
は、第２図のIV−IV線で切断した断面図。第５図は、本
発明の別の実施例について第２図のIII−III線で切断し
た断面図。第６図は、第５図に示されている実施例につ
いて第２図のIV−IV線で切断した断面図。第７図の上半
分は、本発明のさらに別の実施例に係る軸流ブロワを長
さ方向に切断した断面図であり、下半分は前記軸流ブロ
ワの側面図である。 １……ケーシング、２……入口部分、 ３……ケーシング部分、４……インペラ、 ５……ブレイド、６……案内リング、 ７……環状通路、８、９……側壁、 10……ガイドベーン。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】円錐状にすぼまった入口部分（２）と該入
    口部分（２）に接続された円筒状ケーシング部分（３）
    とを有する軸流ブロワであって、前記円筒状ケーシング
    部分（３）の中にインペラ（４）が回転可能に配置され
    ていて、前記円筒状ケーシング部分（３）とほぼ同じ直
    径を有し、環状通路（７）により取り囲まれた固定の案
    内リング（６）が前記インペラ（４）の前に設けられて
    おり、前記案内リング（６）が前記環状通路（７）の両
    側壁（８、９）からほぼ同じ間隔をあけて隔置されてお
    り、前記環状通路（７）の内部には該環状通路の軸線に
    関して位置調節された複数のガイドベーン（10）が配設
    されていて、該ガイドベーン（10）の流入側エッジが外
    に向かって斜めに延在するよう構成された軸流ブロワに
    おいて、前記ガイドベーン（10）がフラットな金属板で
    フラットに作られていて、前記ガイドベーン（10）の流
    出側エッジも同様に外に向かって斜めに延在させたこと
    を特徴とする軸流ブロワ。
  2. 【請求項２】前記ガイドベーン（10）が前記環状通路
    （７）の軸線に平行に配設されていて、前記案内リング
    （６）の直径に関して傾けられていることを特徴とする
    特許請求の範囲第１項に記載の軸流ブロワ。
  3. 【請求項３】前記ガイドベーン（10）が前記円筒状ケー
    シング（３）の半径方向に配設されていて、前記案内リ
    ング（６）の円周に関して傾けられていることを特徴と
    する特許請求の範囲第１項の記載の軸流ブロワ。
JP61178608A 1985-11-08 1986-07-29 軸流ブロワ Expired - Lifetime JP2605019B2 (ja)

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JPS62111198A JPS62111198A (ja) 1987-05-22
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AT (1) ATE61452T1 (ja)
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CS (1) CS261249B2 (ja)
DD (1) DD252216A5 (ja)
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