JP2604218Y2 - 薄形表示装置付き押釦スイッチ - Google Patents

薄形表示装置付き押釦スイッチ

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JP2604218Y2
JP2604218Y2 JP1993013972U JP1397293U JP2604218Y2 JP 2604218 Y2 JP2604218 Y2 JP 2604218Y2 JP 1993013972 U JP1993013972 U JP 1993013972U JP 1397293 U JP1397293 U JP 1397293U JP 2604218 Y2 JP2604218 Y2 JP 2604218Y2
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重雄 大橋
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日本開閉器工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はタッチスイッチとその下
方に表示装置を配設した押釦スイッチに係り、特に電気
的接続における操作時の衝撃を吸収し、押圧感を得るた
めの緩衝材とを兼用した部材等の弾性体で形成したコネ
クタを配設し、構造の単純な薄形表示装置付き押釦スイ
ッチに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のスイッチとしては、図7
に示すように透明基板上に透明電極を形成した透明の絶
縁シートを所定の間隔をおいて対向させてタッチスイッ
チ1を形成し、このタッチスイッチ1をCRT2画面に
配設したり、図8に示すように本体4にタッチスイッチ
3を配設し、この下面にLCD等の表示装置を配設した
ものであった。更に他の従来の技術としては図9に示す
ように操作釦7の上面にLCDを配設して上下動可能と
し、スイッチ本体5内に機械的な接触機構部を配備して
上記操作釦7とスイッチ本体5間をフレキシブルプリン
ト基板9で接続した表示装置付き押釦スイッチであっ
た。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た表示装置付き押釦スイッチは、透明電極を設けた絶縁
シートをドットスペーサを挟んで積層して構成している
ため、絶縁シートのたわみが操作ストロークとなるた
め、通常の人が感じることのできない極めて微小の操作
ストロークであり、タッチスイッチの操作感が感じられ
ず、操作したかどうかの不安感があった。また、図8に
あっては、操作ストロークが大きく、操作感が良好であ
るが、部品点数が多くなり構造、組立が複雑となる等の
欠点があった。本考案は、上記問題点を解決し、構造が
簡単で組立の容易で特に薄形の表示装置付き押釦スイッ
チを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は上記目的を達成
するために、端子を配設したスイッチ基体の上方に操作
釦を設け、前記操作釦に触れることにより、電路の開閉
を行う押釦スイッチにおいて、前記操作釦に透明な絶縁
シートの内面に透明電極を設けて形成したタッチスイッ
チと、その下方にLCDを配設し、前記LCDと前記端
子との間を電気的に接続するとともに操作釦の操作時に
おける緩衝材とを兼用した導電性部材と絶縁性部材を組
合せた弾性体で形成したコネクタを配設したものであ
る。
【0005】
【作用】本考案によれば、タッチスイッチとその下方に
LCDを配設し、このLCDとスイッチ基体に配設され
た端子との間をゴム等の弾性体で形成したコネクタで電
気的に接続したので、コネクタの弾性により衝撃を吸収
し押圧感が得られてタッチスイッチの電極間が短絡して
ONとなり、この押圧力を解除すると元の状態に復帰
し、OFFとなる。
【0006】
【実施例】以下、本考案の実施例をについて、図面を参
照しながら詳細に説明する。図1は本考案の第1実施例
の要部断面図、図2はその分解斜視図、図3は本考案の
第1実施例の斜視図である。
【0007】これらの図において、箱形のスイッチ基体
11の内底面に回路パターン15を形成し、底面を貫通
して端子14が突出される。スイッチ基体11の内底面
には凸部12を設け、この凸部12に後述する板状の第
1コネクタ17が収納される凹所が設けられる。このコ
ネクタは、導電性と絶縁性のゴムや樹脂等の弾性体を交
互に積層して形成され、通常ゼブラコネクタと呼ばれて
いるものである。操作釦20は枠状に形成され、内面の
縁部に段部を形成している。この段部に当接し角形で対
向して配設された一対の透明な絶縁シートの内面に透明
電極を設けて積層して形成したタッチスイッチ18が配
設され、その下方に記号、文字、図形等を表示するLC
D16を設ける。LCD16の下面の前後端近傍の電極
とスイッチ基体11の内底面に設けた回路パターン15
間に絶縁性ゴムと導電性ゴムを組合せた弾性体で形成し
た板状の第1コネクタ17が配設される。この第1コネ
クタ17は凹所内に収納されるが、凹所の内底面には端
子14と接続する回路パターン15が設けられており、
従ってLCD16の電極と端子14間は電気的に接続さ
れることになる。また、タッチスイッチ18についても
同様に電極とスイッチ基体11に設けた回路パターン1
5間に上記と同様に形成した第2コネクタ19が配置さ
れ、電気的に接続される。タッチスイッチ18の電極
は、フレキシブルなテールを形成し、このテールの先端
を挟持するコネクタに挿入し、凹凸関係により接続する
ものでもよい。以上のようにスイッチ基体11には上記
のようにして構成した操作釦20が載置された状態で枠
体22が被せられ、側面に設けた貫通孔23と対応した
スイッチ基体11の側面に設けた突起13とが凹凸関係
により係合して組立られる。
【0008】図4は本考案の第2実施例の要部断面図、
図5はその要部分解斜視図である。これらの図におい
て、第1実施例と同様に箱形のスイッチ基体31の内底
面に回路パターン35を形成し、底面を貫通して端子3
4が突出される。スイッチ基体31の内底面には凸部3
2を設け、この凸部32に後述する板状の第1コネクタ
37が収納される凹所が設けられる。操作釦40は枠状
に形成され、内面の縁部に段部を形成している。この段
部に当接し角形で対向して配設された一対の透明な絶縁
シートの内面に透明電極を設けて積層して形成したタッ
チスイッチ38が配設され、その下方に記号、文字、図
形等を表示するLCD36を設ける。LCD36の下面
の前後端近傍の電極とスイッチ基体31の内底面に設け
た回路パターン35間に絶縁性と導電性のゴムや樹脂を
組合せて弾性体で形成した板状の第1コネクタ37の両
端面が弾接した状態で配設される。この第1コネクタ3
7は凹所内に収納されるが、凹所の内底面には端子34
と接続する回路パターン35が続けられており、従っ
て、LCD36の電極と端子34間は電気的に接続され
ることになる。更に、LCD36の下面にはIC44を
搭載した基板45を配設し、この基板45の下面とスイ
ッチ基体31間に設けた回路パターン35間にも絶縁性
と導電性のゴムや樹脂を組合せて弾性体で形成した板状
の第3コネクタ46の両端面を弾接した状態で配設され
る。タッチスイッチ38についても同様に電極とスイッ
チ基体31に設けた回路パターン35間に上記と同様に
形成した第2コネクタ39が配置され、電気的に接続さ
れる。タッチスイッチ38の電極は、フレキシブルなテ
ールを形成し、このテールの先端を挟持するコネクタに
挿入し、凹凸関係により接続するものでもよい。以上の
ようにスイッチ基体31には上記のようにして構成した
操作釦が載置された状態で、枠体42が被せられ、側面
に設けた貫通孔43と対応したスイッチ基体31の側面
に設けた突起33とが凹凸関係により係合して組立られ
る。LCD36やバックライト等の表示機能を駆動させ
るためのIC44は、上記のようにスイッチ本体内に配
設したり、スイッチ本体外に設け、複数個のスイッチの
表示機能を駆動させる等、種々考えられる。図6は本考
案の使用状態を示す説明図であり、パソコンやワープロ
等のOA機器のキーボード51に使用したものである。
(A)は数字、ひらがなを表示した状態から、(B)の
ように数字、アルファベットの表示に変換した状態を示
し、種々の表示の変換が容易である。このように操作頻
度の高いキーボード51に使用しても、弾性体で形成し
たコネクタを配設したので、このコネクタが緩衝材とな
り、押圧感を与えるとともに衝撃による疲労感を軽減す
る。尚、本考案の実施例については、バックライトを配
備していないが、LCDの下方にLEDやEL板等によ
り構成されるバックライトを配設するようにしても良
い。本考案は上記実施例に限定されるものではなく、本
考案の趣旨に基づき種々の変形が可能であり、それらを
本考案の範囲から排除するものではない。
【0009】
【考案の効果】以上、詳細に説明したように、本考案に
よれば、次のような効果を奏することができる。 (1)操作釦にタッチスイッチとLCDを配設し、この
LCDとスイッチ基体に設けた端子との間を電気的に接
続するとともに操作釦の操作時における緩衝材とを兼用
した弾性部材から成るゼブラコネクタを配設したので、
操作時に操作釦が弾性的に下降するため、操作時におけ
る指先の衝撃感や痛みを解消し、従って、疲労感を大幅
に軽減できる他、押圧感が十分あり、人間工学的にも極
めて好ましく安心感のある薄形表示装置付き押釦スイッ
チが得られる。 (2)操作釦にタッチスイッチとLCDを配設し、この
LCDとスイッチ基体に設けた端子との間を電気的に接
続するとともに操作釦の操作時における緩衝材とを兼用
した弾性部材から成るコネクタを配設したので、良好な
操作感を得るために特別な部品を使用することなく、構
造が極めて単純で安価な薄形表示装置付き押釦スイッチ
を提供することができる。 (3)操作釦にタッチスイッチとLCDを配設し、この
LCDとスイッチ基体に設けた端子との間を電気的に接
続するとともに操作釦の操作時における緩衝材とを兼用
した弾性部材から成るコネクタを配設したので、透明電
極を用いたタッチスイッチとLCDを設けたにも拘わら
ず押圧感が得られるとともに、部品点数を削減して従来
のスイッチの高さを大幅に低背化した薄形表示装置付き
押釦スイッ チを提供することができる。 (4)操作釦にタッチスイッチとLCDを配設し、この
LCDとスイッチ基体に設けた端子との間を電気的に接
続するとともに操作釦の操作時における緩衝材とを兼用
した導電性ゴムと絶縁性ゴムを組合せ、弾性体で形成し
たコネクタを配設した薄形表示装置付き押釦スイッチと
したので、それぞれの機器の大きさに対応した特注品と
して製作する必要がなく、縦、横自由に任意の数量を組
合せることができ、機器のデザインや用途に応じた使用
が、極めて容易にできる。 (5)極めて薄く表示装置付き押釦スイッチを構成する
ことができるので、キーボードスイッチとして使用する
ことも可能であり、機器の用途にあった表示を印刷や彫
刻等により行う必要が無いだけでなく、任意の文字や記
号の変更が容易に行うことができるなど、広い用途を対
象とした汎用性の高い薄形表示装置付き押釦スイッチを
得ることができる。 (6)本考案のスイッチによれば、縦、横自由に任意の
数量を組合せることができるので、従来の1枚の大きな
LCD上に透明電極によるタッチスイッチと異なり、所
定のスイッチの操作部間の区切りが明確であるため、隣
あった二つの操作部を操作してしまう誤動作を防止でき
るとともに、良好な操作感を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例の要部断面図である。
【図2】本考案の第1実施例の分解斜視図である。
【図3】本考案の第1実施例の斜視図である。
【図4】本考案の第2実施例を示す要部断面図である。
【図5】本考案の第2実施例を示す要部分解斜視図であ
る。
【図6】本考案の使用状態を示す説明図である。
【図7】従来の第1実施例を示す要部斜視図である。
【図8】従来の第2実施例を示す斜視図である。
【図9】従来の第3実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
11,31 スイッチ基体 12,32 凸部 13,33 突起 14,34 端子 15,35 回路パターン 16,36 LCD 17,37 第1コネクタ 18,38 タッチスイッチ 19,39 第2コネクタ 20,40 操作釦 21 貫通孔 22,42 枠体 23,43 貫通孔 44 IC 45 基板 46 第3コネクタ 51 キーボード

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端子を配設したスイッチ基体の上方に操
    作釦を設け、該操作釦を操作することにより電路の開閉
    を行う押釦スイッチにおいて、前記操作釦に透明な絶縁
    シートの内面に透明電極を設けて形成したタッチスイッ
    チと、その下方にLCDを配設し、弾性部材から成るコ
    ネクタを配設して前記LCDと前記端子間を電気的に接
    続するとともに前記コネクタの弾性圧縮歪みをもって前
    記操作釦押圧時の操作撓み量を確保し操作時の押下衝撃
    を和らげ、しかも前記コネクタが前記操作釦に復帰力を
    付勢するための弾性部材をも兼用したことを特徴とした
    薄形表示装置付き押釦スイッチ。
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JP5732513B2 (ja) * 2013-11-08 2015-06-10 ▲チョ▼錦雄 表示再生機能を備えたスイッチ構造体
JP6369616B1 (ja) * 2017-11-07 2018-08-08 Smk株式会社 タッチパネル及びウェアラブル機器

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