JP2603897Y2 - テント等簡易構築物の支柱構造 - Google Patents

テント等簡易構築物の支柱構造

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JP2603897Y2
JP2603897Y2 JP1993013238U JP1323893U JP2603897Y2 JP 2603897 Y2 JP2603897 Y2 JP 2603897Y2 JP 1993013238 U JP1993013238 U JP 1993013238U JP 1323893 U JP1323893 U JP 1323893U JP 2603897 Y2 JP2603897 Y2 JP 2603897Y2
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万 越智
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、テントやステージ等の
各種の簡易構築物に使用し得る支柱構造に関し、より詳
しくはその高さを簡単に調節することができるものに関
する。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来の支柱の高さ調節手段を図
示する説明図であり、支柱40の下端部に鍔部41を有
するナット42を嵌合し、ナット42には基板43を有
するボルト44が螺着され、鍔部41に設けられたハン
ドル45を回動させることによって支柱の高さ調節を行
っていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の調節手段に
おいては、その高さの調節範囲がボルトの長さの狭い範
囲内に限られており、例えば高さを50cm又は1m等と
大きな範囲で変更することが出来なかった。そこで、本
考案は、簡単に支柱の高さを大きい範囲において変更す
ることができ、更に、高さの微調整をもすることができ
るものを提供することをその課題としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本考案の第1のものは、支柱を2本の管体(10)(20)
から構成し、一方の管体(10)が他方の管体(20)の内部に
嵌入することができ、何れか一方の管体(10)にはその長
手方向に、且つその軸芯に対して略対称位置に長条孔(1
1)を設け、この長条孔(11)の適宜位置に長条孔(11)から
管の周方向に切込部(12)を適宜数設け、他方の管体(20)
にはその軸芯に対して略対称位置に穴部(21)を前記切込
部(12)と対応するように設け、この穴部(21)が管の周方
向に長い長孔から形成され、ボルト・ナット等の締着手
段によって一方の管体(10)の切込部(12)と他方の管体(2
0)の穴部(21)とを合致させて締着固定することができ、
これにより支柱の高さを変化させ得るようにした。本考
案の第のものは、上記第1の考案において、他方の管
体(20)に設けた穴部(21)が管の長手方向に複数列設さ
れ、一方の管体(10)に設けた切込部(12)同士の間隔と、
他方の管体(20)に設けた穴部(21)同士の間隔を異ならせ
たものである。本考案の第のものは、上記第1又は第
2の考案において、支柱の上方部及び/又は下方部に支
柱の高さを微調整することのできる高さ微調整手段を付
加したものである。
【0005】
【作用】一方の管体10の長条孔11の最下端に設けら
れた切込部12と、他方の管体20の最下端の穴部21
とをボルト・ナット等の締着手段で締着固定することに
より、支柱は一番低い状態となる。また、一方の管体1
0の長条孔11の最上端に設けられた切込部12と、他
方の管体20の最下端の穴部21とを締着手段によって
締着固定することにより、支柱は一番高い状態となる。
これにより一方の管体10に設けられた長条孔11の長
さの範囲内で支柱の高さを調節することができる。この
高さの変更に際して、ボルト・ナット等は、各切込部1
2同士が長条孔11により連結されているため、単に緩
めるだけで、完全に分離してしまう必要がない。更に、
他方の管体20に設けた穴部21長孔に形成されてい
るために、管体が角型パイプの場合に適用することが可
能となる。一方の管体10の切込部12同士の間隔と、
他方の穴部21同士の間隔を異ならせることにより、そ
の短い方の間隔長さ毎に支柱の高さを変更することが可
能となる。更に、支柱の上方部や下方部に設けられた高
さ微調整手段によってそれぞれの支柱の高さの微調整を
行うこともできる。
【0006】
【実施例】以下、添付の図面に基づき実施例について説
明する。図1は、本考案の一実施例に係る支柱の正面説
明図であり、図1(A)がその内側管体10の正面説明
図であり、図2(B)がその外側管体20の正面説明図
である。内側管体10は、金属製の角型パイプを使用し
ており、その対向する2つの面に長条孔11を管体の長
手方向にそれぞれ穿設する。この長条孔11の上端部、
下端部及びその中間の所望位置に複数の切込部12を管
体の周囲方向(図中左方向)に設ける。切込部12は、
その端部(図中左側)が少し低位置になるように斜めに
形成する。本実施例においてはこれらの切込部12を4
0cm間隔に5ヵ所設けている。この切込部12の間隔は
一定にしなくともよく、間隔及び数は全く自由に設定す
ることができる。内側管体10の下端部には、後述する
基板13を設けている。
【0007】外側管体20も金属製の角型パイプからな
り、その内部に内側管体10が嵌入しうるような大きさ
のものを使用している。外側管体20の対向する2つの
面には、それぞれ管体の周方向に細長の穴部21を複数
個設ける。穴部21の形状は、内側管体10の切込部1
2とほぼ同様の形状にする。従って、穴部21も斜めに
傾斜しており、図中左側が低位置に位置する。この穴部
21の間隔も任意に設定することができるし、下端の1
個のみを形成したものであってもよい。従って、穴部2
1を1個のみ設けた場合には、支柱の高さは40cm毎に
変化させることができ、他方、穴部21の間隔を例えば
10cmの間隔で4個設けておけば、前記内側管体10の
切込部12の下から2番目より上のものと組み合わせる
ことにより、10cm毎に高さを変化させることができる
のである。
【0008】上記の内側管体10と外側管体20とは、
図示はしていないがボルト・ナットによって固定され
る。内側管体10の切込部12と外側管体20の穴部2
1とを合致させ、ボルトを貫通させ、ナットによって締
着する。締着は切込部12及び穴部21の低位置の部分
(図中左端側)で行う。これにより、支柱を固定した状
態で、ボルト・ナットの締着が水平方向に外れることを
防止している。外側管体20の最下端の穴部21と内側
管体10の最下端の切込部12とを固定した場合には、
支柱は一番低い状態となり、外側管体20の最下端の穴
部21と内側管体10の最上端の切込部12とを固定し
た場合には、支柱は一番高い状態となる。また、中間部
の切込部12に穴部21を合致させて固定することによ
って所望の高さに変更することができる。
【0009】その高さ変更に際しては、内側管体10の
各切込部12が長条孔11によって連続しているため、
ボルト・ナットを緩めて、これを切込部12及び穴部2
1の高位置の部分(図中右端側)に移動させ、ボルト・
ナットを外側管体20に取り付けたままで内側管体10
の長条孔11内をスライドさせることができる。これに
より外側管体20を上下方向にスライドさせることがで
き、内側管体10の別の切込部12に外側管体20の穴
部21を合致させて再度ボルト・ナットを締着すればよ
い。従って、完全にボルト・ナットを取り外す必要もな
く、ボルト・ナットを緩めるだけで、簡単に支柱の高さ
を変更することができる。
【0010】外側管体20の上端部には、ナット22を
埋め込んでいる。このナット22にはボルト23が螺着
され、ボルト23のボルト頭部24には支柱ヘッド25
が被せられ、ボルト頭部24のすぐ下側にはハンドル2
6が設けられている。従って、このハンドル26を回動
させることにより、支柱ヘッド25の高さの微調整を行
うことができる。ボルト頭部24は支柱ヘッド25の内
部で回動しうるように構成されている。また、支柱ヘッ
ド25には、水平梁や傾斜梁等の各種の骨組を組み合わ
せてテントやステージ等を構築することができる。
【0011】図2は、内側管体10と外側管体20を組
合せ、固定した状態の横断面説明図であり、図2(A)
が上記実施例のものであり、図2(B)が管体として円
管を使用した場合のものである。図2(A)において
は、内側管体10の対向する2つの面に長条孔11が管
体の軸芯を含む平面Pに対称に2本設けられ、この長条
孔11から管の周方向でそれぞれ図中左方向に切込部1
2が設けられている。そして、内側管体10の切込部1
2と外側管体20の穴部21を合致させ、これらの切込
部12と穴部21との左端側でボルト17及びナット1
8にて締着し、固定することができる。図2(B)にお
いては、管体として円形パイプを使用した場合を図示し
ており、内側管体10にはその軸芯に対称に2本の長条
孔11を設け、そのそれぞれの長条孔11から時計回り
の方向に(逆方向でもよい。)切込部12を設ける。こ
の場合には、切込部12は水平方向に設けなければなら
ない。そして、外側管体20に設けられる穴部21は、
細長に形成する必要はなく、円形の穴を穿設するだけで
よい。高さの調節に際しては、外側管体20を時計回り
と反対方向に回動して、ボルト17を内側管体10の長
条孔11に適合させ、外側管体20をスライドさせ、別
の切込部12を選び、その選ばれた切込部12で外側管
体20を時計回りに回動させ、切込部12と外側管体2
0の穴部21を合致させ、ボルト17・ナット18を締
着し、固定して、高さを変更することができる。
【0012】図3は、内側管体10の下端に組み込まれ
る基板13の部分の説明図であり、平面視略正方形の基
板13の上面にL字型の金属板14を2個対向させて配
置し、これらの金属板14、14の底面を基板13にリ
ベット15によって緩んだままの状態で取り付け、更
に、金属板14のそれぞれの直立面を外側に付勢するコ
イルバネ16を金属板14の直立面の間に介在させたも
のである。使用に際しては、両金属板14、14の直立
面同士を内側方向に押圧して、内側管体10の下端の内
部に嵌入させる。これにより基板13を内側管体10の
下端に簡単に取り付けることができる。従って、固定手
段を使用する手間が省略できる。
【0013】前記基板13の代わりに、従来使用されて
いたような図4に図示した高さ微調整手段を付加するこ
ともできる。この場合には上方部の高さ微調整手段とと
もに支柱の上方部及び下方部の両方で高さの微調整を行
うことができる。特に、下方部に高さ微調整手段を設け
た場合には、設置面が平らでない場合に有効となる。ま
た、内側管体10及び外側管体20は、上記第一の実施
例においては、角型パイプを使用したが、図2(B)で
説明したように、円形パイプを使用して実施することも
可能である。その場合には、内側管体10に長条孔11
を管の軸芯と対称の位置に2本設け、且つ切込部12を
それぞれの長条孔11から水平に、管の同一周方向に設
け、外側管体20には、その軸芯と対称位置にほぼ円形
の穴部21を設けるのみで実施することができる。以
上、実施例について説明したが、本考案においては、管
体の径の大きさや長さは自由に設定することができ、ま
た長条孔の長さや切込部及び穴部の形状、数及び間隔長
さも自由に設計することができる。更に、長条孔及び切
込部を外側管体に、穴部を内側管体に設けても実施可能
である。
【0014】
【考案の効果】上記構成により、本考案の第1のものに
おいては、必要に応じて支柱の長さを大きな範囲で簡単
に変更することができる。締着手段であるボルト・ナッ
ト等により内側管体の切込部と外側管体の穴部とを締着
固定するのであるが、個々の切込部は長条孔によって接
続されているため、ボルト・ナットを緩めるだけで別の
切込部に穴部を合致させ、再度ボルト・ナットを締着す
ることにより高さを変化させることができ、ボルト・ナ
ットを完全に分離してしまう必要がない。更に、穴部が
管の周方向に長い長孔から形成されているため、管体が
角型パイプであっても適用できる。本考案の第のもの
においては、一方の管体の切込部同士の間隔と、他方の
管体の穴部同士の間隔を異ならせているために、その間
隔の短い方の長さ毎に支柱の高さを変化させることがで
きる。本考案の第のものにおいては、支柱の上方部及
び/又は下方部に高さ微調整手段を設けることにより、
設置面の凹凸等によっても悪影響を受けずに支柱の上端
高さを同一に設定することが可能となる。以上、本考案
は著大な効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の正面説明図であり、図1
(A)が内側管体の正面説明図、図1(B)が外側管体
の正面説明図である。
【図2】本考案の実施例の横断面説明図であり、図2
(A)が角型パイプを使用したもの、図2(B)が円形
パイプを使用したものである。
【図3】本考案の実施例の支柱下端部の説明図である。
【図4】従来の支柱の高さ調節手段を図示する説明図で
ある。
【符号の説明】 10 内側管体 11 長条孔部 12 切込部 17 ボルト 18 ナット 20 外側管体 21 穴部 22 ナット 23 ボルト 24 ボルト頭部 25 支柱ヘッド 26 ハンドル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04H 15/00 - 15/64 E04C 3/00 - 3/46 E04G 25/00 - 25/08 F16B 7/14

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】支柱を2本の管体(10)(20)から構成し、一
    方の管体(10)が他方の管体(20)の内部に嵌入することが
    でき、何れか一方の管体(10)にはその長手方向に、且つ
    その軸芯に対して略対称位置に長条孔(11)を設け、この
    長条孔(11)の適宜位置に長条孔(11)から管の周方向に切
    込部(12)を適宜数設け、他方の管体(20)にはその軸芯に
    対して略対称位置に穴部(21)を前記切込部(12)と対応す
    るように設け、この穴部(21)が管の周方向に長い長孔か
    ら形成され、ボルト・ナット等の締着手段によって一方
    の管体(10)の切込部(12)と他方の管体(20)の穴部(21)と
    を合致させて締着固定することができ、これにより支柱
    の高さを変化させ得ることを特徴とするテント等簡易構
    築物の支柱構造。
  2. 【請求項2】他方の管体(20)に設けた穴部(21)が管の長
    手方向に複数列設され、一方の管体(10)に設けた切込部
    (12)同士の間隔と、他方の管体(20)に設けた穴部(21)同
    士の間隔を異ならせたことを特徴とする請求項1に記載
    のテント等簡易構築物の支柱構造。
  3. 【請求項3】支柱の上方部及び/又は下方部に支柱の高
    さを微調整することのできる高さ微調整手段を付加した
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のテント等簡易
    構築物の支柱構造。
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