JP2602906Y2 - 液体用容器 - Google Patents

液体用容器

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JP2602906Y2
JP2602906Y2 JP1991062817U JP6281791U JP2602906Y2 JP 2602906 Y2 JP2602906 Y2 JP 2602906Y2 JP 1991062817 U JP1991062817 U JP 1991062817U JP 6281791 U JP6281791 U JP 6281791U JP 2602906 Y2 JP2602906 Y2 JP 2602906Y2
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JP
Japan
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container
bottom plate
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spout
flange
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JPH0489346U (ja
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正孝 桜田
直史 佐藤
正人 大板
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】本考案は、インク自吸式謄本
印刷機のインク等のように粘着性の高い液体を容れる液
体用容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来は、容器本体をチューブ状容器と
し、その注出口にゴムパッキンを装着し、該パッキン筒
の外端に設けた顎を前記注出口の先端に当接したもの等
が知られている。(実公昭50−17491号参照)
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし上記従来の容器
ではチューブの肩部が肉厚になることは避けられず、こ
こに内容物が残りやすいという問題があった。また、上
記チューブ状の容器は空容器を搬送する際にも充填後の
ものとほば同じだけの体積があり、容器の搬送にムダな
高いコストがかかるという問題があった。このような問
題を解決するために、図1、図2および図3に示すよう
な容器が提案されている。すなわち、断面が逆四角錐台
状で、底板(1)と4枚の側面板(2)とからなり該底
板(1)より広い開口部(4)にフランジ部(3a)を
設けた上部容器(5)を、断面が逆四角錐台状で、底板
(7)と4枚の側面板(9)とからなり該底板(7)よ
り広い開口部にフランジ部(3b)を設け、該底板
(7)に注出口(10)を設けた下部容器(6)の内側
に収納し、前記両フランジ部を融着した液体用容器が提
案されている。本考案は、上記の液体用容器において、
開口部(4)の口径が同じ場合、どのように上下容器
(5、6)の深さ、勾配、肉厚等を設計すればよいのか
を検討し、内容物が残らないようにし、且つ使用前には
下部容器の中に上部容器を収納して体積を小さくし、更
にこれを何組も積み重ねることができる搬送上も便利な
液体用容器を提供することを課題としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は上記問題点を解
決するために、次のような液体用容器を提供する。即
ち、断面が逆四角錐台状で、底板と4枚の側面板とから
なり該底板より広い開口部にフランジ部を設けた上部容
器を、断面が逆四角錐台状で、底板と4枚の側面板とか
らなり該底板より広い開口部にフランジ部を設け、該底
板に注出口を設けた下部容器の内側に収納し、前記両フ
ランジ部を融着して成る液体用容器において、上部容器
と下部容器との深さが等しく、この深さがフランジ部の
一辺の長さの1/10以上2/3以下で、上部容器の端
部のRが下部容器の端部のRよりも大きく、上下容器の
側面板に少なくとも深さに対して肉厚以上の勾配で角度
が略6度であって、しかも上部容器の端部の肉厚が平面
部の厚さの50%〜20%であり、かつ下部容器の端部
付近から前記注出口に向かって延びるリブを設けたこと
を特徴とする液体用容器である。
【0005】
【作用】本考案の請求項1の液体容器は、上部容器と下
部容器の深さを等しくしたので、同じ口径の容器におい
ては容量が最大となる。また、この深さがフランジ部の
一辺の長さの1/10以上2/3以下で、上部容器の端
部のRが下部容器の端部のRよりも大きく、かつ上部容
器の端部の肉厚が平面部の厚さの50%〜20%にした
ことにより、吸引時に上部容器が下部容器の端部に入り
込むことなく内容物の流れる流路が確保でき、そして下
部容器の端部付近から注出口に向かって延びるリブを設
けたので、垂れ下がってくる上部容器をリブが支え、注
出口付近にリブの高さの分だけ空間ができ、従って端部
付近に流れ込んだ内容物を注出口ヘ誘導し、スムーズに
注出することができる。
【0006】
【考案の実施の形態】以下に本考案を図面を用いて詳細
に説明する。図1、図2及び図3は本考案の基礎となっ
た液体容器の構造をを示すものである。図1は、断面が
逆四角維台状で底板(1)と4枚の側面板(2)とから
なり、該底板(1)よりも広い開口部(4)にフランジ
部(3a)を持つ上部容器(5)を、断面が逆四角錘台
状で底板(7)と4枚の側面板(9)とからなり、該底
板(1)よりも広い開口部(4)にフランジ部(3b)
を持ち底板の端部(6a)近くに注出口(10)を設け
た下部容器(6)の中に収納し、前記両フランジ部
(3)を融着してなる液体用容器である。
【0007】図2は、この液体用容器に内容物を充填し
た時、下部容器に収納されていた上部容器が上に持ち上
がった状態を示すものである。
【0008】図3は、図1と基本的な構造はほぼ同じで
あるが、下部容器(6)の注出口(10)の周囲に、他
の部分より一段低い溝(11)を設け、内容物が吸引さ
れてきた時に、抽出口(10)を塞がないように溝を形
成したものである。
【0009】このような液体用容器においては、上部容
器(5)は下部容器(6)よりも肉厚が薄く剛性が半分
以下の弱いものにして、上部容器(5)を下部容器
(6)の中に収納することが容易に出来るようにする。
具体的には、上部容器(5)の材料としてはポリアミド
系樹脂/ポリエチレン、ポリアミド系樹脂/ポリプロピ
レン、エチレン・ポリビニルアルコール共重合体/無水
マレイン酸変性ポリエチレン/ポリエチレン、ポリプロ
ピレン/ポリアミド系樹脂/ポリエチレン、ポリプロピ
レン/エチレン・ポリビニルアルコール共重合体/ポリ
アミド系樹脂/ポリエチレン等が好ましく、これを圧空
成形または真空圧空成形で成形したものである。そして
下部容器(6)の材料としては、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン等が好ましく、これを射出成形で成形したもの
である。
【0010】本考案は、上記の構造を持つ液体用容器に
おいて、開口部(4)が同じ口径である場合に、どのよ
うに上下容器(5、6)の深さ、勾配、肉厚等を設計す
れば、内容物が残らなく且つ使用前には下部容器の中に
上部容器を収納して体積を小でき、更にこれを何組も積
み重ねることができる搬送上も便利な液体用容器を検討
し下記の様な結論を得た。
【0011】容器の深さは、開口部(4)が一定である
場合、上部容器と下部容器との深さを等しくし、この深
さをフランジ部(3a)の長さの10分の1以上3分の
2以下にすることが好ましい。もし3分の2よりも深く
すると吸引力が過大に必要とされ、10分の1よりも浅
くすると全体がしなってしまい十分吸引できない。
【0012】上部容器(5)の端部(5a)のRは、上
部容器が垂れ下がった吸引時にも下部容器の端部(6
a)に入り込まず内容物の流れる流路を確保でき、瑞部
に内容物が残らないようにするために上部容器の端部
(5a)のRを下部容器の端部(6a)のRよりも大き
くする必要がある。しかし、残量を少なくするためには
上部容器と下部容器との端部のRの大きさの差をできる
だけ小さくする必要があり、これらの条件を満たすため
に本実施例においては上部容器の端部5aのRを15m
m、下部容器の端部6aのRを5mmとした。
【0013】上下容器(5、6)の側面板(2、9)の
勾配は、少なくとも深さに対して肉厚の幅以上の勾配を
もたせるが、もしこの勾配が3度よりも少ないとスタッ
キングが困難になるため、容器の容量をなるべく大きく
することができて、しかもスタッキングが可能でかつ内
容物の滑りを良くすることを鋭意検討の結果、6度の勾
配が最も好ましいことが分かった。
【0014】また、上部容器(5)の端部(5a)の肉
厚は、吸引時に上部容器を柔軟に変形させるために、上
部容器(5)の端部(5a)の肉厚を底部(1)である
平面部の肉厚よりも薄くするが、この端部(5a)の厚
さの割合を平面部の90%以下、好ましくは50〜20
%にすると最適である。もしこの割合が90%より大き
くなると端部に溜まっている内容物の吸引に強い力が必
要となり、十分に吸引できなくなり、内容物が端部に残
ってしまうためである。
【0015】また、下部容器(6)の底部(7)には、
注出口(20)の周囲に溝(22)を設け、この溝(2
2)を跨ぐようにして下部容器の端部(6a)付近から
注出口(20)に向かって延びる、高さ1mm、幅1m
mのリブ(23)を4本突設したものである。このうち
容器の中心点方向に延びる1本については中心点付近で
終わっている。また、リブ(23)は一直線状であって
も、図4のように途中で途切れていても良い。
【0016】内容物を充填した容器の注出口から吸引す
ると、まず内容物(12)が注出口(20)に近い部分
から先に注出されていき、その付近の内容物(12)が
出てしまうと他の部分にまだ内容物が残っているのにも
かかわらず、上部容器(5)の注出口(20)付近に当
たる部分が強く引っ張られ、このままだと注出口(2
0)を塞いでしまう形になる。そこで図4に示すよう
に、注出口(20)の周囲に溝(22)を設け、この溝
(22)を跨ぐようにして下部容器の端部(6a)付近
から注出口(20)に向かって延びるリブ(23)を4
本突設したので、垂れ下がってくる上部容器(5)をリ
ブ(23)が支え、リブ(23)の高さの分だけ空間が
でき、従って、端部(6a)付近に流れ込んだ内容物
(12)を注出口(20)へ誘導し、スムーズに注出す
ることができる。
【0017】なお、図5に示すようにリブ(33)を下
部容器(6)の全ての辺に沿って設けることも検討した
が、これでは吸引時に上部容器(5)と下部容器(6)
との間においてリブ(33)の付近に多くの隙間部分と
密接部分ができてしまって内容物の流れが滞り、かえっ
て残量が多くなってしまうことが分かった。
【0018】そして、このようにして形成した上部容器
(5)を、下部容器(6)の内側に収納し、フランジ部
(3)をシールし、搬送時はこのまま何組も積み重ね
る。そして使用時、1組ずつにし、上記の状態で注出口
(10)から内容物(12)を加圧充填すると、容器は
第2図に示すように膨らみ、吸引時はその逆で注出口付
近から先に萎んでいき、未充填時のような形に戻る。
【0019】
【考案の効果】本考案によれば、未使用時の容器の体積
を小さくすることができ、かつ積み重ねが可能なので搬
送上極めて効率が良い。また、側面や端部に内容物を残
すことなく十分に吸引することができ、そして残量が少
なくなっても上部容器が注出口を塞いでしまうことがな
く最後まで注出できる等の優れた効果を奏するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】液体用容器の未充填時の状態を示し(a)は説
明断面図、(b)は斜視図である。
【図2】液体用容器に内容物を充填した状態を示す説明
断面図である。
【図3】他の液体用容器を示し、(a)は下部容器の一
部切欠斜視図、(b)は同説明図である。
【図4】本考案の液体用容器を示し、(a)は下部容器
の要部拡大斜視図、(b)は同説明図である。
【図5】他の液体用容器を示し、下部容器の一部切欠斜
視図である。
【符号の説明】
1…上部容器の底板 2…上部容器の側面板 3…フランジ部 3a…上部容器のフランジ部 3b…下部容器のフランジ部 4…開口部 5…上部容器 6…下部容器 7…下部容器の底板 9…下部容器の側面板 10…注出口 11…溝 12…内容物 20…注出口 22…溝 23…リブ 33…リブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−70372(JP,A) 実公 昭50−17491(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41F 31/02 B41L 13/18 B65D 25/42

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】断面が逆四角錐台状で、底板と4枚の側面
    板とからなり該底板より広い開口部にフランジ部を設け
    た上部容器を、断面が逆四角錐台状で、底板と4枚の側
    面板とからなり該底板より広い開口部にフランジ部を設
    け、該底板に注出口を設けた下部容器の内側に収納し、
    前記両フランジ部を融着して成る液体用容器において、 上部容器と下部容器との深さが等しく、この深さがフラ
    ンジ部の一辺の長さの1/10以上2/3以下で、上部
    容器の端部のRが下部容器の端部のRよりも大きく、上
    下容器の側面板に少なくとも深さに対して肉厚以上の勾
    配で角度が略6度であって、しかも上部容器の端部の肉
    厚が平面部の厚さの50%〜20%であり、かつ下部容
    器の端部付近から前記注出口に向かって延びるリブを設
    けたことを特徴とする液体用容器。
JP1991062817U 1990-10-19 1991-08-08 液体用容器 Expired - Lifetime JP2602906Y2 (ja)

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