JP2602616B2 - 触媒除去方法 - Google Patents

触媒除去方法

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JP2602616B2
JP2602616B2 JP5188204A JP18820493A JP2602616B2 JP 2602616 B2 JP2602616 B2 JP 2602616B2 JP 5188204 A JP5188204 A JP 5188204A JP 18820493 A JP18820493 A JP 18820493A JP 2602616 B2 JP2602616 B2 JP 2602616B2
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catalytic reaction
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B01DSEPARATION
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    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
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    • B01J25/04Regeneration or reactivation
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Filtering Materials (AREA)
  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(発明の技術分野)本発明は、触媒反応を
行った後、懸濁状態から触媒を除去する方法に関する。
特に、本発明は、水素化反応生成物のような触媒反応生
成物から触媒、とくにラネーニッケルを除去して、反応
生成物を精製し、かつ後で使用および/または再生する
ために触媒を回収することに関する。
【0002】(発明の背景)触媒作用は、著しく発展し
た近代化学工業および石油工業のかぎである。米国の全
製品中の15−20%に相当する約90%の化学製造プ
ロセスは触媒によるものである。硫酸、アンモニア、食
用油、芳香族炭化水素、ブタジエン、シクロヘキサン、
アミン類、過酸化水素、カプロラクタム、酢酸ビニル、
アセトアルデヒド、酢酸、アニリン、アルコール類、ア
クリロニトリル、無水マレイン酸、合成ゴムおよびプラ
スチックならびに特殊有機化合物は現在ほとんどまった
く接触法によって製造されている。
【0003】触媒は、化学反応の速度を増大させるが、
反応終了時には当初の濃度で存在する物質であり、すな
わち触媒は反応中には消費されない。触媒は、触媒と反
応物分子との間で形成される不安定な化学錯体を経て作
用すると考えられている。この錯体が反応して、新化合
物を生成させ、錯体を解離させて、触媒を再生させる。
触媒は化学反応後も生成物中に残存するので、純生成物
を得、かつ貴重な触媒を回収するためには触媒を除去し
なければならない。
【0004】触媒反応には多くの種類がある。広く利用
されている触媒反応は水素化である。水素化はほとんど
すべての種類の有機化合物中の炭素・炭素二重結合を炭
素・炭素単結合に変える一般的な方法である。触媒は二
重結合に分子状水素(H2)の付加をもたらす。触媒が
ないと、水素化はごく僅かな速度でしか進行しない。触
媒は、反応が自発的かつ迅速に進行するように、活性化
エネルギーを低下させる。
【0005】触媒は、元素ならびに化合物によって表わ
される広範囲の化学薬品、とくに金属、ハロゲン化物、
酸化物および硫化物よりなる。ニッケルは、水素を化学
吸着する能力があるために屡々用いられる水素化触媒で
ある。ニッケル触媒には多くの種類がある。ラネーニッ
ケルは実験室および工業的水素化プロセスで広く用いら
れるニッケル−アルミニウム触媒である。ラネーニッケ
ルはもっとも活性が高くかつもっとも特定的でないニッ
ケル触媒であって、典型的には平均粒径が2−3ミクロ
ンである。
【0006】ラネーニッケル触媒は、触媒反応を行わせ
るために、種々の方法で用いられている。たとえば、ラ
ネーニッケルは、ニッケル−アルミニウム合金のチャン
クを管に充填し、該合金上に苛性アルカリ溶液を通すこ
とによって表面を活性化させ、それによって表面のアル
ミニウムの中の若干を除去することによって、連続水素
化プロセスで用いることができる。周期的に苛性アルカ
リをフラッシュすると触媒をそのままで再活性化するこ
とができる。ラネーニッケルの別の使用法には反応混合
物中に分散させた微粒状態があり、これは触媒反応の有
効表面積を最大にする。
【0007】ラネーニッケルは、水素化触媒以外に、カ
ップリング剤としても用いられる。たとえば、ヘキセス
トロール合成の場合に、ラネーニッケルはメソ異性体を
収率25%で生成させるカップリング剤として働く。ラ
ネーニッケルは、また燃料電池のアルカリ電解質として
使用することもできる。
【0008】ニッケル・アルミニウム触媒には多数の変
形がある。たとえば、ニッケルおよびアルミニウム箔を
圧延した後苛性アルカリで浸出させる。ニッケル・アル
ミニウム合金は、また管内面に溶射させた後浸出させ
る。ニッケル・鉄・アルミニウム合金は、苛性アルカリ
で活性化すると、有機ニトロ化合物の選択的水素化触媒
となる。
【0009】他の種類のニッケル触媒も触媒反応に用い
ることができる。ニッケルおよびケイ素の組成物は、苛
性アルカリ浸出を行うと、ニッケルの表面を活性化する
NiSiおよびNiSi2 を生成する。ニッケル・ホウ
素合金は、苛性アルカリで活性化すると、ニッケル・ア
ルミニウム触媒よりもさらに反応性の高い水素化触媒で
あることができる。炭酸ニッケルおよび水酸化ニッケル
は沈澱触媒をつくるのに用いられる。アルミナに担持さ
れたニッケル触媒またはジルコニアに担持されたニッケ
ル触媒はCOの水素化に使用することができる。硫化ニ
ッケルおよび硫化ニッケルタングステンは、石油留出物
の水素化の際に高濃度の硫黄化合物が存在するときに用
いられる。ニッケル・モリブデン触媒は窒素含有成分の
多い石油留分を脱窒素するのに用いられる。ニッケル・
鉄酸化物およびニッケル・銅酸化物は自動車排ガス中の
効率的なNOX 低減に用いられる。
【0010】多くの触媒反応、とくに水素化反応を用い
る場合に生じる欠点は、反応が一旦完了したときに、生
成物と触媒とを分離することの難しさである。純生成物
を得かつ貴重な触媒を回収するために触媒と生成物とを
分離することが望ましい。この分離は、ラネーニッケル
のような微粉状の触媒の場合にとくに難しい。
【0011】板枠型プレスは、濾過助剤、すなわちけい
そう土、の有無に関係なく、とくに水素化反応で触媒の
回収に用いられることが多い。板枠型プレスは両面に濾
過媒体、通常は布を張った板および濾過中ケークを堆積
させる余地を与える中空枠の交互集成体である。枠には
供給および洗浄の多岐管接続口があり、一方板には濾液
の排出口がある。濾過媒体が最大限に利用される角形の
板がもっとも一般的であるが、円形のものも用いられて
いる。板は種々の材料、たとえば金属(プラスチック被
覆を有し、または有せずに)木材、ポリプロピレンおよ
びガラス繊維入りポリエステルでつくることができる。
【0012】板は一対の水平支持棒に懸架され、また濾
過中は相互に絞め付けられ一方は固定である両端板の間
に水密閉鎖構造を形成する。原料および濾液のいくつか
の配置が可能である。もっとも一般的なものとしては、
プレスの固定端板から他端まで連続的な縦方向の流路を
形成するように、各板および枠の四隅にある孔のいくつ
かを経てプレス中のいくつかの部材の原料および排液を
分岐管で集配する。もしくは、個々のバルブおよびスピ
ゴットにより(開放式)または配管によって(密閉式)
各板から濾液を流出させることができる。チャンバーへ
の上部供給およびチャンバーからの下部排出は、濾液の
最大の回収およびケークの最高平均乾燥度をもたらす。
この配置は重質の急速沈降固形物にとくに適する。ほと
んどのスラリーに対しては、下部供給および上部濾液排
出が急速の空気の置換を可能にして、より均質のケーク
を生成する。
【0013】板枠型プレスには、高操業コスト、多量の
廃物、すなわちケーク密度が変動しやすいための不完全
洗浄、プレスを空にして清掃する機械的摩耗による濾布
の比較的短かい寿命、きびしい労働要件、およびケーク
除去のためにフィルターを開ける必要性から生じる作業
員の悪条件への曝露を含むいくつかの欠点がある。さら
に、板枠型プレスは通常、広い空間を必要とし、また自
動操作および制御に適していない。
【0014】Rigimesh(商標登録)フィルター
(Pall Corporation)に類似のステンレス鋼で編んだワ
イヤメッシュフィルターおよび米国特許第 4,822,692号
に開示されているS−Series PSS(商標登
録)シームレス、多孔性金属フイルターが、触媒反応生
成物から固体触媒を回収するのに用いられている。しか
し、これらのフィルターはラネーニッケルのような微粒
状触媒を回収する場合には必ずしも効果的ではない。と
くに、該フィルターは、安定した操作が得られないかも
しれず、触媒を十分に除去できないかもしれず、また触
媒反応生成物からラネーニッケル触媒のような触媒を除
去する場合に僅か数サイクル後に、永久に詰ってしまう
かもしれない。
【0015】従って、触媒反応、とくに水素化後に、生
成物から触媒を除去する効率的で経済的な方法に対する
要望は依然として残っている。本発明の目的は、そのよ
うな方法を提供することにある。
【0016】本発明の別の目的は、作業員が悪条件に身
をさらさずに、触媒反応生成物、とくに水素化反応生成
物から触媒を除去する方法を提供することにある。
【0017】本発明の他の目的は、濾過媒体を周期的に
逆洗して、長期間触媒反応生成物から触媒を除去する方
法を提供することにある。
【0018】本発明の前記および他の目的ならびに利点
のみならずほかの本発明の特徴はここに示される本発明
の説明から明らかであろう。
【0019】(発明の要約)本発明は、繊維の不織布を
含み、流体の通常の流れの方向に向かって濾過媒体の細
孔径が小さくなるような先細の細孔分布を有する中空円
筒状濾過媒体に生成物を通すことによって、触媒反応後
に生成物から固体触媒を除去する方法に関する。本発明
の方法は、生成物が許容できるレベル、たとえば、10
ppm 以下、好ましくは3ppm 以下、もっとも好ましくは
1ppm 以下の触媒を含有するように、十分な量の触媒の
除去をもたらす。本発明の方法は平均粒径3ミクロン以
下のラネーニッケル触媒を水素化反応生成物から除去す
るのにとくに好適である。
【0020】(好適な態様の説明)本発明は、触媒反応
後に、生成物から触媒を除去する方法に関する。特に、
本発明は、触媒反応生成物を精製しさらに/または再使
用もしくは再生用に固体触媒を回収するために、触媒反
応生成物から固体触媒を除去する方法に関する。
【0021】触媒反応後に、生成物から固体触媒を除去
する本発明の方法は、繊維の不繊布を含み、かつ濾過媒
体の細孔径が流体の通常の流れの方向に向かって小さく
なるような先細の細孔分布を有する中空管状濾過媒体に
触媒反応生成物を通すことによって行われる。
【0022】本発明の方法は、触媒反応生成物からの微
粒状の固体触媒の除去を可能にする。固体触媒は任意の
適当な粒径を有することができるけれども、約20ミク
ロン以下の平均粒径を有する触媒の除去に、本発明はと
くに好適である。本発明の方法は、平均粒径が約5ミク
ロン以下の触媒の除去に用いるのが好ましく、平均粒径
が約2ミクロンないし約3ミクロンの触媒除去に用いる
のがもっとも好ましい。
【0023】本発明の方法は、生成物が許容できるレベ
ルの触媒不純物を含有するように触媒反応生成物からの
十分な量の触媒の除去をもたらす。通常、この許容でき
るレベルは、視覚的な清澄試験、たとえば、濾過した生
成物を調べて望ましくない量の触媒が存在するかどうか
を確めることにより、求められる。本発明は、触媒反応
生成物中の触媒のレベルを特定の許容できるレベル、た
とえば10ppm 以下、好ましくは3ppm 以下、もっとも
好ましくは1ppm 以下に低下させることができる。
【0024】本発明は、いろいろの固体触媒、たとえば
ニッケル、パラジウム、および白金触媒を、いろいろの
触媒反応生成物、たとえば水素化反応生成物から除去す
るのに用いることができる。適当なニッケル触媒には、
ラネーニッケル、硫化ニッケル、硫化ニッケルタングス
テン、およびニッケルモリブテンがある。本発明の方法
は水素化反応生成物からラネーニッケルを除去するのに
とくに好適である。
【0025】本発明の方法は、濾過媒体が微粒状物質で
十分に詰ったとき、たとえば濾過媒体上の触媒や他の不
純物の堆積したケークを除去するために、濾過媒体前後
の圧力低下が許容できないレベルに達したときには、濾
過媒体を逆洗することを考えている。本発明で云う場合
には、板枠型プレスを用いる濾過方法のような他の濾過
方法と同様に、作業者が濾過媒体を取り扱う必要性がな
く、またもしかすると危険かもしれない物質に身をさら
さずに、濾過媒体を逆洗して、多重サイクル、たとえば
濾過に何度も再使用することができる。濾過媒体は多重
サイクル、たとえば約50サイクル以上、好ましくは約
1000ないし2000サイクルまたはそれ以上使用可
能である。
【0026】濾過媒体の逆洗は適当な方法で、たとえ
ば、濾過される触媒反応生成物の通常の流れと反対の方
向に向かって濾過媒体中に比較的不純物の少ない流体を
給送することによって、行うことができる。比較的純粋
で、相溶性のある流体、たとえば、水または濾液、すな
わち、濾過した触媒反応生成物の一部のような任意の適
当な逆洗流体を用いることができる。濾過媒体上に堆積
した触媒ケークを除去するために、濾過の流れとは反対
方向に濾過媒体前後に、水圧パルスを生じさせるよう
に、通常加圧した気体、好ましくは空気または窒素のよ
うな不活性気体を用いることにより、逆洗流体を典型的
には加圧して濾過媒体中に押込む。逆洗流体および濾過
媒体から除去した微粒状物質は、さらに処理、再使用ま
たは再生するために適当な貯蔵または濃縮装置に給送す
ることができる。
【0027】本発明で云う場合には、使用する濾過媒体
は、適当に、好ましくは繊維を溶融発泡させ、層状に
し、さらに適当に透過性のある基質上に固定させること
によって調製することができる。好ましい濾過媒体はp
rofile(商標登録)濾過媒体(pall Corporati
n)である。米国特許第 4,594,202号および同第4,726,9
01号はおおむねそのような濾過媒体を開示しており、し
たがってその全文は参考資料として本明細書に包含す
る。濾過媒体は繰返し逆洗が行われるので、濾過媒体は
物理的に逆洗のきびしさに耐えることができなければな
らない。したがって、濾過媒体は、濾過媒体の望ましい
濾過特性に悪影響を与えずに、反復逆洗に耐えるだけの
高密度および構造健全性をもたらすように、約75%以
下、たとえば約50−75%、好ましくは約72%以
下、たとえば約60%ないし約72%、もっとも好まし
くは約72%のボイド容量を有する。
【0028】濾過媒体の繊維は中空支持体コアまたはチ
ューブの周囲に形成させることができる。中空コアは、
触媒反応生成物を透過させる、たとえば濾過媒体前後の
圧力低下に著しくは影響を及ぼさない任意の適当な材料
でできていることができる。一般に、コアは、触媒反応
生成物がコア中を容易に流れることができるように一連
の孔で貫かれているかまたは窓をあけられている非孔質
材料で調製される。コアは主として濾過媒体の内部支持
体であって、コアおよび濾過媒体に作用する力に耐える
くらい強くなければならない。コアは濾過中のみならず
濾過媒体の逆洗中も適切な支持体となるように選択しな
ければならない。
【0029】濾過媒体のコアはいろいろの方法により、
またいろいろの材料からつくることができる。たとえ
ば、コアはポリプロピレンのような合成樹脂から射出成
形もしくは押出により、またはステンレス鋼のような金
属から通常の金属成形法によってつくることができる。
コアの形状および材料は、濾過および逆洗条件に耐え、
かつ触媒反応生成物および濾過媒体と相互に悪影響が確
実にないように選ばなければならない。たとえば、高温
で適用する場合には、コアは孔または窓のある金属構造
物、たとえばアルミニウムまたはステンレス鋼製が好ま
しいが、低温で適用する場合には、コアはプラスチック
材料、たとえばポリプロピレンでつくるのが好ましい。
【0030】コアは、通常、濾過媒体の最終用途によっ
て決定される濾過部材全体の必要直径および濾過媒体の
厚さによって求められる適当な直径をもつことができ
る。一般に、考えられる最大のコア内径は、触媒反応生
成物が濾過媒体内部の縦方向を容易に下降できるような
ものであるのが好ましい。
【0031】濾過媒体の繊維は、適当な有機材料、たと
えばナイロン、フルオロポリマー、ポリプロピレン、ポ
リエチレン、ポリエステル、ポリスチレン、およびポリ
ウレタン樹脂、または無機材料、たとえばガラス、炭
素、アルミニウム、およびステンレス鋼からつくること
ができる。濾過媒体はステンレス鋼支持体上に層をなし
たポリプロピレン繊維、ポリプロピレン支持体上に層を
なしたポリプロピレン繊維、またはポリエステル支持体
上に層をなしたポリエステル繊維からつくるのが好まし
い。濾過媒体は、比較的安価で、化学分解におおむね耐
えるポリプロピレン構造物製がもっとも好ましい。しか
し、ポリプロピレンは変形温度が低いために高温の環境
には不適当であり、さらに芳香族溶剤によって分解され
やすい。他の濾過媒体たとえばポリエステルは、高温環
境下で、また芳香族溶剤とともに用いられるのに好まし
い。
【0032】濾過媒体は適当な全体構造をもつことがで
きる。たとえば、濾過媒体は正方形、だ円形または円形
に形造ることができる。濾過媒体は長円筒状の開放コア
形を有し、濾液を濾過媒体外部から開放コアに向かって
流入させ、濾過媒体の開放端から流出させるのが好まし
い。濾過媒体として好ましい円筒形チューブ構造および
概して濾過媒体の外側から内側への通常の流体流動の場
合には、濾過媒体の細孔は、濾過媒体の周辺から濾過媒
体の中心に向かって径を小さくするのが好ましい。
【0033】濾過媒体は適当な寸法をもつことができ
る。長い、中空の円筒状濾過媒体を含む好ましい態様で
は、濾過媒体は内径が約0.5インチないし約1.5イ
ンチで外径が約1インチないし約2インチ、より好まし
くは約1インチないし約1.5インチであるのが好まし
い。
【0034】濾過媒体が確実に逆洗の過酷さに耐えるこ
とができるためには、触媒を含んだ反応生成物にさらさ
れる濾過媒体表面を保護物質で被覆するのが好ましい。
保護物質は、濾過媒体を逆洗する際に遭遇する流体の逆
流の間に、表面繊維が残りの濾過媒体から分離する傾向
を阻止することによって、逆洗中、濾過媒体の構造健全
性の維持を助ける。保護物質は適当な構造物および材料
よりなることができ、典型的には、濾過機能そのものを
備えないように、触媒反応生成物を透過させる。保護物
質はアルミニウムまたはステンレス鋼製のような金属メ
ッシュが好ましいが、ポリプロピレンのようなプラスチ
ックメッシュまたは不織布を使用することもできる。保
護物質は透過可能なステンレス鋼メッシュがもっとも好
ましい。保護物質は適切な方法で濾過媒体に適用するこ
とができる。
【0035】濾過媒体は通常、高々約10ミクロン、た
とえば5ミクロンで99.98%の除去効率を有してい
る。濾過媒体は約5ミクロンないし約10ミクロン、よ
り好ましくは約10ミクロンで99.98%の除去効率
を有するのが好ましい。細孔の定格がさらに小さいと、
濾過媒体前後の圧力低下はさらに大きくなるけれども、
触媒反応生成物中の触媒の量を適切に低いレベルに減少
させるという点で濾過媒体はより効果的である。細孔の
定格がさらに大きいと、濾過媒体は好ましいほど小さい
濾過媒体前後の圧力低下を示すが、触媒反応生成物から
触媒を除去するという点ではあまり効果的でない。
【0036】濾過媒体の除去効率は、ここではベータレ
ーティングシステム(beta ratingsystem)ともいうO
SU−F2 試験によって測定する。具体的には、0.5
ないし25μmの範囲のデータの場合には、標準化シリ
カ質混入物質(AC Fine TestDust)を、予め定めた濃度
の安定な水中懸濁液として調製し、該懸濁液を5gpm/s
q.ft.で濾過媒体に圧送する。25ないし90μmの範
囲のデータの場合には、粘度が10センチポアズの米国
規格のオイルを標準化シリカ質混入物質(ACCoarse Tes
t Dust)として用い、懸濁液を10gpm/sq.ft. で濾過
媒体に圧送する。試験系は上流および下流粒子カウンタ
ーを備えて、濾過媒体の上流および下流の特定粒径の混
入物質の量をカウントし、これらのカウントは混入物質
の特定直径に対する除去効率を求めるのに用いられる。
【0037】本発明の方法で云う場合には、使用する濾
過媒体は、また適当に装入量を変えて、触媒微粒子を除
去する効率を高めることができる。望ましい装入量の変
更は、生成物およびその中に含まれる触媒の特定の性質
による。濾過媒体は樹脂の下塗りを併用せず、また好ま
しくはいかなる種類の下塗りも含まない。
【0038】場合により、補助的または仕上げフィルタ
ー、たとえば細孔の定格が1μmまたは0.5μmのP
rofile(商標登録)またはHDC(商標登録)フ
ィルター(Pall Corporation)をさらに下流で使用し
て、触媒反応生成物中の混入物をさらに減少させること
ができる。このような補助的または仕上げフィルター
は、使い捨て可能かまたは逆洗可能、好ましくは使い捨
て可能であることができる。補助的または仕上げフィル
ターが逆洗可能である場合には、補助的または仕上げフ
ィルターの逆洗は本発明で云う場合には、使用する主濾
過媒体の逆洗と共に行なうのが好ましい。
【0039】濾過媒体は典型的には適当な部材またはハ
ウジング内で用いられ、かつさらに、担持、排液等のた
めに層を用いることができる。たとえば、濾過媒体は、
触媒反応生成物の流れを濾過媒体を貫通するように方向
づけるために、典型的には、端末キャップを備えてい
る。とくに、濾過媒体は、触媒反応生成物が確実に濾過
媒体をバイパスしないように、濾過媒体端部の上に嵌ま
る開放端末キャップおよび盲端末キャップを使用する。
濾過媒体は、また該濾過媒体を他の濾過媒体と直列に用
いることができるように二つの開放端末キャップを使用
することもできる。端末キャップは任意の適当な材料製
であることができ、かつ適切な方法で、濾過媒体に固定
することができる。概して、端末キャップはコアと同じ
材料または熱可塑性樹脂でつくる。
【0040】本発明は、触媒反応生成物を許容可能な流
速で、系全体の設計に合わせて、処理するために用いる
ことができる。さらに、本発明の方法は、バッチ操作の
触媒反応でも連続操作の触媒反応でも用いることがで
き、また作動弁付計装(actuated valving instrumenta
tion)およびプログラマブル理論制御装置付自動化シス
テムとして自動的に操作および制御することができる。
【0041】以下の実施例は、本発明をさらに具体的に
説明するものであるが、いうまでもなく、いずれにして
も本発明の範囲を限定するものと解釈してはならない。
【0042】実 施 例 1 本実施例は、水素化反応生成物からラネーニッケル触媒
を回収するという本発明の方法の期待される使用法を説
明し、かつ本発明の方法の有効性を、接触プロセスに用
いられている別の種類のフィルターを利用する類似の方
法と比較する。
【0043】水素化反応は、平均粒径が約2−3ミクロ
ンの懸濁ラネーニッケル触媒を存在させて行う。反応が
終ると、ラネーニッケルを反応容器の底に沈降させる。
反応容器から上澄み液を取り出すと、水素化反応生成物
および約5−10 g/lの懸濁ラネーニッケル触媒が入
っている。水素化反応生成物を、ボイド容積が72%±
1%で、5ミクロンにおける除去効率が99.98%の
Profile(商標登録)隔膜濾過媒体(Pall Corpo
ration)に通す。水素化反応生成物中のラネーニッケル
の濃度は、それによって約3ppm に減少する。濾過媒体
を逆洗して、濾過媒体から付着したラネーニッケル触媒
を除去し、この操作を繰返す。
【0044】サイクル間に濾過媒体前後の圧力低下を著
しく大きくさせずに50回の前記サイクルを行うことが
できる。逆洗中に除去されたラネーニッケル触媒は回収
して再生することができる。
【0045】サイクルごとに、許容できる濾過媒体前後
の圧力低下が保たれるので、濾過媒体はひんぱんに変え
る必要がない。比較してみると、定格が5ミクロンの細
孔を有する多孔性ステンレス鋼フィルターは、製造方法
および触媒の粒径分布によって、サイクルごとにフィル
ター前後の圧力低下の規則的な増大を経験し、その後5
0サイクル未満で永久的に詰まることがある。このよう
な多孔性金属フィルターの中には、さらに速やかに、た
とえば35サイクル未満で詰まるものもある。
【0046】実 施 例 2 本実施例は、水素化反応生成物中のラネーニッケル不純
物レベルをさらに減少させるために、仕上げフィルター
を組合わせて、水素化反応生成物からラネーニッケル触
媒を回収する本発明の方法の期待される使用法を説明す
る。
【0047】水素化反応は、平均粒径が約5ミクロン未
満の懸濁ラネーニッケル触媒を存在させて行う。反応が
終ると、反応容器の底に沈降させる。上澄み液を反応容
器から取り出すと、水素化反応生成物および最大約20
g/lの懸濁ラネーニッケル触媒が入っている。水素化
反応生成物を主濾過媒体および仕上げフィルターに続け
て通す。主濾過媒体はボイド容積が72%/±1%で1
0ミクロンにおける除去効率が99.98%のProf
ile(商標登録)隔膜濾過媒体(Pall Corporation)
であり、仕上げフィルターは細孔の定格が1.2ミクロ
ンのHDC(商標登録)フィルター(Pall Corporatio
n)である。
【0048】水素化反応生成物を主濾過媒体および仕上
げフィルターに通すことによって、水素化反応生成物中
のラネーニッケルの濃度を約2ppm 以下に減少させるこ
とができる。仕上げフィルターはそうではないが、主濾
過媒体は逆流置換して、濾過媒体から付着したラネーニ
ッケル触媒を除去し、このプロセスを繰返す。仕上げフ
ィルター、すなわち定格1.2ミクロンの細孔を有する
HDC(商標登録)フィルターが詰まると、仕上げフィ
ルターは逆洗するかまたは取り換える。
【0049】主濾過媒体前後の圧力低下が許容限界を超
えず、すなわち、主濾過媒体を取り換える必要ができる
以前に、数百回の前記サイクル、おそらく千回を超える
該サイクルが実施可能と期待される。逆洗で除去された
ラネーニッケル触媒は回収して再生することができる。
【0050】好適な態様を強調して本発明を述べたけれ
ども、好ましい方法の変形を使用できること、および本
発明はここに具体的に示したとは別のやり方で実施でき
ることが考えられることは当業者には明らかなことであ
ろう。よって、本発明には、以下のクレームによって限
定される本発明の精神および範囲内に包含されるすべて
の変形が含まれる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−216818(JP,A) 特開 昭63−83031(JP,A) 特開 昭55−51439(JP,A) 特開 昭49−117423(JP,A) 特開 昭57−102237(JP,A)

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 20ミクロン以下の平均粒径を有する触
    媒を液体の触媒反応生成物から除去する方法であって、 (a)固体触媒を含有する液体の触媒反応生成物を、繊
    維の不織ウェブを含み、濾過媒体の細孔径が通常の流体
    の流れの方向に向かって小さくなるような先細の細孔分
    布を有し、且つ逆洗可能な中空管状濾過媒体に通し、 (b)該濾過媒体を逆洗し、 (c)工程a及びbを少なくとも50回繰り返す、 ことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 濾過媒体が10ミクロン以下において9
    9.98%の除去効率を有する請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 濾過媒体が75%以下のボイド容積を有
    する請求項1又は2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 触媒が、ニッケル、パラジウム及び白金
    からなる群から選ばれる請求項1〜3のいずれかに記載
    の方法。
  5. 【請求項5】 触媒がラネーニッケルである請求項1〜
    4のいずれかに記載の方法。
  6. 【請求項6】 濾過媒体が、ポリプロピレン繊維及びポ
    リエステル繊維からなる群から選ばれる繊維を含む請求
    項1〜5のいずれかに記載の方法。
  7. 【請求項7】 濾過媒体がポリプロピレン繊維を含む請
    求項1〜6のいずれかに記載の方法。
  8. 【請求項8】 触媒反応生成物中に残存する触媒の濃度
    を10ppm以下に減少させるように触媒反応生成物を
    濾過媒体に通す請求項1〜7のいずれかに記載の方法。
  9. 【請求項9】 触媒反応生成物が液体の水素化反応生成
    物である請求項1〜8のいずれかに記載の方法。
  10. 【請求項10】 濾過媒体を横切る圧力低下を大きく増
    大させることなく工程a及びbを少なくとも約50回繰
    り返す請求項1〜9のいずれかに記載の方法。
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