JP2602612Y2 - 電源装置 - Google Patents

電源装置

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JP2602612Y2
JP2602612Y2 JP968193U JP968193U JP2602612Y2 JP 2602612 Y2 JP2602612 Y2 JP 2602612Y2 JP 968193 U JP968193 U JP 968193U JP 968193 U JP968193 U JP 968193U JP 2602612 Y2 JP2602612 Y2 JP 2602612Y2
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清 林
美光 ▲蔭▼山
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、AC−DCコンバ−タ
やDC−DCコンバ−タ等の電源装置に係り、より詳し
くは電子部品が搭載された基板が樹脂製ケ−ス中に収容
され、封入樹脂により電子部品が固定される構造のもの
に関する。
【0002】
【従来の技術および考案が解決しようとする課題】半導
体、トランス、コンデンサ、抵抗等の電子部品を基板に
搭載し、該基板を樹脂製ケ−スに収納した電源装置は、
従来、各電子部品から発生した熱を効率よく放熱させる
ため、ケ−スの中に空気より熱伝導性のよいソフトエポ
キシ、シリコン、またはウレタン等の樹脂を注入し、前
記電子部品から発生した熱を該樹脂を媒体としてケ−ス
外周面から放熱させる構造がとられている。
【0003】しかし、従来の電源装置においては、前記
ケ−ス内部のほぼ全体に前記樹脂を注入していたので、
注入樹脂量が多くなり、このためコスト高および重量の
増大を招くという問題点があった。また、防爆弁付き電
解コンデンサ等の密封してはならない電子部品(樹脂で
密封すると弁が正常に働かなくなるため)を使用する場
合には、例えば、該電解コンデンサを別ケ−スに収納し
て2重構造にする等の密封を防止する構造が必要とな
り、部品点数が増え、また構造が複雑になるためコスト
高になるという問題点もあった。実開昭60−1242
89号には、上下方向に開口させたケース内部を中間で
仕切り、ケース内に下側だけを開口した別の部屋をケー
スと一体的に形成し、該部屋に電子部品を搭載した基板
からなる制御装置を配設して樹脂により充填し、前記部
屋を除いた部分にコントロール用の調整装置を配設した
ものが開示されている。 しかしこの構造では、部屋全体
に樹脂を充填するので樹脂量が多くなる上、基板が樹脂
に埋設されるので、樹脂を硬化させた後は基板は取り外
せず、部品の交換は不可能である。また、樹脂充填時に
仕切りと、ケース底部との間のリード線通過用の孔から
樹脂が漏れるおそれがある。 また、実開平60−166
290号には、ケースを仕切りで2つの領域に分け、そ
の仕切りに設けたスリットに電子部品を搭載した基板を
嵌合して取付け、仕切りにより区画された一方の領域に
は樹脂を基板と共に充填し、他方の領域には樹脂を充填
しない構造とした構造が開示されている。そしてこの構
造を実現する場合、スリットに柔らかい材質のスペーサ
を嵌めて樹脂の漏れを防止している。 しかしこの構造で
は、前記の場合と同様に、樹脂量が多くなり、また、部
品の交換は不可能である。また、漏れ防止のための部品
も必要となり、部品点数が多くなる。
【0004】本考案は、上記実情に鑑み、注入充填する
樹脂量を減少させてコストダウンおよび軽量化が図れ、
また、密封してはならない電子部品を使用する場合にも
簡単な構造で対応でき、コストダウンが図れ、さらに樹
脂の漏れのおそれがなく、電子部品の交換が可能となる
電源装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記目的を達
成するため、片面開口の電源のケ−スの中を前記開口部
より低い仕切りによって複数の領域に仕切り、該仕切り
で区画された一方の領域に樹脂を注入し 電子部品を搭
載した基板を、前記ケースの開口側でかつ前記仕切りよ
り上に取付け、 前記基板に搭載された放熱を必要とする
電子部品を、前記仕切りにより区画されかつ樹脂が仕切
りの高さ以下の深さに充填された状態となるように前記
樹脂中に埋設し、他方の領域は樹脂の非注入領域として
該非注入領域には比較的放熱を必要としない電子部品を
配置したことを特徴とする。
【0006】
【作用】本考案の電源装置は、放熱を必要とする電子部
品の熱は、注入樹脂からケ−スへと放熱される。注入樹
脂は放熱を必要とする電子部品に対してのみケ−ス内に
注入されるので、注入樹脂量が少なくなる。
【0007】
【実施例】図1は本考案による電源装置の一実施例の分
解斜視図、図2(A)は該実施例の側面断面図、同
(B)は図2(A)のE−E断面図である。図1におい
て、1は片面開口の樹脂製のケ−スであり、該樹脂製の
ケ−スは内側を前記開口部より低い仕切り1aにより2
つの領域に区画されている。2は樹脂製の蓋、3は電子
部品5a〜5cを搭載した基板であり、前記ケ−ス1の
区画された一方の領域1bにソフトエポキシ、シリコ
ン、またはウレタン等の樹脂4を注入し、他方の領域1
cは樹脂を注入しない領域とする。
【0008】図1および図2(A)に示すように、トラ
ンジスタ、ダイオ−ド等の半導体素子あるいはトランス
等の放熱を必要とする電子部品5a、5bは前記樹脂4
が注入された領域1bに入るように基板3に搭載され、
また、コンデンサ、ヒュ−ズ、インダクタ等の比較的放
熱を必要としない電子部品5d、5eおよび防爆弁付き
の電解コンデンサ5c等密封してはならない電子部品
は、樹脂4を注入しない領域1cに入るように基板3に
搭載される。このように電子部品5a〜5eを搭載した
基板3を前記ケ−ス1の内壁に形成した凸部1iに載置
、基板3を仕切り1aより上にケース1に嵌合して
付ける。図2(A)、(B)に示すように、電子部品5
a、5bを樹脂4中に埋設する場合、樹脂4のレベルは
電子部品5a、5bを埋設した体積分だけ上がるが、こ
の樹脂レベルが上昇しても樹脂4のレベルは仕切り1a
を越えないようなに樹脂の充填量が予め設定される。
すなわち、電子部品5a、5bは、仕切り1aにより区
画されかつ樹脂4が仕切り1aの高さ以下の深さに充填
された前記樹脂4中に埋設される。また、前記蓋2のケ
−ス1への組付けは、蓋2に形成した穴2aに基板3の
外部接続用端子3aを通し、蓋2の四隅に形成した穴2
bをケ−ス1の四隅の凸部1dに嵌合させ、蓋2の爪部
2cをケ−ス1の側面に形成した穴1eに弾発的に嵌合
させることにより行われる。なお、蓋2の外周部に外側
に突出させて形成した凸部2dはケ−ス1の開口部に形
成した凹部1fと嵌合させて、蓋2とケ−ス1とのがた
つきを防止すると共に、これらの凹部1fや凸部2dの
形成位置を非対称位置とすることにより、蓋2の組付け
方向ミスを防止している。
【0009】また、図2(B)に示すように、放熱を必
要とする電子部品5a(または5b)は、放熱効率を上
げるために、少なくとも電極板6等の発熱部分を前記樹
脂4に完全に埋設し、かつ、ケ−ス1の外周側面部に極
力近づけて配置することが望ましい。また、上記実施例
においては、仕切り1aをケ−ス1と一体のリブによっ
て構成したが、別体の仕切り板をケ−ス1に嵌合あるい
は接着等により組付ける構造としてもよい。
【0010】このように、ケ−ス1の中を仕切り1aで
区画し、放熱を必要とする電子部品5a、5bを配置す
る領域のみに樹脂4を注入したので、注入樹脂量を少な
くすることができ、コストダウンおよび軽量化を図るこ
とができる。また、防爆弁7付きの電解コンデンサ5c
を樹脂4を注入しない領域1cに配置することにより、
構造を複雑にすることなく、また部品点数を増やすこと
なく対応することができ、コストダウンを図ることがで
きる。さらに、仕切り1aを形成することによりケ−ス
1の剛性が向上し、ケ−ス1の変形を防止することがで
きる。また、部品に故障を生じた場合や生産工程での部
品変更等においても、基板3が樹脂4に埋設されていな
いため、基板3をケース1から容易に取外すことがで
き、基板3上の部品交換が容易となる。
【0011】図3(A)〜(C)は本考案による電源装
置の他の実施例のケ−スを示す平面図、同(D)は
(B)のF−F断面図である。図3(A)の例は、仕切
り1aを曲線状に形成したものであり、また、図3
(B)、(C)の例は、それぞれ仕切り1aを四角形あ
るいは円形筒状に形成したものである。これらの仕切り
1aは、基板3に搭載される電子部品の種類や数量およ
びそのレイアウトに対応して選択される。例えば、図3
(D)に示すように、丸型の整流ブリッジ8が使用され
る場合には、該整流ブリッジ8の形状に合わせて該仕切
り1aを円形筒状に形成したケ−スを用い、該整流ブリ
ッジ8の電極板6をケ−スの底面部1hに向けて樹脂4
に埋設させる。
【0012】このように、仕切り1aの形状を、使用す
る電子部品に対応させて形成することにより、樹脂4を
注入する領域1bを最適の形状にして樹脂4の注入量を
最小にすることができるので、さらに、コストダウンお
よび軽量化を図ることができる。
【0013】
【考案の効果】本考案によれば、仕切りで複数に区画さ
れたケ−スの一方の領域に樹脂を注入して該注入樹脂に
放熱を必要とする電子部品を埋設し、他方の樹脂を注入
しない領域に比較的放熱を必要としない電子部品を配置
したので、ケ−スに注入する樹脂は放熱を必要とする電
子部品が配置される領域のみですみ、さらに、仕切りの
高さ以下に樹脂が充填されるので、注入樹脂量を少なく
することができ、コストダウンおよび軽量化を図ること
ができる。また、樹脂充填時の樹脂漏れの虞もなく、か
つ漏れ防止のための部品も必要としない上、基板は樹脂
に埋設されないので、故障が生じた場合や生産工程での
部品変更等においても、部品交換が可能となる。
【0014】また、防爆弁付き電解コンデンサ等の密封
してはならない部品を使用する場合においては、該電解
コンデンサを樹脂を注入しない領域に配置することによ
り、構造を複雑にすることなく、また部品点数を増やす
ことなく対応することができるので、コストダウンを図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による電源装置の一実施例の分解斜視図
である。
【図2】(A)は該実施例の側面断面図、(B)は
(A)のE−E断面図である。
【図3】(A)〜(C)は本考案によるケ−スの他の例
を示す平面図、(D)は(B)のF−F断面図である。
【符号の説明】
1 ケ−ス 1a 仕切り 1b 樹脂注入領域 1c 樹脂非注入領域 2 蓋 3 基板 4 樹脂 5a〜5e 電子部品 6 電極板 7 防爆弁 8 整流ブリッジ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02M 1/00 H02M 3/00 H02M 7/04 H05K 7/20

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】片面開口の電源のケ−スの中を前記開口部
    より低い仕切りによって複数の領域に仕切り、 該仕切りで区画された一方の領域に樹脂を注入し 電子部品を搭載した基板を、前記ケースの開口側でかつ
    前記仕切りより上に取付け、 前記 基板に搭載された放熱を必要とする電子部品を、前
    記仕切りにより区画されかつ樹脂が仕切りの高さ以下の
    深さに充填された状態となるように前記樹脂中に埋設
    し、 他方の領域は樹脂の非注入領域として該非注入領域には
    比較的放熱を必要としない電子部品を配置したことを特
    徴とする電源装置。
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EG23455A (en) * 2001-08-01 2005-09-28 Sharp Kk Ion generator and electric apparatus and their uses in an air condition.
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