JP2602155B2 - 偏光無依存複合フィルタ装置 - Google Patents

偏光無依存複合フィルタ装置

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JP2602155B2
JP2602155B2 JP27951592A JP27951592A JP2602155B2 JP 2602155 B2 JP2602155 B2 JP 2602155B2 JP 27951592 A JP27951592 A JP 27951592A JP 27951592 A JP27951592 A JP 27951592A JP 2602155 B2 JP2602155 B2 JP 2602155B2
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秀明 油利
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入射光に対して斜めに
配置されるフィルタと、その入射側前段に配置した複屈
折板とを組み合わせた偏光無依存形の複合フィルタ装置
に関するものである。この複合フィルタ装置は、各種の
光通信装置や光測定装置の光合波・分波用あるいは光波
長選択用などに有用である。
【0002】
【従来の技術】光合波・分波用あるいは光波長選択用の
装置にはフィルタが使用されている。この種のフィルタ
には、硝子、石英、水晶等の基板上に非吸収性の誘電体
金属多層膜を積層したものがあり、この各層膜の界面で
生ずる透過光と反射光の干渉により、所定の波長特性を
得る。従って、膜構成や膜厚を変えることにより、帯域
通過フィルタ、長波長通過フィルタ、短波長通過フィル
タなどの各種フィルタを任意の波長域で実現できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】通常、フィルタは入射
光に対して斜めに配置される。帯域通過フィルタに関し
ては、入射光に対して斜めに配置し、その入射角度を大
きくすることにより、短波長側に通過帯域を選択でき
る。このように、入射角度が大きい場合、フィルタに対
するS偏光成分とP偏光成分とでブリュースターの条件
が異なるため、ある波長に対して透過と反射の分岐比が
異なってしまう。
【0004】例として、図7に長波長通過フィルタの特
性を模式的に示す。反射波長域(図7にaとして表す領
域)においては、P偏光成分とS偏光成分の反射率は各
波長でほぼ一定であるが、透過波長域(図7にbとして
表す領域)においては、S偏光成分とP偏光成分の透過
率が各波長で大きく変動し、同一波長でもS偏光成分と
P偏光成分の透過率が異なる。また、短波長通過フィル
タの特性も、反射波長域においては、P偏光成分とS偏
光成分の反射率は各波長でほぼ一定であるが、透過波長
域においては、S偏光成分とP偏光成分の透過率が各波
長で大きく変動し、同一波長でもS偏光成分とP偏光成
分の透過率が異なる。更に、例として図8に帯域通過フ
ィルタの特性を模式的に示す。初め、フィルタが入射光
に対して垂直に配置されていたのが(図8に太線で示
す)、故意的にその通過帯域を短波長側にシフトさせる
ために、フィルタを大きく傾けるとP偏光成分の方がよ
り短波長側にシフトするために、S偏光成分(図8に細
線で表す通過帯域)とP偏光成分(図8に破線で表す通
過帯域)の最大透過波長がずれて、同一波長でもS偏光
成分とP偏光成分の透過率が異なる。
【0005】光がシングルモード光ファイバを通って伝
送する場合の偏光状態は、光ファイバによってランダム
に変動する。従って、フィルタに入射する光の偏光状態
は一義的に定まらず、P偏光成分とS偏光成分の比は変
化する。ここで入射光が透過波長域内のある波長をもつ
場合、P偏光成分とS偏光成分の透過率が異なるため
に、出射光は偏光状態に応じてパワー変動をおこす。
【0006】例えば、図7にあるように、長波長通過フ
ィルタにおいては、波長λ0 のときS偏光成分の透過率
98%、P偏光成分の透過率90%、入射光線のパワー
が100とする。S偏光成分とP偏光成分の比が50:
50とすると、出射光のパワーは 50×0.98+50×0.90=94 次に、S偏光成分とP偏光成分の比が80:20に変わ
ったとすると、出射光のパワーは 80×0.98+20×0.90=96.4 となる。
【0007】また、例えば図5にあるように、帯域通過
フィルタにおいては、波長λoのとき、S偏光成分の透
過率90%、P偏光成分の透過率70%、入射光線のパ
ワーが100とする。S偏光成分とP偏光線分の比が5
0:50とすると、出射光のパワーは 50×0.90+50×0.70=80 次に、S偏光成分とP偏光成分の比が80:20に変わ
ったとすると、出射光のパワーは 80×0.90+20×0.70=86 更に、S偏光成分とP偏光成分の比が20:80に変わ
ったとすると、出射光パワーは、 20×0.90+80×0.70=74 となる。
【0008】このように、入射光の偏光状態によってパ
ワー変動を起こすことは明らかである。そのためデジタ
ル光通信などでは、特に信号波形がくずれてきたときな
どにエラーを起こすおそれがある。
【0009】この欠点を解消するため、偏波保存ファイ
バを使用することが考えられる。確かに偏光保存ファイ
バを使用すると、光線の偏光方向を固定してフィルタに
入射できるが、所定の特性を得るには一定の偏光方向で
入射するように調整しなければならず、この調整は困難
である。
【0010】本発明の目的は、入射光の偏光状態に依存
することなく一定の安定したパワーの透過光が得られる
偏光無依存複合フィルタ装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、入射光に対し
て斜めに配置した誘電体の層状膜を利用したフィルタ
と、該フィルタの入射側前段に配置した複屈折板との組
み合わせからなる偏光無依存複合フィルタ装置である。
前記複屈折板の光学軸は、前記フィルタに投影した時に
その投影像がフィルタのP偏光方向からS偏光方向に4
5度回転した角度をなすように調整されている。
【0012】この偏光無依存複合フィルタ装置のフィル
タを、長波長通過フィルタ又は短波長通過フィルタとす
る。このフィルタ装置の複屈折板の前方で入射光の光路
上に第1の入射ポートを設け、フィルタを透過する出射
光の光路上に出射ポートを設け、フィルタで反射して前
記出射ポートに出射するような入射光の光路上に第2の
入射ポートを設ける光合波器としてもよい。更にフィル
タで反射して前記出射ポートに出射するような入射光の
光路上に第2の複屈折板を追加して設けてもよい。
【0013】また、このフィルタ装置の複屈折板の前方
で入射光の光路上に入射ポートを設け、フィルタを透過
する出射光の光路上に第1の出射ポートを設け、前記入
射ポートから入射してフィルタで反射する出射光の光路
上に第2の出射ポートを設ける光分波器としてもよい。
【0014】あるいは、このフィルタを帯域通過フィル
タとし、複屈折板の前方で入射光の光路上に入射ポート
を設け、フィルタを透過する出射光の光路上に出射ポー
トを用いる光波長選択器としてもよい。
【0015】
【作用】入射光は複屈折板で偏光方向が直交する常光・
異常光に分離していて、フィルタに達する。複屈折板の
光学軸のフィルタへの投影像がP偏光方向からS偏光方
向に45度回転した角度をなすから、常光・異常光の偏
光方向は、P偏光方向、S偏光方向に対して共に45度
の角度をなす。従って、フィルタにおける常光・異常光
の透過・反射の分岐比は同一となる。このため、入射光
の偏光状態が一定せず複屈折板による常光・異常光の分
岐比が異なっても、フィルタでの透過・反射の分岐比が
一定であり、且つ常光・異常光は平行となるから、これ
らの透過光や反射光を効率よく受光できるので、出射光
のパワーは一定となる。
【0016】
【実施例】図1は、本発明に係る偏光無依存複合フィル
タ装置の一実施例を示す説明図である。長波長通過フィ
ルタであるフィルタ10を入射光に対して斜めに配置
し、該フィルタ10の入射側前段に複屈折板12を光軸
に垂直に配置する。ここで複屈折板12は、例えばルチ
ル単結晶を用いた平行平板である。フィルタ10は、ガ
ラスの平行平板であり、その入射面10aに誘電体多層
膜を蒸着し、出射面10bに反射防止膜を蒸着した構造
である。複屈折板12の光学軸Axをフィルタ10へ投
影したとき、その投影像が前記フィルタ10のP偏光方
向からS偏光方向に45度回転した角度をなすように配
置する。従って、フィルタ10のS偏光方向及びP偏光
方向を光軸に垂直な面に投射したとき、S偏光方向をX
軸、P偏光方向をY軸、光軸方向をZ軸とすると、複屈
折板12の光学軸AxはX軸に対して45度(入射側か
ら見て右回り)傾いている。
【0017】複屈折板12を透過した光線は、互いに偏
光方向が直交している常光・異常光に分離して平行光と
なる。複屈折板12の光学軸AxはX軸に対して45度
(入射側から見て右回り)傾いているから、X軸に対し
て常光の偏光方向は−45度に傾き(入射側から見て左
回り)、異常光の偏光方向は45度に傾くことになる
(入射側から見て右回り)。フィルタ12に達した常光
・異常光は、透過波長域の波長であれば、大部分は透過
し、残りは反射する。図1では、常光の透過光はTo 、
異常光の透過光はTe 、常光の反射光はRo 、異常光の
反射光はRe で表す。透過波長域の直線偏光光線の偏光
方向をX軸方向に対して0度〜90度と変化させると、
フィルタでの透過・反射の分岐比は、それに合わせて変
動する。常光と異常光はその偏光方向が互いに直交して
いるから、X軸方向に対して45度の角度をなすときの
み同一の角度となり、同一の透過率となる。この2本の
光線を一緒に受光することにより、たとえ入射光の偏光
状態が変化し常光と異常光の分岐比が変動しても、出射
光のパワーは一定となる。
【0018】ここで、具体例をあげて説明する。例え
ば、X軸方向と偏光方向が45度の角度をなす直線偏光
光線を入射するとき、光線のフィルタでの透過率が94
%であるとする。入射光が円偏光であれば、入射光線の
パワーが100とすると、常光と異常光の分岐比は5
0:50となる。従って、出射光のパワーは 50×0.94+50×0.94=(50 +50) ×0.94=100 ×0.94 となる。また、入射光が楕円偏光であり、常光と異常光
の分岐比が80:20であるとすると、出射光のパワー
は 80×0.94+20×0.94=(80 +20) ×0.94=100 ×0.94 となる。このように、入射光の偏光状態によって常光と
異常光の分岐比が変動しても、出射光のパワーは安定す
ることとなる。
【0019】図2は、本発明に係る偏光無依存複合フィ
ルタ装置の他の実施例を示す説明図である。帯域通過フ
ィルタであるフィルタ11を入射光に対して斜めに配置
し、該フィルタの入射側前段に複屈折板12を図1と同
様に配置する。フィルタ11はガラスの平行平板であ
り、その入射面11aに反射防止膜を蒸着し、出射面1
1bに誘電体多層膜を蒸着した構造である。
【0020】例えば、X軸方向と偏光方向が45度の角
度をなす直線偏光光線を入射するとき、光線のフィルタ
での透過率が80%とする。入射光が楕円偏光であり、
入射光線のパワーが100として、常光と異常光の分岐
比が80:20であるとすると、出射光のパワーは、 80×0.80+20×0.80=(80 +20) ×0.80=100 ×0.80 また、常光と異常光の分岐比が80:20であるとする
と、出射光のパワーは 20×0.80+80×0.80=(80 +20) ×0.80=100 ×0.80 となる。このように、入射光の偏光状態によって常光と
異常光の分岐比が変動しても、出射光のパワーは安定す
ることとなる。
【0021】図3は、前記偏光無依存複合フィルタ装置
を用いた光合波器の説明図である。この光合波器は、偏
光無依存複合フィルタ装置14の複屈折板12の前方で
入射光の光路上に第1の入射ポートPi1を設け、フィル
タ10を透過する出射光の光路上に出射ポートPoを設
け、フィルタ10で反射して前記出射ポートPoに出射
するような入射光の光路上に第2の入射ポートPi2を設
けた構造である。フィルタ10は、前述のようにX軸、
Y軸、Z軸をとると、X−Y面に対して22.5度をな
すように配置する。各ポートには光ファイバ30,3
1,32と平行光にするためのレンズ35,36,37
が配置され、光ファイバ30,31,32はシングルモ
ード光ファイバであり、レンズ35,36,37は球状
レンズである。
【0022】例えば、第1の入射ポートPi1より波長
1.55μmの光線を、第2の入射ポートPi2より波長
1.48μmの光線を偏光無依存複合フィルタ装置14
に入射する。フィルタ10において、波長1.55μm
は透過波長域にあり、波長1.48μmは反射波長域に
あるとする。この光線は光ファイバ30,31から出光
し、レンズ35,36を通って平行光となる。波長1.
55μmの光線は、シングルモード光ファイバ30より
出光しているので偏光状態は変動するが、前述のよう
に、偏光無依存複合フィルタ装置14を通過すると、入
射光の偏光状態に係わらず出射パワーは一定である。一
方、第2の入射ポートPi2から出光した波長1.48μ
mの光線は、フィルタ10で反射するが、これはほとん
ど偏光状態に依存しないで一定の割合で反射する。従っ
て、波長1.55μmと波長1.48μmの合波光線は
入射光の偏光状態に依存せず、パワー変動を生じない。
この光線は、出射ポートPoに結合する。
【0023】図4に光合波器の他の実施例を示す。フィ
ルタ10の特性により、第2の入射ポートPi2から入射
する光線が反射したとき、パワー変動を発生する場合に
は、フィルタ10の反射面の入射側前段に複屈折板15
を配置する。そして、複屈折板15の光学軸をフィルタ
10へ投射したとき、その投射像が前記フィルタ10の
P偏光方向からS偏光方向に45度回転した角度をなす
ように調整する。第2の入射ポートPi2から入射する光
線は、複屈折板15を通りフィルタ10で反射して、前
記実施例と同様に、パワー変動することなしに出射ポー
トPoへ結合する。
【0024】図5は前記偏光無依存複合フィルタ装置を
用いた光分波器の説明図である。この光分波器は長波長
通過フィルタ10を用いた偏光無依存複合フィルタ装置
14の複屈折板12の前方で入射光の光路上に入射ポー
トPiを設け、フィルタ10を透過する出射光の光路上
に第1の出射ポートPo1を設け、フィルタ10で反射す
る出射光の光路上に第2の出射ポートPo2を設けた構成
である。なお、各部材の配置は前記光合波器と同様であ
る。
【0025】例えば、入射ポートPiから出光した波長
1.55μmと波長1.48μmの光線は入射光の偏光
状態に依存せず、パワー変動しないで、各出射ポートに
結合する。即ち、波長1.55μmの光線はフィルタ1
0を透過後、第1の出射ポートPo1に、波長1.48μ
mの光線はフィルタ10を反射後、第2の出射ポートP
o2に分波結合する。
【0026】図6は、前記偏光無依存複合フィルタ装置
を用いた光波長選択器の説明図である。ここでは、波長
多重された合波光線から適切波長の光線を選択する場合
や、広帯域幅の光線を適切な挟帯域幅の光線を取り出す
場合に使用する波長チューニング機構を有する光波長選
択器を取り上げる。従って、波長チューニングのための
回転もしくはあおり機能を有するが、ここでは、その回
転もしくはあおり機構の詳説はしない(例えば、パルス
モータ等)。この光波長選択器は帯域通過フィルタ12
を用いた偏光無依存複合フィルタ装置16に複屈折板1
2の前方の入射光の光路上に入射ポートPiを設け、フ
ィルタを透過する出射光の光路上に出射ポートPoを設
けた構成である。なお、フィルタ11は、光線透過のた
めの穴を有する基板17に取り付けてあり、基板17に
は、回転軸ピン18が垂直にたてており、前述のように
X−Y面に対して入射角が可変なように配置する。各ポ
ートは前記例と同様の配置である。
【0027】例えば、入射ポートPiより、中心波長
1.55μmで半値幅0.020μmの光線を偏光無依
存フィルタ装置16に入射する。フィルタ11は広帯域
で使用したいため、対垂直入射で中心波長1.56で半
値幅0.004μmで設計されているとする。そして、
選択光線は波長1.552μmで半値幅0.004μm
とする。フィルタ11は、波長1.552μmを選択す
るために回転機構により約10度回転させることとす
る。この場合、入射光線に対してフィルタの傾き角が大
きいのでS偏光とP偏光の透過率が異なり、パワー変動
の原因となりうる。前述したように、偏光無依存複合フ
ィルタ装置14を透過した波長1.552μmで半値幅
0.004μmの光線は、入射光の偏光状態に依存せ
ず、パワー変動することなしに出射ポートPoへ結合す
る。
【0028】本発明は、反射した出射光について、パワ
ー変動を発生する場合には、前述のように第2の複屈折
板を配置してもよい。また、本発明は、長波長通過域フ
ィルタのみに限定されるものではなく、帯域通過フィル
タや短波長通過フィルタなどのフィルタも使用できる。
特に、光合波器、光分波器として使用する場合、主とし
て長波長通過域フィルタ又は短波長通過フィルタを使用
し、光波長選択器として使用する場合、主として帯域通
過フィルタを使用する。
【0029】
【発明の効果】本発明は、フィルタの前段に複屈折板を
配置し、常光・異常光の偏光方向のフィルタへの投影像
とP偏光方向・S偏光方向とが45度をなしているか
ら、常光・異常光の透過と反射の分岐比が同一となる。
この2本の光線を一緒に受光することにより、たとえ入
射光の偏光状態が変化し常光と異常光の比が変動して
も、入射光の偏光状態に依存することなしに光のパワー
を安定して出射できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る偏光無依存複合フィルタ装置の一
実施例を示す図。
【図2】本発明に係る偏光無依存複合フィルタ装置の他
の実施例を示す図。
【図3】本発明に係る光合波器の一実施例を示す図。
【図4】本発明に係る光合波器の他の実施例を示す図。
【図5】本発明に係る光分波器の一実施例を示す図。
【図6】本発明に係る光波長選択器の一実施例を示す
図。
【図7】長波長通過フィルタのS偏光成分とP偏光成分
における透過・反射率の特性模式図。
【図8】帯域通過フィルタのS偏光成分とP偏光成分に
おける透過率の特性模式図。
【符号の説明】
10 フィルタ 12 複屈折板 Ax 光学軸 s S偏光方向 p P偏光方向

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入射光に対して斜めに配置した金属ある
    いは誘電体の層状膜を利用したフィルタと、該フィルタ
    の入射側前段に配置した平行平板の複屈折板との組み合
    わせからなり、該複屈折板の光学軸は、前記フィルタに
    投影した時にその投影像がフィルタのP偏光方向からS
    偏光方向に45度回転した角度をなすように調整されて
    いる偏光無依存複合フィルタ装置。
  2. 【請求項2】 フィルタが長波長通過フィルタ又は短波
    長通過フィルタである請求項1記載の偏光無依存複合フ
    ィルタ装置の、複屈折板の前方の入射光の光路上に第1
    の入射ポートを設け、フィルタを透過する出射光の光路
    上に出射ポートを設け、フィルタで反射して前記出射ポ
    ートに出射するような入射光の光路上に第2の入射ポー
    トを設ける光合波器。
  3. 【請求項3】 フィルタが長波長通過フィルタ又は短波
    長通過フィルタである請求項1記載の偏光無依存複合フ
    ィルタ装置の、複屈折板の前方の入射光の光路上に第1
    の入射ポートを設け、フィルタを透過する出射光の光路
    上に出射ポートを設け、フィルタで反射して前記出射ポ
    ートに出射するような入射光の光路上に第2の複屈折板
    を設けると共に、その入射側に第2の入射ポートを設け
    る光合波器。
  4. 【請求項4】 フィルタが長波長通過フィルタ又は短波
    長通過フィルタである請求項1記載の偏光無依存複合フ
    ィルタ装置の、複屈折板の前方の入射光の光路上に入射
    ポートを設け、フィルタを透過する出射光の光路上に第
    1の出射ポートを設け、前記入射ポートから入射してフ
    ィルタで反射する出射光の光路上に第2の出射ポートを
    設ける光分波器。
  5. 【請求項5】 フィルタが帯域通過フィルタである請求
    項1記載の偏光無依存複合フィルタ装置の、複屈折板の
    前方の入射光の光路上に入射ポートを設け、フィルタを
    透過する出射光の光路上に出射ポートを設ける光波長選
    択器。
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