JP2602009Y2 - 手術台 - Google Patents

手術台

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JP2602009Y2
JP2602009Y2 JP1992088693U JP8869392U JP2602009Y2 JP 2602009 Y2 JP2602009 Y2 JP 2602009Y2 JP 1992088693 U JP1992088693 U JP 1992088693U JP 8869392 U JP8869392 U JP 8869392U JP 2602009 Y2 JP2602009 Y2 JP 2602009Y2
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JP
Japan
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frame
rear direction
support
slider
movable body
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JP1992088693U
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English (en)
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JPH0648644U (ja
Inventor
秀幸 竹内
Original Assignee
有限会社竹内製作所
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  • Accommodation For Nursing Or Treatment Tables (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は手術台、特に脳外科用手
術台等のように、精度の高い患部位置決めが要求される
手術台の改良に関する。
【0002】
【考案の背景】従来より、手術、特に脳外科における手
術に際しては手術台の患者を座床板を屈折したり傾斜さ
せることで姿勢を変換させ、作業に最も適した位置取り
をし、患部と対峙することができるよう手術台が可動す
るものとなっている。そして、必要に応じてレンズや鏡
等の光学系要素を用い患部をより正確に捉えるものとな
っている。
【0003】前記したように手術に最適の位置取りをす
るためには患者の位置を各種器具や装置に対して調整す
る必要性も生じてくるもので、その際には手術台自体を
動かすことは根本的な安定性に影響があるため、手術台
自体は固定状態として患者の位置をずらせてやることが
望ましい。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】そのため、従来は患者
の乗せられた座床板をスライドさせる機構が開発されて
いるが、しかし、この従来の機構によるとスライドは座
床板に沿って行なわれることとなり、既に傾斜した状態
にあっては水平方向のみならず、上下方向、即ち、床面
に対して傾斜している角度におけるスライドとなってし
まい、前記した光学系等への離接が生じてしまうことと
なり、再びその光学系等の位置調整もしなければならな
い煩わしさがあり、それだけ手術前の準備に時間が浪費
されてしまうことともなっていた。
【0005】
【考案の目的】そこで、本考案は上記した従来の技術の
問題点に着目してなされたもので、かかる問題点を解消
して、患者の位置を床面に対して正確に前後左右に移動
させ、適切な位置決めを迅速に行なうことができ、附随
する光学系等の位置調整は不要とすることができる手術
台を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本考案に係る手術台は、可動するテ−ブルトップパ
−トを床面に沿って水平に前後左右方向へスライド
せ、そのテ−ブルトップパ−トの下面に前後方向及び左
右方向への駆動力を与えるシリンダ−を各々直交配備し
てある手術台において、前記テ−ブルトップパ−トの取
り付けられる支持部には一対の横方向へのガイドレ−ル
が設けられ、そのガイドレ−ル上にスライダ−が跨設さ
れ、このスライダ−上には枠状のフレ−ムが、スライダ
−の上面段部間に底部段部をはめられて備えられ、前記
したフレ−ムの前後方向の上端両縁には断面L字状をし
た支持バ−が備えられ、一方の支持バ−の端部は延設さ
れて横方向シリンダ−と連接され、フレ−ムの前後方向
の内面には外側面に形成された掛合体を沿わせ、その掛
合体の上面及び外側面を前記支持バ−の内面に摺接させ
た可動体が備えられ、この可動体は略断面が上向きのコ
字状とされ、その上端は支持部より突出して、テ−ブル
トップの下面との組み付け部となっており、この可動体
の一方外側面には受柱が設けられ、その受柱に前後方向
シリンダ−が連接され、この前後方向シリンダ−は横方
向のスライド時にも対応できるよう後端部もフレ−ムへ
取り付けられていることを特徴としている。
【0007】
【作用】上記した構成とすることによって、患者の位置
換え及び位置決めは正確に水平方向のみに行なうことが
でき、煩わしい附随器具や装置の位置調整は一切不要と
なり、迅速に手術を開始、実行することができることと
なるのである。
【0008】
【実施例】次に、本考案の実施の一例を図面を参照して
説明する。図1は本考案を実施した手術台の要部を示す
平面図、図2は同じく側面図、図3は同じく正面図であ
る。
【0009】これらの図にあって1は手術台のシャーシ
を示しており、このシャーシ1は矩形状に構成されてい
る。このシャーシ1の短手方向の外側端には支承部2・
2が設けられており、基面にはテーブルトップが取り付
けられる支持部3が組み付けられて設けられている。
【0010】 この支持部3には一対の横方向(X軸方
向)へのガイドレール4・4が設けられており、そのガ
イドレール4・4上にスライダー5・5…が跨設されて
いる。このスライダー5・5…上には枠状のフレーム6
が、スライダー5・5…の上面段部間に底部段部をはめ
られて備えられている。
【0011】 前記したフレーム6の前後方向(Y軸方
向)の上端両縁には断面L字状をした支持バー7・7が
備えられ、一方の支持バー7の端部は延設されて横方向
シリンダー8と連接されている。
【0012】 また、フレーム6の左右方向の内面に縦
方向のガイドレール21が設けられ、スライダー20・
20が縦方向にスライドする様に取り付き、可動体9の
外側面に固定されている。この可動体9は略断面が上向
きのコ字状とされ、その上端は支持部3より突出して、
テーブルトップの下面との組み付け部10・10となっ
ている。さらに、この可動体9の一方外側面には受柱1
1が設けられ、その受柱11に前後方向シリンダー12
が連接されている。なお、この前後方向シリンダー12
は横方向のスライド時にも対応できるよう後端部もフレ
ーム7へ取り付けられている。
【0013】一方、前記したシャーシ1上には前記した
スライド機構の駆動及び制御システムにも搭載されてい
るもので13は圧油タンク、14はモータポンプを示し
ている。また、15はバッテリー、16はトランスユニ
ットを、さらに、17・17はリレー、18・18はノ
ンリークの電磁弁群、19は電装ユニットを示してい
る。これらのシステムによってシリンダー8もしくは1
2を作動させることとなる。
【0014】本実施例に係る手術台の要部は上記のよう
に構成されている。シリンダー8を駆動させると、ガイ
ドレール4・4に沿って支持部3が全体として横方向へ
スライドし、また、シリンダー12を駆動させると可動
体9が前後方向へスライドすることとなり、可動体9の
組み付け部10・10に取り付けられたテーブルトップ
は自在に前後左右へ床面に沿って、即ち水平にスライド
することとなる。
【0015】また、本実施例にあっては手術台における
テーブルトップを前後左右へスライドさせるため、油圧
系の機構を使用したが、この他にもギアやクラッチを用
いたメカニズム、電磁波や超電導、エア等を用いた手段
に代替えして目的を達成することも可能である。
【0016】
【考案の効果】本考案に係る手術台は上述のように構成
され作用する。患者、特に患部を水平に前後左右へスラ
イドさせることで、他の設備要素を調整する必要がな
く、最適の位置へ患部を位置決めることがスムーズに行
なえることとなり、迅速に手術実行を行なうことができ
るものとなっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を実施した手術台の要部を示す平面図で
ある。
【図2】側面図である。
【図3】正面図である。
【符号の説明】
1 シャーシ 3 支持部 4 ガイドレール 5 スライダー 6 フレーム 7 支持バー 8 横方向シリンダー 9 可動体 10 組み付け部 12 前後方向シリンダー 20 スライダー

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可動するテ−ブルトップパ−トを床面に
    沿って水平に前後左右方向へスライドさせ、そのテ−ブ
    ルトップパ−トの下面に前後方向及び左右方向への駆動
    力を与えるシリンダ−を各々直交配備してある手術台に
    おいて、前記テ−ブルトップパ−トの取り付けられる支
    持部には一対の横方向へのガイドレ−ルが設けられ、そ
    のガイドレ−ル上にスライダ−が跨設され、このスライ
    ダ−上には枠状のフレ−ムが、スライダ−の上面段部間
    に底部段部をはめられて備えられ、前記したフレ−ムの
    前後方向の上端両縁には断面L字状をした支持バ−が備
    えられ、一方の支持バ−の端部は延設されて横方向シリ
    ンダ−と連接され、フレ−ムの前後方向の内面には外側
    面に形成された掛合体を沿わせ、その掛合体の上面及び
    外側面を前記支持バ−の内面に摺接させた可動体が備え
    られ、この可動体は略断面が上向きのコ字状とされ、そ
    の上端は支持部より突出して、テ−ブルトップの下面と
    の組み付け部となっており、この可動体の一方外側面に
    は受柱が設けられ、その受柱に前後方向シリンダ−が連
    接され、この前後方向シリンダ−は横方向のスライド時
    にも対応できるよう後端部もフレ−ムへ取り付けられて
    いることを特徴とする手術台。
JP1992088693U 1992-12-01 1992-12-01 手術台 Expired - Lifetime JP2602009Y2 (ja)

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JP1992088693U JP2602009Y2 (ja) 1992-12-01 1992-12-01 手術台

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JP1992088693U JP2602009Y2 (ja) 1992-12-01 1992-12-01 手術台

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Publication Number Publication Date
JPH0648644U JPH0648644U (ja) 1994-07-05
JP2602009Y2 true JP2602009Y2 (ja) 1999-12-20

Family

ID=13949931

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JP1992088693U Expired - Lifetime JP2602009Y2 (ja) 1992-12-01 1992-12-01 手術台

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JP6800058B2 (ja) 2017-03-23 2020-12-16 株式会社メディカロイド 患者載置用テーブルの移動方法

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JPH0648644U (ja) 1994-07-05

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