JP2601930Y2 - 板材加工機の定寸装置 - Google Patents

板材加工機の定寸装置

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JP2601930Y2
JP2601930Y2 JP1993024768U JP2476893U JP2601930Y2 JP 2601930 Y2 JP2601930 Y2 JP 2601930Y2 JP 1993024768 U JP1993024768 U JP 1993024768U JP 2476893 U JP2476893 U JP 2476893U JP 2601930 Y2 JP2601930 Y2 JP 2601930Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、板材加工機の定寸装
置に係り、更に詳細には、シャーリングマシン、ベンデ
イングマシン、プレスブレーキなどの板材を供給する側
に設けた板材加工機の定寸装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、板材加工機の例えばシャーリング
マシンにおいて、板材に切断加工を行う場合には、加工
線に対して板材を搬送せしめると共に位置決めする必要
がある。この板材の位置決め手段としては、フロントゲ
ージとバックゲージとが知られており、板材の寸法や加
工製品の大きさによって使い分けされている。
【0003】バックゲージは加工機後部にコンパクトに
まとまっている例が多く、その位置決め距離は1000
mm程度までというのが一般的である。一方、フロントゲ
ージは仕様にもよるが、〜2000mm又は〜3000mm
までの寸法の位置決めが可能である。
【0004】定寸法の製品を次々と加工する場合、バッ
クゲージは加工ラインから製品幅長さ分の距離に位置決
めすれば、固定したまま次々と加工できるメリットがあ
るが、フロントゲージは搬入側にあるため製品幅ごとに
移動位置決めする必要がある。前記バックゲージは主
に、定寸法の撓みの少ない短尺材の加工に適している。
フロントゲージは主に、撓みの大きくなる長尺材の加工
や薄板の加工に適している。更に、後者は、多数の製品
を1枚の母材からとる場合、累積誤差が少ないため、母
材に対する各製品のズレも小さくなるので、成形加工、
穴明け加工が既に施されていて母材に対する位置が決ま
っている製品を切断する場合のメリットが大きい。
【0005】上述したフロントゲージとしては、シャー
リングマシンの前方に、供給された板材料の定寸を行う
ために出没自在なストッパが取付けられている。このス
トッパが前後に移動し突出した状態で所定の寸法分板材
を押しながら移動位置決めし、切断加工が順次なされ
る。
【0006】また、板材を搬送、位置決めする機能を備
えたものとして、クランプを設けたものがある。しか
し、クランプ自体のストッパ部に板材を正確に突き当て
てからクランプする必要があった。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上述したク
ランプを設けたストッパでは、例えばシャーリングで切
断した際に発生する振動や、加工による板材の引き込ま
れ等により、ストッパの突き当て面から板材が離れる場
合があり、加工精度不良の原因となっていた。そのため
に、板材をクランプするには高いクランプ力と確実な突
き当て操作が必要で、作業者の負担となるばかりでな
く、板材のクランプ個所に傷を付ける原因となってい
た。また、クランプ機構の場合、板材は搬入の際、障害
になるという欠点もあった。
【0008】この考案の目的は、上記問題点を改善する
ために、クランプに引き込み機能を持たせて、板材の位
置決めセットを容易にすると共に加工精度の向上を図っ
た板材加工機の定寸装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述のごとき問題に鑑み
て、本考案は、板材加工機のテーブルの前側に設けた案
内支台を前後方向に長く設け、上記案内支台に前後方向
へ摺動自在に支持された摺動部材に、加工すべき板材の
パスラインに対して出没自在かつ上記板材の前端縁を当
接自在のストッパを設けると共に、上記板材の前記前端
縁側をクランプ自在かつ上記板材を前側へ引き込んで前
記ストッパへ前記板材の前端縁を当接するための引き込
みクランプを、前記パスラインに対して出没自在かつ前
後動自在に前記摺動部材に設けた構成である。
【0010】
【実施例】以下、この考案の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
【0011】図9および図10を参照するに、板材加工
機としての例えばシャーリングマシン1はサイドフレー
ム3を備えており、このサイドフレーム3の前側にはテ
ーブル5が設けられている。このテーブル5の後端部に
は左右方向(図9において紙面に対して直交した方向)
へ延伸した下刃7が設けられている。
【0012】前記サイドフレーム3間の上部には上下動
自在なラムが9設けられており、このラム9の下端には
前記下刃7に対応して上刃11が設けられている。
【0013】上記構成により、板材をテーブル5上に載
せると共に、すでに公知の図示省略の駆動機構によりラ
ム9を上下動せしめることによって、上刃11と下刃7
との協働によって板材に切断加工が行われることにな
る。
【0014】図9,図10において右側には板材の位置
決めを行う複数のバックゲージ13と、切断された製品
を搬出せしめる搬出装置15が設けられている。図9,
図10において左側にはフロントゲージ17が設けられ
ていると共に、フロントゲージ17の一側例えば図10
おいて下側には、板材Wの左右方向の位置決めを行うサ
イドゲージ19が設けられている。このサイドゲージ1
9の外側には制御ボックス21が設けられている。
【0015】前記テーブル5の図9において左側におけ
る下面には左右方向へ延伸した調整ブロックとガイドレ
ールが取付けられている。このガイドレールには前記各
フロントゲージ17が左右方向へ移動可能に設けられて
いる。テーブル5側に加工線に沿う方向へラックが設け
られており、フロントゲージ17側にはこのラックに噛
合したピニオンが設けられている。このピニオンは適宜
ギヤ等を介して図10に示されているハンドル23に接
続されている。
【0016】上記構成により、ハンドル23を回すと、
ラックとピニオンの働きにより、フロントゲージ17は
左右方向へ移動されることになる。適宜な位置で停止し
た後、ハンドル23の後部に設けられたロックレバーを
ロックすると、ハンドル23がロックされて固定され
る。このハンドル23をロックしないままなら、ハンド
ル23を回さなくとも、フロントゲージ17を手で押せ
ば、フロントゲージ17は左右方向へ移動される。
【0017】前記調整ブロックは例えば押し引きボルト
により前後方向へ移動されるので、下刃7に対してガイ
ドレールを平行に調整することで、フロントゲージ17
の移動による寸法誤差を防止することができる。
【0018】前記テーブル5の図10において左側上部
にはテーブル部材25が左右方向へ適宜な間隔で設けら
れており、前記ガイドレールによって左右方向へ移動可
能に設けられている。しかも、テーブル部材25の上面
には複数のフリーベアリングが板材を支持すべく回転自
在に支承されている。
【0019】前記各フロントゲージ17の図10におい
て左端は、左右方向へ延伸して立設されたガイドレール
27の上面に移動可能に設けられている。したがって、
ハンドル23を回すことにより、フロントゲージ17は
スムーズに左右方向へ移動されることとなる。
【0020】前記各フロントゲージ17は、前後方向へ
長く延伸した枠形状の案内支台29を備えている。この
案内支台29の上面には前後方向へ適宜な間隔で複数の
回転自在なフリーベアリングが支承されており、このフ
リーベアリングにより板材を移動自在に支持するパスラ
インが構成されるものである。
【0021】前記各案内支台29の側面にはサイドガイ
ド板が設けられている。このサイドガイド板には前後方
向へ適宜な間隔で複数のスライド溝が設けられている。
この各スライド溝には留めボルトが設けられ、この留め
ボルトによりサイドガイド板を案内支台29の上面より
出没可能に調整できるようになっている。
【0022】上記構成により、前記サイドゲージ19ま
で達しない幅の狭い板材であっても、このサイドガイド
板によりサイド面を適宜ガイドできるし、使用しないと
きには案内支台29の上面より没して格納されるので、
邪魔になることもない。これにより、加工線に対して直
角度を出せるので加工精度を向上させることができる。
前記各案内支台29の左右には前後方向に長いサポー
トアーム31が設けられている。このサポートアーム3
1には複数のフリーベアリングが回転自在に支承されて
おり、この上面は案内支台29の上面と同一水平面のワ
ーク支持面を有している。各サポートアーム31は前後
方向へ水平に揺動可能の複数の水平なリンクによって支
持されており、フロントゲージ17に対して常に平行状
態を保持して左右方向から接近、離反するようになって
いる。
【0023】これにより、サイドゲージ19とフロント
ゲージ17の間、フロントゲージ17間の空間において
も、板材を支持するので、板材の撓みを極力抑えること
ができ、薄板等には特に有効である。
【0024】前記各案内支台29には前後方向の溝33
が形成されており、この溝33には定寸装置35が設け
られている。この各定寸装置35は例えば複数の定寸装
置35A,35Bからなっている。
【0025】この定寸装置35をより詳細に説明する
と、図1,図2および図3に示されているように、前記
溝33内には定寸装置35の一部を構成する摺動部材3
7が前後方向(図1,図2および図3において左右方
向)へ移動自在に設けられている。この摺動部材37の
下部には図2および図3に示されているように、ナット
部材39が取付けられている。このナット部材39には
前後方向へ延伸したボールねじ41が螺合されており、
このボールねじ41は図示省略の駆動モータに連結され
ている。また、案内支台29の両側には溝部43が形成
されている。この溝部43には前記摺動部材37の両側
に前後方向へ適宜な間隔で支承された複数の摺動部材用
走行ローラ45が載せられている。この各摺動部材用走
行ローラ45は摺動部材37の内側に前後方向へ延伸し
て取付けられた摺動部材側板47に支承されている。
【0026】上記構成により、図示省略の駆動モータを
駆動せしめると、ボールねじ41が回転される。このボ
ールねじ41の回転により、ナット部材39を介して摺
動部材37が前後方向(図1において左右方向)へ移動
されることになる。摺動部材37が移動される際、摺動
部材37の摺動部材側板47に支承された摺動部材用走
行ローラ45が溝部43上に載ってスムーズに移動され
ることとなる。
【0027】前記摺動部材側板47内にはクランプベー
ス49が設けられていると共に、前記摺動部材37の図
1において左側には軸受51が取付けられている。この
軸受51にはクランプベース昇降用シリンダ53の後部
が枢支されていると共に、クランプベース昇降用シリン
ダ53の先端にはピストンロッド55が装着されてい
る。このピストンロッド55の先端部55Tが前記クラ
ンプベース49に取付けられている。
【0028】前記摺動部材側板47には前後方向へ適宜
な間隔で複数のクランプベース昇降用ガイド溝57が形
成されている。この各クランプベース昇降用ガイド溝5
7には前記クランプベース49に取付けられたクランプ
ベース昇降用ガイドローラ59が載せられている。
【0029】上記構成により、クランプベース昇降用シ
リンダ53を作動せしめると、ピストンロッド55を介
してクランプベース49が前後方向へ移動されると共に
上下動されることになる。クランプベース49が移動さ
れる際、クランプベース昇降用ガイドローラ59がクラ
ンプベース昇降用ガイド溝57内に沿って前後動並びに
上下移動されることとなる。例えばピストンロッド55
を図2の状態から伸ばすことにより、クランプベース4
9が図3および図4に示されているように、摺動部材3
7内において後側(図1〜3においては右側)へ移動す
ると共に上昇して後述の可動側クランプが摺動部材37
の上面、パスラインより突出されることになる。
【0030】前記クランプベース49の先端(図2,図
3において右端)には固定側クランプ61が一体的に設
けられている。また、クランプベース49上には可動側
クランプ駆動シリンダ63が設けられており、この可動
側クランプ駆動シリンダ63に装着されたピストンロッ
ド65の先端には図2および図3に示されているよう
に、図2,3において右下へ傾斜した楔67が取付けら
れている。
【0031】この楔67におけるクランプベース49上
の両側には楔用レール69が設けられている。前記楔6
7上には転動ローラ71が設けられており、この転動ロ
ーラ71は可動側クランプ73の図1,図2,図3にお
いて左側に支承されている。この可動側クランプ73は
ピン75で揺動可能に前記クランプベース49に枢支さ
れている。
【0032】上記構成により、可動クランプ駆動シリン
ダ63を作動せしめて、ピストンロッド65を図3にお
いて右方へ伸ばすと、楔67が楔用レール69に案内さ
れて右方へ移動される。楔67が右方へ移動されること
により転動ローラ71が楔67の傾斜面に沿って上昇す
ると、可動側クランプ73がピン75を支点として時計
方向回りに回動し、固定側クランプ61と可動側クラン
プ73とで板材Wの前端縁をクランプさせることができ
る。
【0033】前記固定側クランプ61の両側における摺
動部材37には、図4,図5および図6を併せて参照す
るに、パスラインに対して出没自在なストッパ77が設
けられている。
【0034】図1,図5および図6に示されているよう
に、ストッパ77は摺動部材37に形成された溝79内
に設けられており、ピン81を揺動支点としてピン81
で摺動部材37に揺動可能に設けられている。また、摺
動部材37の下部にはストッパ出没用シリンダ83が設
けられており、このストッパ出没用シリンダ83に装着
されたピストンロッド85の先端が図6においてストッ
パ77の左側下面に当接されている。
【0035】上記構成により、ストッパ出没用シリンダ
83を作動せしめてピストンロッド85を図6において
下降せしめると、ストッパ77がピン81を支点として
図6において反時計方向回りに回動してストッパ77の
先端(図6において右端)が摺動部材37の上面より突
出されることになる。
【0036】次に、フロントゲージ17の定寸装置35
で位置決めする全体の動作を説明すると、制御ボックス
21のNC装置に板材Wの寸法、製品寸法、製品枚数等
を入力せしめる。可動側クランプ63,ストッパ77が
格納された状態でフロントゲージ17の摺動部材37を
前後方向へ移動せしめて最初の位置決め位置まで移動さ
せる。位置決め位置に達すると、ストッパ77がストッ
パ出没用シリンダ83の作動により自動的に上昇する。
すなわち、ストッパ77の後部を押し下げていたピスト
ンロッド85を下降させると、自動でストッパ77の後
部が上り、突当て部77Tが上昇する。
【0037】次いで、作業者が板材Wをフロントゲージ
17上に搬入してストッパ77の突当て部77Tに突き
当てる。例えばフットスイッチを1回踏むことで、クラ
ンプベース昇降用シリンダ53の作動によりクランプベ
ース49が上昇すると共に、例えばフットスイッチをも
う1回踏むと、可動側クランプ駆動用シリンダ63の作
動により板材Wは固定側クランプ61と可動側クランプ
73とでクランプされる。クランプベース昇降用シリン
ダ53の圧力上昇等をみてクランプ完了信号が発信され
ると、固定側クランプ61,可動側クランプ73を適宜
な力で引き込むことにより、板材Wの前端縁はストッパ
77の突当て部77Tの面に確実に突当てることができ
る。
【0038】この状態で、作業者によりスタートボタン
をオンにすると、切断加工およびフロントゲージ17の
作業が指定枚数まで繰り返される。
【0039】このように、板材Wの位置決めセットを容
易に行うことができると共に、切断加工などの加工精度
の向上を図ることができる。
【0040】例えば図10に示されているように、摺動
部材37の前後に定寸装置35A,35Bが固定されて
いる。この定寸装置35A,35Bによるクランプ掴み
換えの動作を説明すると、まず長い板材Wを定寸装置3
5Bで位置決めし、クランプして切断し後進端まで移動
させる。その場で停止し図示省略の板押えを下降させて
この板押えで板材Wを押圧すると共に、定寸装置35B
のクランプをアンクランプさせて微速前進せしめる。
【0041】例えばAmm前進完了後、クランプおよびス
トッパ77を下降させて確認後、板材Wの前端+Amm
で定寸装置35Aを前進させる。ストッパ77を上昇さ
せ、定寸装置35Aの解放位置の例えば1mm手前に後退
位置決めさせる。クランプを上昇せしめると共に閉じ
る。クランプ締め確認後、板押えを解放し、クランプの
引き込み動作を行うことによって掴み換えが完了し、次
工程の動作が行われるのである。
【0042】図10に示されているように、シャーリン
グマシン1の前方における一側にはサイドゲージ19が
設けられている。このサイドゲージ19は引き込み式サ
イドゲージ87と昇降式サイドゲージ89とで構成され
ている。
【0043】より詳細には、図7および図8に示されて
いるように、支持フレーム91の後側(図7,図8にお
いて左側)に引き込み式サイドゲージ87が、支持フレ
ーム91の前側(図7,図8において右側)に昇降式サ
イドゲージ89が配置されている。
【0044】図7において支持フレーム91の左側には
引き込み用シリンタ93が設けられており、この引き込
み用シリンダ93に装着されたピストンロッド95が引
き込みサイドゲージ板97に取付けられている。この引
き込みサイドゲージ板97の図7において右側はピン9
9にて支持フレーム91に揺動可能に支承されている。
上記構成により、引き込み用シリンダ93を作動せし
めて、ピストンロッド95を図7において上方へ伸ばす
ことによって、引き込みサイドゲージ板97がピン99
を支点として図7において時計方向回りに外側へ回動し
て2点鎖線で示したごとき状態となる。この状態にし
て、例えばリターンコンベアにより板材Wをシャーリン
グマシン1からフロントゲージ17上に戻すと、板材W
が引き込みサイドゲージ板97に当ることなく、容易に
戻すことができる。
【0045】前記支持フレーム91の図8において右側
には、複数の昇降用シリンダ101がブラケット103
を介して設けられている。この各昇降用シリンダ101
に装着されたピストンロッド105の先端が昇降サイド
ゲージ板107に一体化されている。この昇降サイドゲ
ージ板107には前後方向(図7,図8において左右方
向)へ適宜な間隔で複数のガイドローラ109が回転自
在に支承されている。このガイドローラ109はサイド
面支持をスムーズに行うもので、マグネットタイプが望
ましいものである。
【0046】上記構成により、昇降用シリンダ101を
作動せしめてピストンロッド105を介して昇降サイド
ゲージ板107が上下動されることになる。
【0047】板材Wを例えば図7において上側から搬入
する場合には昇降サイドゲージ板107を下降せしめて
昇降サイドゲージ板107の上面を前記案内支台29の
上面(板材支持面)と面一にすることにより。板材Wの
搬入を容易に行うことができる。また、板材Wを搬入せ
しめた後、前後方向へ移動せしめて位置決めを行う際に
は、昇降サイドゲージ板107を板材支持面より突出せ
しめて板材Wの側面をガイドローラ109に突き当てて
前後方向へ移動せしめることにより、加工線に対し直交
する方向における板材Wの位置決めを確実に行うことが
できる。
【0048】なお、この考案は、前述した実施例に限定
されることなく、適宜な変更を行うことにより、その他
の態様で実施し得るものである。本実施例では板材加工
機としてシャーリングマシンを例にとって説明したが、
プレスブレーキ、その他の折曲げ機などであっても構わ
ない。
【0049】
【考案の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、要するに本考案は、板材加工機(1)のテー
ブル(5)の前側に設けた案内支台(29)を前後方向
に長く設け、上記案内支台(29)に前後方向へ摺動自
在に支持された摺動部材(37)に、加工すべき板材
(W)のパスラインに対して出没自在かつ上記板材
(W)の前端縁を当接自在のストッパ(77)を設ける
と共に、上記板材(W)の前記前端縁側をクランプ自在
かつ上記板材(W)を前側へ引き込んで前記ストッパ
(77)へ前記板材(W)の前端縁を当接するための引
き込みクランプを、前記パスラインに対して出没自在か
つ前後動自在に前記摺動部材(37)に設けた構成であ
るから、ストッパ77に板材Wの前端縁を当接すること
によって板材Wを正確に位置決めすることができ、しか
も、引き込みクランプによって上記板材Wの前端縁側を
クランプし、引き込み作用によって板材Wの前端縁を常
にストッパ77に当接しているので、板材加工機の加工
時における分力等によって板材Wに位置ずれを生じるよ
うなことがなく、正確な位置決めを行うことができ、ひ
いては正確な加工を行うことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の主要部をなす定寸装置の平面図であ
る。
【図2】図1における正面図で、クランプが格納された
状態を示している図である。
【図3】図1における正面図で、クランプが突出した状
態を示している図である。
【図4】図1におけるIV矢視部の拡大図である。
【図5】図4における正面図である。
【図6】図1における右側面図である。
【図7】図10におけるVII 矢視野部の拡大図である。
【図8】図7における正面図である。
【図9】この考案を実施する一実施例の板材加工機とし
てのシャーリングマシンを示す正面図である。
【図10】図9における平面図である。
【符号の説明】
1 シャーリングマシン(板材加工機) 5 テーブル 29 案内支台 35 定寸装置 37 摺動部材 49 クランプベース 61 固定側クランプ 73 可動側クランプ 77 ストッパ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板材加工機(1)のテーブル(5)の前
    側に設けた案内支台(29)を前後方向に長く設け、上
    記案内支台(29)に前後方向へ摺動自在に支持された
    摺動部材(37)に、加工すべき板材(W)のパスライ
    ンに対して出没自在かつ上記板材(W)の前端縁を当接
    自在のストッパ(77)を設けると共に、上記板材
    (W)の前記前端縁側をクランプ自在かつ上記板材
    (W)を前側へ引き込んで前記ストッパ(77)へ前記
    板材(W)の前端縁を当接するための引き込みクランプ
    を、前記パスラインに対して出没自在かつ前後動自在に
    前記摺動部材(37)に設けたことを特徴とする板材加
    工機の定寸装置。
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