JP2601357Y2 - 管継手 - Google Patents

管継手

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JP2601357Y2
JP2601357Y2 JP1992028535U JP2853592U JP2601357Y2 JP 2601357 Y2 JP2601357 Y2 JP 2601357Y2 JP 1992028535 U JP1992028535 U JP 1992028535U JP 2853592 U JP2853592 U JP 2853592U JP 2601357 Y2 JP2601357 Y2 JP 2601357Y2
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JP
Japan
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packing
tapered surface
pipe
annular
annular projection
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JP1992028535U
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JPH0587393U (ja
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竹秋 大塩
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Nitto Kohki Co Ltd
Original Assignee
Nitto Kohki Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、端部外周にテーパー面
をもつパイプを挿入し接続する管継手であって、筒体内
に前記パイプの端部テーパー面に当接してシールする環
状のパッキンを具えた管継手に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記管継手にあっては、図3に示
すように、挿入されたパイプ1の端部のテーパー面2に
当接してシールする環状のパッキン3は、そのシール面
にシール部となる1条の環状突部4を形成した構成とな
っている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記管継手によれば、
シールの完全性を図るためには、パッキン3の潰しを多
くとる必要があり、このためパッキン3を強い力でパイ
プ1のテーパー面2に圧接させなければならない。しか
しながら、パイプ1のテーパー面2にパッキン3を強い
力で圧接させると、パッキン3に負荷がかかりすぎて、
パッキン3の耐久性に悪影響を及ぼすといった問題があ
る。また、パッキン3のシール部となる環状突部4が1
条であるため塵の介在や傷などに対して弱いといった問
題がある。本考案は上記点に鑑み、パッキンに無理な負
荷をかけずにシールできるようにするとともに、塵や傷
に対してもシール性を維持できるようにすることを目的
とした管継手を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は上記目的を達成
するために、端部外周にテーパー面をもつパイプを挿入
する筒体内に、前記パイプの端部のテーパー面に当接し
てシールする環状のパッキンを具えた管継手であって、
前記パッキンのシール面に、求遠心方向に複数条の環状
突部を形成し、該複数条の環状突部を結ぶ傾斜を前記パ
イプのテーパー面の傾斜よりも大きく形成し、前記パイ
プによってパッキンが押圧されたとき、該パッキンの各
頂部が前記パイプのテーパー面に対し、軸方向最内側の
環状突部が最も強くテーパー面に圧接しその頂部の変形
量が大きく、パッキンの軸方向外側の環状突部に向って
順次テーパー面への圧接力が弱く変形量が小さくなる
うに構成した。
【0005】
【作用】本考案によれば、筒体内にパイプを挿入して、
パイプの先端のテーパー面を筒体内のパッキンに圧接さ
せると、パッキンのシール面に形成した複数条の環状突
部が押し潰され各環状突部間に形成された環状溝部を埋
めるように変形して前記パイプの先端のテーパー面をシ
ールするので、パイプのテーパー面に対するパッキンの
圧接箇所が多重になり、シール面圧がアップしてシール
性が向上する。また、複数条の環状突部の1つとパイプ
のテーパー面との間に塵が介在したり、或いは前記環状
突部やパイプのテーパー面の一部に傷が付いても、他の
環状突部によって流体漏れが阻止され、シール性が維持
される。更に、前記パッキンが前記パイプのテーパー面
によって押圧されたとき、パッキンの複数条の環状突部
の各頂部がパイプのテーパー面に対し、軸方向最内側の
環状突部が最も強くテーパー面に圧接しその頂部の変形
量が大きく、パッキンの軸方向外側の環状突部に向って
順次テーパー面への圧接力が弱く変形量が小さくなるよ
うに構成されているので、パッキンの軸方向外側の環状
突部に向って変形による疲労度が少なくなり、パッキン
の軸方向内側の環状突部が変形による疲労によりシール
性が低下したとき、該環状突部の軸方向外側の環状突部
がテーパー面に強く圧接し、その頂部が大きく変形して
シール性を維持することができることになり、これによ
りパッキンの耐久性の向上が図れる。
【0006】
【実施例】以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。図1、図2は本考案の一実施例を示す
もので、同図において、5は管継手の主体となる筒体、
6は筒体5内に構成される流体通路、7は筒体4内に摺
動自在に嵌合されたスライドホルダーである。8は筒体
内に挿入されるパイプ9の端部外周のテーパー面10
に当接してシールするパッキンであり、スライドホルダ
ー7の先端内周に装着されている。このパッキン8を装
着するスライドホルダー7の先端内周には先端方向に大
径となるテーパー面11が形成されており、このテーパ
ー面11に前記パッキン8の外周面が密着するように装
着されている。前記スライドホルダー7の先端内周に装
着されているパッキン8にあっては、そのシール面に、
求遠心方向に複数条の環状突部12が形成されている。
【0007】実施例では、遠心方向に、第1環状突部1
2a,第2環状突部12b、第3環状突部12cの3条
の環状突部12が形成されている。この第1環状突部1
2a、第2環状突部12b、第3環状突部12cは、そ
れぞれ同一の曲率半径となっている。また、第1環状突
部12a、第2環状突部12b、第3環状突部12cの
それぞれの頂部を結ぶ直線Lは前記パイプ9のテーパー
面10を形成する直線L’より若干急勾配に配置されて
おり、筒体5内に挿入されたパイプ9のテーパー面10
に対し、先ず第1環状突部12aが当接し、次いで第2
環状突部12b、次いで第3環状突部12cが順次当接
するようになっている(図2)。従って、パイプ9のテ
ーパー面10に対する面圧も第1環状突部12aが最も
大きいものとなる。
【0008】なお、図中、13は先端にパッキン8を装
着したスライドホルダー7を先端方向に付勢するスプリ
ング、14は筒体5に挿入したパイプ8を固定する施錠
機構である。
【0009】上記実施例によれば、筒体5内に挿入した
パイプ9のテーパー面10がパッキン8に圧接したと
き、パッキン8に形成された、第1環状突部12a、第
2環状突部12b、第3環状突部12cがそれぞれ押し
潰され変形して前記テーパー面10をシールするので、
パイプ9のテーパー面10に対するパッキン8の圧接箇
所が3重になり、シール面圧がアップしてシール性が向
上する。また、3条の環状突部12a,12b,12c
のうちの1つとパイプ9のテーパー面10との間に塵が
介在したり、環状突部12a、12b、12cいずれ
か、或いはテーパー面10の一部に傷がついても、他の
環状突部12a、12b或いは12cによってシール性
が維持される。そして、筒体5内に挿入したパイプ9の
テーパー面10のパッキン8への圧接にあっては、パッ
キン8の複数条の環状突部12a、12b、13cのう
ちパッキン8の軸方向内側の環状突部12a、12b、
13cの順で圧接することになり、軸方向最内側の環状
突部12aが最も強くテーパー面10に圧接しその頂部
の変形量が大きくシール性も高く、パッキン8の軸方向
外側の環状突部12b、13cに向かって順次テーパー
面10への圧接力が弱くなるのでその頂部の変形量も小
さく、このためパッキン8の軸方向外側の環状突部に向
かって変形による疲労度が少なくなる。従って、環状突
部12aが変形による疲労によりシール性が低下したと
き、環状突部12bがテーパー面10に強く圧接しその
頂部が大きく変形してシール性を維持し、そして環状突
部12bが変形による疲労によりシール性が低下したと
き、環状突部12cがテーパー面10に強く圧接しその
頂部が大きく変形してシール性を維持することができる
ことになり、これによりパッキン8の耐久性の向上が図
れる。
【0010】また、筒体5内に挿入したパイプ9のテー
パー面10がパッキン8に圧接することにより、パッキ
ン8に対し軸方向に強い力が作用するが、この力はパッ
キン8を通してパッキン8が装着されているスライドホ
ルダー7の先端内周に形成されたテーパー面11に作用
しテーパー面11で受けられるので、パッキン8に対し
軸方向に強い力が作用しても、テーパー面11からパッ
キン8が位置ずれするといった事態は生じない。また、
パッキン8が接着または溶着してある場合でも剥離する
ことがない。
【0011】なお、上記実施例では前記パッキン8の環
状突部12を3条に形成しているが、複数条であればそ
の数に特に限定されるものではない。また、パッキン8
の環状突部12を構成する第1環状突部12a、第2環
状突部12b、第3環状突部12cのそれぞれの曲率半
径が同一となっているが、必ずしも同一にする必要はな
い。
【0012】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、挿入した
パイプの端部外周のテーパー面に、パッキンに形成した
複数条の環状突部が圧接してシールするので、前記パイ
プのテーパー面へのシール性が飛躍的に向上し、シール
の完全性が図れ、しかも多重シールになっているので、
1つの環状突部とパイプのテーパー面との間に塵が介在
したり、或いは1つの環状突部やパイプのテーパー面に
傷が付いたような場合でも、他の環状突部がシールする
ので流体漏れをより確実に防止し、シール性を維持する
ことができる。更には、前記パッキンの複数条の環状突
部のうちパッキンの軸方向内側の環状突部より順次パイ
プのテーパー面に当接させるようになっているので、軸
方向最内側の環状突部が最も強くテーパー面に圧接しそ
の頂部の変形量が大きくシール性も高く、パッキンの軸
方向外側の環状突部に向かって順次テーパー面への圧接
力が弱くなるのでその頂部の変形量も小さく、このため
パッキンの軸方向外側の環状突部に向かって変形による
疲労度が少ないので、パッキンの軸方向内側の環状突部
が変形による疲労によりシール性が低下したとき、該環
状突部の軸方向外側の環状突部がテーパー面に強く圧接
しその頂部が大きく変形してシール性を維持することが
できることになり、これによりパッキンの耐久性の向上
を図ることができるといった効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す一部縦断側面図。
【図2】図1に示すパッキンの拡大説明図。
【図3】従来の管継手のパッキンを示す説明図。
【符号の説明】
5 筒体 8 パッキン 9 パイプ 10 テーパー面 12 環状突部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16L 37/00 - 37/58 F16L 17/00 - 17/10

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端部外周にテーパー面をもつパイプを挿
    入する筒体内に、前記パイプの端部のテーパー面に当接
    してシールする環状のパッキンを具えた管継手であっ
    て、前記パッキンのシール面に、求遠心方向に複数条の
    環状突部を形成し、該複数条の環状突部を結ぶ傾斜を前
    記パイプのテーパー面の傾斜よりも大きく形成し、前記
    パイプによってパッキンが押圧されたとき、該パッキン
    の各頂部が前記パイプのテーパー面に対し、軸方向最内
    側の環状突部が最も強くテーパー面に圧接しその頂部の
    変形量が大きく、パッキンの軸方向外側の環状突部に向
    って順次テーパー面への圧接力が弱く変形量が小さくな
    ように構成したことを特徴とする管継手。
JP1992028535U 1992-04-28 1992-04-28 管継手 Expired - Lifetime JP2601357Y2 (ja)

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