JP2600318Y2 - 歩経路用人工芝 - Google Patents

歩経路用人工芝

Info

Publication number
JP2600318Y2
JP2600318Y2 JP1992079550U JP7955092U JP2600318Y2 JP 2600318 Y2 JP2600318 Y2 JP 2600318Y2 JP 1992079550 U JP1992079550 U JP 1992079550U JP 7955092 U JP7955092 U JP 7955092U JP 2600318 Y2 JP2600318 Y2 JP 2600318Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pile
artificial turf
yarn
pile yarn
hue
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1992079550U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0642988U (ja
Inventor
作夫 俣野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hagiwara Industries Inc
Original Assignee
Hagiwara Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hagiwara Industries Inc filed Critical Hagiwara Industries Inc
Priority to JP1992079550U priority Critical patent/JP2600318Y2/ja
Publication of JPH0642988U publication Critical patent/JPH0642988U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2600318Y2 publication Critical patent/JP2600318Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Road Paving Structures (AREA)
  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
  • Automatic Embroidering For Embroidered Or Tufted Products (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、歩経路に使用されるの
に有効な人工芝に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、工事現場、ゴルフ場、公園等
の歩経路において外観上及び競技者や作業者等の脚部の
保護の目的で人工芝を敷設したところが多くみられる。
しかし、一般的には緑色系統の単色である。これら歩経
路用人工芝には方向表示や危険場所表示のためにペイン
トにより柄出ししたものも見られるが、その耐久性は問
題とされ、表示部を強固に固定するための着色剤の研究
もなされている(例えば実公昭56-43103号)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】特に、工事現場の人工
芝歩経路においては、安全の目的表示は必要とされる
が、表示部を強固に固定する着色剤でもその耐久性は原
着には劣り、コストアップになることは当然である。ま
た、表示部のみをパイル糸を変更して織設して柄出しす
ることは技術的に非常に困難である。
【0004】
【課題を解決するための手段】したがって、本考案は原
着パイル糸を使用して容易に表示部を形成した歩経路用
人工芝を提供しようとするもので、その構造は、人工芝
主体の色相となる原着パイル糸1をハイカットパイル3
とし、人工芝主体の色相と異色の原着パイル糸2をロー
ループパイル4として、ゲージ方向において二色の原着
パイル糸を交互に基布に植設することで、表面上は人工
芝主体の色相となる原着パイル糸1が確認できる人工芝
にあって、一定領域のパイル形状を変更することで、
工芝主体の色相となる原着パイル糸1がローループパイ
ルとなって隠れると共に、人工芝主体の色相と異色の原
着パイル糸2がハイカットパイルとして表面に現れるこ
とによって表示部を形成した歩経路用人工芝である。
【0005】以下、図面によってその構造を説明する。
【0006】図1に本考案の歩経路用人工芝の柄なし部
分のゲ−ジ方向の断面図を示す。原着パイル糸1と異色
の原着パイル糸2がそれぞれハイカットパイル3とロ−
ル−プパイル4として交互に植毛され、表面上はハイカ
ットパイル3、つまり原着パイル糸1の色しか見られな
い。次に、図2に表示部分のゲ−ジ方向の断面図を示
す。A領域においてパイル形状を変更、つまり原着パイ
ル糸1はロ−ル−プパイル4とし、異色の原着パイル糸
2はハイカットパイル3として植毛されている。したが
って柄なし部分ではロ−ル−プパイル4として表面には
見えなかった原着パイル糸2の色相が、A領域ではハイ
カットパイル3として表面上に見られることとなり表示
部を形成することができる。
【0006】ここで、ハイカットパイル3とロ−ル−プ
パイル4のパイル長について、植毛した自然状態でロ−
ル−プパイル4の糸の色が表面上見えにくい状態であれ
ば表示部形成は可能であり、若干の長短の差異を設けれ
ば良いが、表示部を明確に発現させるためにはパイル長
の差異が5mm以上とすることが好ましい。また、ロ−ル
−プパイル4は隣接するハイカットパイル3の立直性を
保持することにもなる。
【0007】原着パイル糸1,2の原材料は、通常の人
工芝に使用されるポリオレフィン、ポリアミド、ポリエ
ステル等の熱可塑性合成樹脂のモノフィラメントやスリ
ットヤ−ンを適宜選択すれば良い。また剛性の異なるパ
イル糸を使用して表示部を形成した本考案の歩経路用人
工芝においては、外観上の表示のみならず、その表示部
を踏みつけた際の感覚が表示部のない箇所と異なること
から、工事現場で使用する場合には安全の二重の表示と
して効果適である。
【0008】パイル糸の植毛形式は、タフト形式のみな
らず、ウィルトン、アキスミンスタ−、ラッセル形式等
でも製作可能である。
【0009】
【作用】本考案は、原着パイル糸を使用しハイカットと
ロ−ル−プの組み合わせで人工芝に表示部を形成したの
で、着色剤を使用する必要がなく、安価に耐久性に問題
のない歩経路用人工芝を製造できるのである。
【0010】
【実施例】実施例1 合成樹脂としてナイロンを選び、着色顔料として一方に
はシアニン系グリ−ンのドライカラ−0.6%を、他方
にはアゾ系イエロ−のドライカラ−を0.9%を添加
し、押出温度250℃、延伸温度180℃、アニ−リン
グ温度185℃、延伸倍率4.5倍で600テ゛ニ-ルの緑
色と黄色のスリットヤ−ンを製造した。これらのスリッ
トヤ−ンは5本束ねて加撚2回/インチしてパイル糸として
用いた。
【0011】基布に目付け重量120g/m2のポリエステ
ル不織布を選び、5/32ケ゛-シ゛、10ステッチ/インチで交互
にハイカットとロ−ル−プパイルとしてタフトした。こ
の際、全面にハイカット(パイル長12mm)に緑色を、
ロ−ル−プ(パイル長6mm)に黄色のパイル糸を用い
た。矢印や文字の表示部は、緑色パイル糸をロ−ル−プ
とし、黄色パイル糸をハイカットとすることにより黄色
の明確な表示部を形成するものとなった。
【0012】実施例2 合成樹脂としてポリプロピレンを選び、着色顔料として
シアニン系グリ−ンのドライカラ−0.6%を添加し押
出温度260℃、延伸温度160℃、アニ−リング温度
170℃、延伸倍率4倍で300テ゛ニ-ルの緑色の偏平モ
ノフィラメントを製造した。緑色偏平モノフィラメント
を8本束ねて加撚2回/インチし、さらに圧縮賦形方式の捲
縮機で18山/インチの捲縮加工を施したものを緑色パイル
糸に用いた。次に合成樹脂としてポリプロピレンを選
び、着色顔料としてアゾ系レッドのドライカラ−0.5
%を添加し、同様の条件で300テ゛ニ-ルの赤色偏平モノ
フィラメントを製造した。赤色偏平モノフィラメントを
14本束ねて加撚2回/インチし、さらに圧縮賦形方式の捲
縮機で18山/インチの捲縮加工を施したものを赤色パイル
糸に用いた。ここで、ト−タルデニ−ルが緑色パイル糸
は2,400テ゛ニ-ルであるのに対し、赤色パイル糸は
4,200テ゛ニ-ルであるので赤色パイル糸の剛性がかな
り大きいものであった。
【0013】基布に目付け重量120g/m2のポリエステ
ル不織布を選び、5/16ケ゛-シ゛、8ステッチ/インチでパイル
糸をタフトした。この際、全面にハイカット(パイル長
15mm)に緑色を、ロ−ル−プ(パイル長6mm)に赤色
のパイル糸を用いた。表示部は緑色パイル糸をロ−ル−
プとし、赤色パイル糸をハイカットとして5cm間隔のス
トライプを形成した。
【0014】この実施例2の歩経路用人工芝は、作業靴
を履いた状態で踏みつけてもストライプの表示部はパイ
ル糸の堅い感触が伝わり、工事現場等で危険場所表示や
安全表示に有用なものとなった。
【0015】
【考案の効果】本考案では、2種の原着パイル糸を用
い、一方をハイカットパイル、他方をロ−ル−プパイル
としゲ−ジ方向に交互に基布へ織設され、パイル形状を
変更した部分が表示部となる。つまり、隣合った異色の
パイル糸の一方がハイカットで他方がロ−ル−プとする
ことで、そのポイントではハイカットのパイル糸の色相
が表面上は発現するのであり、ポイントの色相の列びに
よって表示部を形成する。本考案では原着パイル糸を用
いるので、着色剤を使用することなく安価にかつ耐久性
のある表示部とすることができる。また、ロ−ル−プパ
イル糸がハイカットパイル糸の立直性を付与し、パイル
糸の剛性に差異を与えれば、その触感により表示部を認
識させることができる歩経路に有用な人工芝とすること
ができたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体が原着パイル糸1の色相を呈した部分を表
すゲージ方向部分断面図。
【図2】A領域が異色の原着パイル糸2の色相で表示さ
れた部分のゲージ方向部分断面図。
【符号の説明】
1 原着パイル糸 2 異色の原着パイル糸 3 ハイカットパイル 4 ローループパイル 5 基布 6 バッキング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭50−82365(JP,A) 特開 昭53−103065(JP,A) 実開 平2−131572(JP,U) 実開 平2−131571(JP,U) 実開 昭64−42306(JP,U) 実開 平7−4505(JP,U) 実開 昭47−3073(JP,U) 実公 平2−20243(JP,Y2) 実公 昭56−6468(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D05C 17/02 D02G 3/44 D05C 15/26 E01C 13/08

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人工芝主体の色相となる原着パイル糸1
    をハイカットパイル3とし、人工芝主体の色相と異色の
    原着パイル糸2をローループパイル4として、ゲージ方
    向において二色の原着パイル糸を交互に基布に植設する
    ことで、表面上は人工芝主体の色相となる原着パイル糸
    1が確認できる人工芝にあって、一定領域のパイル形状
    を変更することで、人工芝主体の色相となる原着パイル
    糸1がローループパイルとなって隠れると共に、人工芝
    主体の色相と異色の原着パイル糸2がハイカットパイル
    として表面に現れることによって表示部を形成した歩経
    路用人工芝。
JP1992079550U 1992-11-18 1992-11-18 歩経路用人工芝 Expired - Fee Related JP2600318Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992079550U JP2600318Y2 (ja) 1992-11-18 1992-11-18 歩経路用人工芝

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992079550U JP2600318Y2 (ja) 1992-11-18 1992-11-18 歩経路用人工芝

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0642988U JPH0642988U (ja) 1994-06-07
JP2600318Y2 true JP2600318Y2 (ja) 1999-10-12

Family

ID=13693122

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992079550U Expired - Fee Related JP2600318Y2 (ja) 1992-11-18 1992-11-18 歩経路用人工芝

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2600318Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DK1579076T3 (da) 2002-12-19 2011-09-05 Greenfields B V Kunstgræsmåtte

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0642988U (ja) 1994-06-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5174850B2 (ja) 湾曲した要素を有する、直交的に多義的なカーペットタイル
US5699557A (en) Embroidered applique fastening system clothing articles
EP0969130B1 (en) Two face terry knit raised surface fabric with face to back color differentiation
US4668553A (en) Wrap yarns having crimped textured binder strands and pile fabrics formed therefrom and attendant processes
JP2004524452A (ja) 直交的に曖昧なカーペットタイル
JP2600318Y2 (ja) 歩経路用人工芝
JPH1170005A (ja) スライドファスナー用チェン
JPH10204815A (ja) 人工芝生
JP3220125B1 (ja) 紐状の毛皮又は毛皮状素材を使用した生地並びにこれを使用した製品
JPS5822625Y2 (ja) 人工芝生
US1935302A (en) Patterned rug and method of making the same
Lambert My crochet sampler
JPH09302554A (ja) パイル布帛
Henshall et al. Clothing and other articles from a late 17th century grave at Gunnister, Shetland
US4605580A (en) Pile fabric formed from fabric strips
JP3086213U (ja) ゴルフ練習場用人工芝
US4802426A (en) Method of making braided rug construction
JP6792513B2 (ja) タイルカーペット及びその製造方法
Gaugain Mrs Gaugain's Miniature Knitting, Netting, and Crochet Book
GB1584324A (en) Knitted pile fabric
JP3797739B2 (ja) パイル布帛
VanStan Textiles from Beneath the Temple of Pachacamac, Peru: A Part of the Uhle Collection
JPH074505U (ja) 人工芝生
JP3026628U (ja) 人工毛皮テープ及び人工毛皮テープ用編織物
JP2000279365A (ja) マット

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees