JP2600262Y2 - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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JP2600262Y2
JP2600262Y2 JP1993029561U JP2956193U JP2600262Y2 JP 2600262 Y2 JP2600262 Y2 JP 2600262Y2 JP 1993029561 U JP1993029561 U JP 1993029561U JP 2956193 U JP2956193 U JP 2956193U JP 2600262 Y2 JP2600262 Y2 JP 2600262Y2
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Japan
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jacket
insertion portion
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bending
endoscope
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邦彦 宮城
俊夫 千竃
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Machida Endoscope Co Ltd
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Machida Endoscope Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、上下水道の観察等に用
いられる内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】上下水道の配管内の観察等に用いられる
内視鏡の挿入部には、フレキシブル性があることと、配
管内での進退によって傷付かないことが要求される。通
常の内視鏡の挿入部は、金属製帯板を螺旋に巻いてなる
フレックスの外周に、金属細線によって編まれたブレー
ドを被せ、このブレードの外周に軟質樹脂チューブを被
せることにより構成されているので、フレックス性を有
しているものの、樹脂チューブに傷が付き易い。そこ
で、樹脂チューブの外側にさらに金属細線からなるブレ
ードをジャケットとして被せることにより、フレキシブ
ル性を保持しつつ樹脂チューブに傷が付くのを防止でき
る内視鏡の挿入部が提案されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記内視鏡の
挿入部では、ジャケットの細線が配管内の突起物に引っ
掛かりやすく、配管内で挿入部の円滑な進退動作を確保
できなかった。また、ジャケットを金属細線で編むの
で、製造コストが高かった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は上記課題を解決
するためになされたものであり、ボデイと、このボデイ
の先端から延びるフレキシブルな挿入部本体と、この挿
入部本体の先端から延びる湾曲部本体と、上記ボデイに
設けられ湾曲部本体を湾曲操作する操作部材と、上記挿
入部本体および湾曲部本体の外周に装着されたジャケッ
トとを備えた内視鏡において、このジャケットが、挿入
部本体の外周材より耐久性のある樹脂で形成された多数
の孔または切り込みを有するチューブからなり、この孔
または切り込みの上記湾曲部での密度が上記挿入部での
密度より高く、そのため上記ジャケットの湾曲部での曲
げ剛性が挿入部での曲げ剛性より低いことを特徴とす
る。
【0005】
【作用】挿入部本体および湾曲部本体の外周はジャケッ
トに覆われているので、傷付くのを防止することができ
る。ジャケットが樹脂チューブからなるので挿入部の進
退動作の際に突起物に引っ掛かりにくく、挿入部の進退
動作を円滑に行うことができる。ジャケットが樹脂製の
チューブであり、孔または切り込みを有するので、湾曲
部、挿入部のフレキシブル性を確保できる。しかも、孔
または切り込みの湾曲部での密度が挿入部での密度より
高く、そのためジャケットの湾曲部での曲げ剛性が挿入
部での曲げ剛性より低いので、良好な湾曲操作を確保す
ることができる。
【0006】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面を参照して説
明する。図2に示すように、内視鏡は、ボデイ1と、ボ
デイ1の先端から延びるフレキシブルな挿入部2と、挿
入部2の先端から延びる湾曲部3と、湾曲部3の先端に
取り付けられた硬性部4とを備えている。ボデイ1の側
面には操作部材5が設けられており、この操作部材5に
より、挿入部2,湾曲部3を通るワイヤ(図示しない)
を介して湾曲部3を湾曲操作できるようになっている。
また、ボデイ1の後端部には接眼部6が設けられてお
り、側部からライトガイドチューブ7が延びている。硬
性部4には、観察窓と照明窓が形成されている。観察窓
と接眼部6は、光ファイバー束を含む像伝送光学系によ
り光学的に接続されている。照明窓は他の光ファイバー
束の一端に接続されている。この光ファイバー束は湾曲
部3,挿入部2,ボデイ1,ライトガイドチューブ7を
通り、ライトガイドチューブ7の先端に取り付けられた
コネクタ(図示しない)に保持されている。このコネク
タは光源装置に接続されて光を受ける。
【0007】上記内視鏡の挿入部2は、上下水道配管等
に挿入される。光源からの光が光ファイバー束を介して
照明窓から配管内に照射される。配管内壁からの反射光
は、観察窓から入射して像伝送光学系を介して接眼部6
に送られる。これにより接眼部6で、配管内壁を観察で
きる。
【0008】上記挿入部2は、図1に示すように、周知
の挿入部本体20を備えている。この挿入部本体20
は、金属製帯板を螺旋に巻いてなるフレックス21の外
周に、金属細線によって編まれたブレード22を被せ、
このブレード22の外周に軟質樹脂チューブ23(外周
材)を被せることにより構成されている。
【0009】上記挿入部2は、さらに上記挿入部本体2
0の外周、すなわち樹脂チューブ23の外周に装着され
た樹脂チューブからなるジャケット25を備えている。
このジャケット25は、例えばPTFE(ポリテトラフ
ルオロエチレン)やPA(ポリアミド)等、摩擦係数の
小さく、上記樹脂チューブ23より強度,耐久性のある
樹脂により形成されている。
【0010】なお、湾曲部3の本体は、多数の関節を互
いに回転可能に連結し、この関節の外周に金属細線のブ
レードを被せ、このブレードに軟質樹脂チューブを被せ
ることにより構成される。上記ジャケット25は湾曲部
3まで延び、この湾曲部3の樹脂チューブをも被覆して
いる。
【0011】上記挿入部2においてジャケット25に
は、図1,図3に示すように、2つのグループのスリッ
ト25a1,25a2(孔)が多数規則的に形成されてい
る。第1のスリット25a1は、同一ピッチの複数の第
1螺旋に沿って、等しい間隔で配置されている。第2の
スリット25a2は、上記第1螺旋と捩れ角が等しく逆
回りの複数の第2螺旋に沿って、等しい間隔で配置され
ている。第1螺旋に沿って配列された隣合う2つの第1
スリット25a1の間には、第2スリット25a2が配置
され、第2螺旋に沿って配列された隣合う2つの第2ス
リット25a2間には、第1スリット25a1が配置され
ている。
【0012】上記ジャケット25は湾曲部3において
も、同様のスリット25b1,25b2(孔)を有してい
る。スリット25b1,25b2の互いの関係は、スリッ
ト25a1,25a2に似ているので、詳述しない。
【0013】上記構成において、挿入部2の軟質樹脂チ
ューブ23および湾曲部3の軟質樹脂チューブがジャケ
ット25に被覆されているので、挿入部2を配管内で進
退動作させる際に、樹脂チューブ23等が傷付くのを防
止することができる。また、ジャケット25は、細線で
はなくチューブであるので、配管の突起物に引っ掛かる
ことがない。また、ジャケット25が摩擦抵抗の小さい
樹脂により形成されているので、配管内壁を円滑に滑る
ことができる。このため、挿入部2の配管内での進退動
作が極めて円滑なものとなる。また、ジャケット25は
樹脂製であり、しかもスリット25a,25a,2
5b,25bを有しているので、挿入部2,湾曲部
3のフレキシブル性を損なうことがない。
【0014】図3に示すように、湾曲部3の軸線に対す
るするスリット25b1,25b2の角度は、挿入部2の
軸線に対するスリット25a1,25a2の角度より大き
いので、湾曲部3でのジャケット25の曲げ剛性を挿入
部2での曲げ剛性より低くすることができる。
【0015】図4に示す実施例では、ジャケット125
に、軸線と平行に切り込み125a,125bが形成さ
れている。ジャケット125の自然状態での径は、挿入
部本体および湾曲部本体の径より小さく、ジャケット1
25は図示の自然状態より拡径し軸長を短くした状態
で、挿入部本体および湾曲部本体に装着される。これに
より、上記切り込み125a,125bが開いて孔とな
る。この実施例において、湾曲部3での切り込み125
bの密度を挿入部2での切り込み125aの密度より高
くすることにより、湾曲部3でのジャケット125の曲
げ剛性を低くすることができる。
【0016】図5に示す実施例では、ジャケット225
に、軸線と直交する切り込み225a,225bが形成
されている。ジャケット125の自然状態での径は、挿
入部本体および湾曲部本体の径より大きく、ジャケット
125は引っ張られることによって図示の自然状態より
縮径し軸長を長くされて、挿入部本体および湾曲部本体
に装着される。これにより、上記切り込み225a,2
25bが開いて孔となる。湾曲部3での切り込み225
bの密度を挿入部2での切り込み225aの密度より高
くすることにより、湾曲部3でのジャケット225の曲
げ剛性を低くすることができる。
【0017】本考案は上記実施例に制約されず種々の態
様が可能である。例えば、図3のスリットを同様の配置
をなす切り込みに代えてもよい。また、図5の実施例で
は、ジャケット125は自然状態のまま挿入部本体,湾
曲部本体に装着してもよい。ジャケットに形成される孔
はスリットではなく円形,楕円形等種々の形状を採用で
きる。
【0018】
【考案の効果】以上説明したように、挿入部本体および
湾曲部本体の外周はジャケットに覆われているので、傷
付くのを防止することができる。ジャケットが樹脂チュ
ーブからなるので挿入部の進退動作の際に突起物に引っ
掛かりにくく、挿入部の進退動作を円滑に行うことがで
き、しかも安価である。ジャケットが樹脂製のチューブ
であり、孔または切り込みを有するので、湾曲部、挿入
部のフレキシブル性を確保できる。しかも、孔または切
り込みの湾曲部での密度が挿入部での密度より高く、そ
のためジャケットの湾曲部での曲げ剛性が挿入部での曲
げ剛性より低いので、良好な湾曲操作を確保することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係わる内視鏡の挿入部の部分縦断面図
である。
【図2】上記内視鏡の全体を概略的に示す側面図であ
る。
【図3】ジャケットの一部の拡大側面図である。
【図4】他の実施例におけるジャケットの一部の拡大側
面図である。
【図5】さらに他の実施例におけるジャケットの一部の
拡大側面図である。
【符号の説明】
2 … 挿入部 20 … 挿入部本体 23 … 外周材(軟質樹脂チューブ) 25,125,225 … ジャケット 25a,25a,25b,25b … 孔(ス
リット) 125a,125b,225a,225b … 切り込
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02B 23/24 A61B 1/00 310

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレキシブルな挿入部本体と、この挿入
    部本体の外周に装着されたジャケットとを備え、このジ
    ャケットが、挿入部本体の外周材より耐久性のある樹脂
    で形成された多数の孔を有するチューブからなることを
    特徴とする内視鏡の挿入部。
  2. 【請求項2】 フレキシブルな挿入部本体と、この挿入
    部本体の外周に装着されたジャケットとを備え、このジ
    ャケットが、挿入部本体の外周材より耐久性のある樹脂
    で形成された多数の切り込みを有するチューブからなる
    ことを特徴とする内視鏡の挿入部。
JP1993029561U 1993-05-12 1993-05-12 内視鏡 Expired - Fee Related JP2600262Y2 (ja)

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DE102017123975A1 (de) 2017-10-16 2019-04-18 Hoya Corporation Verfahren zur Herstellung eines Einführschlauches eines Endoskops und Endoskop mit einem Einführschlauch

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