JP2599669Y2 - カセットを備えた紙葉類処理機 - Google Patents

カセットを備えた紙葉類処理機

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JP2599669Y2
JP2599669Y2 JP1993059299U JP5929993U JP2599669Y2 JP 2599669 Y2 JP2599669 Y2 JP 2599669Y2 JP 1993059299 U JP1993059299 U JP 1993059299U JP 5929993 U JP5929993 U JP 5929993U JP 2599669 Y2 JP2599669 Y2 JP 2599669Y2
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本 浩 二 松
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、上部開口部から紙葉類
を受入れてその紙葉類を重積状態に収納する収納部と、
この収納部内に収納される重積紙葉類のうち下部の紙葉
類から順次1枚ずつ繰出しを行なう繰出し口と、前記収
納部の上部開口部を開閉するシャッタとを有するカセッ
トを備えた紙葉類処理機に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のようなカセットを備えた紙葉類処
理機では、上部開口部から1枚ずつか、あるいは一担保
留蓄積したのち複数枚を一括して収納部内に受入れ、重
積状態として下部の繰出し手段上に堆積させ、繰出し時
には繰出し手段の駆動により重積紙葉類の最下位のもの
から1枚ずつ繰出し口を通じて繰出すようになされてい
る。
【0003】このようなカセットの場合、収納部内に重
積状に収納される紙葉類の量が少ない場合、紙葉類の重
量だけでは繰出し手段に対し十分な荷重が加わらず、特
に収納枚数が減少してくるにつれて繰出し手段との摩擦
力が紙葉類に作用しなくなって繰出しミス(空繰出し)
が生じるという問題があることから、従来収納部内の重
積紙葉類の上部を押圧する押圧部材を設け、繰出し手段
の摩擦力が紙葉類に対し十分に作用するようになされて
いる。
【0004】この押圧部材は、紙葉類を収納部へ収納せ
しめるときには収納部外へ退去し、また紙葉類の収納量
が減少したときなどの紙葉類を繰出し手段に押圧する際
には収納部内へ進出して紙葉類の押圧作用をなす必要が
あるので、押圧部材の移動機構が設けられる。なお押圧
部材の紙葉類押圧作用については紙葉類の収納量が減少
したときのみ押圧作用せしめるものと紙葉類の多少にか
かわらず必らず押圧作用せしめるものの両方がある。
【0005】ところでこのカセットは、紙葉類処理機か
らの紙葉類の回収、同処理機への紙葉類の補充を行なう
ため同処理機から取りはずして持ち運びされる。このカ
セットの運搬時に収納紙葉類の重積整列状態が乱れて崩
れると、そのカセットからの紙葉類の取出し時に問題が
生じる。すなわち紙葉類処理機にカセットを装着して紙
葉類の繰出しを行なう場合は繰出し不能になるし、カセ
ットを開放して手で紙葉類を取り出す場合は崩れた紙葉
類を揃えながら取り出さねばならず、多くの手数を要す
る。また紙葉類処理機から取り出した回収紙葉類を収納
するカセットを他の紙葉類処理機に装着して紙葉類の繰
出しをする場合も繰出し不能となる。
【0006】そのためカセットの押圧部材を利用してカ
セット運搬時に収納部内の紙葉類を押圧し、収納紙葉類
の重積整列状態を保持するようになっている。特にカセ
ット運搬時に紙葉類の収納量の多少にかかわらず紙葉類
を押圧部材と繰出し機構側の底板との間で挟持できるよ
う押圧部材を底板に向けてバネで付勢するようにし、ま
たカセット持ち運び時に振動等で押圧部材がバネ力に抗
して上下移動しないよう、カセット引抜き時に押圧部材
を押圧位置に係止するラチェット機構を備えている(実
公平3−40828号公報参照)。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】しかして上記従来の技
術では、前述のようにカセットの取出し時等において押
圧部材をラチェット機構により係止し、押圧部材と繰出
し機構側の底板との間に重積紙葉類を挟持して重積整列
状態が崩れないようにしているが、カセットの移動中、
振動等によりラチェット爪が動いてラチェット車の周縁
の爪歯から外れやすく、ラチェト爪が爪歯から外れると
押圧部材がカセットの振動で跳ねあがり、その跳ねあが
り時に紙葉類が乱れて崩れが生じる。また押圧部材がバ
ネ力で押圧状態に復帰すると、乱れて崩れた紙葉類を押
圧してしまい、よりひどい乱れと崩れを生じさせる。
【0008】また押圧部材が跳ねあがり状態(紙葉類か
ら離反状態)においてラチェット爪がラチェット車の爪
歯と係合してその係合状態が保持された場合は、押圧部
材による収納紙葉類が押圧状態にないので収納紙葉類に
振動が加わるごとに乱れて崩れが生じる。収納紙葉類に
乱れが生じ崩れが生じると、後に繰出しを行なわせると
き紙葉類の詰り等を起こして繰出し不能となる事態を招
いていた。
【0009】本考案はこれに鑑み、収納紙葉類の分量の
如何にかかわらずカセットの移動時には紙葉類を確実に
挟持し得て重積状態の乱れをなくし、カセット装填後の
紙葉類の繰出しに支障をきたすことを皆無とすることが
できるカセットを備えた紙葉類処理機を提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記従来の技術が有する
問題点を解決する手段として、本考案は、上部開口部か
ら紙葉類を受入れてその紙葉類を重積状態に収納する収
納部と、この収納部内に収納される重積紙葉類のうち下
部の紙葉類から順次1枚ずつ繰出しを行なう繰出口と、
前記収納部の上部開口部を開閉するシャッタとを有する
カセットを備え、このカセットが紙葉類処理機本体に対
し着脱可能に装填された紙葉類処理機において、前記カ
セットは、カセットの前記処理機本体に対する装着状態
におけるシャッタ開放状態にあってその上部開口部を閉
鎖する閉塞位置、またはその上部開口部を開放する退避
位置に選択的に位置される規制部材と、前記シャッタに
よる上部開口部閉塞動作時に退避位置にある前記規制部
材を閉塞位置へ移動させる第1の移動機構と、カセット
の前記処理機本体への装着およびシャッタの開放が行な
われたのちにおいて閉塞位置にある前記規制部材を退避
位置へ移動させる第2の移動機構と、前記収納部に重積
状態で収納される紙葉類を支持して上方へ移動させる支
持部材と、非通電時には収納紙葉類の荷重を受けても回
転し得ないブレーキ力を付与するブレーキ手段を有し前
記支持部材を昇降せしめる支持部材昇降用モータと、カ
セット側または処理機本体側の一方または双方に設けら
れ、前記支持部材昇降用モータの駆動を制御して前記支
持部材を上昇、下降させ、紙葉類受入れ時には該支持部
材を上昇位置に位置させるとともに紙葉類繰出し時には
支持部材を下降位置に位置させ、また処理機本体へのカ
セット装着状態でのシャッタの閉塞を条件に支持部材昇
降用モータを駆動して支持部材を上昇させ、閉塞位置に
ある規制部材との間で重積紙葉類を挟着させる制御部と
を具備することを特徴とする。
【0011】
【作用】カセットの持ち運び時には、上部開口部のシャ
ッタおよび規制部材は閉じられており、支持部材は上昇
して収納紙葉類が前記規制部材と支持部材との間に上下
から挟まれた状態におかれ、運搬時の振動や揺れを受け
ても重積状態に乱れを生じることがない。
【0012】カセットを処理機本体へ装填した場合にお
いて紙葉類の繰出しに備える場合は、支持部材昇降用モ
ータが駆動して支持部材が繰出し口からの紙葉類の繰出
しに適する位置へ下降して収納部の底板として機能す
る。
【0013】紙葉類の受入れに備える場合は、シャッタ
の開放状態および規制部材が退避位置に位置されている
状態において支持部材を紙葉類を受取る上昇位置に位置
させ、紙葉類の受取り後支持部材を下降させて紙葉類を
収納部内へ収納せしめる。
【0014】カセットを処理機本体から取出すときは、
シャッタが閉じられるとともに規制部材が倒伏して閉じ
状態となり、支持部材が上昇して紙葉類が規制部材の下
面に押し当てられ、規制部材と支持部材とで挟持された
状態となって、カセットの抜き出しおよび持ち運び時に
収納紙葉類の重積状態が崩れることなく正常の収納状態
が保たれる。
【0015】
【実施例】以下、本考案を図面に示す実施例を参照して
説明する。図1は本考案の一実施例の略示断面を示すも
ので、入金時には入金部1から挿入された紙幣を受入れ
て収納し、出金時にはその収納された紙幣を払出し用と
して出金部2へ投出する循環式紙弊処理機であって、処
理機本体3内に金種別の収納部41 ,42 ,43 を有す
る複数(図では3個)の固定金庫部51 ,52 ,5
3 と、オーバーフロー用として処理機本体3に着脱可能
な運搬金庫部6とを有しており、オプションとして処理
機本体3の一部を構成して処理機本体3に機構的に接続
された機体3a、および機体3aの一部を構成し機体3
aの手前(図1における紙面上方)へ引出すことができ
る引出枠体3bと、機体3aから手前へ引出された引出
枠体3bに対し上方(図1において上方)へ引出せるよ
う装脱可能なカセット7とを有している。
【0016】前記固定金庫部51 ,52 ,53 は、図示
の例では51 が千円,52 が5千円,53 が万円券用と
され、各収納部41 ,42 ,43 の底部には繰出し機構
8,8,8があって、回収時に紙幣を処理機本体3内の
搬送経路95 ,96 ,97 ,98 ,94 を通じ前記カセ
ット7へ一括収納することができるようになっている。
【0017】また前記各収納部41 ,42 ,43 、運搬
金庫部6、およびカセット7の上部開口部上方位置には
収納すべき紙幣の一時保留部10,10…がそれぞれ設
けられており、その下面は下方に向け観音開きとなる底
板11,11があって、この底板11,11が開くこと
により一時保留紙幣を一括して下方へ落下させ、収納す
るように形成されている。
【0018】前記カセット7は、図2に縦断側面を示す
ように、内部に紙幣が平面的に収納され得る大きさで上
部が開放された収納部12が別枠として設けられてお
り、この収納部12の上部開口部12aにはこれを開閉
するシャッタ13が設けられている。このシャッタ13
は板状のもので、図4に示しているようにカセット7の
開口部内周に設けられたレール部14に嵌ってスライド
可能とされ、その内端近くの下面の幅方向には略90°
の角度を有する三角形状の切込み13aが形成されてお
り、シャッタ13を手で引出して切込み13aがレール
部14の端部に位置したとき引出し端が下方へ90°折
曲されて図4に実線で示すようにカセット7の側面にそ
っておかれるようになっている。シャッタ13は自動ロ
ックが掛るようになっており、カセット7にはそのロッ
ク解除のための錠機構(図示せず)が設けられている。
またシャッタ13の自動ロックが掛ったカセット7を機
体3aに装着した場合は、自動的にロックが解除され、
シャッタ13の手動引出しが可能となる。なおカセット
のシャッタ13を手動で閉鎖し、カセット7を機体3a
から引出したときに、前記収納部12の下部に紙幣を1
枚ずつ繰出すための繰出し口15が開口されており、こ
の繰出し口15部分には収納部12内に重積状態で収納
された重積紙幣の最下位のものを1枚ずつ繰出す繰出し
手段16が設けられるとともに機体3aからのカセット
7の引抜きに備え繰出し口15を閉鎖するシャッタ板1
5aが設けられている。この繰出し手段16は、公知の
ように紙幣の下面に接触して摩擦力によりけり出すキッ
カローラ17と、けり出された紙幣を搬出するフィード
ローラ18と、このフィードローラ18に対設され紙幣
を1枚のみに規制するゲートローラ19と、これらロー
ラ18,19間を通った紙幣をフィードローラ18との
間で挟持して搬送する搬送ローラ20等からなってい
る。
【0019】前記収納部12の上方位置には、収納部1
2の上部を開または閉状態に選択的に位置される規制部
材21が設けられている。この規制部材21は図3に平
面よりみた図を示すように、カセット7内に水平に軸支
された軸22に基端が固着されて収納部12を横切る方
向へ延び得るよう複数(図では3個)のアーム状の部材
からなっており、この規制部材21は倒伏させて閉状態
とする第1の移動機構23と、閉状態から起立させて開
状態とする第2の移動機構24とで作動されるようにな
っている。
【0020】第1の移動機構23は、図4にみられるよ
うに規制部材21の基部に近い位置のカセット7側に中
間部が軸25により略水平状に枢支されたアーム26を
有し、このアーム26の一端と前記規制部材21の背部
に突設された突部27に孔28を介して遊嵌され下方の
長孔29がカセット7側のピン30に嵌合されて上下動
可能とされたレバー31の一端とがピン32と長孔33
と嵌合により連結されている。
【0021】上記アーム26の他端は、カセット7に基
部が軸34により枢支された三角形状のレバー35の先
端にピン36と長孔37との嵌合により連結され、この
レバー35の先端上部にはローラ38が軸着されてお
り、このローラ38は前記シャッタ13の下面に係合可
能とされていて、シャッタ13が押込まれたときローラ
38が押下げられ、前記アーム26が回動して前記レバ
ー31を介し突部27を引上げ、規制部材21を倒伏さ
せるようになっている。
【0022】前記第2の移動機構24は、図2に示すよ
うに、カセット7内の上下部に軸支されたプーリー3
9,40間に中間プーリー41,42を経由して巻回さ
れた無端ベルト43を有し、1つの中間プーリー41の
軸44がモータ45により駆動されるようになってお
り、このベルト43には、カセット7内に立設されたガ
イドロッド46にそって昇降自在なホルダ47が取付部
47aを介して固着され、ベルト43の回動によりホル
ダ47が昇降されるようになっている。
【0023】上記ホルダ47には、前記収納部12内に
おかれ該収納部の底板を構成する板状の支持部材48の
一端48aが固定されている。また、このホルダ47の
反対側には図3に示すように当接部49が側方へ突設さ
れている。
【0024】上記当接部49の通過軌道に、図2,図3
に示すように中間部が軸50によりカセット7側に揺動
可能に取付けられた第1の揺動レバー51の一端に軸5
2で枢支された小さいレバー53の一端のローラ54が
位置され、このレバー53は捩りバネ55により軸52
を中心としてローラ54が下方へ移行する方向(図にお
いて時計方向)へのみ回動可能とされ、上方には前記第
1の揺動レバー51のストッパ56に当ってこの揺動レ
バー51と一体に回動するように形成されている。
【0025】一方、前記規制部材21の軸22の一端側
には、図3に平面を示すようにアーム57の基部が固着
されており、このアーム57とカセット7側との間に引
張バネ58が懸装されていて規制部材21を常時上方へ
はね上げて開放位置(図2の鎖線図示位置)をとるよう
付勢されている。
【0026】上記アーム57の先端部一側にはピン59
が突設されており、このピン59には、カセット7に軸
60により枢支された鉤状の係止爪61の一端の爪部6
1aが係脱自在とされ、係合時には前記規制部材21,
21,21を図2の実線図示の倒伏状態(閉鎖位置)を
保つようになっている。なお図2内の62は係止爪61
の戻り位置を規定するストッパである。
【0027】上記係止爪61の他端の水平方向の長孔6
3には、カセット7側に設けられるピン64,64と長
孔65,65との嵌合により上下方向に可動に設けられ
た摺動レバー66の上端のピン67が嵌合されて連結さ
れている。この摺動レバー66はバネ68により下方へ
付勢され、前記係合爪61の爪部61aが規制部材21
側のピン59への係合状態を保つようになされている。
【0028】前記第1の揺動レバー51と前記摺動レバ
ー66の下部との間には第2の揺動レバー69がその中
間部を軸70によりカセット7側に枢支され、この第2
の揺動レバー69の一端は前記第1の揺動レバー51の
他端にピン71と長孔72とで折曲動可能に連結され、
第2の揺動レバー69の他端は前記摺動レバー66の下
部にピン73と長孔74とで遊動的に連結されている。
【0029】前記ベルト43の駆動用モータ45は、本
考案における「ブレーキ手段を有する支持部材昇降用モ
ータ」に相当するもので、例えば図6のようにDCモー
タが用いられ、このモータ45からギヤボックス75を
介して出力軸44を駆動するようにされ、この出力軸4
4側にプーリー41が取付られる。したがってDCモー
タにより出力軸44を通じプーリー41を回転させる
が、プーリー41側からDCモータを回すことはギヤボ
ックス75内のギヤ系列のギヤ損失によりブレーキ作用
が働いて回転が伝わりにくくなっている。このほかギヤ
系列にウォーム、ウォームホイルを用い、プーリー41
側からの回転が伝達されないようにしてもよく、モータ
45にはパルスモータを用いることもできる。さらにモ
ータ自体にブレーキ機能を有する無励磁作動電磁ブレー
キ付のモータを用いてもよい。ちなみに収納部12へ収
納される紙幣の最大重量は約3kgであり、支持部材48
を下降させるに要する力は約10kg程度を見込めるの
で、カセット7の運搬時に紙幣の重量によって支持部材
48が下降するようなことはない。
【0030】図2において76はホルダ47に付設され
た検知部であり、カセット7内に配設された上限センサ
1 、下限センサS2 によりホルダ47の位置、すなわ
ち支持部材48の位置を検出するものである。また
3 ,S3 ′,S4 ,S4 ′,S5 ,S5 ′は支持部材
48上におかれる紙幣のレベルを検出する投受光器形式
のレベルセンサであり、この図2および図7における8
0は紙幣繰出し時において収納紙幣量が減少した場合に
収納部12内へ進入して紙幣Pを押える押圧部材(実公
平3−40828号公報と同様のもの)である。
【0031】この押圧部材80は、図2において支持部
材48が最下部位置(二点鎖線図示位置)へ位置し(下
限センサS2 の検知による)、そのときの支持部材48
上の重積紙幣上端がレベルセンサS5 ,S5 ′より下方
に位置するときレベルセンサS5 ,S5 ′の検知により
図示しないモータが駆動され、押圧部材80が実線位置
から収納部12内へ進出して一点鎖線図示の姿勢とな
り、その姿勢を保持しながら下降して重積紙幣上面を押
圧し、重積紙幣の減少に従いその姿勢を保持しながら押
圧動作を続ける。また支持部材48の上昇に備え、支持
部材48上に紙幣がすくなったこと(紙幣がすべて繰出
されたこと)の検知によりこの押圧部材80は実線位置
へ退避する。なお前述の紙幣繰出し等において収納紙幣
上面がレベルセンサS5 ,S5 ′より上方に位置すると
きは、押圧部材80は収納部12外の実線位置に保持さ
れる。
【0032】収納部12はコ字状の周壁枠12b、手動
により集積紙幣の取出しあるいは補充収納をする扉体8
1の背壁部81a、支持部材48、上部開口部12a域
にあって紙幣の収納ガイドをするじょうご形状のガイド
枠82によって構成されている。
【0033】またレベルセンサS3 ,S3 ′は、支持部
材48が上昇される際にその上部にのる重積紙幣上面の
レベルを検知して支持部材48の上昇を停止させる紙幣
移載レベルセンサである。そして、この位置に重積紙幣
上面がある状態で底板11,11が開放され、一時保留
紙幣が支持部材48上の重積紙幣上面へ移載される。次
に底板11,11の開放状態下において支持部材48が
下降され、支持部材48に重積される紙幣上面(その時
点で新たに積まれた一時保留紙幣上面)がレベルセンサ
4 ,S4 ′を通過すると、レベルセンサS4 ,S4
の検知により支持部材48の下降は停止され、次の紙幣
収納に備える。
【0034】なお、支持部材48の上昇時において支持
部材48上に紙幣がない場合は、レベルセンサS3 ,S
3 ′が投受光状況下において上限センサS1 が切り替え
られ、支持部材48は停止する。
【0035】また図2の上端部にはカセット7運搬用の
取手83が揺動可能に設けられている。
【0036】図5は制御系を示すブロック図で、制御部
77はカセット7側の制御部(1)771 と、処理機本
体3側の制御部(2)772 とで構成され、かつカセッ
ト7が処理機本体3に装着されているときは、プラグ7
8とジャック79とで制御部(1)771 と制御部
(2)772 の電気的な接続が行なわれる。
【0037】制御部(1)771 には位置検知センサS
1 ,S2 及びレベルセンサS3 ,S3 ′、S4
4 ′、S5 ,S5 ′が接続されると共にモータ45
(支持部材48上下用モータ)およびシャッタ用ソレノ
イドSD(シャッタ板15a作動用)の駆動制御(制御
部(2)772 を通じて処理機本体(3)が電源オンの
条件下にあること前提)を行なう。
【0038】また、制御部(1)771 はカセット7へ
収納される紙幣の収納枚数を金種別枚数データとして記
憶する記憶部を有し、処理機本体3側からカセット7へ
紙幣が回収される場合に制御部(2)772 側から金種
別枚数データを受けて記憶するようになっている。ま
た、カセット7へ収納された紙幣を処理機本体3側へ補
充する場合には、カセット7に記憶していた金種別枚数
データを処理機本体3側へ転送可能となっている。これ
らの詳細は作用の説明時に詳述することとし、ここでは
省略する。
【0039】次に上記実施例の作用の概略を図1を参照
して説明する。入金時には機械操作者が入金部1へ入金
紙幣を装填しスタート釦を操作すると、入金紙幣は繰出
し機構1Aにより順次1枚ずつ連続的に分離繰出しさ
れ、搬送経路91 から搬送経路92 へ送り込まれ、識別
部H1 通過時に紙幣の真偽と金種が識別される。その識
別時に偽紙幣等の識別不能紙幣が識別されるとリジェク
ト紙幣搬送経路93 へその識別不能紙幣が送られ、リジ
ェクト紙幣返却部1Bへ収納される。このリジェクト紙
幣返却部1Bへ送られた紙幣は機械操作者が自由に取り
出せる。また真紙幣は搬送経路92 の末端から搬送経路
4 へ送り込まれて図において右方へ搬送され、その経
路94 途上に設けられる区分片群のうち金種に対応する
区分片が電気的に切換えられ、千円、5千円、1万円の
各紙幣は対応する一時保留部10,10,10へ送り込
まれる。その際、収納部41 ,42 ,43 のうち収納量
が満杯となった金種の収納部があるとその金種の紙幣は
オーバーフロー用の一時保留部10へ送り込まれる。ま
た、それ以外の金種紙幣は識別不能紙幣としてリジェク
ト紙幣返却部1Bへ送られる。次に入金承認釦操作によ
って各一時保留部10,10,…の各底板11,11,
…が開放し、一時保留紙幣は対応する収納部41
2 ,43 および運搬金庫部6へ収納される。また、入
金不承諾時には一時保留部10,10,10,10の前
面扉が開放され、操作者は一時保留紙幣を取り出して回
収することができる。
【0040】出金時には、操作者による出金指定金額操
作に基づき出金の必要な収納部41,42 ,43 から一
金種毎に必要枚数紙幣が繰出し機構8,8,8により繰
出され、搬送経路95 ,96 ,97 を通じて出金部2へ
送られる。そして経路96 途上に配置される識別部H2
により出金紙幣の金種と搬送異常等の識別が行なわれて
おり、出金部2へ指定金額の紙幣が出金されたときのみ
出金部2からの紙幣取出しが可能となる。出金途中で識
別部H2 が搬送異常を識別したときとか、指定金額の出
金がなされなかったときは、出金部2は取出し不能とな
り、特別の管理者用鍵でしか取出すことができない。
【0041】次に各収納部41 ,42 ,43 からカセッ
ト7への紙幣の回収について説明する。この回収処理は
原則として業務の終業時に行なわれる。なお回収処理開
始前にはカセット7内に紙幣はなく、制御部(1)77
1 、(図5)に記憶される金種別枚数データも零となっ
ている。
【0042】操作者は機械の操作部(図示せず)から回
収処理指令釦操作をすると、収納部41 内の紙幣が繰出
し機構8で繰出され、搬送経路95 ,96 を通過し、そ
の際に識別部H2 で金種確認がなされ、正規の金種紙幣
は搬送経路97 の途中から切換片により、図において右
方へ向う搬送経路98 へ送られ、この経路98 から経路
4 を通じて右端下部の一時保留部10へ送り込まれ
る。前記識別部H2 での識別信号に基づき紙幣の枚数カ
ウントもなされており、所定枚数(一時保留部10での
最大保留枚数)に達すると繰出中の繰出し機構8の動作
を一時中断する。収納部41 からの紙幣繰出し枚数が所
定枚数に到達していないときは引き続き収納部42 から
繰出しを続け、その繰出し中に所定枚数に到達すると収
納部42 の繰出し機構8の繰出しを一時中断する。また
収納部42 からすべての紙幣の繰出しが行なわれても、
まだ所定枚数に到達しない場合は収納部43 からの繰出
しが続行され、その繰出し中に紙幣が所定枚数に到達す
ると収納部43 の繰出し機構8の繰出しを一時中断す
る。また収納部43 の紙幣がすべて繰出されても所定枚
数に到達しない場合は、繰出されたすべての正規紙幣が
収納部12上部の一時保留部10に保留される。
【0043】繰出し中の繰出し機構8の一時中断時もし
くはすべての収納部41 ,42 ,43 の紙幣繰出しが行
なわれた後(後者の場合はすべての紙幣枚数合計が所定
枚数以下の場合)に搬送経路95 ,96 ,97 ,98
4 中の紙幣がすべて一時保留し終る時間の経過後に一
時保留部10から収納部12への紙幣収納動作が行なわ
れる。この収納動作の詳細は後述する。
【0044】また識別部H2 において異金種紙幣(千
円、5千円、1万円紙幣以外の紙幣のことで、識別不能
紙幣と識別される)、偽紙幣、搬送異常紙幣は識別さ
れ、搬送経路97 を上方へ直進されて出金部2(回収処
理時のリジェクト紙幣回収部として共用される)に回収
される。
【0045】識別部H2 において識別された正規紙幣
は、収納部12上部の一時保留部10へ収納される分ご
とに金種毎の枚数が記憶されて、本体側の制御部(2)
772に一時記憶され、一時保留部10から収納部12
への紙幣の収納動作が行なわれるごとに制御部(2)7
2 からカセット7側の制御部(1)771 へデータ転
送されて記憶される。一方データ転送時に制御部(2)
772 に一時記憶されたデータはクリアされ、再度繰出
し再開される紙幣の識別部H2 による識別データの記憶
(金種毎の枚数記憶)に備える。
【0046】このようにして収納部12上部の一時保留
部10へ収納される紙幣の収納部12への収納動作が行
なわれる毎に一時保留紙幣の金種毎の枚数データが制御
部(2)772 からカセット7側の制御部(1)771
へ送られ、既に記憶済の金種別枚数データに加算され
る。これによって収納部12に収納される紙幣の金種別
枚数データが制御部(1)内に記憶されることになる。
このようにして収納部41 ,42 ,43 のすべての紙幣
が収納部12へ回収されると共に収納部12に収納され
ている紙幣の金種別枚数データが制御部(1)771
記憶され、処理機本体3内部での紙幣の回収処理動作は
終る。なおカセット7が機体3aから抜きとられたのち
も制御部(1)771 に記憶される記憶データ(金種別
枚数データ)は保持される。
【0047】次にこのカセット7が精算所へ運搬されて
カセット7から精算所側へ回収する精算回収作業につい
て述べる。まず機体3aから引き出し機体3bを引き出
し、カセット7を上方へ引き出し、精算所へ持参し、精
算所におかれた精算用循環式紙幣処理機に装着し、カセ
ット7から紙幣の繰出しの金種別枚数データを記憶し、
カセット7の制御部(1)771 に記憶されている金種
別枚数データを制御部(2)772 の記憶データ転送し
て照合比較し、その照合結果を同機において記憶する。
一方カセット7の制御部(1)771 の金種別枚数デー
タはデータ転送時にクリアされる。これにて精算回収作
業は終る。
【0048】なお収納部41 ,42 ,43 からカセット
7への紙幣回収途中で収納部12の紙幣収納量が満杯と
なった場合の動作は次の通りである。収納部12の一時
保留部10に所定枚数(一時保留紙幣の一時保留可能最
大量)の紙幣が一時保留された後、収納部12へ収納さ
れた時点で収納部12の紙幣量が満杯か否か検知され、
満杯検知がなされると紙幣回収処理は中断し、紙幣の繰
出し再開は行なわれない。この場合は精算所にある空カ
セット7(制御部(1)771 の金種別枚数データはク
リアされて零となっている)を持ってきて満杯になった
カセット7と入れ替えてから紙幣回収処理を再開する。
こうして満杯のカセット7と次に装着したカセット7に
収納部41 ,42 ,43 のすべての紙幣を回収して2個
のカセット7を精算所へ持参して前述の精算回収作業を
行なうことになる。なおカセット7の精算所への運搬時
に運搬金庫部6も一緒に持参して精算回収作業をするこ
とはいうまでもない。
【0049】業務途中で収納部41 ,42 ,43 からの
紙幣回収の必要な場合もあり、これについて述べる。何
回も入金処理が続き、例えば千円紙幣の収納部41 と運
搬金庫部6の両方が満杯となることがある。この場合は
途中回収処理指令釦操作を行なう。これにより満杯とな
っている例えば千円紙幣収納部41 から所定枚数(出金
に必要な最低限定の収納紙幣量を残した枚数分)分の紙
幣が繰出し機構8にて繰出され、搬送経路95 ,96
7 ,98 ,94 を通じて収納部12上部の一時保留部
10へ一時保留されて収納部12へ回収され、その回収
された紙幣の金種別枚数データは制御部(1)771
記憶される。この動作は回収処理指令操作時の処理と同
じであるが、相違点は回収処理指令操作時には収納部4
1 ,42 ,43 の紙幣をすべて回収するのに対し、途中
回収処理指令釦操作時は、紙幣満杯となった収納部から
出金に必要な最低限度の収納紙幣量を残した残りの紙幣
を繰出してカセット7へ回収する点にある。
【0050】次に、カセット7から収納部41 ,42
3 へ紙幣を補充する紙幣補充処理について説明する。
業務の始業時に、精算所に保管されている空のカセット
7を精算用循環紙幣処理機に装着し、千円紙幣、5千円
紙幣、1万円紙幣を所定枚数(循環式紙幣処理機3で出
金するのに必要な所定枚数)ずつカセット7へ収納せし
める。このときカセット7の制御部(1)771 へ収納
紙幣の金種別枚数データが記憶されて保持される。この
カセット7を循環式紙幣処理機3の置かれているところ
まで運搬してくる。引出し枠体3bを機体3aから手前
へ引出し、カセット7を上方から下方へ挿入して装着
し、引出し枠体3bを機体3aに押し込む。このとき精
算所から空の運搬金庫部6も一緒に運んできて機体3に
セットする。そしてシャッタ13を開く。
【0051】次に補充指令操作釦(図示せず)を押す
と、収納部12の繰出し機構16が駆動され、紙幣が搬
送経路99 ,910112 へ進行し、識別部H1
紙幣の金種識別が行なわれる。紙幣は搬送経路92 を左
方へ進み、その末端から下方の搬送経路94 へ送り込ま
れて右方へ進み、識別部H1 の識別結果に基づき紙幣は
対応する分岐片の作動で対応する金種の一時保留部1
0,10,10へ送り込まれ、すべての紙幣が収納部1
2から送り出されて金種別の一時保留部10,10,1
0へ収納し終った時点で各底板11,11…が開放さ
れ、収納部41 ,42,43 へ収納されて出金用紙幣の
補充が終了する。カセット7の制御部(1)771 に記
憶されていた金種別枚数データは収納部41 ,42 ,4
3 への紙幣収納動作時に処理機本体3側の制御部(2)
772 へデータ転送されると共にリセットされて零とな
る。なお収納カセット7に補充のために収納されていた
金種毎の紙幣枚数は収納部41 ,42 ,43 の各一時保
留部10,10,10の最大収納枚数より小に設定され
ている。
【0052】次に上記実施例の作用の詳細を図7(A)
〜(F)、図8(A)〜(F)を加えて説明する。カセ
ット7は回収待機状態時、特に一度も途中回収処理が行
なわれていないときは、図7(A)の状態にある。特に
カセット7が機体3aへ装着されて収納部12内の紙幣
がすべて繰出された後は、支持部材48の上には紙幣が
ないので図7(A)の初期回収待機位置Iに位置する。
すなわち支持部材48上の紙幣をセンサS3 ,S3 ′が
検知しない状態で上限検知センサS1 が支持部材48の
上昇限を検知してモータ45を停止させる位置である。
そしてこの支持部材48は、紙幣の回収動作が行なわれ
ない限り、この図7(A)の初期回収待機位置Iに停止
して位置される。循環式紙幣処理機3の入金動作および
出金動作中も支持部材48は図7(A)の初期回収待機
位置Iのままであるが、『途中回収処理指令釦操作』が
行なわれて回収紙幣が一時保留部10へ重積されたとす
る。このときは底板11,11の開放によって図7
(A)の処理回収待機位置Iの支持部材48上へ紙幣が
積載される(図7(B)の実線図示状態の支持部材4
8)。
【0053】次に支持部材48が下降し、その上にのる
重積紙幣の上面がセンサS4 ,S4′間を通過したとき
センサS4 ,S4 ′が投受光(透過)状態になって支持
部材48は停止する(図7(B)で支持部材48は二点
鎖線図示の「通常回収待機位置II」に位置する。この
「通常回収待機位置II」は収納紙幣量によって変化する
が、支持部材48の上にのる重積紙幣の上面がセンサS
4 ,S4 ′より下方へ通過した直後の位置をいい、『途
中回収処理』が一度でも行なわれた後の次の『途中回収
処理』または終業時の『回収処理』に備えて待機する位
置をいう。支持部材48が図7(B)のII位置へ下降す
ると、底板11,11が閉じ、その後の回収処理に備え
る。
【0054】次の『途中回収処理指令操作』で支持部材
48は図7(B)のII位置から上昇し、支持部材48上
の集積紙幣上面がセンサS3 ,S3 ′を遮切る「紙幣移
載位置III 」に停止する(図7(C))。支持部材48
の紙幣移載位置IIとは紙幣収納量によってその支持部材
48の上下位置は変化するが、支持部材48上に載置さ
れている集積紙幣上面がセンサS3 ,S3 ′を遮切った
ときの支持部材48の位置で、底板11,11上の一時
保留紙幣を底板11,11上から支持部材48上の集積
済紙幣上へ移載せしめる位置である。
【0055】図7(C)で支持部材48が紙幣移載位置
III へ位置されると、底板11,11が開放されて、一
時保留紙幣が支持部材48上面の集積済紙幣上面へ移載
される。つぎに支持部材48が下降し集積紙幣上面がセ
ンサS4 ,S4 ′を通過した時点で停止する(図7
(C)の支持部材48はII位置に位置する)。そのとき
底板11,11も閉じる。その後に生じる『途中回収処
理』も同様に「支持部材48のII位置→III 位置…(一
時保留紙幣移載)…新たなII位置」の動作が行なわれ
る。
【0056】業務の終業時等の回収作業時は『回収処理
指令操作』が行なわれる。この操作の時点で未だ一回も
「途中回収処理」が行なわれていない場合には「途中回
収処理」の動作説明で述べた順序、すなわち図7
(A)、図7(B)、図7(C)の順序に従う収納動作
を行なう。つまり支持部材48の上下動作でいうと、
〔I位置→一時保留紙幣移載→II位置〕…(自動的に次
の紙幣の一時保留が行なわれる。)…〔II位置→III 位
置→一時保留紙幣移載→新たなII位置〕…(自動的に次
の紙幣の一時保留)…〔同じ〕。以上の動作は収納部4
1 ,42 ,43 内の紙幣がすべて繰出されて収納部12
へ回収されるまで続けられる。
【0057】また一度でも『途中回収処理』が行なわれ
た後に終業時の『回収処理』が行なわれる場合は図7
(B)または図7(C)状態からの回収動作となる。つ
まり支持部材48の上下動作でいうと〔II位置→III 位
置→一時保留紙幣移載→新たなII位置〕の動作が自動的
に何回も繰り返されて収納部41 ,42 ,43 内の全紙
幣をカセット7へ回収するのである。こうしてすべての
紙幣を回収して支持部材48が通常回収待機位置IIへ位
置し、底板11,11が閉じられた状態を図7(D)に
示す。
【0058】こうしてカセット7へ紙幣がすべて回収さ
れた時点でカセット7のシャッタ13を閉じるが、図1
の図示状態(機体3aにカセット7内蔵の引出枠体3b
が装着状態)において機体3aの前面からシャッタ13
を手で押し込んで閉じることになる。なおシャッタ13
を閉じることによって図1の引出枠体3bの引き出しが
可能となり、引出枠体3bの引き出しによりシャッタ1
3が閉鎖ロックされると共に引出枠体3bからのカセッ
ト7の引き抜きが可能となる。
【0059】このようにシャッタ13が手動で押し込ま
れて閉じられると、図4においてシャッタ13によりロ
ーラ38が押し下げられるのでレバー35が軸34を中
心に下方へ回動し、この回動によってアーム26の一端
が押し下げられ、アーム26の他端でレバー31が引き
上げられてこのレバー31に嵌合している突部27が引
き上げられるので規制部材21は軸22を中心に倒伏回
動し、図2の実線図示のように閉状態となる。このとき
規制部材21側と一体に移動するアーム57に設けられ
たピン59が係止爪61の爪部61aを押しのけて下が
り、ピン59が爪部61aを通過したとき前記アーム5
7を付勢しているバネ58の作用で爪部61aがピン5
9に係合し、規制部材21の閉状態を保つ。
【0060】このとき支持部材48上に集積されている
紙幣の上面はセンサS4 ,S4 ′による検知ラインのや
や下位置にあり、規制部材21の下面と集積紙幣の上面
とは僅かに間隙があいているか、集積紙幣の膨らみによ
り軽く接触した状態にある。
【0061】一方、規制部材21が閉状態になったこと
を検知するためにセンサS6 が設けられており、その検
知のため図4図示のアーム26の揺動位置の変化により
センサS6 が切り替えられるようになっている。
【0062】このように、センサS6 が規制部材21の
閉動作を検知すると、図示しないソレノイド(図5のS
D)が働き、シャッタ板15aが繰出し口15を閉じ、
一方、モータ45が起動してベルト43が図2において
反時計方向に回動し、ホルダ47を介して支持部材48
が上昇し、支持部材48上に重積されている紙幣Pの上
面が規制部材21の下面に押圧され、タイマーで所定時
間回転した後、モータ45は停止する。これにより図7
(E)のように支持部材48はII位置からII′位置(紙
幣狹着位置を示す)へ移動し、収納部12内の重積紙幣
Pは規制部材21と支持部材48との間に挾まれて狹着
状態となり、運搬時の振動や揺れを受けても重積状態に
乱れを生じることがない。
【0063】なお、収納部12の紙幣収納量が少ない場
合は上記支持部材48の上昇時に図2示のホルダ47の
当接部49がレバー53のローラ54に下から当たり、
レバー53は第1の揺動レバー51のストッパ56に当
たるので第1の揺動レバー51が図1において反時計方
向に回動し、これにより第2の揺動レバー69が時計方
向に回動して摺動レバー66を介して係止爪61を軸6
0を中心に時計方向に回動させ、爪部61aが規制部材
21側のピン59から外れて、規制部材21の係止が一
時的に解かれるが、規制部材21の突部27がシャッタ
13の閉鎖に基づきレバー31により押えられているの
で規制部材21ははね上がることはない。当接部49が
ローラ54を通過するとレバー53、第1の揺動レバー
51、第2の揺動レバー69、摺動レバー66は元の位
置へ復帰し、爪部61aがピン59を再度係止する。収
納部12の紙幣収納量が多い場合は支持部材48が上昇
してもホルダ47の当接部49がレバー53のローラ5
4より下方に位置するので当接部49とローラ54とが
当たることはない。
【0064】カセット7を図7(E)の状態(支持部材
48)がII′位置の状態)において図1の機体3aから
引出枠体3bを引き出し(シャッタ13が閉じられるこ
とを条件に引き出し可能)、この引出動作により抜きと
りが可能となったカセット7を、その取っ手83を上方
へ立てて手でもって上方へ引き抜く。その状態が図7
(F)の図示状態である。
【0065】次にカセット7を精算所へ運搬し、精算用
循環式紙幣処理機(図1と同構造)へそのカセット7を
装着し、手動でシャッタ13を開く。すると図示しない
検知スイッチの検知で図示しないソレノイドが作動さ
れ、シャッタ位置15aが開放される。それが図8
(A)である。精算用循環式紙幣処理機のスタート釦操
作をすると、まず支持部材48が下降し、図8(B)の
紙幣繰出し位置IVに位置される。この移動は図2のモー
タ45の時計方向回転、ホルダ47の検知部76による
下限センサS2 の切替わりにより行なわれる。
【0066】なお、図7(F)および図8(A)におい
てカセット7の収納部12の収納紙幣量、すなわち回収
紙幣量が小なる場合、支持部材48と一体移動する当接
部49はローラ54より上方位置にあり、そしてこの支
持部材48が下降して図8(B)位置へ移動するときに
当接部49がローラ54を上方から下方へ押圧すること
になる。しかしローラ54の上方から当接部49が下降
するときは図2示のローラ54の設けられるレバー53
は第1の揺動レバー51に対し捩じりバネ55に抗して
時計方向へ回動し、第1の揺動レバー51を揺動させる
ことはなく、延いては規制部材21を閉位置に停止する
係止爪61aはピン59を係止し続け、規制部材21は
閉位置のままである。なお収納部12内の収納紙幣量が
大の場合は、図8(A)状態時でもローラ54より下に
ホルダ47の当接部49が位置されており、支持部材4
8の図8(B)への移動時にローラ54を当接部49が
移動させることはない。
【0067】この図8(B)の状態になると繰出し手段
16が駆動され、収納部12内の紙幣がすべて繰出され
て精算処理される。なお図8(B)の紙幣繰出中におい
て収納部12内の紙幣が減少し、その累積紙幣上面がセ
ンサS5 ,S5 ′より下降したとき、センサS5
5 ′が投光受光状態になり、図示しないモータを作動
せしめて押圧部材80を収納部12内へ進出させ重積紙
幣上面を押圧させる。そして紙幣の減少と共にこの押圧
部材80も押圧姿勢を保ちながら紙幣を押圧保持する。
こうして収納部12内のすべての紙幣が繰出される。こ
の紙幣の繰出しが終了した段階で押圧部材80は図示し
ないモータの作動で図8(B)の実線位置、すなわち収
納部12外部へ退避する。
【0068】こうして収納部12内の紙幣がすべてなく
なると支持部材48が上昇し、その上昇移動中に支持部
材48のホルダ47の当接部がローラ54に当接し、図
2においてレバー53、第1の揺動レバー51が一体的
に軸50を中心に反時計方向に回動され、この第1の揺
動レバー51の他端にピン71と長孔72とで連結され
る第2の揺動レバー69は軸70を中心に時計方向に回
動し、この第2の揺動レバー69にピン73と長孔74
で連結される摺動レバー66は下方へ移動し、この摺動
レバー66にピン67と長孔63で連結される係止爪6
1は軸60を中心に時計方向に揺動され、爪部61aが
アーム57のピン59から外れる。このときシャッタ1
3は開放されており、ローラ38はシャッタ13に拘束
されない状態にある。それ故、係止爪61の爪部61a
がアーム57のピン59から外れると、引張りバネ58
の開放方向への付勢によりアーム57およびそのアーム
57と一体的に揺動する規制部材21,21,21は軸
22を中心に反時計方向に揺動して図2の一点鎖線位置
に位置される。
【0069】支持部材48は更に上昇し、上限センサS
1 が切替わった時点で支持部材48の上昇は停止し、図
7(A)位置に位置される。翌日の始業時には図7
(A)の状態のカセット7へ精算用循環式紙幣処理機の
金種別収納部(図1と同構造で41 ,42 ,43 に相当
する部分)から出金用補充紙幣が一金種ずつ順に出金必
要量ずつ底板11,11上に一時保留され、底板11,
11の開放によって支持部材48上へのせられて収納さ
れる(図7(A)→図7(B)の動作)。
【0070】この場合、金種別収納部から紙幣繰出しさ
れ、底板11,11上に一時保留される金種紙幣量がそ
の金種の出金用補充紙幣量に設定されている。図1の循
環式紙幣処理機本体3の収納部41 ,42 ,43 へ補充
すべき金種は千円、5千円、1万円の三金種であり、ま
ず千円紙幣が図7(A)、図7(B)の動作で収納され
る(図7(A)および図7(B)の支持部材48I位置
→図7(B)の支持部材48II位置)。
【0071】次に5千円紙幣が繰出されて底板11,1
1上に一時保留され、底板11,11の開放で支持部材
48に移載されて収納される(図7(B)の支持部材4
8II位置→図7(C)の支持部材48II位置)。次に1
万円紙幣が底板11,11上に一時保留され、5千円紙
幣と同じ動作でカセット7に収納される。この三金種紙
幣を収納した状態が図8(C)である。
【0072】この状態でシャッタ13を閉じると、規制
部材21が閉じられて側状状態(閉鎖位置)に保持(係
止爪61とピン59の係止およびシャッタ13によるロ
ーラ54の押圧保持)される。この規制部材21の閉塞
をセンサS6 が検知し、モータ45を駆動せしめて支持
部材48を図8(D)のII位置から上昇させ、タイマー
による所定時間後にモータ45を停止させる。その結
果、支持部材48は図8(D)のII′位置まで上昇して
停止し、規制部材21と支持部材48間で紙幣が狹着保
持される。
【0073】次に精算用循環式紙幣処理機からカセット
7を引き抜き、図1の循環式紙幣処理機の処理機本体3
に接続される機体3aへそのカセット7を充填し、シャ
ッタ13が開かれると、シャッタ13はその切込み13
aにより図4に実線で示すように折れ曲がって安定し、
このときシャッタ13がローラ38から外れるが、規制
部材21側のピン59が爪部59で係止され、バネ58
の付勢により起立しようとする規制部材21は起立する
ことなく図2に実線で示すように閉状態を保つ。これに
よりシャッタ13開放時の収納部12からの収納紙幣の
上方への飛び出しを防止するように配慮されている。
【0074】次に機体3aの補充指令釦操作をする。こ
れにより図2においてモータ45が前記とは逆方向に駆
動して支持部材48およびホルダ47が一体的に下が
り、その途中でその当接部49がレバー53のローラ5
4に当るが、このレバー53はローラ54が下がる方向
へは回転自由であるため軸52を中心に図2において時
計方向に回動し、ホルダ47の通過を許容する。
【0075】こうして支持部材48は最下降位置まで下
がり、収納部12の底板として機能することになり、後
に繰出し手段16により重積紙幣の最下位のものから1
枚ずつ繰出せる態勢となる。この支持部材48の移動は
図7においては図8(E)のII′位置からIV位置への移
動となる。支持部材48が図8(E)の紙幣繰出位置IV
へ移動して停止すると繰出し手段16が駆動されてカセ
ット7内の収納部12の紙幣が繰出され、すべての紙幣
が繰出されると繰出しを停止する。その繰出途中で収納
紙幣上面がレベルセンサS5 ,S5 ′より下がると押圧
部材80が収納部12内へ進入し、収納紙幣上面を押圧
保持する。この押圧部材80は紙幣がすべて繰出される
まで押圧保持し、紙幣画繰出されたのち収納部12外の
退避位置へ復帰する。
【0076】収納部12内の紙幣がすべて繰出されると
支持部材48は図8(E)の位置IVから自動的に上昇
し、その上昇途中で支持部材48と一体的に移動するホ
ルダ47の当接部49がローラ54に当たり、前述のよ
うに第1の揺動レバー51が揺動して第2の揺動レバー
69を通じ摺動レバー66を押上げ、これにより係止爪
61を時計方向に回動して規制部材21の係止が解か
れ、規制部材21は起立して開放状態となる。支持部材
48は更に上昇し、上限センサS1 の切り替わり時に停
止され、図8(F)のI位置に停止して図7(A)状態
になる。そしてその後の『途中回収処理操作』または
『回収処理操作』に備える。
【0077】一方、カセット7から繰出された紙幣は金
種別のカセット7に収納されている金種別出金補充紙幣
量は一時保留部10の最大収納量より少量となってお
り、カセット7から繰出された紙幣がすべて各一時保留
部10,10,10に一時保留される。
【0078】こうしてカセット7内のすべての紙幣が各
一時保留部10,10,10へ収納され終った段階で各
底板11,11,…が開放し、収納部41 ,42 ,43
へ紙幣が収納されて出金処理および入金処理が可能とな
る。
【0079】なお、規制部材21を開動および閉動され
るための第1、第2の移動機構23,24は図では典型
的な一例を示したものであり、これに限定される必要は
なく、他の設計変更することは任意である。その他の構
成に関しても図示の実施例に限られるものではない。ま
た収納部41 ,42 ,43 、運搬金庫部6に本考案を適
用し、カセット7と同構造にしてもよいことはいうまで
もない。
【0080】なお、精算所においてカセット7からの紙
幣の回収と補充を手で行なう場合について述べると、精
算所における精算データ処理機とカセット7とを電気的
に接続し、カセット7の制御部(1)771 内の金種別
枚数データを精算データ処理機に転送すると共に、制御
部(1)771 内の記憶データをクリアする。一方、精
算データ処理機からの指令操作により支持部材48が所
定量下降、すなわちII′位置からII位置に位置させる。
そして鍵を使ってカセット7の扉体81を開け、収納紙
幣を手で抜き出す。このときは規制部材21と支持部材
48による収納紙幣の挾持は解かれており、たやすくと
り出せる。このときシャッタ13は閉塞状態ゆえ規制部
材21は閉塞状態のままである。そして取り出した紙幣
を手計算するか紙幣計算機にかけ、精算データ処理機へ
そのデータを入力して比較照合する。
【0081】また手による紙幣補充時には、精算データ
処理機の操作によりカセット7の支持部48を最下降位
置IVへ位置させる。そして扉体81の開放状態において
紙幣を整列集積状態に積み、収納し終ると、精算データ
処理機を操作して支持部材48を上昇させ、II′位置に
位置させる(モータ45を駆動させ、センサS4
4 ′による紙幣検知後も所定時間駆動させることによ
り行なう)。これにより閉塞位置の規制部材21(扉体
81の開放はシャッタ13の閉塞状態において行なわれ
るので規制部材21も閉塞位置におかれている)と支持
部材48間に収納紙幣が狹着保持される。次に扉体81
を閉じて鍵をかける。更に収納された紙幣の金種別枚数
データを精算データ処理機で手入力し、カセット7の制
御部(1)771 へ転送し記憶させる。このカセット7
の精算データ処理機との電気接続を解いてカセット7へ
の紙幣補充作業は終了する。
【0082】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、カ
セットを処理機本体から分離して取扱う際にカセット内
の収納部に収納されている重積状の紙葉類を規制部材と
支持部材とで挾持するようにしたので、カセットの抜き
出しや運搬時に振動が与えられても内部で紙葉類の重積
状態が崩れることがなく、後の紙葉類の繰出しに支障を
きたさず、重積の崩れによる繰出し不良や繰出し不能の
事態を招くことを皆無とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を適用する紙葉類処理機の一例を示す略
示断面図。
【図2】本考案におけるカセットの一実施例を示す縦断
側面図。
【図3】図2の内部平面図。
【図4】図3の左側面図。
【図5】制御ブロック図。
【図6】モータの一例を示す説明図。
【図7】(A)〜(F)は作用説明図。
【図8】(A)〜(F)は作用説明図。
【符号の説明】
3 処理機本体 51 〜53 固定金庫部 6 運搬金庫部 7 カセット 91 〜911 搬送経路 10 一時保留部 11 底板 12 収納部 13 シャッタ 15 繰出し口 16 繰出し手段 21 規制部材 23 第1の移動機構 24 第2の移動機構 27 突部 43 無端ベルト 45 モータ 47 ホルダ 48 支持部材 49 当接部 51 第1の揺動レバー 59 ピン 61 係止爪 66 摺動レバー 69 第2の揺動レバー 75 ギヤボックス 77 制御部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部開口部から紙葉類を受入れてその紙葉
    類を重積状態に収納する収納部と、この収納部内に収納
    される重積紙葉類のうち下部の紙葉類から順次1枚ずつ
    繰出しを行なう繰出口と、前記収納部の上部開口部を開
    閉するシャッタとを有するカセットを備え、このカセッ
    トが紙葉類処理機本体に対し着脱可能に装填された紙葉
    類処理機において、前記カセットは、カセットの前記処
    理機本体に対する装着状態におけるシャッタ開放状態に
    あってその上部開口部を閉鎖する閉塞位置、またはその
    上部開口部を開放する退避位置に選択的に位置される規
    制部材と、前記シャッタによる上部開口部閉塞動作時に
    退避位置にある前記規制部材を閉塞位置へ移動させる第
    1の移動機構と、カセットの前記処理機本体への装着お
    よびシャッタの開放が行なわれたのちにおいて閉塞位置
    にある前記規制部材を退避位置へ移動させる第2の移動
    機構と、前記収納部に重積状態で収納される紙葉類を支
    持して上方へ移動させる支持部材と、非通電時には収納
    紙葉類の荷重を受けても回転し得ないブレーキ力を付与
    するブレーキ手段を有し前記支持部材を昇降せしめる支
    持部材昇降用モータと、カセット側または処理機本体側
    の一方または双方に設けられ、前記支持部材昇降用モー
    タの駆動を制御して前記支持部材を上昇、下降させ、紙
    葉類受入れ時には該支持部材を上昇位置に位置させると
    ともに紙葉類繰出し時には支持部材を下降位置に位置さ
    せ、また処理機本体へのカセット装着状態でのシャッタ
    の閉塞を条件に支持部材昇降用モータを駆動して支持部
    材を上昇させ、閉塞位置にある規制部材との間で重積紙
    葉類を挟着させる制御部とを具備することを特徴とする
    カセットを備えた紙葉類処理機。
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