JP2599029Y2 - ホールプラグ - Google Patents

ホールプラグ

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JP2599029Y2
JP2599029Y2 JP1993019349U JP1934993U JP2599029Y2 JP 2599029 Y2 JP2599029 Y2 JP 2599029Y2 JP 1993019349 U JP1993019349 U JP 1993019349U JP 1934993 U JP1934993 U JP 1934993U JP 2599029 Y2 JP2599029 Y2 JP 2599029Y2
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hole
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hole plug
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泰彦 井上
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、孔を塞ぐホールプラグ
に関する。
【0002】
【従来の技術】図6に示すように、延設されたレール上
をスムーズに移動するため、レール上を案内するリニア
ガイド50が使用される。このリニアガイド50には、
搭載物52を取付ボルト54で固定するためのボルト孔
56が複数カ所に穿設されている。
【0003】ところで、搭載物52の大きさによって、
穿設されたボルト孔56がすべて使用されるとは限らな
い。従って、使用しないボルト孔56が、何も装着され
ないまま放置されることがある。
【0004】このように、ボルト孔56が開口されたま
まの状態で放置されると、金属粉、切削粉等のゴミがこ
のボルト孔56へ侵入付着し、洗浄しても完全に除去で
きなくなる。そのため、リニアガイド50がレール上を
移動する際に、ボルト孔56から落ちたゴミがレールに
付着し、リニアガイド50の移動に支障をきたすおそれ
がある。
【0005】そこで、図7に示すようなボルト孔用クリ
ップ60が提案されている(実公昭62−22660号
公報参照)。このクリップ60は、頭部62と脚部64
を有している。この頭部62は、円板状に形成されてお
り、上面中央部には略十字形にしたドライバー等の工具
を掛け止めるための係合溝66が設けられている。ま
た、脚部64は、頭部62の下面中央部から垂直に延設
されたもので、所要の肉厚をもった縦長長方形の板状に
形成されている。この脚部64には、一対の弾性係合片
68が形成されている。この弾性係合片68は、脚部6
4の両面部分70において背中合わせになるように対を
なしており、脚部64の先端部と長手方向略中央部にそ
れぞれ1組づつ設けられている。
【0006】上記クリップ60がボルト孔56に挿入さ
れると、弾性係合片68が撓みながらボルト孔56に侵
入し、脚基端部72がボルト孔56の開口部に当接され
る。このとき、弾性係合片68の復元力によってその先
端に設けられた係合爪74がボルト孔56のネジ山に係
合される。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記ク
リップ60は、係合爪74がネジ山に係合されてボルト
孔56に固定されるので、ボルト孔56にネジ山が設け
られていない場合には、係合爪74が孔の側壁に線接触
されるにすぎず、クリップ60が孔内に保持される力が
弱くなってしまう。
【0008】また、クリップ60をボルト孔56に挿入
する際には、ドライバーを係合溝66に掛けクリップ6
0を回転させて、係合爪74をボルト孔56のネジ山に
固定しなければならない。さらに、クリップ60をボル
ト孔56から取り外すときも、同様にドライバーを用い
なければならないので、クリップ60をボルト孔56か
ら着脱する手間がかかる。
【0009】本考案は上記事実を考慮し、孔内に保持さ
れる力が大きく、かつ、着脱が容易なホールプラグを得
ることが目的である。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の考案で
は、孔に挿入された状態でその開口を塞いでゴミの侵入
付着を阻止する頭部を有するホールプラグであって、前
記頭部から延出され、前記孔に挿入される挿入部と、
記頭部から離間して配置され、前記挿入部の両側面から
中心に向かい、反転して外側へ屈曲され、前記挿入部よ
りも拡径する位置まで張り出す可撓片と、前記可撓片の
自由端部を連設し、前記孔へ挿入するとき挟持して前記
可撓片を撓ませることができ、孔へ挿入された状態では
前記可撓片の力で孔の内周面と面接触する当接面
と、を備えたことを特徴としている。請求項2に記載の
考案では、前記頭部の中心部に立設され、挿入部の間に
位置する心棒を有することを特徴としている。
【0011】
【作用】請求項1に記載の考案では、孔に挿入された状
態でその開口を塞いでゴミの侵入付着を阻止する頭部を
有するホールプラグであって、頭部から挿入部が延出
ており、孔に挿入されるようになっている。また、頭部
から離間して配置された可撓片が、挿入部の両側面から
中心に向かい、反転して外側へ屈曲され、挿入部よりも
拡径する位置まで張り出している。この可撓片の自由端
部は当接面によって連設されており、この当接面は孔へ
挿入するとき挟持して可撓片を撓ませることができ、
へ挿入された状態では可撓片の力で孔の内周面
接触する。
【0012】これによって、当接面は、孔へ強固に保持
され、また、孔を塞ぐ性能が向上する。さらに、面接触
によって孔に保持されるので、ネジ山が設けられていな
い孔にも装着できる。また、当接面を挟持した状態で挿
入すればよく、従来のように工具を使用し、ネジ溝への
位置合わせを行う必要がない。
【0013】請求項2に記載の考案では、心棒が頭部の
中心部に立設されており、挿入部の間に位置している。
このため、中心部に立設された頭部をドライバー等で下
から押せば、ホールプラグを簡単に取り外すことができ
る。従って、孔からの着脱が従来よりも容易になり、作
業性が向上する。
【0014】
【実施例】図1乃至図3には、本実施例に係るホールプ
ラグ10が示されている。このホールプラグ10には、
円板状のフランジ12が形成されている。このフランジ
12の外周線には、テーパー面12Aが設けられてい
る。また、フランジ12の中心には、円筒状の心棒14
が立設されている。この心棒14を中心として対称な位
置には、略4分の1円弧状に形成された一対の挿入部1
6がフランジ12から立設されている。
【0015】この挿入部16は、挿入される孔40(図
5参照)の内径と略同一の外径とされている。また、挿
入部16の先端部には、心棒14に向かって傾斜するテ
ーパー面16Aが形成され、このテーパー面16Aが挿
入部16を孔40へ案内するようになっている。挿入部
16の中間から先端の間の両側面には、心棒14に向け
て突出し反転して外側へ屈曲され平面視にて略V字形に
形成された可撓片18が設けられている。もう一方の挿
入部16の両側面にも、同様な可撓片18が設けられて
いる。この可撓片18の自由端部を連結するように心棒
14を中心として対称に当接面20が支持されている。
この当接面20は略4分の1円弧状に形成されている。
当接部20の外面は、挿入部16の外面よりも外側に張
り出している。また、当接部20の先端部には、心棒1
4に向かって傾斜するテーパー面20Aが形成されてい
る。
【0016】なお、挿入部16、可撓片18及び当接部
20は、弾性材料で成形されており、心棒14に向けて
(矢印A方向及び矢印B方向)当接部20の外面に力が
作用すると、可撓片18がそれぞれ内側(心棒14側)
へ撓み、当接部20が内側(心棒14側)へ変形するよ
うに形成されている。
【0017】次に本実施例の作用を説明する。図4に
は、一例として、延設されたレール36上に載置された
リニアガイド38が示されている。このリニアガイド3
8には、搭載物を固定するための孔40が複数カ所(こ
の実施例では、8カ所)に穿設されている。
【0018】図1に示すように、心棒14に向けて(矢
印A方向及び矢印B方向)当接部20の外面を挾むと、
可撓片18が内側(心棒14側)へ撓み、当接部20
は、内側(心棒14側)へ変形する。このままの状態
で、ホールプラグ10を孔40へ挿入すると、ホールプ
ラグ10はテーパー面16A、20Aで案内されながら
孔40の奥へ侵入し、可撓片18の復元力が働いて当接
部20の外面が孔40の孔面40Aに当接する。次に、
図5に示すように、テーパー面12Aが孔40の切欠面
40Bに当接するまでホールプラグ10を孔40へ挿入
する。この状態では、挿入部16の外面も孔面40Aに
当接している。
【0019】これによって、挿入部16及び当接部20
の外周面は、孔面40Aと面接触するので、ホールプラ
グ10は孔40へ強固に保持され、また、孔40を塞ぐ
性能が向上する。さらに、ホールプラグ10は、面接触
によって孔に保持されるので、ネジ山が設けられていな
い孔にも装着できる。
【0020】ホールプラグ10を孔40に挿入する際に
は、当接部20を外側から挾持して可撓片18が撓んだ
状態で孔40へ挿入すればよく、従来のようにドライバ
ー等の工具を使用し、係合溝への位置合わせを行う必要
がない。また、下方からドライバー等で心棒14を押す
だけで、ホールプラグ10を孔40から取り外すことが
できる。従って、ホールプラグ10の孔40からの着脱
が従来よりも容易になり、作業性が向上する。
【0021】
【考案の効果】以上説明したように、本考案に係るホー
ルプラグは、孔へ強固に保持され、かつ、着脱が容易に
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係るホールプラグを示す斜視図であ
る。
【図2】本実施例に係るホールプラグを示す斜視図であ
る。
【図3】本実施例に係るホールプラグを示す底面図であ
る。
【図4】レール上に載置されたリニアガイドを示す斜視
図である。
【図5】本実施例に係るホールプラグが孔に挿入された
状態を示す断面図である。
【図6】レール上のリニアガイドに搭載物が搭載されて
いる状態を示す斜視図である。
【図7】クリップの片半を断面とした正面図である。
【符号の説明】
10 ホールプラグ 12 フランジ(頭部) 16 挿入部 20 当接部(当接面) 40 孔 40A 孔面

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 孔に挿入された状態でその開口を塞いで
    ゴミの侵入付着を阻止する頭部を有するホールプラグで
    あって、 前記頭部から延出され、前記孔に挿入される挿入部と、
    前記頭部から離間して配置され、前記挿入部の両側面か
    ら中心に向かい、反転して外側へ屈曲され、前記挿入部
    よりも拡径する位置まで張り出す可撓片と、前記可撓片
    の自由端部を連設し、前記孔へ挿入するとき挟持して前
    記可撓片を撓ませることができ、孔へ挿入された状態で
    前記可撓片の力で孔の内周面と面接触する当接面
    と、を備えたことを特徴とするホールプラグ。
  2. 【請求項2】 前記頭部の中心部に立設され、挿入部の
    間に位置する心棒を有することを特徴とする請求項1に
    記載のホールプラグ。
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