JP2597860Y2 - 型開き装置 - Google Patents

型開き装置

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JP2597860Y2
JP2597860Y2 JP1993004567U JP456793U JP2597860Y2 JP 2597860 Y2 JP2597860 Y2 JP 2597860Y2 JP 1993004567 U JP1993004567 U JP 1993004567U JP 456793 U JP456793 U JP 456793U JP 2597860 Y2 JP2597860 Y2 JP 2597860Y2
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JP
Japan
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mold
split
rotating
reversing
opening device
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JP1993004567U
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JPH0657615U (ja
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由紀久 建石
慶治 仲田
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Nok Corp
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Nok Corp
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  • Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、型開き装置の改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】例えばパッキンにはその直径が1〜2メ
ートルにも及ぶ大径のものがあり、このような大径の成
形品を成形する場合には分割型にもこれに見合った大径
のものが使用される。そして従来、このような大径の分
割型について清掃、離型剤の塗布または生地込めを行な
う場合には、分割型の回りの一箇所からでは手が届かな
いために、作業者が分割型を跨いだり、分割型の回りを
回ったりしながら作業を行なっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】したがって、これらの
作業が厄介である問題があり、これらの作業に多くの手
間と時間を要している。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は以上の点に鑑
み、上記従来技術にみられる問題を解消すべく案出され
たものであって、この目的を達成するため、大型の分割
型を型開きする型開き装置において、前記分割型の一方
型を着脱自在に掴持する掴持手段と前記掴持手段で掴持
した一方型を回動させる第1の回動手段とを一側面に有
するとともに一端を支点に回動可能にされた反転機構、
前記反転機構と対向可能に配置されて前記分割型の他方
型を保持する支持台と前記支持台を回動させる第2の回
動手段とを有する型保持機構、前記型保持機構または前
記反転機構に配置されて前記分割型の少なくとも一方を
分割面に対して直交する方向に型開きさせる移動手段お
よび前記反転機構を反転させる反転手段を具備し、前記
移動手段を移動させた後に前記反転機構を反転させ、し
かる後に前記回動手段を回動させるようにしたことを特
徴とする型開き装置を提供する。
【0005】
【作用】本考案の型開き装置は成形工程を終了してプレ
ス装置から出て来た分割型を受け取ってこれを型開き
し、成形品を離型させてから分割型の清掃、離型剤の塗
布または生地込めを行なう際に用いられるものであっ
て、以下のように作動する。掴持手段が作動し、一方
型を掴持する。移動手段が作動し、一方型または他方
型を分割面に対して直交する方向に型開きさせる。反
転手段が作動し、反転機構が反転して一方型を天地反対
となる方向に反転させる。第1の回動手段が作動し、
一方型を回転させるとともに、第2の回動手段が作動
し、支持台に保持された他方型を回転させる。そしてこ
のように一方型および他方型を回転させながら、これら
に対して、当該型開き装置に隣設された型掃除機または
離型剤塗布装置等によって清掃、離型剤の塗布または生
地込めを行なう。
【0006】
【実施例】つぎに本考案の実施例を図面にしたがって説
明する。
【0007】図1ないし図3において、符号1は当該型
開き装置の基台であり、この基台1の上に反転機構1
1、型保持機構31、移動手段51および反転手段71
が設けられている。符号2が分割型の一方型、符号3が
分割型の他方型であり、両型2,3はそれぞれ円盤状で
ある。一方型2の側面には環状の係合溝4が設けられて
いる。また両型2,3には互いを位置決めする凹部と凸
部の組み合わせからなるインロー部(嵌合部)が設けら
れており、図には他方型3の凸部5のみが描かれている
(一方型2には凸部5と嵌合する凹部が設けられてい
る)。また符号6は型掃除機、符号7は離型剤塗布装
置、符号8はプレス装置(図示せず)から当該型開き装
置へ分割型を引き出すレールである。
【0008】反転機構11は、一方型2を着脱自在に掴
持する掴持手段12を一側面に有しており、掴持手段1
2は、一方型2の係合溝4に着脱自在に係合するととも
に係合時に一方型2を掴持する4個のローラ13と、ロ
ーラ13を係合溝4に向けて進退させるモータ14とを
有している。4個のローラ13は平面的に見て一方型2
に対して図2に示すように配置されており、図上左側の
2個のローラ13が右方向(矢示A方向)に移動すると
ともに右側の2個のローラ13が左方向(矢示B方向)
に移動することによって4個が同時に係合溝4に係合し
て一方型2を掴持し、左側の2個のローラ13が左方向
(矢示C方向)に移動するとともに右側の2個のローラ
13が右方向(矢示D方向)に移動することによって4
個が同時に係合溝4から外れて一方型2を釈放する。左
側の2個のローラ13は直線移動部材15に回転自在に
取り付けられ、右側の2個のローラ13は別の直線移動
部材16に回転自在に取り付けられており、モータ14
が作動してねじ軸17が一回転方向に回転するとねじ軸
17にそれぞれ螺合された直線移動部材15,16同士
が互いに近付き、ねじ軸17が反対回りに回転すると直
線移動部材15,16同士が互いに離れ、ローラ13が
前者においてA,B方向に、後者においてC,D方向に
移動する。また反転機構11は掴持手段12で掴持した
一方型2を回動させる第1の回動手段18を一側面に有
しており、第1の回動手段18はローラ13の少なくと
も一つを回転駆動させるモータ(図示せず)を有してい
る。このモータは例えば移動部材15に固定されてお
り、このモータが作動するとこれに接続されたローラ1
3が回転し(矢示F方向)、ローラ13と一方型2の間
に生じる摩擦力によって一方型2が回転する(矢示G方
向)。モータに接続されていない他のローラ13は一方
型2に従動回転する。また反転機構11はその一端19
を支点に回動可能となっている。
【0009】型保持機構31は、反転機構11と対向可
能に配置されて他方型3を保持する支持台32を有して
おり、支持台32はこの支持台32を昇降させる油圧シ
リンダ33に接続されている。図3に示すように、油圧
シリンダ33が作動すると昇降プレート34が上昇し、
昇降プレート34上に固定された軸受ケース35と軸受
ケース35に回転自在に支持された回転軸36を介し
て、回転軸36の上端に固定された支持台32が上昇
し、他方型3をレール8から所定量h浮き上がらせる。
また型保持機構31は支持台32を回動させる第2の回
動手段37を有しており、第2の回動手段37はこのた
めのモータ38を有している。このモータ38は昇降プ
レート34上に固定されている。図3に示すように、モ
ータ38が作動するとチェーンまたは無端ベルト等のト
ルク伝達部材39を介して回転軸36が回転するととも
に回転軸36の上端に固定された支持台32が回転し、
他方型3を回転させる。支持台32と他方型3には芯出
しのための係合部40が設けられている。
【0010】移動手段51は、反転機構11に配置され
て一方型2を分割面に対して直交する方向に型開きさせ
るものであって、掴持手段12を昇降させる油圧シリン
ダ52を有しており、インローを外すために、一方型2
を掴持手段12により掴持した状態で他方型3から持ち
上げる。油圧シリンダ52には掴持手段12を取り付け
た板状の取付部材53が接続されており、この取付部材
53を水平に保ったまま垂直に昇降させ得るように油圧
シリンダ52は複数が設けられている。
【0011】反転手段71は、反転機構11をその一端
19を支点として矢示E方向に反転させるものであっ
て、このための油圧シリンダ72を有し、この油圧シリ
ンダ72と反転機構11をリンク73を介して接続して
いる。
【0012】つぎに当該型開き装置の作動を説明する。
作動は成形工程を終了した分割型がプレス装置(図示せ
ず)からレール8に乗って出て来、支持台32の真上で
停止せしめられたところから開始される。掴持手段1
2が作動し、ローラ13が一方型2を掴持する(図2の
実線の状態)。移動手段51が作動し、一方型2を掴
持手段12により掴持した状態で他方型3から持ち上げ
てインローを外す(図1の実線の状態)。反転手段7
1が作動し、反転機構11が作動して一方型2を掴持手
段12により掴持した状態で天地反対となる方向に反転
させるとともに(図1の鎖線の状態)、型保持機構31
が作動し、他方型3をレール8から浮き上がらせる(図
3の状態)。第1の回動手段18が作動し、一方型2
を掴持手段12により掴持した状態でその軸心を中心と
して回転させるとともに、第2の回動手段37が作動
し、他方型3を支持台32に載せた状態でその軸心を中
心として回転させる。そしてこのように一方型2および
他方型3をそれぞれ回転させながら、これらに対して、
型掃除機6または離型剤塗布装置7等によって清掃、離
型剤の塗布または生地込めを行なう。
【0013】したがって作業者は大径の分割型の清掃等
を行なう場合にこの分割型の回りの一箇所から動かなく
てもこれらの作業を行なうことが可能となる。
【0014】尚、上記実施例に係る型開き装置について
は、その構成を以下のようにすることが可能である。 イ)支持台32にマグネットが取り付けられていて、他
方型3が簡単に吸い付けられる。 ロ)一方型2は、ローラ13だけで無く、他の例として
取付部材53を回動できるようにしても良い。 ハ)型開きは型保持機構31側に型開き手段を付けるこ
とも可能である。
【0015】
【考案の効果】本考案は以下のような効果を奏する。 イ)大型の分割型を型開きするためには、分割面に対し
直交する方向に移動させないと凹凸の成形面に傷が発生
し不良品を成形することになる。しかし、このように分
割面に対し直交する方向に移動させる従来技術では、一
方型は下向きになるから、成形品の離型、成形バリ等の
掃除、離型済の塗布等が不完全になり多くの問題を惹起
していたが、本考案の型開き装置は分割面に対して直交
する方向に型開きして成形面に傷が発生するのを防止す
るとともに、その後に他方型に対し反転させ、一方型と
他方型とを作業者に対し一列状にして作業を容易にする
とともに、成形品の離型、バリ取り作業、離型材の塗布
の確実な作業とその自動化を極めて容易にする。 ロ)大型の分割型は安全作業が困雑で、事故が常につき
まとっていたが、型を自動的に回転できるので、作業者
が一個所で型の成形面を視察しながら作業をすることが
できる。その結果、事故の発生を防止することが期待で
きる。 ハ)本考案の分割型は大型であっても、型開き装置への
型の取付けが極めて容易である。つまり、成形後に分割
型を型保持機構に乗せるだけで、他方型は型保持機構に
取付けられるとともに、一方型は掴持手段により掴持さ
れる。そして、分割型は、型開き、反転、回動を自動的
に行なうことができるから、大型分割型にあって、従来
の1/10以上の作業能率が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る型開き装置の正面図
【図2】同型開き装置の説明図
【図3】同型開き装置の一部拡大図
【符号の説明】
1 基台 2 一方型 3 他方型 4 係合溝 5 凸部 6 型掃除機 7 離型剤塗布装置 8 レール 11 反転機構 12 掴持手段 13 ローラ 14,38 モータ 15,16 直線移動部材 17 ねじ軸 18 第1の回動手段 19 一端 31 型保持機構 32 支持台 33,52,72 油圧シリンダ 34 昇降プレート 35 軸受ケース 36 回転軸 37 第2の回動手段 39 トルク伝達部材 40 係合部 51 移動手段 53 取付部材 71 反転手段 73 リンク
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−77214(JP,A) 特開 平5−84748(JP,A) 実開 昭58−39811(JP,U) 実開 平6−50816(JP,U) 実開 平2−78308(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29C 33/20 - 33/28 B21D 37/04 B29C 39/26,43/32,43/36

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大型の分割型を型開きする型開き装置に
    おいて、前記分割型の一方型(2)を着脱自在に掴持す
    る掴持手段(12)と前記掴持手段(12)で掴持した
    一方型(2)を回動させる第1の回動手段(18)とを
    一側面に有するとともに一端(19)を支点に回動可能
    にされた反転機構(11)、前記反転機構(11)と対
    向可能に配置されて前記分割型の他方型(3)を保持す
    る支持台(32)と前記支持台(32)を回動させる第
    2の回動手段(37)とを有する型保持機構(31)、
    前記型保持機構(31)または前記反転機構(11)に
    配置されて前記分割型の少なくとも一方を分割面に対し
    て直交する方向に型開きさせる移動手段(51)および
    前記反転機構(11)を反転させる反転手段(71)を
    具備し、前記移動手段(51)を移動させた後に前記反
    転機構(11)を反転させ、しかる後に前記回動手段
    (18)(37)を回動させるようにしたことを特徴と
    する型開き装置。
JP1993004567U 1993-01-22 1993-01-22 型開き装置 Expired - Lifetime JP2597860Y2 (ja)

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JPH0657615U JPH0657615U (ja) 1994-08-09
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