JP2597525B2 - 飲料抽出用パック及び飲料抽出装置 - Google Patents

飲料抽出用パック及び飲料抽出装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、珈琲、紅茶、緑茶等の
抽出原料を内部に封入し、上部から液体を注入して飲料
を抽出する飲料抽出用パック及び飲料抽出装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、長期保存のために密閉性を有
するパックに珈琲、紅茶、緑茶等の抽出原料を封入し、
使用時に上方から熱湯を注ぎ飲料を抽出するものが知ら
れている。例えば、特開昭59−51065号公報等に
おいては、図9、図10に示すように二重構造にしたパ
ック1を用い、外側の袋体2の上方に設けた合成樹脂製
の注湯口3からノズルにより注入した熱湯が、内部の濾
過部4に収納した珈琲等の抽出原料5を通過して飲料と
して抽出され、袋体2の下部を開口した排出部6から排
出されるものが開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来例においては、細いノズルを注湯口3に確実に挿し
込む必要があり、機械的な位置決め精度を要し、更には
ノズルと注湯口3間に隙間が生じ易いために、注湯後に
抽出を早める目的で圧縮空気を供給すると、隙間から空
気が洩れ抽出時間の短縮がさほどではなくなる虞れがあ
る。
【0004】本発明の目的は、上述の問題点を解消し、
ノズルの高精度の位置決めを要することなく使用でき、
また抽出時にノズル周囲から液体や気体の漏洩の少ない
飲料抽出用パックを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めにの本発明は、抽出原料を入れた濾過部を内部に取り
付けた袋体から成る密封したパックであって、前記袋体
の上部をシート材により密封し、更にその上部に合成樹
脂等から成る弾性部材を取り付け、該弾性部材、前記シ
ート材を介して前記袋体の内部にノズルを穿刺すること
により、前記内部に液体の注入を可能としたことを特徴
とする飲料抽出用パックである。
【0006】上記特定発明に関連する本発明は、内部に
抽出原料を入れ上部に弾性部材を備えた飲料抽出用パッ
クに、ノズルを穿刺して液体を注入し飲料を抽出する飲
料抽出装置であって、前記ノズルの基部に前記ノズルの
径よりも大径の円環状の切刃を設け、前記ノズルを前記
弾性部材に穿刺して挿入した際に前記切刃を前記弾性部
材の表面に喰い込ませ、液体の逆流を防止するようにし
たことを特徴とする飲料抽出装置である。
【0007】
【作用】上述の構成を有する飲料抽出用パック及び飲料
抽出装置は、袋体の上部の弾性部材の任意の個所からノ
ズルを穿刺することができ、内部の抽出原料に液体を注
入し、液体が上部から漏出することなく飲料を抽出す
る。
【0008】
【実施例】本発明を図1〜図8に図示の実施例に基づい
て詳細に説明する。図1はパック10の正面図であり、
図2は平面図、図3は縦断面図である。パック10にお
いては、水や空気に対して密閉性を有する例えば合成樹
脂製シートから成る長方形の袋体11の内部に、袋体1
1を横切るように不織布から成る濾過シート12が設け
られ、この濾過シート12内には例えば焙煎した珈琲豆
を粉砕した抽出原料13が収納されている。濾過シート
12は縦断面V字状又はU字状とされ、その両端12
a、12bは袋体11の内側に例えば熱溶着の手段など
により接着されている。そして、袋体11の上部は例え
ば袋体11と同材質のシート材14により密封されてお
り、更にその上には例えば合成樹脂発泡体から成る弾性
部材15が取り付けられている。また、袋体11の下部
の排出部16は、熱可塑性を有し熱湯により剥離する特
性を有する接着剤によって封止されている。
【0009】また、図4、図5に示す変形例は図1、図
3のパック10に対応しており、袋体11の下端の排出
部16は折り返されていて、使用に際しては下端部をカ
ッタ等により切断して開封するようにされている。
【0010】図6はこのパック10を使用する飲料抽出
装置20の要部を示し、パック10を把持する一対の把
持部材21a、21b、及びパック10内に熱湯を供給
するための注射針状のノズル22を有する熱湯供給部2
3を備えている。また、熱湯供給部23のノズル22の
基部には、図7に示すように円環状に切刃24が設けら
れている。
【0011】使用に際しては、把持部材21a、21b
の間隙を狭めパック10を把持して、好ましくはパック
10に設けた図示しない取付孔を係止してから熱湯供給
部23を下降し、ノズル22によって袋体11の上部の
弾性部材15、更にシート材14を穿刺して、ノズル2
2を図7に示すようにパック10内に挿入し停止する。
この場合に、弾性部材15の上面は比較的面積が広く、
弾性部材15の任意の個所にノズル22を穿刺すること
ができる。また、ノズル22を弾性部材15、シート材
14に穿刺した際に、切刃24も弾性部材15に円環状
に喰い込み、ノズル22の周囲を密封する。
【0012】そして、熱湯供給部23からノズル22を
介して熱湯をパック10内に注ぎ込み、続いて圧力を高
めた空気を注入すると、熱湯は圧力を掛けられながら抽
出原料13、濾過シート12を高速で濾過して、下部の
排出部16の接着剤を熱及び圧力により剥離して袋体1
1の下端を開放し、この排出部16から珈琲液として下
方に置いた例えばカップ25内に排出されることにな
る。この場合に、熱湯や加圧された空気は、弾性部材1
5によるノズル22への密着、シート材14の存在によ
り更には切刃24による密封のために上方に逆流するこ
とは殆どない。
【0013】なお、図4、図5に示すように、袋体11
を折り返している場合には、熱湯の注入前に排出部16
をカッタ等により開封しておく必要があることは云うま
でもない。
【0014】図8は他の実施例であり、切刃24の内側
に切刃24の傾斜方向と逆向きのテーパを有する押込部
26が設けられている。つまり、押込部26の先端はノ
ズル22の径とほぼ同径とされ、上方に向かうにつれ径
が拡大されている。ノズル22を弾性部材15に挿入し
た場合に、押込部26は弾性部材15を押し込むので、
この部分からの液体や気体の漏洩は更に少なくなる。
【0015】なお、実施例においてはノズル22を単孔
の注射針状としたが、ノズル22の径を大きくしたり、
断面を楕円状とし、孔数を2〜4個とし、注入効率を向
上させることもできる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る飲料抽
出用パック及び飲料抽出装置は、抽出用パック上部に弾
性部材、シート材を設けているために、この弾性部材に
ノズルを穿刺することができ、穿刺してもノズルの周囲
から液体や気体が漏洩することはない。また、ノズルの
大きさにはさほどの制約がなくなるために、太いノズル
を使用することができ、時間当りの注湯量を大きくでき
抽出時間を早めることもできる。更に、抽出装置のノズ
ルの基部に弾性部材に喰い込む円環状の切刃を設けるこ
とにより漏洩は更に防止される。また、シート材の存在
により内部は外気と完全に遮断することができ、抽出原
料の長期保存も可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パックの正面図である。
【図2】平面図である。
【図3】縦断面図である。
【図4】パックの変形例の正面図である。
【図5】縦断面図である。
【図6】パックを取り付けた飲料抽出装置の斜視図であ
る。
【図7】ノズルをパックに穿刺した状態の断面図であ
る。
【図8】切刃内に押込部を設けたノズルを穿刺した状態
の要部断面図である。
【図9】従来のパックの正面図である。
【図10】縦断面図である。
【符号の説明】
10 パック 11 袋体 12 濾過シート 13 抽出原料 14 シート材 15 弾性部材 16 排出部 20 飲料抽出装置 21a、21b 把持部材 22 ノズル 23 熱湯供給部 24 切刃 26 押込部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抽出原料を入れた濾過部を内部に取り付
    けた袋体から成る密封したパックであって、前記袋体の
    上部をシート材により密封し、更にその上部に合成樹脂
    等から成る弾性部材を取り付け、該弾性部材、前記シー
    ト材を介して前記袋体の内部にノズルを穿刺することに
    より、前記内部に液体の注入を可能としたことを特徴と
    する飲料抽出用パック。
  2. 【請求項2】 内部に抽出原料を入れ上部に弾性部材を
    備えた飲料抽出用パックに、ノズルを穿刺して液体を注
    入し飲料を抽出する飲料抽出装置であって、前記ノズル
    の基部に前記ノズルの径よりも大径の円環状の切刃を設
    け、前記ノズルを前記弾性部材に穿刺して挿入した際に
    前記切刃を前記弾性部材の表面に喰い込ませ、液体の逆
    流を防止するようにしたことを特徴とする飲料抽出装
    置。
  3. 【請求項3】 前記ノズルの基部の周囲に先端を前記ノ
    ズルの径とほぼ同等とし、上方に向かうにつれ径を拡大
    した押込部を設けた請求項2に記載の飲料抽出装置。
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