JP2597365Y2 - キャビネットにおけるラッチ装置 - Google Patents

キャビネットにおけるラッチ装置

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JP2597365Y2
JP2597365Y2 JP1992048669U JP4866992U JP2597365Y2 JP 2597365 Y2 JP2597365 Y2 JP 2597365Y2 JP 1992048669 U JP1992048669 U JP 1992048669U JP 4866992 U JP4866992 U JP 4866992U JP 2597365 Y2 JP2597365 Y2 JP 2597365Y2
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latch
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Inventor
道晴 田崎
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共栄工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、引手部の引手を手前に
単に引くだけで抽斗の係止状態の解放動作と引出し動作
を一連の一方向の動作で行える。しかも、ラッチ操作片
が見えないように引手部の上部を開口して、外観上スッ
キリしたキャビネットにし、さらに、引手部をキャビネ
ットの前板の幅とほぼ同じにしたものと違って、引手部
は手が挿入できる程度の大きさで、機能、効果上も遜色
のないようにしたキャビネットにおけるラッチ装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、キャビネットの引出しの前板とほ
ぼ同じ幅の引手部を備えた、手前に単に引くだけで引出
しの掛止状態の解放動作と引出し動作を一連の一方向の
動作として行えるキャビネットが存在している(実公平
3−39064号公報参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
従来技術においては、前面から見ると引手部からラッチ
操作片が見えてしまうので、外観上良くないという問題
点があった。また、引手部がキャビネットの引出しの前
板とほぼ同じ幅にしたものであるため、操作上、引手部
自体が重いので操作しにくい。さらに、各引出しの上部
にしか設けることができないために、手前側に傾動して
引き出すことになるので、より力が必要になるという問
題点があった。本考案は、この点に鑑み、簡単な構成
で、直接ラッチの係合片を傾動させることができ、しか
も、引手部は上部が開口されているので、この開口部を
利用してラッチ操作片を引手部から見えないように上方
に位置させることにより、外観上スッキリしたものにし
たキャビネットにおけるラッチ装置を提供することを目
的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、前記の課題の
解決を図ったもので、キャビネット本体とそれから引出
し収納可能な抽斗とよりなり、この抽斗の前板の表面中
央部に引手部を設ける。この引手部は上部を開口し、こ
の引手部の上部開口部にはラッチ操作片が見えないよう
に設けられている。このラッチ操作片は手前側に傾動可
能に設け、このラッチ操作片に係合するように係合片を
設け、この係合片には略コ字形のラッチ作動棒が設けら
れ、該ラッチ作動棒に連係するように抽斗の前板の両側
部にラッチを設け、このラッチと係合するようにキャビ
ネット本体の側部内側に係止部を設けるという構成を採
用した。
【0005】
【作用】本考案は、以上の構成を採用することにより、
簡単な構成で、引手部の上部を開口し、この開口部の上
方にラッチ操作片が位置するように設け、外観上スッキ
リさせた。しかもラッチを直接作動できるように係合片
を係合させ、引手部を手前に単に引くだけで、抽斗の係
止状態の解放動作と引出し動作を一連の一方向動作で行
えるようにしてある。
【0006】
【実施例】以下、本考案の一実施例を添付図面で詳細に
説明する。図1は本考案の一実施例で、抽斗を3段設け
たキャビネットの概略を示す全体斜視図で、1はキャビ
ネット本体、2は抽斗の前板、3は引手部、4はラッチ
操作片、5はラッチ作動棒、6はラッチをそれぞれ示す
ものである。次に、本考案のラッチ装置の具体的な一実
施例を図2〜図4によって詳細に説明する。図2は抽斗
の前部分を取り出して示す分解斜視図、図3は抽斗の引
手部分を断面にして示す中央縦断面図、図4はキャビネ
ットの前部分の横断面図をそれぞれ示したものである。
先ず図2で示した分解斜視図に基づいて説明すると、各
抽斗の前板2は図示のように、トレー状の前部板7と、
同じく後部板8で構成されており、この前部板7と後部
板8の間に形成される間隙部を利用してラッチ装置を架
設するものである。前記各抽斗の前部板7の略中央部に
引手部3が設けてあり、この引手部3は内側に手指が挿
入できる凹部9を設け、上部は開放口10が設けられて
いる。この開放口10の上方にラッチ操作片4が設けら
れている。そして、開放口10を利用して、手指で操作
できるようにラッチ操作片4が傾動自在に一端部が係止
される。このラッチ操作片4が略コ字形のラッチ作動棒
5に取り付けられた係合片11を介して回動するので略
コ字形に形成された折り曲げ端部をラッチ作動杆12に
係合させることにより、このラッチ作動杆12に連係さ
せたラッチ6が、一端を中心に左右に若干傾動して、ラ
ッチ6の係止を解除して、抽斗を引き出すことが可能に
なるものである。なお、ラッチ作動棒5は、後部板8に
固定したブラケット13に回動自在に嵌挿されている。
【0007】次に動作について説明すると、このような
キャビネットでは、収納状態にある抽斗を引き出すとき
には、図3に示すように、ラッチ操作片4を実線で示し
てある位置から、引手部3の凹部9に手指を挿入して、
引手部3の上部開放口10の上方に設けられたラッチ操
作片4を手前側に、2点鎖線で示す位置まで、傾動させ
ることにより、係合片11を同じように手前側に回動さ
せ、この係合片11に固定されている略コ字形のラッチ
作動棒5が回動して、ラッチ作動杆12を同じく回動さ
せることになり、従って結果として、ラッチ6の係止状
態を解放して抽斗を手前側に引き出すことが可能にな
る。また、抽斗をキャビネット本体1内に収納するとき
には、抽斗の前板2を押してキャビネット本体1内に収
納することで、キャビネット本体1の側部に設けた係止
部15が、ラッチ6の端部のバネ16の付勢力に打ち勝
って乗り越え、さらに押し込むとラッチの係止孔14に
係合する。この際、バネ16の付勢力で、係止部15と
係止孔14は係止状態になるものである。
【0008】
【考案の効果】本考案は、以上の構成に基づき次の効果
を得ることができる。 (1)引手部の上部を開口させ、この開口部を利用して
ラッチ操作片を開口部の上方に設けてあるので、前面か
ら見た場合、ラッチ操作片が見えないスッキリした状態
になるので見栄えが良い。 (2)本考案に係るキャビネットでは、キャビネット本
体に収納状態にある抽斗を、その引手部のラッチ操作片
を介して手前に単に引くだけで、その係止状態の解放動
作と引出し動作を一連の一方向の動作で行うことができ
るので、抽斗の引出し動作が簡単である。 (3)引出し時の衝撃は、前方に向く方向にしか生じな
いので、整列状態が乱れる恐れのある収納物を入れるの
に好適である。 (4)引手部が抽斗の前板の幅とほぼ同じ長さのもので
ないため、重量も軽く、抽斗の引出し、収納操作が極め
て円滑に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すキャビネットの概略斜
視図である。
【図2】前記実施例におけるキャビネットの抽斗の一つ
を取り出して前板部を拡大して示す分解斜視図である。
【図3】前記実施例における要部を示す縦断側面図であ
る。
【図4】前記実施例における要部を示す横断面図であ
る。
【符号の説明】 1‥‥キャビネット本体 2‥‥抽斗の
前板 3‥‥引手部 4‥‥ラッチ
操作片 5‥‥ラッチ作動棒 6‥‥ラッチ 7‥‥前部板 8‥‥後部板 9‥‥凹部 10‥‥開放口 11‥‥係合片 12‥‥ラッ
チ作動杆 13‥‥ブラケット 14‥‥係止
孔 15‥‥係止部 16‥‥バネ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャビネット本体1とそれから引出し収
    納可能な抽斗とよりなり、この抽斗の前板2の表面中央
    部に引手部3を設ける。この引手部3は上部を開口し、
    この引手部3の上部開口部にはラッチ操作片4が見えな
    いように設けられている。このラッチ操作片4は手前側
    に傾動可能に設け、このラッチ操作片4に係合するよう
    に係合片11を設け、この係合片11には略コ字形のラ
    ッチ作動棒5が設けられ、該ラッチ作動棒5に連係する
    ように抽斗の前板2の両側部にラッチ6を設け、このラ
    ッチ6と係合するようにキャビネット本体1の側部内側
    に係止部15を設けたことを特徴とするキャビネットに
    おけるラッチ装置。
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JP4518824B2 (ja) * 2004-03-30 2010-08-04 株式会社岡村製作所 引出しのラッチ操作装置

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