JP2597192B2 - レンチキュラーレンズ及びその製造方法 - Google Patents

レンチキュラーレンズ及びその製造方法

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JP2597192B2
JP2597192B2 JP1201736A JP20173689A JP2597192B2 JP 2597192 B2 JP2597192 B2 JP 2597192B2 JP 1201736 A JP1201736 A JP 1201736A JP 20173689 A JP20173689 A JP 20173689A JP 2597192 B2 JP2597192 B2 JP 2597192B2
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roll
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栄八 荻野
政敏 丹羽
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株式会社 有沢製作所
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は投写スクリーンに用いられるレンチキュラー
レンズの製造方法に関するものである。
〔従来の技術〕 従来この種のレンチキュラーレンズとしてたとえば特
開昭58−59436号公報のものが知られている。
この従来構造のものは第5、6図の如くフレネルレン
ズaとレンチキュラーレンズbとから成る投写スクリー
ンであって、フレネルレンズaはCRTcから投写レンズd
を介して発散する入力光をフレネル面eにより観察面た
る正面に平行な出力光に屈折導光させるものである。
またレンチキュラーレンズbは入光面fまたは出光面
gのいずれかもしくはこの場合の如く光面f及び出光面
gの両面に略楕円形状の凸面を縦方向にたとえばピッチ
0.1〜1.5mmで配列してなるレンチキュラー面hを形成
し、入光面fまたは出光面gをマット状にするか、もし
くは内部にアルミナ、シリカ、ガラス等の拡散材iを混
入し、レンチキュラー面hにより水平方向の指向性を広
くするとともに拡散材iにより垂直方向の狭い指向性を
得るものである。
またこの場合レンチキュラーレンズbの出光面g側の
レンチキュラー面h間に黒色細条面jを形成し、外光を
吸収してコントラストを高めるようにしている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら上記従来構造のレンチキュラーレンズ
は、透明又は半透明状アクリル樹脂と型を使用した押出
成形により形成される。押出成形は、樹脂に押し出し力
が作用する為、成型製品(レンズ)に歪みが生じ、この
歪みで成型製品が複屈折性(異方性)を具備してしまう
ことになり(この点は周知の事実である。)、レンズと
しては劣悪な製品となってしまう。また、押出成形は、
成形スピードやコストなどの点で経済性が低下してしま
うという欠点を有している。そして、押出成形によって
成形されるレンズは連続的に成形することができず、こ
の連続生産性の面での不都合も有している。
〔課題を解決するための手段〕
本発明はこれらの不都合を解決することを目的とする
もので、その要旨は、レンチキュラー面を成形する回動
自在な第一型ロール及び第二型ロールを対設し、各型ロ
ールにフィルム基材を該フィルム基材の表面が第一型ロ
ールの外周面と面で当接する状態、且つ、該フィルム基
材の裏面が第二型ロールの外周面と面で当接する状態で
連続的に供給し、このフィルム基材供給路における前記
第一型ロール位置の手前位置で、硬化後においても可撓
性を有する紫外線硬化型樹脂を軟化状態のまま第一型ロ
ールの外周面とフィルム基材の表面との間に供給して前
記フィルム基材の表面に該樹脂を付設せしめ且つ該樹脂
にレンチキュラー面を型転写するとともに該レンチキュ
ラー面を硬化せしめる紫外線を該樹脂が第一型ロールに
当接している際に照射して該レンチキュラー面を硬化せ
しめ、続いて、第二型ロール位置の手前位置で、同樹脂
を軟化状態のまま第二型ロールの外周面とフィルム基材
の裏面との間に供給して前記フィルム基材の裏面に該樹
脂を付設せしめ且つ該樹脂にレンチキュラー面を型転写
するとともに該レンチキュラー面を硬化せしめる紫外線
を該樹脂が第二型ロールに当接している際に照射して該
レンチキュラー面を硬化せしめ、このようにして成形し
たレンチキュラーレンズを巻き取りする巻取部をフィル
ム基材供給路の終端位置に設けて前記レンチキュラーレ
ンズを連続的に巻回せしめることを特徴とするレンチキ
ュラーレンズの製造方法に係るものである。
〔作用〕
レンチキュラー面を押圧力を作用させない型ロールに
より型転写する方法であるから、複屈折性のないレンズ
となるとともに量産性が向上し、また、硬化後も可撓性
を有する樹脂を使用する為巻き取りが可能で、また、紫
外線硬化型樹脂を使用する為紫外線を照射するだけで硬
化させることができ、また、フィルム基材の表裏に同時
にレンチキュラー面を成形し得るから、量産性が向上す
る。そして、更に、フィルム基材が型ロールに当接して
いる際に紫外線を照射するから、それだけ型転写が高精
度で行われる。
〔実施例〕
第1図乃至第3図は本発明により製造したレンチキュ
ラーレンズの実施例を示し、第1図は第一実施例、第2
図は第二実施例、第3図は第三実施例である。
また第4図は上記第一実施例のレンチキュラーレンズ
の製造方法の説明図である。
第1図の第一実施例において、1はフィルム基材であ
って、この場合50μ〜500μ厚の透明又は半透明状PETフ
ィルムやアクリル樹脂フィルム、ポリカーボネートフィ
ルムなどが用いられている。
2は入光樹脂層、3は出光樹脂層であって、フィルム
基材1の表裏面にそれぞれ自身の樹脂接着や他の接着剤
により三層構造に一体形成されており、その入光樹脂層
2及び出光樹脂層3の樹脂層にはウレタンアクリレー
ト、エポキシアクリレート、ポリエステルアクリレート
系の紫外線硬化型透明樹脂が用いられ、かつその内部に
はたとえばシリカ、アルミナ等の金属酸化物等から成る
拡散材を適度な混入割合、すなわち濃度をもって混入
し、入光面2a及び観察面たる出光面2bにレンチキュラー
面5a・5bを形成し、出光面2b側のレンチキュラー面5b間
に黒色細条面6を形成している。
この第一実施例のレンチキュラーレンズはフィルム基
材1、入光樹脂2及び出光樹脂層3が一体化している三
層構造のためフィルム基材1に機械的強度保持作用を分
担させることにより薄肉化が図れて解像度の向上ができ
るとともに三層構成部分のそれぞれの樹脂選択の融通性
ができ可撓性を有する樹脂を用いることにより耐スクラ
ッチ性等の品質の向上が図れる。
また拡散材の混入個所を上記三層構造のいずれか等に
選択でき、それだけ品質向上が図れる。
第2図の第二実施例及び第3図の第三実施例のレンチ
キュラーレンズは、入光面2a及び出光面2bの両面にレン
チキュラー面5a・5bを形成した第一実施例に係るいわゆ
るダブルレンチキュラーレンズとは異なり、入光面2aに
のみ、または出光面2bにのみレンチキュラー面5a・5bを
形成したレンチキュラーレンズである。これら第2、第
三実施例のレンチキュラーレンズも前記第一実施例と同
様な作用効果を得るものである。
第4図は前記第一実施例のレンチキュラーレンズの製
造方法の説明図を示し、7は第一ゴムロール、8は型ロ
ールとしての第一金型ロール、9も型ロールとしての第
二金型ロール、10は第二ゴールであって、それぞれ直列
状態に所定間隙を存して配設され、フィルム基材1は第
一ゴムロール7、第一金型ロール8、第二金型ロール9
及び第二ゴムロール10の外周面を迂回状態で経て巻取部
としての巻取ロール11に巻取られ、第一ゴムロール7及
び第二ゴルロール10の外周面は平滑面に形成され、第一
金型ロール8の外周面は入光面2a側レンチキュラー面5a
と反対の凹凸形状に形成され、第二型ロール9の外周面
は出光面2b側のレンチキュラー面5bと反対の凹凸形状に
形成されている。
12は軟化状態の樹脂であって、前記の如く硬化後は入
光樹脂層2及び出光樹脂層3となるものであって、前記
の如く紫外線硬化型樹脂のものが用いられている。
13・13は紫外線照射部としての紫外線ランプであっ
て、軟化状態の樹脂12・12に紫外線を照射し、硬化させ
るものである。
14は流出防止板、15は遮光板である。
よって、例えば3mm/sec〜18mm/18mm/sec位の速度で順
次送られるフィルム基材1が第一ゴムロール7と第一金
型ロール8との間を通過する際フィルム基材1の表面と
第一金型ロール8との間に軟化状態の紫外線硬化樹脂の
12・12が送り込まれ、樹脂12・12は第一金型ロール8の
外周面の凹凸により転写され、第一金型ロール8外周面
移送時紫外線ランプ13・13の照射により硬化し、これに
より入光樹脂層2が形成され、さらに第一金型ロール8
と第二金型ロール9を通過する際フィルム基材1の裏面
と第二金型ロール9との間に状態の紫外線硬化型の樹脂
12・12が送り込まれ、樹脂12・12は第二金型ロール9の
外周面の凹凸により型転写され、第二金型ロール9の外
周面移送時紫外線ランプ13・13の照射により硬化して出
光樹脂層3が形成され、さらにこの場合黒色細条層6が
塗布部16で塗布形成され、巻取ロール11で巻取られる。
したがって前記の如く、薄肉化及び樹脂選択の融通性
の向上により可撓性を有する樹脂にすることによりその
製造についてはレンチキュラーレンズbの巻取りがで
き、効率の良い連続成形が可能となる。
〔発明の効果〕
本発明は上述のようにしたから、次の効果を発揮す
る。
複屈折性のないレンチキュラーレンズを生産でき
る。
量産性が向上する。
高精度の型転写が可能となる。
以上、所期の目的を充分達成することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図はレンチ
キュラーレンズの第一実施例の部分断面図、第2図はレ
ンチキュラーレンズの第二実施例の部分断面図、第3図
はレンチキュラーレンズの第三実施例の部分断面図、第
4図は第一実施例の製造方法の説明図、第5図は従来構
造の説明図、第6図はその部分断面図である。 1……フィルム基材、2……入光樹脂層、3……出光樹
脂層、5a,5b……レンチキュラー面、6……黒色細条
面、7……第一ゴムロール、8,9……型ロール、10……
第二ゴムロール、11……巻取ロール、12……樹脂、13…
…紫外線ランプ、14……流出防止板、15……遮光板、16
……塗布部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レンチキュラー面を成形する回動自在な第
    一型ロール及び第二型ロールを対設し、各型ロールにフ
    ィルム基材を該フィルム基材の表面が第一型ロールの外
    周面と面で当接する状態、且つ、該フィルム基材の裏面
    が第二型ロールの外周面と面で当接する状態で連続的に
    供給し、このフィルム基材供給路における前記第一型ロ
    ール位置の手前位置で、硬化後においても可撓性を有す
    る紫外線硬化型樹脂を軟化状態のまま第一型ロールの外
    周面とフィルム基材の表面との間に供給して前記フィル
    ム基材の表面に該樹脂を付設せしめ且つ該樹脂にレンチ
    キュラー面を型転写するとともに該レンチキュラー面を
    硬化せしめる紫外線を該樹脂が第一型ロールに当接して
    いる際に照射して該レンチキュラー面を硬化せしめ、続
    いて、第二型ロール位置の手前位置で、同樹脂を軟化状
    態のまま第二型ロールの外周面とフィルム基材の裏面と
    の間に供給して前記フィルム基材の裏面に該樹脂を付設
    せしめ且つ該樹脂にレンチキュラー面を型転写するとと
    もに該レンチキュラー面を硬化せしめる紫外線を該樹脂
    が第二型ロールに当接している際に照射して該レンチキ
    ュラー面を硬化せしめ、このようにして成形したレンチ
    キュラーレンズを巻き取りする巻取部をフィルム基材供
    給路の終端位置に設けて前記レンチキュラーレンズを連
    続的に巻回せしめることを特徴とするレンチキュラーレ
    ンズの製造方法。
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