JP2596824Y2 - トランスミッションオイルの冷却装置 - Google Patents

トランスミッションオイルの冷却装置

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JP2596824Y2
JP2596824Y2 JP1993059427U JP5942793U JP2596824Y2 JP 2596824 Y2 JP2596824 Y2 JP 2596824Y2 JP 1993059427 U JP1993059427 U JP 1993059427U JP 5942793 U JP5942793 U JP 5942793U JP 2596824 Y2 JP2596824 Y2 JP 2596824Y2
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oil
transmission
suction pipe
suction port
oil pump
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JP1993059427U
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JPH0723854U (ja
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謙次 田中
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Hino Motors Ltd
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Hino Motors Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、トランスミッションケ
ース内に充填されているオイルの冷却装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】自動車のトランスミッションオイルは高
速走行等によって油温が上昇し、オイル粘度が低下する
と共に、早期に劣化するのを防ぐために冷却する場合が
ある。その冷却装置は図4で示すように、トランスミッ
ション1のケース内に設けられているオイルポンプによ
ってトランスミッション1のケース底部に溜っているオ
イルを汲み上げて導出口20からトランスミッション1
のケース外に取り出し、配管を介してオイルフィルタ2
1を通してエンジン前方に配置したオイルクーラ22
(ラジエータ)で冷却し、配管を介して導入口23から
再びトランスミッション1のケース内に還流させる構造
である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記トランスミッショ
ンオイル冷却装置では、オイルポンプはトランスミッシ
ョン1のケース内の油面より上方に配置され、オイルポ
ンプの吸込み口にオイル吸込みパイプが接続され、トラ
ンスミッションの出力軸の回転をギヤで伝達して駆動す
るようになっている。従って、車両が停止しているとき
にはオイルポンプの作動は停止し、オイル吸込みパイプ
内のオイルがトランスミッション1のケース内に落下す
る。そのため、オイルポンプが作動したときにオイル吸
込みパイプ内のエアを吸込み、空転状態となって作動不
良を発生する場合がある。また、オイル吸込みパイプの
オイル吸込み口の外周にはストレーナが取り付けられて
いるが、これを取り外して清掃や新品と交換する作業が
困難な問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は上記従来の問題
点に鑑みてなされたものであり、その特徴とする構成
は、トランスミッションケース内のオイルを汲み上げる
オイルポンプと、このオイルポンプで汲み上げたオイル
をオイルクーラで冷却してトランスミッションケース内
に還流するトランスミッションオイルの冷却装置におい
て、前記オイルポンプの吸込み口に接続されるオイル吸
込みパイプに、前記オイルポンプの吸込み口位置を中心
とする下向き又は上向きに弯曲部を形成してオイル溜め
部を設け、ドレンプラグに前記オイル吸込みパイプのオ
イル吸込み口の外周へ挿入されるラッパ状の案内部材と
オイル吸込みパイプの外周面に密接するシール部材とを
備えた円筒網状のストレーナを固設したものである。
【0005】
【作用】上記の構成により、オイルポンプが停止して
も、オイル吸込みパイプに設けられているオイル溜め部
に呼び水としての作用をするオイルが残存し、オイルポ
ンプが作動した時のエア吸込みによる空転を防止する。
また、ストレーナはドレンプラグと一体に設けられてい
るため、オイル交換時にドレンプラグを外すことにより
ストレーナも一緒に外して清掃あるいは新品と交換する
ことができ、装着時にはラッパ状の案内部材によってオ
イル吸込みパイプのオイル吸込み口に容易に挿入を可能
とする。
【0006】
【実施例】以下本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1において、2はオイルポンプであり、図3のト
ランスミッション1のケース1a内に設置され、トラン
スミッション1の出力軸とギヤ伝動して駆動される。3
は前記オイルポンプ2の吸込み口であり、これにオイル
吸込みパイプ4が接続されている。
【0007】オイル吸込みパイプ4には、前記オイルポ
ンプの吸込み口3の位置を中心とする下向きの弯曲部4
aを形成してオイル溜め部4bが設けられている。この
弯曲部4aは上向きに弯曲したものでも良い。
【0008】5はドレンプラグであり、トランスミッシ
ョン1のケース1aの底面に螺合されている。このドレ
ンプラグ5に、前記オイル吸込みパイプ4のオイル吸込
み口の外周へ挿入される円筒網状のストレーナ6が固定
されている。
【0009】上記ストレーナ6は図2で示すように、ス
トレーナ6の内側に窓孔7aを有し、上端の開口部には
ラッパ状の案内部7bを備えた芯金7が設けられ、ラッ
パ状の案内部7bにはオイル吸込みパイプ4のオイル吸
込み口部の外周面に密接するシール部材9を設けた構造
である。
【0010】本考案は上記の通りの構造であるから、車
両の走行によってオイルポンプ2が駆動され、トランス
ミッション1のケース1aの底部に溜まっているオイル
を汲み上げて図4で示すように、オイルフィルタ21を
通り、オイルクーラ22で冷却して再びトランスミッシ
ョン1のケース1a内に還流し、殊に高速走行時におけ
る油温の上昇を抑制する。
【0011】車両の停止によってオイルポンプ2が停止
した時には、オイル吸込みパイプ4内のオイルはトラン
スミッション1のケース1a内に落下するが、オイルポ
ンプの吸込み口3の位置に形成した下向き(または上向
き)の弯曲部4aにより、この弯曲部4aとオイルポン
プの吸込み口3との間のオイル溜め部4bのオイルはト
ランスミッション1のケース1a内に落下することがな
く、図1で示すオイルレベルOLで残存する。
【0012】これにより、オイルポンプ2が駆動された
時には、オイル溜め部4bのオイルが呼び水としての作
用を行い、トランスミッション1のケース1a内のオイ
ル8を急速に吸い上げるため、オイルポンプ2は多量の
エア吸込を吸い込むことがなく空転を防止する。
【0013】また、オイル吸込みパイプ4のオイル吸込
み口のストレーナ6はドレンプラグ5と一体構成である
ため、オイル交換の際のオイル抜きの時にドレンプラグ
5をトランスミッション1のケース1aから取り外す操
作でストレーナ6も一緒に抜き取られ、ストレーナ6の
清掃または新品との交換が容易にできる。
【0014】ドレンプラグ5をトランスミッション1の
ケース1aに装着することによりストレーナ6はラッパ
状の案内部7bによってオイル吸込みパイプ4のオイル
吸込み口の外周に案内され、容易にセットすることがで
きる。この案内部7bを形成する芯金7は、円筒網状の
ストレーナ6の補強部材として作用し、ストレーナ6の
変形を防止する。
【0015】
【考案の効果】以上述べたように本考案によると、オイ
ルポンプの吸込み口の位置に形成した下向き(または上
向き)弯曲部により、この弯曲部とオイルポンプの吸込
み口との間にオイル溜め部を設けた構成により、オイル
ポンプ停止後の作動において多量のエア吸込を吸い込む
ことがなく空転によるオイルポンプの作動不良の発生を
防止する。また、オイル吸込みパイプのオイル吸込み口
のストレーナはドレンプラグと一体構であるため、清掃
あるいは新品との交換の際のストレーナの取り外し並び
にオイル吸込みパイプのオイル吸込み口へのセットが容
易に得られる利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案装置の要部を示す一部断面側面図
【図2】ストレーナの断面図
【図3】本考案装置の要部を示す破断側面図
【図4】トランスミッションオイルの冷却回路図
【符号の説明】 1 トランスミッション 2 オイルポンプ 3 オイルポンプの吸込み口 4 オイル吸込みパイプ 4a 弯曲部 4b オイル溜め部 5 ドレンプラグ 6 ストレーナ 7 芯金 7a 窓穴 7b 案内部 8 オイル 9 シール部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16H 57/04

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トランスミッションケース内のオイルを
    汲み上げるオイルポンプと、このオイルポンプで汲み上
    げたオイルをオイルクーラで冷却してトランスミッショ
    ンケース内に還流するトランスミッションオイルの冷却
    装置において、前記オイルポンプの吸込み口に接続され
    るオイル吸込みパイプに、前記オイルポンプの吸込み口
    位置を中心とする下向き又は上向きに弯曲部を形成して
    オイル溜め部を設け、ドレンプラグに前記オイル吸込み
    パイプのオイル吸込み口の外周へ挿入されるラッパ状の
    案内部材とオイル吸込みパイプの外周面に密接するシー
    ル部材とを備えた円筒網状のストレーナを固設したこと
    を特徴とするトランスミッションオイルの冷却装置。
JP1993059427U 1993-10-08 1993-10-08 トランスミッションオイルの冷却装置 Expired - Lifetime JP2596824Y2 (ja)

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JPH0723854U JPH0723854U (ja) 1995-05-02
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JP6207082B2 (ja) * 2014-03-31 2017-10-04 本田技研工業株式会社 パワーユニット
EP3133321B1 (en) 2014-03-31 2018-10-24 Honda Motor Co., Ltd. Oil supply structure for power unit, and power unit
CN107120512A (zh) * 2017-06-23 2017-09-01 四川宏华石油设备有限公司 一种润滑***吸油管路结构
CN108361340A (zh) * 2018-04-11 2018-08-03 安徽合力股份有限公司 一种液力变速箱

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