JP2596527Y2 - 管接続構造 - Google Patents

管接続構造

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JP2596527Y2
JP2596527Y2 JP1993009055U JP905593U JP2596527Y2 JP 2596527 Y2 JP2596527 Y2 JP 2596527Y2 JP 1993009055 U JP1993009055 U JP 1993009055U JP 905593 U JP905593 U JP 905593U JP 2596527 Y2 JP2596527 Y2 JP 2596527Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、水道管やガス管等の流
体管を水密気密状態に接続する場合に用いられる管接続
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】このような管接続構造を用いて接続され
た両管に対して土砂崩れ・不等沈下等に起因して一定以
上の引抜き力が作用したときの流体管の安全性が確保で
き、且つ、地震等に起因して前記両管に一定以上の軸芯
方向圧縮力が作用したときの流体管の安全性も確保でき
る管接続構造として、本考案者等は先に図4に示すよう
なものを開発している。
【0003】その管接続構造は、具体的には、以下に述
べるような構成となっている。即ち、端部に外拡がりの
テーパー管部分1を有する受口管2における前記テーパ
ー管部分1内に嵌合させた挿口管3の先端部近傍の外周
面には、管軸芯方向へ適当な溝幅を有する環状溝4を、
管軸芯方向へ一定の溝深さとなる状態に形成してある。
前記挿口管3における前記環状溝4の形成位置の基端側
近傍部分には、挿口管3基端側からの押圧力(具体的に
は、前記テーパー管部分1に設けたフランジ部1Aに頭
部が係止されつつナットで締め付けられるボルト10に
よって挿口管3先端側へ移動される押輪9による押圧
力)に基づいて、前記両管2,3間をシールするシール
リング7(例えば、ゴム製の環状ガスケット等)を挿口
管3先端側から保護するための保護リング6(例えば、
ゴムを含浸させた繊維体等)を外嵌位置させてある。前
記環状溝4内には、その溝幅よりも小さい幅を有し、且
つ、前記両管2,3が引抜き方向へ一定以上相対移動し
たとき前記環状溝4の軸芯方向一端面4aに剛接当して
それ以上の引抜き移動を阻止する鋼製のC字状引抜き阻
止リング5を縮径付勢状態に嵌合位置させてある。前記
引抜き阻止リング5における挿口管3基端側の内周縁部
には、一定以上の軸芯方向圧縮力が作用したときに変形
又は破壊する部分5a(例えば、前記圧縮力によって断
面形状が縮小変形自在な内向き開口の凹部、以下、変形
・破壊部分5aという)を予め形成してある。
【0004】このような構成の管接続構造においては、
前記両管2,3に対して土砂崩れ・不等沈下等に起因し
て一定以上の引抜き力が作用したとき、引抜き阻止リン
グ5が図5(イ),(ロ),(ハ)に示すように挿口管3先
端側へ相対的に押圧移動されて、環状溝4の軸芯方向一
端面4aに剛接当することにより、それ以上の引抜き移
動が阻止されるようになり、もって、前記引抜き力が作
用したときの流体管の安全性が確保されるようになる。
尚、保護リング6は図5(イ)の状態から二つに分断さ
れて、引抜き阻止リング5に対し、その一部が挿口管3
先端側に且つその残部が挿口管3基端側に位置するよう
になる。また、前記両管2,3に対して地震等に起因し
て一定以上の軸芯方向圧縮力が作用したときは、前記変
形・破壊部分5aが前記圧縮力によって図6(イ)の状
態から図6(ロ)の状態に変形又は破壊することによ
り、管接続構造の見掛け上の圧縮剛性が低下し、前記圧
縮力作用時においても、前記両管2,3の軸芯方向の相
対接近移動を許す許容圧縮変位量をもたせることがで
き、もって、前記圧縮力が作用したときの流体管の安全
性も確保されるようになる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上述の管接続構造にお
いても更なる改良の余地がないではなく、流体管の安全
性を更に向上させるために、以下に述べるような事態を
回避し得る管接続構造を提供することが、更なる改良の
余地として残されている。即ち、上述の管接続構造にお
いては、前記圧縮力作用時及び前記引抜き力作用時の双
方において流体管の安全性を確保すべく、引抜き阻止リ
ング5の挿口管3基端側の内周縁部に、前記圧縮力作用
時に有効に作用する前記変形・破壊部分5aが形成され
ており、且つ、挿口管3の先端部近傍の外周面に、前記
圧縮力作用時に有効に作用する引抜き阻止リング5を嵌
合位置させるべく、前記環状溝4が管軸芯方向へ一定の
溝深さとなる状態に形成されている。従って、前記引抜
き力作用時において、保護リング6の押圧力で引抜き阻
止リング5が環状溝4の軸芯方向一端面4aに剛接当さ
れるように挿口管3先端側へ移動しようとする過程で、
保護リング6が図7(イ)に示すように環状溝4内へ落
ち込むと共に、前記変形・破壊部分5aが図7(ロ)に
示すように保護リング6の押圧力によって前記圧縮力作
用時と同様に変形又は破壊するようになる。そして、一
定の条件下(即ち、保護リング6が縮径方向へ変位して
引抜き阻止リング5の内周側へ潜り込み易いような条件
下)においては、前記変形・破壊部分5aが実際に変形
又は破壊した引抜き阻止リング5の内周側へ、保護リン
グ6が全体的に潜り込む(即ち、保護リング6の全体又
は大半が潜り込む)ことがある。このような保護リング
6の全体的な潜り込みが生じると、その潜り込み状態の
保護リング6が、縮径付勢状態の引抜き阻止リング5を
拡径変形させるように作用し、その拡径変形に基づい
て、引抜き阻止リング5が図7(ハ)に示すように環状
溝4内から挿口管3外周面へ乗り上げるようになり、そ
の乗り上げによって、引抜き阻止リング5が環状溝4の
軸芯方向一端面4aに剛接当することが図7(ニ)に示
すようにできなくなり、もって、前記引抜き移動の阻止
が有効に行えなくなるという事態が生じることが考えら
れる。本考案は、このような実情に着目してなされたも
のであり、前記引抜き力作用時の流体管の安全性及び前
記圧縮力作用時の流体管の安全性が一般に確保でき、し
かも、前記一定の条件下でも上述の事態を回避して前記
引抜き力作用時の流体管の安全性が確保できる、更に改
良された管接続構造を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案に係る管接続構造
の特徴構成は、端部に外拡がりのテーパー管部分を有す
る受口管における前記テーパー管部分内に嵌合させた挿
口管の先端部近傍の外周面に、管軸芯方向へ適当な溝幅
を有する環状溝を形成し、前記挿口管における前記環状
溝の形成位置の基端側近傍部分に、挿口管基端側からの
押圧力に基づいて前記両管間をシールするシールリング
を挿口管先端側から保護するための保護リングを外嵌位
置させると共に、前記環状溝内に、その溝幅よりも小さ
い幅を有し、且つ、前記両管が引抜き方向へ一定以上相
対移動したとき前記環状溝の軸芯方向一端面に剛接当し
てそれ以上の引抜き移動を阻止するC字状引抜き阻止リ
ングを縮径付勢状態に嵌合位置させ、その引抜き阻止リ
ングにおける挿口管基端側の内周縁部に、一定以上の軸
芯方向圧縮力が作用したときに変形又は破壊する部分を
予め形成してある管接続構造であって、前記両管の相対
引抜き移動に基づく前記保護リングの押圧力で前記引抜
き阻止リングが移動するに伴って、前記引抜き阻止リン
グの縮径による落込みを許容する落込み許容部を、前記
環状溝における挿口管先端側部分に、他の部分よりも深
い溝として形成し、前記環状溝における挿口管基端側部
分から前記落込み許容部の形成箇所へ至る過渡部分に、
テーパー面を形成してある点にある。
【0007】
【作用】先ず、前記両管に対して引抜き力が作用したと
きの流体管の安全性及び前記両管に対して圧縮力が作用
したときの流体管の安全性が、一般的な条件下では、従
来と同様に確保される。更に、前記両管に対して一定以
上の相対引抜き力が作用する場合、その引抜き力に基づ
いて、保護リングが引抜き阻止リングを挿口管先端側へ
押圧するようになり、その押圧力によって、前記縮径付
勢状態の引抜き阻止リングが、挿口管先端側へ環状溝の
軸芯方向一端面に剛接当されるように移動するようにな
るが、本考案の管接続構造においては、前記環状溝にお
ける挿口管先端側部分に前記落込み許容部が形成されて
いるので、一定の条件下(即ち、保護リングが縮径方向
へ変位して引抜き阻止リングの内周側へ潜り込み易いよ
うな条件下)でも、引抜き阻止リングの挿口管先端側へ
の移動に基づいて前記縮径付勢状態の引抜き阻止リング
が縮径して前記落込み許容部へ落ち込むようになり、そ
の落ち込みによって、引抜き阻止リングの内周側へ保護
リングが全体的に潜り込むということがなくなる。従っ
て、前記保護リングの全体的な潜り込みに基づいて従来
は生じていた引抜き阻止リングの拡径変形が回避され、
もって、その拡径変形に基づく引抜き阻止リングの挿口
管外周面への乗り上げも回避されるようになり、もっ
て、前記引抜き移動の阻止が有効に行えなくなるという
事態が回避されるようになる。尚、前記環状溝における
挿口管基端側部分から前記落込み許容部の形成箇所へ至
る過渡部分にテーパー面が形成されているので、そのテ
ーパー面によって、前記落込み許容部へ落ち込もうとす
る引抜き阻止リングが、前記落込み許容部へ円滑に案内
されるようになる。
【0008】
【考案の効果】従って、本考案によれば、前記引抜き力
作用時の流体管の安全性及び前記圧縮力作用時の流体管
の安全性が一般に確保でき、しかも、前記一定の条件下
でも上述の事態を回避して、従来の問題を解消すること
ができる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。尚、図面において従来例と同一の符号で表示した
部分は同一又は相当の部分を示している。
【0010】図1には、本考案に係る管接続構造を用い
てガス管を水密気密状態に接続した実施例の一つが示さ
れており、図中、2は、端部に外拡がりのテーパー管部
分1を有する鋳鉄製の受口管である。
【0011】前記受口管2におけるテーパー管部分1内
には、鋳鉄製の挿口管3を同芯状に挿入配置することに
より、前記両管2,3を嵌合させてある。前記挿口管3
の先端部近傍の外周面には、管軸芯方向へ適当な溝幅を
有する環状溝4が形成されている。
【0012】前記挿口管3における前記環状溝4の形成
位置の基端側近傍部分には、挿口管3基端側からの押圧
力(具体的には、前記テーパー管部分1に設けたフラン
ジ部1Aに頭部が係止されつつナットで締め付けられる
ボルト10によって挿口管3先端側へ移動される押輪9
による押圧力)に基づいて、前記両管2,3間をシール
するシールリング7(例えば、ゴム製の環状ガスケット
等)を挿口管3先端側から保護するための保護リング6
(例えば、ゴムを含浸させた繊維体等)が外嵌位置され
ている。
【0013】前記環状溝4内には、その溝幅よりも小さ
い幅を有し、且つ、前記両管2,3が引抜き方向へ一定
以上相対移動したときに前記環状溝4の軸芯方向一端面
4aに剛接当して、それ以上の引抜き移動を阻止する鋼
製のC字状引抜き阻止リング5(具体的には、側面視C
字状の弾性Cリング)が、縮径付勢状態に嵌合位置され
ている。
【0014】前記引抜き阻止リング5における挿口管3
基端側の内周縁部には、一定以上の軸芯方向圧縮力が作
用したときに変形する部分5a(具体的には、前記圧縮
力によって断面形状が縮小変形自在な内向き開口の凹
部、以下、単に凹部5aという)が予め形成されてい
る。また、前記引抜き阻止リング5における挿口管3基
端側の外周部には、前記保護リング6を挿口管3先端側
へ乗り越え移動させるべく案内するテーパー面5bが形
成されている。
【0015】前記環状溝4における挿口管3先端側部分
には、前記両管2,3の相対引抜き移動に基づく前記保
護リング6の押圧力で前記引抜き阻止リング5が移動す
るに伴って、その引抜き阻止リング5の縮径による落込
みを許容する落込み許容部4bが、他の部分よりも深い
溝として形成されている。
【0016】前記環状溝4における挿口管3基端側部分
から前記落込み許容部4bの形成箇所へ至る過渡部分に
は、テーパー面4dが形成されている。そのテーパー面
4dは、更に詳しくは、全体形状が略円錐面状であり、
その略円錐面状部分の管軸芯方向両端部(即ち、前記挿
口管3基端側部分への境界部及び前記落込み許容部4b
への境界部の双方)にR加工が施されて、その両端部が
円滑な形状とされたテーパー面である。
【0017】次に、このような構成の管接続構造を用い
てガス管を接続する要領について説明する。先ず、挿口
管3に対して、その先端側から押輪9、シールリング
7、保護リング6を順次外嵌した上で、最後に、引抜き
阻止リング5を環状溝4内へ嵌合させる。尚、その引抜
き阻止リング5は、所謂弾性Cリングに構成されている
ので、その引抜き阻止リング5を、拡径変形力付与によ
って弾性的に拡径変形しつつ挿口管3に外嵌した上で、
拡径変形力を解除しつつ環状溝4の位置まで移動させる
と、前記引抜き阻止リング5は、拡径変形が解除されて
元の形状に弾性復帰し、環状溝4内へ嵌合されるように
なる。次に、上述の各部材を外嵌させた挿口管3を、受
口管2のテーパー管部分1内へ同芯状に挿入配置した状
態で、前記テーパー管部分1のフランジ部1Aと押輪9
のフランジ部9aとを、周方向複数個のボルト10を介
して、互いに軸芯方向に接近させるように締め付けるこ
とにより、テーパー管部分1の内周面と挿口管3の外周
面との間に位置する前記シールリング7を、押輪9を介
して、管軸芯方向へ且つ引抜き阻止リング5の方向へ押
圧し、もって、前記シールリング7をテーパー管部分1
の内周面と挿口管3の外周面とに弾性密着変形させた所
期の水密気密状態で前記両管2,3を互いに連通接続す
る。
【0018】このような構成の管接続構造においては、
前記両管2,3に対して土砂崩れ・不等沈下等に起因し
て一定以上の引抜き力が作用したとき、引抜き阻止リン
グ5が図2(イ),(ロ),(ハ)に示すように挿口管3先
端側へ相対的に押圧移動されて、環状溝4の軸芯方向一
端面4aに剛接当することにより、それ以上の引抜き移
動が阻止されるようになり、もって、前記引抜き力が作
用したときの流体管の安全性が確保されるようになる。
尚、保護リング6は図2(イ)の状態から二つに分断さ
れて、引抜き阻止リング5に対し、その一部が挿口管3
先端側に且つその残部が挿口管3基端側に位置するよう
になる。
【0019】また、前記両管2,3に対して地震等に起
因して一定以上の軸芯方向圧縮力が作用したときは、前
記凹部5aが前記圧縮力によって変形する(この変形の
メカニズムは、従来の場合と同様故、図6(イ),(ロ)
参照)ことにより、管接続構造の見掛け上の圧縮剛性が
低下し、前記圧縮力作用時においても、前記両管2,3
の軸芯方向の相対接近移動を許す許容圧縮変位量をもた
せることができ、もって、前記圧縮力が作用したときの
流体管の安全性も確保されるようになる。
【0020】更に、前記両管2,3に対して一定以上の
相対引抜き力が作用する場合、その引抜き力に基づい
て、保護リング6が引抜き阻止リング5を挿口管3先端
側へ押圧するようになり、その押圧力によって、前記縮
径付勢状態の引抜き阻止リング5が、挿口管3先端側へ
環状溝4の軸芯方向一端面に剛接当されるように移動す
るようになるが、本考案の管接続構造においては、環状
溝4における挿口管3先端側部分に落込み許容部4bが
形成されているので、一定の条件下(即ち、保護リング
6が縮径方向へ変位して引抜き阻止リング5の内周側へ
潜り込み易いような条件下)でも、引抜き阻止リング5
の挿口管3先端側への移動に基づいて前記縮径付勢状態
の引抜き阻止リング5が縮径して落込み許容部4bへ図
2(イ)に示すように落ち込むようになり、その落ち込
みによって、引抜き阻止リング5の内周側へ保護リング
6が全体的に潜り込むということがなくなる。従って、
保護リング6の全体的な潜り込みに基づいて従来は生じ
ていた引抜き阻止リング5の拡径変形(図7(ロ)参
照)が回避され、もって、その拡径変形に基づく引抜き
阻止リング5の挿口管3外周面への乗り上げ(図7
(ハ)参照)も回避されるようになり、もって、前記引
抜き移動の阻止が有効に行えなくなるという事態が回避
されるようになる。
【0021】尚、前記環状溝4における挿口管3基端側
部分から落込み許容部4bの形成箇所へ至る過渡部分に
テーパー面4dが形成されているので、そのテーパー面
4dによって、落込み許容部4bへ落ち込もうとする引
抜き阻止リング5が、落込み許容部4bへ円滑に案内さ
れるようになる。
【0022】次に、別実施例について説明する。上述の
実施例においては、引抜き阻止リング5における挿口管
3基端側の内周縁部に、一定以上の軸芯方向圧縮力が作
用したとき変形する凹部5aが形成されていたが、その
凹部5aに替え、引抜き阻止リング5における挿口管3
基端側の内周縁部にプラスチック等の剛性の低い材料を
充填して、前記内周縁部を一定以上の軸芯方向圧縮力が
作用したときに変形又は破壊する部分を構成したもので
あっても、本考案に係る管接続構造を適用することがで
きる。この場合、引抜き阻止リング5における挿口管3
基端側の端縁に前記変形又は破壊する部分を形成しても
よい(図3参照)。
【0023】また、上述の実施例は、本考案に係る管接
続構造を用いてガス管を水密気密状態に接続したもので
あったが、本考案に係る管接続構造を用いてガス管以外
の流体管(例えば、水道管)を水密気密状態に接続した
ものも考えられる。
【0024】尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面と
の対照を便利にするために符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る管接続構造の一実施例を示す断面
【図2】引抜き力作用時における前記管接続構造の説明
【図3】本考案に係る管接続構造の別実施例を示す断面
【図4】従来の管接続構造を示す断面図
【図5】圧縮力作用時の従来の管接続構造の説明図(正
常時)
【図6】引抜き力作用時における従来の管接続構造の説
明図(正常時)
【図7】引抜き力作用時における従来の管接続構造の説
明図(異常時)
【符号の説明】
1 テーパー管部分 2 受口管 3 挿口管 4 環状溝 4a 軸芯方向一端面 4b 落込み許容部 4d テーパー面 5 引抜き阻止リング 5a 変形又は破壊する部分 6 保護リング 7 シールリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭63−193193(JP,U) 実開 平3−59586(JP,U) 実開 昭58−31488(JP,U) 実開 昭58−31487(JP,U) 実開 昭56−101290(JP,U) 実開 昭59−94684(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16L 21/00 - 21/08 F16L 27/00 - 27/12

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端部に外拡がりのテーパー管部分(1)
    を有する受口管(2)における前記テーパー管部分
    (1)内に嵌合させた挿口管(3)の先端部近傍の外周
    面に、管軸芯方向へ適当な溝幅を有する環状溝(4)を
    形成し、 前記挿口管(3)における前記環状溝(4)の形成位置
    の基端側近傍部分に、挿口管(3)基端側からの押圧力
    に基づいて前記両管(2),(3)間をシールするシール
    リング(7)を挿口管(3)先端側から保護するための
    保護リング(6)を外嵌位置させると共に、 前記環状溝(4)内に、その溝幅よりも小さい幅を有
    し、且つ、前記両管(2),(3)が引抜き方向へ一定以
    上相対移動したとき前記環状溝(4)の軸芯方向一端面
    (4a)に剛接当してそれ以上の引抜き移動を阻止する
    C字状引抜き阻止リング(5)を縮径付勢状態に嵌合位
    置させ、 その引抜き阻止リング(5)における挿口管(3)基端
    側の内周縁部に、一定以上の軸芯方向圧縮力が作用した
    ときに変形又は破壊する部分(5a)を予め形成してあ
    る管接続構造であって、 前記両管(2),(3)の相対引抜き移動に基づく前記保
    護リング(6)の押圧力で前記引抜き阻止リング(5)
    が移動するに伴って、その引抜き阻止リング(5)の縮
    径による落込みを許容する落込み許容部(4b)を、前
    記環状溝(4)における挿口管(3)先端側部分に、他
    の部分よりも深い溝として形成し、 前記環状溝(4)における挿口管(3)基端側部分から
    前記落込み許容部(4b)の形成箇所へ至る過渡部分
    に、テーパー面(4d)を形成してある管接続構造。
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