JP2596212B2 - 半導体装置の湿式処理装置 - Google Patents

半導体装置の湿式処理装置

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JP2596212B2
JP2596212B2 JP2312193A JP31219390A JP2596212B2 JP 2596212 B2 JP2596212 B2 JP 2596212B2 JP 2312193 A JP2312193 A JP 2312193A JP 31219390 A JP31219390 A JP 31219390A JP 2596212 B2 JP2596212 B2 JP 2596212B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、半導体装置の製造工程における湿式処理
装置に関するものである。
半導体装置の製造工程における湿式処理としては、 イ) 半導体製造工程において利用した被膜で不要にな
ったもの(レジスト,SiO2膜)の除去。
ロ) 金属塩,有機物,その他のデバイスの特性を低下
させるような汚染物の除去。
ハ) パターン形成時のエッチング。
等がある。
〔従来の技術〕
第4図,第5図は従来のこの種の湿式処理装置の一例
を示す図で、第4図(a)〜(c)は従来の各処理槽を
示し、そのうち第4図(a)は正面図、第4図(b)は
側面図、第4図(c)は上面図である。
第4図において、1はウエハ洗浄槽、2は洗浄すべき
ウエハ、3はこのウエハ2を収納するウエハカセット、
4はフイルタ、5は薬液循環ポンプ、6は前記ウエハカ
セット3を設置する底板を兼ね液流を層流状態に保つた
めの整流板、1bはオーバーフロー受槽である。これらの
処理槽のうちウエハ洗浄槽1,ウエハカセット3,フィルタ
4,整流板6をはじめ薬液と接触する部分はすべて薬液に
浸されることのないようフッ素樹脂製、もしくはフッ素
樹脂コーティングされている。
次に、動作について説明する。
ウエハ洗浄槽1に薬液を満たし、ウエハカセット3に
収納したウエハ2をその薬液中に浸す。これにより、ウ
エハ2表面が薬液によって浸食され、有害物,異物の除
去または回路パターンの形成がなされる。この際、ウエ
ハ2表面に付着していた各種の被膜片や異物が薬液中に
移動する。したがって、この薬液を循環させて、繰り返
しウエハ2を洗浄すると、薬液中に存在するようになっ
た被膜片や異物(以下、ウエハにとって好ましくない物
質という意味で“ゴミ”と総称する)が再びウエハ2に
付着し、製品に重大な欠陥を生み出すことになる。そこ
で、従来よりこのような洗浄槽においては、絶えず薬液
を薬液循環ポンプ5で槽外へ一旦導き、フイルタ4を通
過させて、ゴミの除去を行い、再びウエハ洗浄槽1に戻
すという作業を行ってきた。これにより、ウエハ洗浄槽
1中のゴミ濃度を低くおさえられて、ウエハ洗浄プロセ
スにおいてウエハ2にゴミが付着するのを防いでいる。
これらの各処理層をプロセスに応じてドラフト内に並
べ、自動化した装置が第5図である。すなわち、第5図
(a)は正面図、第5図(b)は上面図、第5図(c)
は側面図である。第5図において、14,15,16は第4図の
槽で、各々HF溶液槽,機能水洗槽,および最終水洗槽で
ある。ウエハカセット3はウエハカセット置台13から搬
送アーム9によって各槽14,15,16を順次移動処理され、
最後に乾燥ユニット17で乾燥される。なお、18はドラフ
トを示す。この自動処理は制御ユニット19によって自動
処理される。なお、11はガスシールドである。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の半導体装置の湿式処理装置は、以上のように構
成されているので、ライトエッチ後の自然酸化膜の成長
を防止するため、ドラフト内すべてを不活性気体置換す
ると大量の不活性ガスを必要とする。また、不活性ガス
には各液の蒸気が含まれており、再生して不活性ガスを
使用することができないなどの問題点がある。また、装
置全体を不活性ガス化すると、大気との接触やリークが
多くなり、少量のO2の混入によって自然酸化膜を成長さ
せる問題点がある。さらに、大型装置からの不活性ガス
のリークは、クリーンルーム内において、酸欠状態にな
る等の問題点がある。
この発明は、上記のような問題点を解消するためにな
されたもので、少量の不活性ガスシールドされた独立の
処理槽の中で処理し、搬送においても大気中に暴露する
ことなく搬送し、O2との接触を完全に防止できる半導体
装置の湿式処理装置を得ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明に係る半導体装置の湿式処理装置は、ガスシ
ールドされた複数のウエハ処理槽内に、それぞれ処理が
必要な基板を浸す処理溶液と、これらの処理溶液の下層
に位置し、かつ、各処理溶液と混合せずに循環する溶液
とを収納し、各下層の溶液に連通し、ガスシールドされ
るとともに水平方向に延びる搬送路内に下層の溶液と同
じ溶液を収納し、搬送路内の溶液内を水平方向に移動さ
せてウエハ処理槽間の基板の搬送を行い、各処理溶液中
で所定の処理を施す構成としたものである。
〔作用〕
この発明においては、処理すべき基板の処理槽間の反
応を大気中にさらさないようにする溶液は、例えばフッ
素不活性液体(米スリーエム社の商品名フロリナート)
であり、水溶液や各種の有機溶媒との相溶性が小さく、
しかも比重が1.6〜2.0で大きいので、使用処理液と混合
すると必ず2層に分かれ、しかも下層となる。さらに、
安定でしかも電気的に絶縁性であるので、この中を基板
を搬送してもこれと反応することもない。したがって、
処理中や搬送中の基板とO2の接触を防止できる。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例について説明する。
第1図はこの発明の一実施例を示す半導体装置の湿式
処理装置の構成図で、第1図(a)は側面図、第1図
(b)はその上面略図である。第1図において、1はウ
エハ洗浄槽、2は洗浄すべきウエハ、3はこのウエハ2
を収納するウエハカセット、4はフイルタ、5は薬液循
環ポンプ、6は前記ウエハ洗浄槽1でウエハ2を処理す
る処理溶液、7は前記処理溶液6の下層に位置し、ウエ
ハ洗浄槽1内を循環する処理溶液6と混合しないフッ素
不活性溶液、8は前記ウエハカセット3を処理溶液6と
フッ素不活性溶液7内を移動する搬送エレベータ、9は
搬送アーム、10は不活性ガスの出入口、11はガスシール
ド、12は溶液シャッタである。
第2図は、第1図の基本ユニットを接続して自動化し
た槽である。13はウエハカセット置台、14は第1処理ユ
ニット、15は第2処理ユニット、16は第3処理ユニッ
ト、17は乾燥ユニット、18はドラフト、19は制御ユニッ
トである。
次に、動作について説明する。
ウエハ2を収納したウエハカセット3は搬送アーム9
によってフッ素不活性溶液7内を移動する。溶液シャッ
タ12を開け、搬送アーム9によって降下している搬送エ
レベータ8にウエハカセット3を送る。溶液シャッタ12
を閉じ、搬送エレベータ8を処理溶液6内に移動し、所
定の処理を行う。処理溶液6内はガスシールド11によっ
てO2除去されている。一般に純水中溶存酸素が約30ppb
以上でウエハ表面に自然酸化膜の成長が起こるが、処理
溶液6、例えば洗浄用純水が大気に触れると溶存酸素が
数100ppbとなり、自然酸化膜を成長させ、製品半導体の
接触不良の原因となるため、ガスシールド11は処理溶液
6を大気から遮断し、この結果、処理溶液6の溶存酸素
を30ppbより低く保つことができる。また、薬液循環ポ
ンプ5とフイルタ4によりオーバーフローした処理液を
クリーンにし、再供給している。処理液、搬送エレベー
タ8が降下し、フッ素不活性溶液7内にウエハカセット
3をもどし、溶液シャッタ12を開いて搬送アーム9にウ
エハカセット3を移動する。
搬送アーム9は、横に移動して次の処理を実行する。
第2図は、第1図のユニットを3種類接続したもの
で、ウエハカセット置台13におかれたウエハカセット3
は搬送アーム9によりガスシールドされたフッ素不活性
溶液7中を移動し、第1の処理ユニット14の処理溶液6a
で処理され、次に第2の処理ユニット15に移動し、処理
液6bで処理される。最後に第3の処理ユニット16の処理
液6cで処理され、乾燥ユニット17で乾燥される。
上記実施例として、半導体基板処理プロセスのライト
エッチング工程に用いた場合、第1の処理溶液6aとして
はHF溶液を用い、第2の処理液6b,第3の処理液6cとし
ては純水を用いて実施した。不活性気体としては、Arガ
スを用いた。乾燥ユニット17としてはスピン乾燥,IPA蒸
気乾燥を用いた。
なお、上記実施例ではライトエッチの湿式プロセスに
用いた場合を示したが、第3図に示すように、各ユニッ
トを接続し、(a)拡散前洗浄,(b)窒化膜剥離,
(c)レジスト剥離に用いてもよい。すなわち、第3図
は、第1図のこの発明のユニットを複数接続して各々の
ユニットの処理溶液6を変えることによってライトエッ
チ以外のウエットプロセスに応用したものである。
(a)拡散前洗浄は拡散前洗浄プロセスで7つのユニッ
トと乾燥ユニットから構成されている。各処理溶液6は
NH4OH/H2O2,H2O(QDR),HF,H2O(QDR),HCl/H2O2,H2O
(QDR),H2O(FR)の7種類である。Dは乾燥ユニット
を示す。
(b)窒化膜剥離は窒化膜剥離プロセスで、処理溶液6
としてH3PO4,H3PO4,H2O(QDR),H2O(FR)を含む4つの
ユニットと乾燥ユニットDからなる。
(c)レジスト剥離はレジスト剥離プロセスの場合で、
各ユニットの処理液6としてH2SO4/H2O2,H2SO4/H2O2,H2
O(QDR),H2O(FR)を使用し、乾燥ユニットDを組み合
わせたものである。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明は、ガスシールドされ
た複数のウエハ処理槽内に、それぞれ処理が必要な基板
を浸す処理溶液と、これらの処理溶液の下層に位置し、
かつ、各処理溶液と混合せずに循環する溶液とを収納
し、各下層の溶液に連通し、ガスシールドされるととも
に水平方向に延びる搬送路内に下層の溶液と同じ溶液を
収納し、搬送路内の溶液内を水平方向に移動させてウエ
ハ処理槽間の基板の搬送を行い、各処理溶液中で所定の
処理を施す構成としたので、溶存酸素の非常に少ない処
理液中で各ウエハは処理され、さらに搬送においてもO2
に接触することなく製品半導体において接触不良の原因
となる自然酸化膜の成長が完全に防止される効果があ
る。さらに、各処理槽が独立にクローズド化されている
ので、不活性気体を循環でき、その使用量も少なく、ラ
ンニングコストが大幅に低減できる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による湿式処理装置を示す
構成図で、第1図(a)は側面図、第1図(b)は上面
図、第2図は、第1図の湿式処理装置を複数接続して自
動化した構成図、第3図はこの発明の他の実施例を示す
もので、第1図の湿式処理装置の処理槽を組み換えた
図、第4図,第5図は従来の湿式処理装置を示す図であ
る。 図において、1はウエハ洗浄槽、2はウエハ、3はウエ
ハカセット、4はフイルタ、5は薬液循環ポンプ、6は
処理溶液、7はフッ素不活性溶液、8は搬送エレベー
タ、9は搬送アーム、10は不活性ガスの出入口、11はガ
スシールド、12は溶液シャッタである。 なお、各図中の同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】独立してガスシールドされた複数のウエハ
    処理槽内に、それぞれ処理が必要な基板を浸す処理溶液
    と、これらの処理溶液の下層に位置し、かつ、前記各処
    理溶液と混合せずに循環する溶液とを収納し、前記各下
    層の溶液に連通し、ガスシールドされるとともに水平方
    向に延びる搬送路内に前記下層の溶液と同じ溶液を収納
    し、前記搬送路内の溶液内を水平方向に移動させて前記
    ウエハ処理槽間の前記基板の搬送を行い、前記各処理溶
    液中で所定の処理を施す構成としたことを特徴とする半
    導体装置の湿式処理装置。
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