JP2596149Y2 - 内圧防爆型恒温槽 - Google Patents

内圧防爆型恒温槽

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JP2596149Y2
JP2596149Y2 JP1993005864U JP586493U JP2596149Y2 JP 2596149 Y2 JP2596149 Y2 JP 2596149Y2 JP 1993005864 U JP1993005864 U JP 1993005864U JP 586493 U JP586493 U JP 586493U JP 2596149 Y2 JP2596149 Y2 JP 2596149Y2
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貴 松浦
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Yokogawa Electric Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、プロセスガスクロマト
グラフに用いられる内圧防爆型恒温槽に係わり、特に内
圧防爆型恒温槽の温度調節機構の改善に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】プロセスガスクロマトグラフに用いら
れ、カラムや検出器等を収納する恒温槽は防爆構造とな
っており、その構造には耐圧防爆型と内圧防爆型があ
る。そして内圧防爆型のものは、不活性ガス又は空気を
恒温槽内に導入して恒温槽内のカラムや検出器等に導入
される危険ガスを内部からパージすることにより防爆さ
せるものである。
【0003】従来の内圧防爆型恒温槽を図面を用いて説
明する。図2は、従来の内圧防爆型恒温槽の構成を示す
図である。図2において、内圧防爆構造の容器10の内
部にカラム11と温度センサ(図示しない)が収容さ
れ、容器10の外部には、パイプ15を介して容器10
の内部と連通される加熱部16が設けられ、この加熱部
16内にはヒーター12が収容されている。
【0004】カラム11には被検出試料を検出器(図示
しない)に運ぶキャリアガスG2が導入される。そして
空気G3が外部から加熱部16を介して容器10の内部
に導入される。
【0005】そして、温度センサは容器10内部の温度
を検出し、その温度を容器10の外部に設けられヒータ
ー12に接続されたコントローラー(図示しない)にフ
ィードバックし、空気G3は、コントローラーの指示に
よって出力を制御されるヒーター12によって加熱され
て容器10内に導入され、容器10に外部と通じて設け
られたパイプ17より排気される。
【0006】内圧防爆型恒温槽はこのようにして、容器
10内に引き込まれるガス(例えばキャリアガスG2や
検出器が容器10内に収納される場合には検出器に導入
されるガスなど)が可燃性ガスであり容器10内にリー
クした場合に容器10が爆発しないように、容器10内
の温度を一定に保持し、内圧を所定の圧力以上に保持す
るものである。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】このような従来の内圧
防爆型恒温槽では、例えば恒温槽の温度を350°C程
度の高温で使用する場合、ヒーターは常温の空気に大き
な熱量を与えなければならず、恒温槽の昇温速度を大き
くする為にはヒーターの容量を大きくする必要があり、
その結果ヒーターの消費電力が大きくなるという問題点
があった。また常温から高温まで温度変化させる為その
温度制御性も良くないという問題点があった。本考案
は、従来の有するこのような問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、昇温速度が大き
く、消費電力を削減でき、温度制御性に優れた内圧防爆
型恒温槽を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案は、容器の内部に導入されるパージガスを加
熟して前記容器の外部に排出し、前記容器の内部の温度
と圧力を調整する内圧防爆型恒温槽において、前記容器
の壁に設けられ前記容器の内部と外部を連通させる第一
パイプ部と、板状の中央に開口部を有し、前記容器の内
部に配置され、前記壁との隙間に前記パージガスの導入
路を形成する第1仕切り材と、前記第一パイプ部の内部
を貫通し、一端が前記第1仕切り材の前記開口部に接続
され他端が前記容器の外部に配置され、前記第一パイプ
部の内壁との隙間に前記パージガスの導入口を形成し、
内部を前記パージガスの排出路とする第二パイプ部と、
前記導入路の出口部分を狭める所望の位置に設けられ、
前記パージガスの流速を速める絞り部と、板状で前記第
一仕切り材に対向配置され、前記容器内の前記パージガ
スを通過させその一部を前記排出路に導き前記容器外部
に排出させる流通孔を有し、前記絞り部を通過した前記
パージガスにより前記容器内の前記パージガスの残部が
前記流通孔を通過して吸引され前記容器内を循環する循
環路を前記第一仕切り材との隙間に形成する第二仕切り
材と、前記循環路及ぴ前記導入路の出口近傍に設けら
れ、前記循環路及ぴ前記導入路を通過した前記パージガ
スを加熱するヒーターと、を具備することを特徴とする
内圧防爆型恒温槽である。
【0009】
【作用】このような本考案では、第一パイプ部は容器の
内部と外部を連通させ、第一仕切り材は容器の内壁との
隙間にパージガスの導入路を形成し、第二パイプ部は第
一パイプ部の内部を貫通してその隙間にパージガスの導
入口を形成し内部をパージガスの排出路とする。絞り部
は導入路の出口部分を狭めてパージガスの流速を大きく
し、板状の第二仕切り材に形成された流通孔はパージガ
スを通過させその一部を排出路へ送り、第二仕切り材は
第一仕切り材との隙間にパージガスの残部が前記流通孔
を介して吸引されて容器内を循環する循環路を形成し、
ヒーターは循環路及び導入路を通過した記パージガスを
加熱する。
【0010】
【実施例】次に、本考案の実施例について図面を用いて
説明する。尚、以下の図面において、図2と重複する部
分は同一番号を付してその説明は適宜に省略する。
【0011】図1は本考案の具体的な実施例を示す図で
ある。図1において、内圧防爆構造の容器10の内部と
外部を連通させる第一パイプ部14が容器10の壁13
に接続されて設けられている。
【0012】そして、容器10の内部にはカラム11と
ヒーター12と温度センサ(図示しない)と第一仕切り
材20と第二パイプ部21と絞り部30と第二仕切り材
40とが設けられている。
【0013】板状の第一仕切り材20は中央に開口部2
2を有し容器10の内部に配置され、第二パイプ部21
は第一パイプ部14を貫通して開口部22に接続されて
いる。そして、パージガスG1の導入路23が容器10
の壁13の内側と第一仕切り材20との隙間に、パージ
ガスG1の導入口24が第一パイプ部14と第二パイプ
部21との隙間に形成されている。また、第二パイプ部
21の内部はパージガスG1の排出路25となってい
る。
【0014】また、絞り部30は壁13の内側に環状に
設けられ、導入路23の出口部分の幅を狭めている。そ
して、板状の第二仕切り材40は中央部に流通孔41を
有し、容器10の内部に第一仕切り材20と対向して配
置され、パージガスG1の循環路42が第一仕切り材2
0と第二仕切り材40との隙間に形成されている。ま
た、環状のヒーター12は、循環路42及び導入路23
の出口近傍に設けられている。
【0015】次に、図1に示す内圧防爆型恒温槽の動作
を説明する。常温のパージガスG1が導入口24から導
入路23を通過して容器10の内部に導入され、温度セ
ンサは容器10内部の温度を検出し、その温度を容器1
0の外部に設けられヒーター12に接続されたコントロ
ーラー(図示しない)にフィードバックする。そして、
容器10の内部に導入されたパージガスG1は、コント
ローラーの指示によって出力を制御されるヒーター12
によって加熱されて温度調節されて高温となる。
【0016】一方、パージガスG1は導入路23を通過
する場合、絞り部30でその流速が大きくなるので循環
路42の出口近傍を負圧の状態とする。従って、容器1
0の内部に導入されて高温となっているパージガスG1
の一部は、エジェクト効果によって流通孔41と循環路
42を通して吸引され、循環路42を通過した後ヒータ
ー12によってさらに加熱されて容器10の内部を循環
し、その残りは流通孔41を通過して排出路25より容
器10の外部に排気されることとなる。
【0017】このような内圧防爆型恒温槽では、ヒータ
ー12によって熱を与えられたパージガスG1の一部を
容器の内部を循環させ常温のパージガスG1と混合して
さらに加熱するので、ヒーター12でパージガスG1に
与える熱量を少なくして昇温速度を大きくすることがで
き、ヒーター12の容量を小さくして消費電力を削減す
ることができる。また、温度変化の幅を小さくできるの
で、その範囲での温度制御性も良くすることができる。
【0018】
【考案の効果】本考案は、以上説明したようにパージガ
スの一部を容器の内部を循環させながら加熱するように
構成されているので、昇温速度が大きく、消費電力を削
減でき、温度制御性に優れた内圧防爆型恒温槽を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案の具体的な実施例を示す図であ
る。
【図2】従来の内圧防爆型恒温槽の構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
10 容器 12 ヒーター 13 壁 14 第一パイプ部 20 第一仕切り材 21 第二パイプ部 22 開口部 23 導入路 24 導入口 25 排出路 30 絞り部 40 第二仕切り材 41 流通孔 42 循環路 G1 パージガス

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器の内部に導入されるパージガスを加熟
    して前記容器の外部に排出し、前記容器の内部の温度と
    圧力を調整する内圧防爆型恒温槽において、 前記容器
    の壁に設けられ前記容器の内部と外部を連通させる第一
    パイプ部と、 板状の中央に開口部を有し、前記容器の
    内部に配置され、前記壁との隙間に前記パージガスの導
    入路を形成する第1仕切り材と、 前記第一パイプ部の
    内部を貫通し、一端が前記第1仕切り材の前記開口部に
    接続され他端が前記容器の外部に配置され、前記第一パ
    イプ部の内壁との隙間に前記パージガスの導入口を形成
    し、内部を前記パージガスの排出路とする第二パイプ部
    と、 前記導入路の出口部分を狭める所望の位置に設けられ、
    前記パージガスの流速を速める絞り部と、 板状で前記第一仕切り材に対向配置され、前記容器内の
    前記パージガスを通過させその一部を前記排出路に導き
    前記容器外部に排出させる流通孔を有し、前記絞り部を
    通過した前記パージガスにより前記容器内の前記パージ
    ガスの残部が前記流通孔を通過して吸引され前記容器内
    を循環する循環路を前記第一仕切り材との隙間に形成す
    る第二仕切り材と、 前記循環路及ぴ前記導入路の出口近傍に設けられ、前記
    循環路及ぴ前記導入路を通過した前記パージガスを加熱
    するヒーターと、 を具備することを特徴とする内圧防爆型恒温槽。
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