JP2596147Y2 - ターミナルキャップ - Google Patents

ターミナルキャップ

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JP2596147Y2
JP2596147Y2 JP1993001202U JP120293U JP2596147Y2 JP 2596147 Y2 JP2596147 Y2 JP 2596147Y2 JP 1993001202 U JP1993001202 U JP 1993001202U JP 120293 U JP120293 U JP 120293U JP 2596147 Y2 JP2596147 Y2 JP 2596147Y2
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努 田中
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ターミナルキャップに
関し、詳しくは、自動車用ワイヤーハーネスの先端に接
続される板状のターミナルを雄ネジ端子にナットにより
取り付ける部位において、上記ターミナルを被覆して、
該ターミナルと電気機器との接続部分が他の部品と接触
するのを防止すると共に、ターミナルを水分、塵等から
保護するターミナルキャップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のターミナルキャップとして、例
えば、図7および図8に示すターミナルキャップが提案
されている。図7に示すターミナルキャップ1では、図
中上下両端を開口した筒状体からなりターミナル2の接
続部2aを収容する接続側配置部3と、電線かしめ部2
bを設けたターミナル2の基部2cを収容する基部側配
置部4を連続して設けている。また、このターミナルキ
ャップ1は、上記接続側配置部3と基部側配置部4の図
中上方側を閉鎖する第1及び第2蓋部5,6を備えてい
る。なお、図中7は電気機器8の接続端子である。
【0003】このターミナルキャップ1によりターミナ
ル2を被覆する場合には、まず、ターミナル2の接続部
2aを接続側配置部3内に配置すると共に、基部2c及
び電線9の端部9aを基部側配置部4に配置した後、上
記第2蓋部6を閉じる。次に、上記接続側配置部3を図
中上方より接続端子7に被せ、接続端子7のボルト部1
0を上記接続部2aの貫通孔2dに挿入する。さらに、
ナット12をボルト部10に螺合して接続部2aを接続
端子7に締め付け固定し、その後、上記第1蓋部5で接
続側配置部3の開口3aを閉鎖する。
【0004】図8に示すターミナルキャップ1は、基部
側配置部4にヒンジ結合した第2蓋部6に第1蓋部5を
ヒンジ結合している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上記従来のターミナル
キャップ1は、いずれも、接続側配置部3と該接続側配
置部3に被せる第1蓋部5により構成される収容空間は
1個のターミナルの接続部2aを収容しえる大きさに設
定されていると共に、接続側配置部3および第1蓋部5
の外周壁により全周を囲んだ構造であるため、1個のタ
ーミナルキャップ1に対してターミナル2を1個だけし
か取り付けることが出来ない構造となっている。そのた
め、1個の接続端子7に複数個のターミナル2を取り付
ける必要がある場合に、上記ターミナルキャップ1を用
いることが出来ない問題がある。また、ターミナルキャ
ップ1の取り付けが必須の場合は、ターミナル2の個数
だけ接続端子7とターミナルキャップ1を必要とし、コ
ストアップになると共に、取付けの作業性も悪いという
問題があった。
【0006】本考案は、上記問題を解決するためになさ
れたもので、1個の接続端子に複数個のターミナルを取
付けることができるターミナルキャップを提供すること
を目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】したがって、本考案は、
ターミナル先端側のボルト貫通穴を設けた電気接続部を
配置すると共に該ターミナルと接続する接続端子のボル
ト部を挿入する挿入穴を有する接続側配置部と、ターミ
ナルの基部と該基部に接続した電線の端部を配置する基
部側配置部とからなる上面を開口した固定部と、上記接
続側配置部の上面を閉鎖する第1蓋部と、上記基部側配
置部の上面を閉鎖する第2蓋部とを有するカバー部とを
備え、上記接続側配置部と第1蓋部の両外周壁の間に、
電線に接続されると共にボルト貫通穴を有する別のター
ミナルを貫通しえるスリットを設け、この別のターミナ
ルのボルト貫通穴を上記ターミナルのボルト貫通穴に連
通させて重ね合わせて接続側配置部に配置し、上記接続
端子のボルト部に通して、複数個の電線端末接続ターミ
ナルを上記接続端子のボルト部にナットの締結で電気接
続した状態として、上記第1蓋部を被せる構成としてい
るターミナルキャップを提供している。
【0008】上記したスリットは基部側配置部とは反対
側に設けられると共に、接続側配置部は上記スリットを
設けている側に向かって突出させて形成している。
【0009】
【作用】本考案によれば、ターミナルキャップの接続側
配置部および基部側配置部に第1のターミナルを配置す
ると共に、接続側配置部には第2のターミナルの接続部
を重ね合わせて配置し、これらのターミナルの貫通孔を
接続端子のボルトに嵌合してナットで固定し、その後、
第1蓋部を閉鎖すると、第2のターミナルの接続部が、
ターミナルキャップの接続側配置部と第1蓋部の両外周
壁の間に形成したスリットより突出する。該第2のター
ミナルのターミナルキャップより突出した基部および電
線接続端部にはチューブ等を被せて防水を図っている。
【0010】
【実施例】以下、本考案を図示の実施例により詳細に説
明する。図1に示すように、電気機器15に設けられた
接続端子16には、ボルト部16aと回り止め凹部16
bとが形成されている。
【0011】ターミナル17には、図3に示すように、
上記接続端子16のボルト部16aに嵌入する貫通孔1
7aと、回り止め凹部16bに係合する回り止め爪部1
7bとを有する接続部17cと、電線18の端部18a
をかしめる電線かしめ部17dを有する基部17eとが
設けられている。
【0012】一方、絶縁樹脂製のターミナルキャップ2
0には、図4〜図6に示すように、上記ターミナル17
の接続部17cを配置する接続側配置部20aと、該タ
ーミナル17の基部17eと該基部17eに接続した電
線18の端部18aの下半分を内嵌させて配置する基部
側配置部20bとが設けられている。
【0013】上記基部側配置部20bの一側部には、該
一側部を境にして基部側配置部20bと略対称な形状の
第2蓋部20cがヒンジ部20dにより開閉自在に一体
成形されている。該第2蓋部20cで、ヒンジ部20d
により上記基部側配置部20bの上面を閉鎖すると、第
2蓋部20cに上記ターミナル17の基部17eと該基
部17eに接続した電線18の端部18aの上半分が嵌
合されて、上記基部側配置部20bと相まって、ターミ
ナル17の基部17eと電線18の端部18aとが保持
されるようになる(図5参照)。
【0014】上記第2蓋部20cは、そのロック孔20
e,20eを基部側配置部20bのロック爪20f,20
fに係合させることにより、基部側配置部20bにロッ
クされる。
【0015】上記第2蓋部20cの接続側配置部20a
側の先端部には、該先端部を境にして接続側配置部20
aと略対称な形状の第1蓋部20gがヒンジ部20hに
より開閉自在に一体成形されている。該第1蓋部20g
で、ヒンジ部20hにより上記接続側配置部20aの上
面を閉鎖する(図6参照)。
【0016】上記第1蓋部20gは、そのロック爪20
iを接続側配置部20aのロック孔(具体的に図示しな
い)に係合させることにより、接続側配置部20aにロ
ックされる。
【0017】上記接続側配置部20aは、図8に示した
従来の接続側配置部3よりも広幅に形成されると共に、
図1及び図2に示すように、外周壁が一定の範囲Sで欠
除されている。同様に、第1蓋部20gも、図8に示し
た従来の第1蓋部5よりも広幅に形成されて、外周壁が
一定の範囲Sで欠除されている。これにより、上記接続
側配置部20aと第1蓋部20gの両外周壁の間に、上
記ターミナル17とは別のターミナル21の接続部21
aが挿入できるスリット20jが形成される。上記接続
側配置部20a及び第1蓋部20gは、上記ターミナル
21が上記スリット20jの範囲Sで所要方向から貫通
出来るように広幅形状に形成される。
【0018】上記ターミナル21は、図1及び図2に示
すように、略L字状に形成されて、上記接続端子16の
ボルト部16aに嵌入する貫通孔21bを有する接続部
21aと、電線22の端部22aをかしめる電線かしめ
部21cを有する基部21dとが設けられている。
【0019】上記構成であれば、ターミナルキャップ2
0によりターミナル17と別のターミナル21を被覆す
るには、まず、ターミナル17の接続部17cを接続側
配置部20a内に配置すると共に、基部17e及び電線
18の端部18aを基部側配置部20b内に配置した
後、ヒンジ部20dにより第2蓋部20cを閉じて基部
側配置部20bを閉鎖し、ロック孔20eとロック爪2
0fで第2蓋部20cを基部側配置部20bにロックす
る。
【0020】次に、ターミナルキャップ20の接続側配
置部20aを上方より接続端子16に被せ、該接続端子
16のボルト部16aに上記ターミナル17の接続部1
7cの貫通孔17aを挿入させると共に、回り止め部1
6bに回り止め爪部17bを係合させる。
【0021】その後、ターミナル21の接続部21aの
貫通孔21bを上記ボルト部16aに挿入させて、先の
ターミナル17の接続部17cの上に重ね合わせる。そ
の際、ターミナル21の接続部21aの電線接続側はス
リット20jを通している。
【0022】ついで、ナット23をボルト部16aに螺
合して各ターミナル17,21の接続部17c,21aを
接続端子16に締め付けて固定する。その後、ヒンジ部
20hにより第1蓋部20gを閉じて接続側配置部20
aを閉鎖し、ロック爪20iとロック孔で第1蓋部20
gを接続側配置部20aにロックする。
【0023】上記ターミナル21は、上記スリット20
jの範囲Sで所要方向から取付けることが可能である
(図2の二点鎖線参照)。なお、ターミナル21の基部2
1dには、熱収縮性チューブを被覆して保護している。
【0024】上記実施例では、別のターミナル21は1
個であったが、スリット20jの高さを高くすれば、さ
らに数個の別のターミナル21を重ね合わせて取付ける
ことが可能である。
【0025】
【考案の効果】以上の説明より明らかなように、本考案
のターミナルキャップは、ターミナルキャップの接続側
配置部と第1蓋部の両外周壁の間に形成したスリットを
貫通させて、該ターミナルキャップにより保護するター
ミナルとは別のターミナルの接続部を挿入して、先のタ
ーミナルの接続部に重ね合わせるようにしたものであ
る。したがって、1個の接続端子に複数個のターミナル
をターミナルキャップで保護した状態で取付けることが
でき、部品点数が削減してコスト安になると共に、組付
け性も向上するようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案のターミナルキャップの組付け途中の
斜視図である。
【図2】 ターミナルキャップの平面図である。
【図3】 ターミナルの斜視図である。
【図4】 ターミナルキャップの第1,第2蓋部の開放
時の斜視図である。
【図5】 図4の第2蓋部の閉鎖時の斜視図である。
【図6】 図4の第1,第2蓋部の閉鎖時の斜視図であ
る。
【図7】 第1従来例のターミナルキャップの斜視図で
ある。
【図8】 第2従来例のターミナルキャップの斜視図で
ある。
【符号の説明】
15 電気機器 16 接続端子 17 ターミナル 17c 接続部 17d 電線かしめ部 17e 基部 18 電線 18a 端部 20 ターミナルキャップ 20a 接続側配置部 20b 基部側配置部 20c 第2蓋部 20g 第1蓋部 20j スリット 21 ターミナル 21a 接続部 22 電線 22a 端部 23 ナット
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01R 4/70 H01R 4/22 H01M 2/34 H02K 5/22

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ターミナル先端側のボルト貫通穴を設け
    た電気接続部を配置すると共に該ターミナルと接続する
    接続端子のボルト部を挿入する挿入穴を有する接続側配
    置部と、ターミナルの基部と該基部に接続した電線の端
    部を配置する基部側配置部とからなる上面を開口した固
    定部と、 上記接続側配置部の上面を閉鎖する第1蓋部と、上記基
    部側配置部の上面を閉鎖する第2蓋部とを有するカバー
    部とを備え、 上記接続側配置部と第1蓋部の両外周壁の間に、電線に
    接続されると共にボルト貫通穴を有する別のターミナル
    を貫通しえるスリットを設け、この別のターミナルのボ
    ルト貫通穴を上記ターミナルのボルト貫通穴に連通させ
    て重ね合わせて接続側配置部に配置し、上記接続端子の
    ボルト部に通して、複数個の電線端末接続ターミナルを
    上記接続端子のボルト部にナットの締結で電気接続した
    状態として、上記第1蓋部を被せる構成としているター
    ミナルキャップ。
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