JP2595529Y2 - 連鎖状電気接続子 - Google Patents

連鎖状電気接続子

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JP2595529Y2
JP2595529Y2 JP1992003366U JP336692U JP2595529Y2 JP 2595529 Y2 JP2595529 Y2 JP 2595529Y2 JP 1992003366 U JP1992003366 U JP 1992003366U JP 336692 U JP336692 U JP 336692U JP 2595529 Y2 JP2595529 Y2 JP 2595529Y2
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carrier
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典 井上
正光 千島
憲知 岡村
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、連鎖状電気接続子に関
し、詳しくは、自動車等において装着されるジョイント
ボックス、リレーボックス、ヒューズ・ボックス等にお
いて、ヒューズと接続される同一電源回路の複数の連続
した電気接続子として用いられるものである。
【0002】
【従来の技術】自動車等に用いるヒューズ・ボックス等
においては、図4に示すように、ボックス(コネクタ)3
に設けた端子収容室4内にヒューズ5と接続される個々
の電気接続子1が装着されると共に、同一電源回路のも
のにあっては、1つの電気接続子1Aを電線6を介して
電源7に接続し、該電気接続子1Aと他の電気接続子1
B,1Cの間に互に短絡(導電)する連結片8を設けて、
共通電源を取る方法が採用されている。
【0003】上記連結片8として、従来より、図示のよ
うに、電線接続子のキャリヤが用いられている。電気接
続子は、金属板をプレス機で打ち抜き、この打ち抜き展
開されたものを折り曲げることにより並列状態で形成さ
れており、図5に示すように、これらの並列に形成され
る電気接続子1の電線接続側の先端がキャリヤ2により
連結されている。よって、上記したようにヒューズ5と
接続する同一電源回路の電気接続子1A,1B,1Cを相
互に導通する連結片8としてキャリヤを用いた場合、キ
ャリヤ2により連結された電気接続子1のピッチを上記
端子収容室4のピッチAと一致させる必要が生じる。
【0004】しかしながら、電気接続子は上記したよう
に展開状態から折曲加工により形成されるため、展開形
状により制約を受けて、隣接する電気接続子1の間のキ
ャリヤ2の長さLは比較的大きい。これに対して、ヒュ
ーズ・ボックス3の端子収容室4は小型化の要請等より
ピッチAは比較的小さく設定されている。よって、キャ
リヤ2により連結された電気接続子1のピッチBは上記
端子収容室4のピッチAより大きい。
【0005】そのため、図6(A)(B)に示すように、キ
ャリヤ2を折り曲げ加工して段差部2aを有する上記連
結片8を設け、電気接続子1間のキャリヤ2の長さ減少
し、電気接続子1のピッチB’をピッチAに一致させる
ようにしている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】上記ヒューズと接続す
るキャリヤにより連接された電気接続子は、回路設計に
応じて、2個の電気接続子1をキャリヤ2からなる連結
片8で連結した2連あるいは3連等からなり、よって、
図6に示す段差部2aを設けたキャリヤ2で連結された
状態から、キャリヤ2の部分で切断して、2連、あるい
は3連等の図4に示す状態とする必要がある。
【0007】上記段差部2aを設けたキャリヤ2の部分
で切断するには、図7に示すように、圧着用金型のカッ
ターのホルダー9を段差部2aの下部に挿入し、上方に
配置したスライドカッター10を下降して切断すること
となる。
【0008】従って、圧着用金型の構造が複雑になると
共に、段差部2aとホルダー9との位置が少しでもずれ
るとホルダーが挿入時において圧着ずれを起こすため、
不良品が出やすいという問題があった。さらに、段差部
2aの高さを大としてピッチB’を小さくしている場
合、段差部2aの幅Wも小さくなり、金型のカッターの
ホルダー9の幅に制約を受ける問題もあった。
【0009】本考案は上記した問題に鑑みてなされたも
のであり、キャリヤの切断部分には段差部を設けずに、
平板状態のままとしておくことにより、上記した切断時
の問題を無くすことを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本考案は、請求項1で、複数の電気接続子の電線圧
着側の一端をキャリヤで連結しており、電線圧着時に電
線圧着と同時に圧着用金型上で上記キャリヤの所定の電
気接続子間を連結している部分をカッターにより切断し
て複数個の連鎖状電気接続子に分断して使用する連鎖状
電気接続子であって、上記キャリヤの上記分断して得ら
れる各連鎖状電気接続子の電気接続子間を連結している
部分は折り曲げ加工により段差部を設けて隣接する電気
接続子間のピッチを所要ピッチに調整しており、上記キ
ャリヤの切断部分となる所定の電気接続子間を連結して
いる部分は折り曲げ加工を行わずに平板状態のままとし
ていることを特徴とする連鎖状電気接続子を提供してい
る。
【0011】上記折り曲げ加工により段差部を設けて調
整する電気接続子のピッチは、ヒューズ・ボックス、ジ
ョイント・ボックス等の端子収容室のピッチと一致させ
るようにし、上記切断部分で切断して、ヒューズと接続
される同一電源回路に用いる複数の連結した電気接続子
として、上記ヒューズ・ボックス等に装着されるように
している。
【0012】上記連鎖状電気接続子の1つは、並列する
電気接続子の間のキャリヤに1つ飛びに段差部を設け
て、連続する2個の電気接続子間に段差部を設けてピッ
チ調整を行った2連用の部分の両側に、ピッチ調整を行
っていない切断部分を設けた構成としている。
【0013】上記連鎖状電気接続子の他の1つは、並列
する電気接続子の間のキャリヤを2つ連続して段差部を
設け、次ぎの1つには段差部を設けず、これを順次繰り
返していくことにより、3連用の部分の両側に切断部分
を設けた構成としている。
【0014】上記2連用、3連用のものを夫々用意して
おくことにより、回路設計に応じて、これら2連用、3
連用を選択して用いることが出来る。尚、3連以上のも
のも、上記2連用および3連用と同様にして設けておく
ことにより、回路設計に応じて必要な個数だけ段差部を
介してピッチ調整して連続させた電気接続子を適宜に組
み合わせて用いることが出来る。
【0015】
【作用】上記のように、電気接続子間のキャリヤの部分
を全て折り曲げ加工して段差部を設けずに、段差部を設
けずに距離の長い平板形状のままの切断部分を設けてい
るため、上記した段差部で切断する場合に生じる問題を
無くすことが出来る。
【0016】
【実施例】以下、本考案を図面を参照して説明する。図
1および図2は2連用とした連鎖状電気接続子20を示
し、図3は3連用とした連鎖状電気接続子30を示すも
のである。
【0017】上記した2連用および3連用は、前記図5
に示す通常の単極用の連鎖状電気接続子11より、キャ
リヤ2の所要部分を折り曲げ加工して形成している。上
記加工前の連鎖状電気接続子11は、前記したように、
1枚の金属板を打ち抜き加工し、打抜後に、打ち抜かれ
た各電気接続子の展開部分を折曲加工して電気接続子1
が形成されている。各電気接続子1には先端側よりヒュ
ーズ等と接続される電気接触部12、ワイヤバレル1
3、インシュレーションバレル14が順次形成され、電
線接続側のインシュレーション14の先端が平板状のキ
ャリヤ2により連結されている。即ち、キャリヤ2によ
り連結された状態で複数の電気接続子1が所定間隔をあ
けて並設されている。
【0018】図1および図2に示す2連用の連鎖状電気
接続子20では、電気接続子1の間の部分のキャリヤ2
を、順次、1つ飛びに逆凹状に上方へ突出させた状態で
折り曲げ加工して段差部2aを設け、連結する2個の電
気接続子1を段差部2aを有する連結片8で連結した構
成とし、その結果、キャリヤ2には1つ飛びに段差部を
設けていない平板状のままの部分を残して、該平板状の
部分を切断部分21としている。
【0019】上記折曲加工を施すことにより、長さ方向
で見ると、隣接する2個の電気接続子1が段差部2aを
設けた連結片8で連結され、続いて、段差部を設けてい
ない平板状の切断部分21で連結され、これが繰り返さ
れている。
【0020】上記切断部分21の長さLは上記展開形状
に応じて設定される一方、上記折曲加工により段差部2
aを設けて長さLを低減した連結片8の長さL’は、電
気接続子を装着する前記図4のヒューズボックス3の端
子収容室4のピッチAに合うように設定している。本実
施例では、切断部分21の長さLは14mm、 連結片8の
長さL’は8mmとなるように折曲加工を行っている。
【0021】上記のように、平板形状のままで且つ距離
が比較的長い従来と同様のキャリヤ2の部分を切断部分
21として残しているため、該切断部分21で切断出来
るため、前記した段差部を設けた部分で切断する場合に
生じる問題を解消出来る。
【0022】図3に示す3連用の連鎖状電気接続子30
は、電気接続子1の間のキャリヤ2の部分を順次2つ続
けて折曲加工して段差部2aを設けて連結片8とし、続
く1つのキャリヤの部分は折曲加工せずに切断部分31
とし、これを繰り返している。よって、2つの連結片8
で連結された3連の電気接続子の外側に切断部分31を
有する形状で形成される。
【0023】上記2連用および3連用以外に4連等の多
連用電気接続子を、上記と同様に加工して、その両側に
切断部分を設けた構成で形成できることは言うまでもな
い。
【0024】上記した2連用、3連用等の連鎖状接続子
は、電線圧着時に切断部分21,31で切断され、予め
2連用、3連用として用意しておき、装着するヒューズ
・ボックス等の回路設計に応じて選択して使用される。
【0025】
【効果】以上の説明より明らかなように、本考案に係わ
る連鎖状電気接続子では、電気接続子の間のキャリヤの
部分を全て折曲加工するのではなく、必要な部分のみを
折曲加工して、他の部分は加工前の状態の平板状のまま
として切断部分として残しているため、切断時における
問題を解消出来る。即ち、圧着用金型による切断を、折
曲加工をしていない平板部分で出来るため、切断機構が
複雑とならず、また、折曲加工した段差部にカッターホ
ルダー部を挿入する必要が無いため、圧着時に位置ずれ
が生じて不良品が出ることを防止出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の実施例を示す斜視図である。
【図2】 (A)は図1の平面図、(B)は連結片と切断部
分の長さを示すための概略図である。
【図3】 本考案の他の実施例を示す斜視図である。
【図4】 ヒューズ・ボックスに取り付ける電気接続子
を示す斜視図である。
【図5】 従来の連鎖状電気接続子の平面図である。
【図6】 (A)は図5の連鎖状電気接続子に折曲加工を
施した状態を示す平面図、(B)は斜視図である。
【図7】 (A)は従来の問題点である切断状態を示す概
略図、(B)は(A)のカッターホルダーとスライドカッタ
ーの分解斜視図である。
【符号の説明】
1 電気接続子 2 キャリヤ 2a 段差部 3 ヒューズ・ボックス 4 端子収容室 5 ヒューズ 8 連結片 11 加工前の連鎖状電気接続子 20 2連用の連鎖状電気接続子 21,31 切断部分 30 3連用の連鎖状電気接続子
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−157080(JP,A) 特開 昭63−121280(JP,A) 特開 昭54−71385(JP,A) 実開 昭57−53582(JP,U) 実開 昭59−51486(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01R 13/04 H01R 43/16 H01R 31/08 H01R 4/16

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の電気接続子の電線圧着側の一端を
    キャリヤで連結しており、電線圧着時に電線圧着と同時
    に圧着用金型上で上記キャリヤの所定の電気接続子間を
    連結している部分をカッターにより切断して複数個の連
    鎖状電気接続子に分断して使用する連鎖状電気接続子で
    あって、 上記キャリヤの上記分断して得られる各連鎖状電気接続
    子の電気接続子間を連結している部分は折り曲げ加工に
    より段差部を設けて隣接する電気接続子間のピッチを所
    要ピッチに調整しており、上記キャリヤの切断部分とな
    る所定の電気接続子間を連結している部分は折り曲げ加
    工を行わずに平板状態のままとしていることを特徴とす
    る連鎖状電気接続子。
  2. 【請求項2】 上記電気接続子間のピッチは、ヒューズ
    ・ボックス、ジョイント・ボックス等の端子収容室のピ
    ッチと一致させるようにし、上記切断部分で切断して、
    ヒューズと接続される同一電源回路に用いる複数の連結
    した電気接続子として、上記ヒューズ・ボックス等に装
    着されるようにしている請求項1記載の電気接続子。
  3. 【請求項3】 上記連鎖状電気接続子として、キャリヤ
    には、1つ飛びにピッチ調整用の段差部を設けて2個の
    連結した電気接続子の両側に切断部分を設けたもの、お
    よび、2つ連続して段差部を設けて次の1つには段差部
    を設けずに3個の連結した電気接続子の両側に切断部分
    を設けたもの等を作成して、上記切断部分を電線圧着時
    に切断して2連用、3連用等の所望の個数の電気接続子
    を所望のピッチで連続したものを設けておき、回路設計
    に応じて選択して用いるようにしていることを特徴とす
    る請求項1又は請求項2のいずれか1項に記載の電気接
    続子。
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JPH0562971U JPH0562971U (ja) 1993-08-20
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JPS58186576U (ja) * 1982-06-07 1983-12-12 高野 恒助 タブ付きタブリセプタクル

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