JP2595157Y2 - トランス - Google Patents

トランス

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JP2595157Y2
JP2595157Y2 JP1993021315U JP2131593U JP2595157Y2 JP 2595157 Y2 JP2595157 Y2 JP 2595157Y2 JP 1993021315 U JP1993021315 U JP 1993021315U JP 2131593 U JP2131593 U JP 2131593U JP 2595157 Y2 JP2595157 Y2 JP 2595157Y2
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circuit board
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conductive pattern
core
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浩 福島
雅仁 浜田
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Mitsumi Electric Co Ltd
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Mitsumi Electric Co Ltd
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  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、プリント基板上に配設
されるトランスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、プリント基板上にトランスを配設
するような場合、トランスは、例えば図8に示すように
構成されている。即ち、図8において、トランス1は、
中空部2aを有する中空円筒状に形成され且つ両端に鍔
部2b,2cを備えたコイルボビン2に対して、該鍔部
2b,2cの間にある巻溝2d内に巻線を巻回すること
により、一次コイル3及び二次コイル4を形成し、各コ
イル3,4の巻線リード端末を、該コイルボビン2の下
側の鍔部2cから下方に延びるように設けられたピン5
にからげると共に、該コイルボビン2の中空部2a内に
コア6を挿入固定することにより、構成されている。
【0003】このように構成されたトランス1をプリン
ト基板7上に実装する場合、上記各ピン5をプリント基
板7に備えられた取付孔7a内に挿入し、ハンダ付け等
により、該トランス1をプリント基板7上に固定すると
共に、該プリント基板7上に形成された導電パターン等
に対して電気的に接続するようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに構成されたトランス1においては、巻線をコイルボ
ビン2の溝部に巻回することにより一次コイル3及び二
次コイル4を形成し、さらに該コイル3,4の巻線リー
ド端末を、ピン5にからげる作業が必要である。このた
め、部品点数が多く、組立作業が複雑になると共に、プ
リント基板への実装時には、該プリント基板上に、ピン
を有するコイルボビンが取り付けられることになるた
め、取付寸法が比較的高くなってしまうという問題があ
った。
【0005】本考案は、以上の点に鑑み、一部のコイル
をプリント基板上に直接に形成することにより、部品点
数を少なくし、且つ薄型に構成すると共に、コイルの配
線作業が容易に行なわれ得るようにした、トランスを提
供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本考案によ
れば、プリント基板のコイルの領域にて、該プリント基
板の両面から対向するように、該プリント基板に取り付
けられたコアと、該プリント基板に挿入された該コアの
中心コア部に対して巻回された、長手方向に沿って延び
る導電パターンを備えた長尺のフレキシブル基板から成
るコイルとを含んでおり、該フレキシブル基板から突出
した延長部が、プリント基板の表面に配設された導電パ
ターンに対して、弾性的に当接することにより、電気的
に接続されていることを特徴とする、トランスにより、
達成される。
【0007】また、上記目的は、本考案によれば、プリ
ント基板のコイルの領域にて、該プリント基板の両面か
ら対向するように、該プリント基板に取り付けられたコ
アと、該プリント基板に挿入された該コアの中心コア部
に対して巻回された、長手方向に沿って延びる導電パタ
ーンを備えた長尺のフレキシブル基板から成るコイルと
を含んでおり、該フレキシブル基板に取り付けられたバ
ネ部材が、プリント基板の表面に配設された導電パター
ンに対して、弾性的に当接することにより、電気的に接
続されていることを特徴とする、トランスにより、達成
される。
【0008】
【作用】上記の構成によれば、コイルは、直接にコアの
中心コア部に対して、長手方向に平行に延びる導電パタ
ーンを備えた長尺のフレキシブル基板を巻回することに
より構成され得るので、コイルのためのコイルボビンが
不要となるため、部品点数が削減され、部品コスト及び
組立コストが大幅に低減され得ることになる。
【0009】また、コイルボビンが不要であり、且つ上
記コイルが、コアに対して直接に巻回されているので、
プリント基板上に突出する高さが大幅に少なくなり、ト
ランス全体が薄型に構成され得ることとなる。
【0010】さらに、コイル巻線は、コイルを構成する
フレキシブル基板から突出した延長部またはバネ部材
が、プリント基板の表面に形成された導電パターンに対
して、弾性的に当接することにより、電気的に接続され
得る。
【0011】従って、ハンダ付け作業が不要であること
から、配線作業が容易になり、組立が簡単且つ短時間で
行なわれ得ることになり、部品コスト及び組立コストが
低減され得ることとなる。
【0012】
【実施例】以下、図面に示した実施例に基づいて、本考
案を詳細に説明する。図1は、本考案によるトランスの
一実施例を示しており、トランス10は、プリント基板
11の表面、図示の場合には、上面に、螺旋状に成形さ
れた導電パターンから成るコイル、例えば一次コイル1
2と、該コイル12の領域にて、該プリント基板11の
上下から互いに対向するように、該プリント基板11に
取り付けられたコア13,14と、該コア13に巻回さ
れた二次コイル15とから構成されている。
【0013】上記一次コイル12は、図2に示すよう
に、図面にて左方に延びる二本の接続リードパターン1
6,17に対して、一側(螺旋状の外側)の端部12a
が、直接に一体的に一方のリードパターン16に接続さ
れていると共に、他側(螺旋状の内側)の端部12b
が、螺旋状に成形された該一次コイル12に交差するよ
うにして、他方のリードパターン17に接続されてい
る。
【0014】この交差部分に関しては、図示の場合、一
次コイル12の他端12bは、該一次コイル12の上に
載置された絶縁層18上を交差するジャンパ19を介し
て、リードパターン17に接続され得るようになってい
るが、これに限らず、例えば、多層構造のプリント基板
11の内側に形成された導電パターンを介して、端部1
2bがリードパターン17に接続され得るようになって
いてもよい。
【0015】上記コア13,14のうち、コア13は、
図1に示すように、円板状の本体13aと、該本体13
aの中央部から下方に延びている中心コア部13bと、
該本体13aの周辺部から下方に延びている環状コア部
13cとから構成されており、該環状コア部13cは、
互いに直径方向に対向する一部が、切り欠かれている。
【0016】このように構成されたコア13は、その中
心コア部13bに対して、後述する二次コイル15が巻
付けられた後、プリント基板11のコイル12を含む領
域に対して、該中心コア部13bが、プリント基板11
に設けられた挿入孔11aに、環状コア部13cが、挿
入孔11bに挿入され、プリント基板11の下面に突出
した、該中心コア部13b及び環状コア部13cが、コ
ア14の上面に固定され得るようになっている。これに
より、該コア13,14は、プリント基板11を挟持す
るようにして、取り付けられることになる。
【0017】ここで、上記二次コイル15は、図3に示
すように、長尺のフレキシブル基板15aから成り、そ
の長手方向に沿って延びる導電パターン15bを備えて
いる。該導電パターン15bは、その両端が、垂直方向
に屈曲して、フレキシブル基板15aの側縁から突出す
ることにより、接続端子部15c,15dを構成してい
る。このようなフレキシブル基板15aを、接続端子1
5cが内側になるように、巻取ることにより、図4に示
すように、二次コイル15が構成され得ることになる。
【0018】さらに、該二次コイル15は、コア13の
中心コア部13bに被嵌されると共に、その接続端子部
15c,15dが、プリント基板11の下面に形成され
たリードパターン20,21の接続部20a,21aに
接続されるようになっている。この際、該接続端子部1
5c,15dは、図1に示されているように、フレキシ
ブル基板15aが屈曲せしめられて、中間部分が、コア
14の内壁に当接することにより、該フレキシブル基板
15a自体の可撓性による弾性に基づいて、先端が、上
記接続部20a,21aに、それぞれ圧接せしめられる
ことになる。かくして、該接続端子部15c,15d
は、それぞれ接続部20a,21aに対して、電気的に
接続され得る。
【0019】本考案によるトランス10は、以上のよう
に構成されており、コイル12が形成されているプリン
ト基板11に対して、コイル15が巻付けられたコア1
3及び14を装着すると共に、コイル15の接続端子部
15c,15dを、プリント基板11のリードパターン
20,21の接続部20a,21aに当接させることに
より、トランス10の組立が完了することになる。
【0020】従って、部品点数が少なくて済み、またハ
ンダ付け作業が不要であることから、組立が容易に行な
われ得ることになる。
【0021】而も、各コイル12,15が、プリント基
板11の表面に平面的に形成されていることから、コア
13,14を装着した状態で、該プリント基板11の上
方に突出する高さが、著しく低減され得ることになり、
薄型化が促進され得ることとなる。
【0022】さらに、一次コイル12と二次コイル15
とは、多重巻線として構成されているので、該一次コイ
ル12及び二次コイル15の結合度は、比較的大きくす
ることができる。
【0023】図5は、上述した実施例の変形例を示して
いる。図1の実施例においては、二次コイル15の接続
端子部15c,15dは、それぞれフレキシブル基板1
5aから、側方に突出した延長部によって構成されてい
るが、この変形例においては、二次コイル22は、上記
接続端子部15c,15dの代わりに、該フレキシブル
基板22aの導電パターン22bの両端に対して、ハン
ダ付け,溶接等によって取り付けられたバネ部材23が
備えられている。
【0024】この場合、該バネ部材23は、その固有の
弾性に基づいて、該バネ部材23の自由端23aが、プ
リント基板11のリードパターン20,21の接続部2
0a,21aに対して、弾性的に当接され得ることにな
る。
【0025】かくして、該二次コイル22を構成する導
電パターン22bは、その両端が、バネ部材23を介し
て、リードパターン20,21に電気的に接続され得る
こととなる。
【0026】図6は、本考案によるトランスの他の実施
例を示している。即ち、図6において、トランス30
は、図1のトランス10に比較して、二次コイル31を
除いては、同じ構成である。ここで、二次コイル31
は、図7に示すように、長尺のフレキシブル基板31a
から成り、その長手方向に沿って延びる導電パターン3
1bを備えている。該導電パターン31bは、その両端
が、垂直方向に屈曲して、フレキシブル基板31aの側
縁から突出することにより、接続端子部31c,31d
を構成している。
【0027】この場合、フレキシブル基板31aは、コ
ア13,14の内部空間の高さより僅かに幅が狭く形成
されていると共に、その接続端子部31c,31dが、
それぞれ両側に切欠部を備えることにより、必要な長さ
を有するようになっている。
【0028】このようなフレキシブル基板31aを、接
続端子31cが内側になるように、巻取ることにより、
図6に示すように、トランス30のコア13,14の内
に組み込むことにより、二次コイル31が構成され得る
ようになっている。
【0029】この構成によれば、二次コイル31は、フ
レキシブル基板31aの両側縁が、コア13,14の内
壁に対して、比較的ガタツキが少ないことにより、導電
パターン31bが、上下方向にずれてしまうことがな
い。従って、一次コイル12と二次コイル31の結合度
が、比較的大きい状態に維持され得ることとなる。
【0030】
【考案の効果】以上述べたように、本考案によれば、一
部のコイルをプリント基板上に直接に形成することによ
り、部品点数を少なくし、且つ薄型に構成すると共に、
コイルの配線作業が容易に行なわれ得るようにした、極
めて優れたトランスが提供され得ることになる。
【0031】なお、上記説明中、二次コイルの端子部あ
るいはバネ部材とリードパターン(導電パターン)とを
ハンダ付してもよく、この場合は両者がより確実に接続
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるトランスの一実施例を示す概略断
面図である。
【図2】図1のトランスの概略横断面図である。
【図3】図1のトランスにおける二次コイルの展開図で
ある。
【図4】図3の二次コイルの使用状態における概略斜視
図である。
【図5】図1のトランスの変形例を示す概略断面図であ
る。
【図6】本考案によるトランスの他の実施例を示す概略
断面図である。
【図7】図6のトランスにおける二次コイルの展開図で
ある。
【図8】従来のトランスの一例を示す概略断面図であ
る。
【符号の説明】
10,30 トランス 11 プリント基板 11a,11b 挿入孔 12 一次コイル 13 上コア 13a 中心コア部 14 下コア 15,22,31 二次コイル 15a,31a フレキシブル基板 15b,31b 導電パターン 15c,31c 接続端子部 15d,31d 接続端子部 16,17 リードパターン 18 絶縁層 19 ジャンパ 20,21 リードパターン(導電パター
ン) 20a,21a 接続部 23 バネ部材

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント基板のコイルの領域にて、該プ
    リント基板の両面から対向するように、該プリント基板
    に取り付けられたコアと、該プリント基板に挿入された
    該コアの中心コア部に対して巻回された、長手方向に沿
    って延びる導電パターンを備えた長尺のフレキシブル基
    板から成るコイルとを含んでおり、該フレキシブル基板
    から突出した延長部が、プリント基板の表面に配設され
    た導電パターンに対して、弾性的に当接することによ
    り、電気的に接続されていることを特徴とする、トラン
    ス。
  2. 【請求項2】 プリント基板のコイルの領域にて、該プ
    リント基板の両面から対向するように、該プリント基板
    に取り付けられたコアと、該プリント基板に挿入された
    該コアの中心コア部に対して巻回された、長手方向に沿
    って延びる導電パターンを備えた長尺のフレキシブル基
    板から成るコイルとを含んでおり、該フレキシブル基板
    に取り付けられたバネ部材が、プリント基板の表面に配
    設された導電パターンに対して、弾性的に当接すること
    により、電気的に接続されていることを特徴とする、ト
    ランス。
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