JP2594532Y2 - 線材固定具 - Google Patents

線材固定具

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JP2594532Y2
JP2594532Y2 JP1993066041U JP6604193U JP2594532Y2 JP 2594532 Y2 JP2594532 Y2 JP 2594532Y2 JP 1993066041 U JP1993066041 U JP 1993066041U JP 6604193 U JP6604193 U JP 6604193U JP 2594532 Y2 JP2594532 Y2 JP 2594532Y2
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cylinder
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弘 梶野
正昭 井出
博道 水野
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Aoyama Seisakusho Co Ltd
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Aoyama Seisakusho Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動車用電装部品等に用
いられるワイヤーハーネス等の線材類を固定保持する線
材固定具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ワイヤーハーネス等の線材類を固
定支持する線材固定具としては、図4に示されるよう
に、ワイヤーハーネスWを固定保持する板状の線材保持
部20に連設された取付座部21にスタッドボルト22
を掛止する内向きの掛止爪23が下端に対向して張設さ
れた保持筒体24を回動自在に嵌着したものが知られて
おり、このような線材固定具でワイヤーハーネスWを配
線固定する際には、先ずワイヤーハーネスWを線材保持
部20上に添装したうえ粘着テープTを巻付けてワイヤ
ーハーネスWを固定し、その後前記保持筒体24をスタ
ッドボルト22に嵌挿して保持筒体24の下端の掛止爪
23をスタッドボルト22のねじ山に弾発掛止させてワ
イヤーハーネスWをスタッドボルトに固定保持してい
る。
【0003】また、取り付けられたワイヤーハーネスW
を外す場合には、スタッドボルト22のねじ山に掛止爪
23を掛止させている保持筒体24を回転させてスタッ
ドボルト22のねじ山に掛止されている掛止爪23をね
じピッチに沿って旋回させることによりスタッドボルト
22から抜き出して線材固定具をスタッドボルトWから
外し、次いで、巻き付けられている粘着テープTを外し
て板状の線材保持部20に固定されているワイヤーハー
ネスWを取り除くという煩雑な作業が必要で、ワイヤー
ハーネスWの着脱作業に時間がかかるという問題があっ
た。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案のが解決しよう
とするところは、前記のような問題点を解決してワイヤ
ーハーネス等の線材類の固定保持をワンタッチで行える
線材固定具を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記のような課題を解決
した本考案の線材固定具は、逆樋状の線材保持部に連設
した取付座部に、取付ボルトの軸部が強制挿入可能な受
筒部に連通部を介して拡径用筒部を続かせた弾性変形可
能なボルト係止筒を立設したことを特徴とするものであ
る。
【0006】
【作用】このような線材固定具は、取付座部に立設され
ているボルト係止筒の受筒部の下端開口をワイヤーハー
ネス等の線材類を配線固定する箇所に立設されている取
付ボルトの先端にあてがったうえ押し込むことによりを
取付ボルトに嵌挿すれば、取付座部に立設されているボ
ルト係止筒の受筒部は取付ボルトを強制挿入できるよう
に内径が常時は取付ボルトのねじ山径よりやや小径とし
てあるにもかかわらず、この受筒部に連通部を介して拡
径用筒部が続かせてあるので、受筒部が連通部および拡
径用筒部の補助下に拡径されて取付ボルトのねじ山が受
筒部の内面に弾発掛止されることとなり、この弾発掛止
と同時に逆樋状の線材保持部により線材類を的確に抱持
固定できる。
【0007】また、修理等の際に線材類を外したい場合
には、連通部および拡径用筒部の拡径補助下にボルト係
止筒の受筒部が拡径される方向にボルト係止筒に外圧を
加えてせて該受筒部を拡径させ、取付ボルトのねじ山と
受筒部との弾発掛止を解けば、全体を持ち上げるだけで
線材保持部による線材の抱持固定は解かれることとな
る。
【0008】
【実施例】以下、本考案を図1〜図3に基づいて詳細に
説明する。1は一端が一連の取付座部2に形成されてい
るポリプロピレン樹脂、ポリアミド樹脂などの合成樹脂
材よりなる断面逆U字状その他の逆樋状の線材保持部、
3は前記取付座部2に該取付座部2の下面まで中心孔が
連通されるように立設されたボルト係止筒である。この
ボルト係止筒3は取付ボルトのねじ外径より内径がやや
小径の円筒状の受筒部4と、この受筒部4の対向位置に
連通部5を介して該受筒部4より小径の円筒状の拡径用
筒部6、6を続かせたものである。なお、図中9は取付
座部2に形成された中心孔の内面に形成されるセレーシ
ョン部であり、該セレーション部9は取付ボルト11の
基部に形成されたセレーション部10と噛合して回り止
めを行っている。
【0009】また、取付ボルト11はそのねじ山を上面
側が凸弧面12に形成され、下面側が凹弧面13に形成
されたものとして円筒部4を取付ボルト11に差し込む
際の抵抗を低減させるとともに、取付ボルト11の凹弧
面13と受筒部4の中心孔とが強固に弾発掛止されるよ
うにしている。
【0010】このように構成されたものは、取付座部2
に立設されているボルト係止筒3の受筒部4の下端開口
をワイヤーハーネス等の線材Wを配線固定する箇所に立
設してある取付ボルト11の先端にあてがったうえ押し
込むことによりを取付ボルト11に嵌挿すれば、取付座
部2に立設されているボルト係止筒3の受筒部4は取付
ボルト11を強制挿入できるように内径が常時は取付ボ
ルト11のねじ山径よりやや小径としてあるにもかかわ
らず、この受筒部4に連通部5を介して拡径用筒部6、
6が続かせてあるので、押し込み操作だけで受筒部4が
連通部5および拡径用筒部6、6の補助下に拡径され、
ボルト係止筒3の受筒部4の下端に続く中心孔内面のセ
レーション部9は取付ボルト11のセレーション部10
と噛合し、取付座部2が締結部材Sに当接した時点で回
り止めされた状態で取付ボルト11は受筒部4に的確に
弾発掛止され、この弾発掛止と同時に逆樋状の線材保持
部1により線材Wは的確に抱持固定されることとなる。
【0011】また、線材保持部1により抱持固定された
線材Wを外す場合は、連通部5および拡径用筒部6、6
の拡径補助下にボルト係止筒3の受筒部4が拡径される
方向すなわち拡径用筒部6、6が近接する方向にボルト
係止筒3に外圧を加えれば、円筒部4が拡径されて取付
ボルト11のねじ山と受筒部4との弾発掛止が解かれる
ので、あとは全体を持ち上げるだけで線材保持部1によ
る線材Wの抱持固定を解くことができる。
【0012】なお、実施例では取付ボルト11のねじ山
形状を上面が凸弧面12とされるとともに、下面が凹弧
面13とされているが、通常のボルトを用いても同様の
効果があることは勿論である。また、セレーション部
9、10は必要に応じ設けるもので、その形状も実施例
のように山形の係止部を多数形成する以外に基部を多角
形としても良いことは勿論である。
【0013】
【考案の効果】本考案は前記説明によって明らかなよう
に、逆樋状の線材保持部に連設した取付座部に取付ボル
トの軸部が強制挿入可能な受筒部に連通部を介して拡径
用筒部を続かせた弾性変形可能なボルト係止筒を立設し
たので、受筒部を取付ボルトに強制的に差し込むという
操作のみで線材をワンタッチの抱持固定することができ
る。また、線材を外す場合には、弾性変形する受筒部が
拡径される方向にボルト係止筒の外面に外圧を加えて受
筒部を拡開させれば、受筒部と取付ボルトのねじ山との
弾発掛止を簡単に解くことができるので線材を容易に外
すことができる。従って、本考案は従来の問題点を解決
した線材固定具として実用的価値極めて大なものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す一部切欠斜視図である。
【図2】同じく一部切欠側面図である。
【図3】同じく平面図である。
【図4】従来の線材固定具の一部切欠斜視図である。
【符号の説明】
1 逆樋状の線材保持部 2 取付座部 3 ボルト係止筒 4 受筒部 5 連通部 6 拡径用筒部
フロントページの続き (56)参考文献 実開 平2−96095(JP,U) 実開 昭64−48418(JP,U) 実開 昭60−108129(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16L 3/08

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 逆樋状の線材保持部(1) に連設した取付
    座部(2) に、取付ボルトの軸部が強制挿入可能な受筒部
    (4) に連通部(5) を介して拡径用筒部(6) を続かせた弾
    性変形可能なボルト係止筒(3) を立設したことを特徴と
    する線材固定具。
  2. 【請求項2】 拡径用筒部(6) が小円筒状で円筒状の受
    筒部(4) の対向位置にそれぞれ形成されている請求項1
    に記載の線材固定具。
JP1993066041U 1993-12-10 1993-12-10 線材固定具 Expired - Fee Related JP2594532Y2 (ja)

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JPH0735882U JPH0735882U (ja) 1995-07-04
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