JP2594151B2 - 液体燃料燃焼装置 - Google Patents

液体燃料燃焼装置

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JP2594151B2 JP1151993A JP15199389A JP2594151B2 JP 2594151 B2 JP2594151 B2 JP 2594151B2 JP 1151993 A JP1151993 A JP 1151993A JP 15199389 A JP15199389 A JP 15199389A JP 2594151 B2 JP2594151 B2 JP 2594151B2
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信幸 粕川
義男 畔上
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この発明は気化器とバーナヘッドとを備え、気化器で
気化された液体燃料と空気とを混合させ、これをバーナ
ヘッドから噴出して燃焼させる液体燃料燃焼装置に関す
る。
(ロ)従来の技術 この種の液体燃料燃焼装置では、例えば、実公平1−
13215号公報に開示されているように、気化器に環状の
熱回収部を設け、この熱回収部の内側にバーナヘッドを
設けることにより、燃焼熱を熱回収部を介して気化器に
伝え、液体燃料の気化に利用できるようにしている。
(ハ)発明が解決しようとする課題 ところで、気化器は加工性の良い普通鋳鉄(ねずみ鋳
鉄)や球状黒鉛鋳鉄等の鋳鉄材料で作られている。しか
しながら、普通鋳鉄の耐熱温度が500℃以下、また、球
状黒鉛鋳鉄の耐熱温度が600℃以下であるのに対し、気
化器の熱回収部の実使用温度が700〜750℃であるため、
気化器の熱回収部が高温酸化によって徐々に劣化し、遂
にはボロボロになって安定した熱回収が期待できなくな
る問題があった。もちろん、実公平1−13214号公報に
開示されているように、熱回収部の全部又は一部を超耐
熱合金とすれば、このような問題は解消されるが、超耐
熱合金製の熱回収部と他部との連結部に隙間を生じやす
くなり、熱伝達が良好に行われなくなる心配があった。
また、特開昭57−21707号公報に開示されているよう
に、気化器に一体に設けられた環状の熱回収部の内表面
に、セラミック粉末、水ガラス、耐熱セメント等からな
る耐熱塗料を塗布して、高温度の燃焼ガスや火炎からの
輻射熱や、火炎に接触したりすることにより酸化、及び
腐食から熱回収部を保護するようにしたものもあるが、
このように、耐熱塗料を塗布して、熱回収部を保護する
ようにしたものでは、酸化や腐食を防止する効果は高い
ものの、熱回収部の変形を長期間にわたって防止するこ
とが困難であった。
本発明は上述の実情に鑑みてなされたものであり、気
化器の熱回収部の酸化や腐食による劣化を防止しつつ、
長期間にわたって、熱回収部の変形を確実に防止できる
ようにすることを目的としている (ニ)課題を解決するための手段 この発明では、環状の熱回収部が一体に設けられた鋳
鉄製の気化器と、この気化器の熱回収部の内側に設けら
れたバーナヘッドとを備え、気化器で気化された液体燃
料と空気とを混合させ、これをバーナヘッドから噴出し
て燃焼させるものにおいて、高耐熱ステンレスにて作ら
れた環状の保護リングが、前記気化器の熱回収部に密着
状態で内嵌めされている構成である。
(ホ)作用 このように構成すると、気化器の熱回収部は、この熱
回収部に密着状態で内嵌めされた保護リングによって覆
われ、直接、炎に曝らされないようにでき、酸化や腐食
による劣化を防止できるばかりでなく、熱回収部は、密
着状態で内嵌めされた高耐熱ステンレス製の保護リング
によって耐熱温度以上の高温にならないようにでき、し
かも、保護リング自体も劣化や変形の心配がないため、
長期間にわたって、熱回収部の変形を確実に防止でき
る。
また、高耐熱ステンレスにて作られた保護リングは、
鋳鉄製の気化器に比べて線膨張係数が大きいので、燃焼
時には気化器の熱回収部に圧送密着することになり、燃
焼熱が保護リングを介して気化器に効率良く伝達され
る。
(ヘ)実施例 以下、この発明を図面に示す実施例について説明す
る。
第1図及び第2図において、(1)はバーナファン
(図示せず)によって圧送された空気が空気供給管
(2)を介して供給される送風ケース、(3)は送風ケ
ース(1)の上に設けられた有底筒状の気化器であり、
気化器(3)の底部には一次空気流入口(4)が設けら
れている。気化器(3)はヒーター(5)と温度検知素
子(6)とが取り付けられた気化器本体(3A)と気化器
本体(3A)の先端から上方へ延びる環状の熱回収部(3
B)とで構成されており、熱回収部(3B)の上半部には
断面逆L字形の保護リング(7)が熱回収部(3B)の上
端面及び内面に密着状態で内嵌めされている。この保護
リング(7)は高耐熱性ステンレス(FCH)にて作られ
ており、耐熱性及び熱伝導性に優れたものである。ま
た、第2図に示すように、複数の爪片(7A)を有し、こ
の爪片(7A)を折り曲げることによって抜け止めされて
いる。(8)は放射状に配列された多数の炎口(9)を
有するバーナヘッドであり、気化器本体(3A)上部に内
向きの突起(10)上に載置されるとともに、熱回収部
(3B)の内側に設けられている。(11)は一次空気流入
口(4)を通して気化器本体(3A)内に挿入されたロー
タリーコーン、(12)はロータリーコーン(11)駆動用
のモータ、(13)はロータリーコーン(11)と同軸にし
て気化器本体(3A)内に設けられた撹拌羽根、(14)は
燃料吐出口をロータリーコーン(11)の近くに臨ませた
燃料供給管、(15)は気化器本体(3A)内の上部に取り
付けられた整流板、(16)は送風ケース(1)と気化器
(3)の間に介在させた断熱材、(17)は気化器本体の
外周を囲むバーナケース、(18)はバーナケース(17)
の上に設けられた燃焼筒、(19)はバーナケース(17)
と燃焼筒(18)との間に介在させた耐火材、(20)は燃
焼筒(18)の下部に接続された二次空気供給管、(21)
は燃焼筒(18)とともに蓄気室(22)を形成する区画板
であり、多数の空気孔(23)を有している。尚、(24)
は点火プラグ、(25)はフレームロッドである。
燃料供給管(14)からロータリーコーン(11)に灯油
等の液体燃料を噴出させると、液体燃料はロータリーコ
ーン(11)の回転の伴う遠心力により霧状となって飛散
し、予めヒーター(5)によって加熱された気化器本体
(3A)の内壁に当って気化する。そして、気化燃料は一
次空気流入口(4)を通って流入する送風ケース(1)
内の空気と撹拌羽根(13)によって混合され、これらの
混合気体は整流板(15)によって均一に分散されながら
バーナヘッド(8)内に入り、炎口(9)から噴出して
点火プラグ(24)で着火され、ガス化燃焼する。燃焼中
は燃焼熱が保護リング(7)及び熱回収部(3B)を介し
て気化器本体(3A)に伝達されるため、ヒーター(5)
への通電を停止させることができる。
本実施例によれば、気化器(3)の熱回収部(3B)の
上半部は、密着状態で内嵌めされた保護リング(8)に
よって内面が覆われるので、熱回収部(3B)が直接、炎
に曝らされないようにでき、酸化や腐食による劣化を防
止できるばかりでなく、熱回収部(3B)は、密着状態で
内嵌めされた高耐熱ステンレス(FCH)製の保護リング
(8)によって耐熱温度以上の高温にならないようにで
き、しかも、高耐熱ステンレス(FCH)にて作られた保
護リング(8)は、耐熱温度が1000℃以上であり、保護
リング(8)自体も劣化や変形の心配がないため、長期
間にわたって、熱回収部(8)の変形を確実に防止でき
る。
また、高耐熱ステンレス(FCH)にて作られた保護リ
ング(8)は、鋳鉄製の気化器(3)に比べて線膨張係
数が大きいので、燃焼時には気化器(3)の熱回収部
(3B)に一層密着することになり、燃焼熱を保護リング
(8)及び熱回収部(3B)を介して気化器本体(3A)に
効率良く伝達させることができる。
(ト)発明の効果 本発明は以上の説明から明らかなように、環状の熱回
収部が一体に設けられた鋳鉄製の気化器と、この気化器
の熱回収部の内側に設けられたバーナヘッドとを備え、
気化器で気化された液体燃料と空気とを混合させ、これ
をバーナヘッドから噴出して燃焼させるものにおいて、
高耐熱ステンレスにて作られた環状の保護リングが、前
記気化器の熱回収部に密着状態で内嵌めされているの
で、次のような効果を奏する。
気化器の熱回収部は、この熱回収部に密着状態で内嵌
めされた保護リングによって覆われ、直接、炎に曝らさ
れないようにでき、酸化や腐食による劣化を防止できる
ばかりでなく、熱回収部は、密着状態で内嵌めされた高
耐熱ステンレス製の保護リングによって耐熱温度以上の
高温にならないようにでき、しかも、保護リング自体も
劣化や変形の心配がないため、長期間にわたって、熱回
収部の変形を確実に防止できる。
高耐熱ステンレスにて作られた保護リングは、鋳鉄製
の気化器に比べて線膨張係数が大きいので、燃焼時には
気化器の熱回収部に圧送密着することになり、燃焼熱が
保護リングを介して気化器に効率良く伝達され、長期間
にわたり安定した良好な熱回収を行わせることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す液体燃料燃焼装置の
断面図、第2図は気化器の断面図である。 (3)……気化器、(3B)……熱回収部、(7)……保
護リング、(8)……バーナヘッド。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】環状の熱回収部が一体に設けられた鋳鉄製
    の気化器と、この気化器の熱回収部の内側に設けられた
    バーナヘッドとを備え、気化器で気化された液体燃料と
    空気とを混合させ、これをバーナヘッドから噴出して燃
    焼させるものにおいて、高耐熱ステンレスにて作られた
    環状の保護リングが、前記気化器の熱回収部に密着状態
    で内嵌めされていることを特徴とする液体燃焼燃焼装
    置。
JP1151993A 1989-06-13 1989-06-13 液体燃料燃焼装置 Expired - Lifetime JP2594151B2 (ja)

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