JP2593561Y2 - ワンウェイバルブ - Google Patents

ワンウェイバルブ

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Publication number
JP2593561Y2
JP2593561Y2 JP1993040285U JP4028593U JP2593561Y2 JP 2593561 Y2 JP2593561 Y2 JP 2593561Y2 JP 1993040285 U JP1993040285 U JP 1993040285U JP 4028593 U JP4028593 U JP 4028593U JP 2593561 Y2 JP2593561 Y2 JP 2593561Y2
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JP
Japan
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poppet
molten material
fluid
valve
way valve
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1993040285U
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English (en)
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JPH076583U (ja
Inventor
敏章 藤里
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minebea Co Ltd
Original Assignee
Minebea Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、各種流体の制御回路に
接続され、流路の解放または遮断に使用されるワンウェ
イバルブに関するものである。
【0002】
【従来の技術】流路の解放または遮断に使用されるワン
ウェイバルブとして従来から用いられてきたものは、流
体の流入口と流出口とを有するボディ内に弁体としての
ポペットと、このポペットが着座する弁座とを設け、ポ
ペットをスプリングによって弁座に着座する方向に押圧
する構造のものが普通である。この場合、ポペットの外
周とボディとの間に隙間が生ずることのないように、こ
こにOリングを装着するのが一般的な構造となってい
た。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このように、ポペット
の外周とボディとの間にOリングを装着する構造のワン
ウェイバルブにあっては、ボディのポペット摺動部なら
びにOリング装着部等の加工精度を上げなければなら
ず、これが十分でないと、遮断時に流体洩れが生ずるこ
とになる。このように加工精度を高くとるために、製造
工数が嵩み、コスト高となる問題があった。
【0004】またOリングを使用するため、このOリン
グが長期の使用で、いわゆる透過現象を生じたり、流体
によって化学反応を起こし、洩れにつながるので、使用
流体の種類を限定する必要があったりした。
【0005】本考案は、このような事情に鑑みて成され
たものであり、流路の解放または遮断用のワンウェイバ
ルブを、加工精度、仕上精度の低下による影響を受ける
ことがなく、しかも使用流体の種類に左右されることが
ないワンウェイバルブを提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記課題を解
決するための手段として、流体の流入口と流出口とを有
するボディ内に弁体としてのポペットと該ポペットが着
座する弁座を設けたワンウェイバルブにおいて、前記ボ
ディのポペットの摺動部に熱によって溶ける溶融材を
記ポペットの外周と前記ボディとの間に隙間がないよう
塗布し、前記ボディの該溶融材塗布部分の近傍には、
前記溶融材を溶融するための熱を発生する電気ヒータを
配設し、かつ流体の流出口近傍に前記溶融材を吸着する
フィルタを設けると共に、前記ポペットの肩部と前記弁
座の外周部との間に圧縮状態のスプリングを装着した構
成としたものである。
【0007】
【作用】このような構成とすれば、電気ヒータに通電し
てこの電気ヒータを発熱させると、その熱によって溶融
材が溶融する。この溶融した溶融材はポペットをボディ
に対して保持していた力を解除するから、ポペットはボ
ディ内を動き得るようになる。このとき、流入口からポ
ペットを弁座に着座する方向の流体圧が作用すれば、ポ
ペットは弁座に着座して流体の流れを許容する。この場
合において、流体の流出口近傍に設けたフィルタが溶融
した溶融材を吸着する。さらにポペットの肩部と弁座の
外周部との間に装着した圧縮状態のスプリングが、流体
圧の消滅後にポペットを元の位置に戻す。
【0008】このように作用するため、ボディのポペッ
ト摺動面の加工精度や仕上精度の影響は受けないことに
なる。そして従来の構造では必要不可欠であったOリン
グの使用が不要となる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図1について説明
すると、1はボディであって本体1aとこの本体1aに図示
しないボルトで固着される蓋1bとで構成されるものであ
る。ボディ1には流体の流入口2と流出口3とが設けら
れている。そして流入口2には流入用のパイプ4が接続
され、流出口3には流出用のパイプ5が接続される。ボ
ディ1の内部には弁室6が形成され、この弁室6内に突
出部7が突出している。
【0010】この突出部7の先端には弁座8が形成され
ており、この弁座8に、弁体であるポペット9が着座す
るようになっている(図2参照)。10は筒状のフィルタ
であり、両端部においてボディ1の溝11,12に嵌着さ
れ、後述の溶融材が、流体とともに弁室6側から流出口
3側に流れないようにするものである。
【0011】ボディ1の流入口2に連接して摺動部13が
形成されており、この摺動部13には、前述のポペット9
の外周部が装着されている。そしてこの装着部には、熱
によって溶ける溶融材14が塗布(充填)されている。ボ
ディ1の溶融材14が塗布されたところの近傍部位には、
溶融材14を溶融するための室15が形成されている。この
室15には、通電されたとき高熱を発生する電気ヒータ16
が設けられている。
【0012】このように構成されたこのワンウェイバル
ブは、図中に「IN」、「OUT」で示すように、パイ
プ4側から流体を入れ、パイプ5側から流体を排出する
ように接続して使用する。いま符号17で示すようにポペ
ット9の背部に流体圧が加わると、ポペット9は図にお
ける左方に動こうとするが、その外周に存在する溶融材
14が固体状態(あるいは著しく粘度が高い半固体状態)
であって流体圧より大きいためにポペット9は動くこと
ができない。
【0013】ポペット9を動かし、流体を流入口2側か
ら流出口3側に移動させるときには、電気ヒータ16に通
電し、高熱を発生させる。その熱で溶融材14を溶かすこ
とになる。溶融材14が溶ければポペット9は移動し、図
2に示すようにその先端が突出部7の弁座8に着座す
る。これにより摺動部13とポペット9の外周との間には
隙間ができるから、流体は図2に矢印で示すように流
れ、流出口3に向かうことになる。フィルタ10は、流体
中に混入した溶融材14を吸着する。
【0014】以上説明した実施例は、一度使用すると廃
棄処分にするものであることから図示するのを省略した
が、このワンウェイバルブを再度使用するためには、ポ
ペット9の肩部と突出部7の弁座8の外周部との間に圧
縮状態のスプリングを装着すれば、ポペット9が流体圧
から解除されたときに、元の状態に復帰することになる
ので、再使用できることになる。
【0015】
【考案の効果】本考案は、以上説明したように構成され
たワンウェイバルブであるから、溶融材を使用すること
により、ポペットの摺動部の加工精度および仕上精度を
高くする必要がなくなる。そしてOリングが不要となる
ので、Oリングを用いていあたために生じた従来の問題
を解決することができる。そして流体の流出口近傍にフ
ィルタを設けたことにより、このフィルタが溶融した溶
融材を吸着するので、このワンウェイバルブを通る流体
に溶融材が混入するのを効果的に防止することができ
る。そしてさらに、ポペットの肩部と弁座の外周部との
間に装着した圧縮状態のスプリングが、流体圧の消滅後
にポペットを元の位置に戻すことになるので、同一のワ
ンウェイバルブを再度使用するのに適した状態となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の断面図である。
【図2】図1のものの作動状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ボディ 2 流入口 3 流出口 6 弁室 8 弁座 9 ポペット 13 摺動部 14 溶融材 15 室 16 電気ヒータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16K 31/64 F16K 17/38

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体の流入口と流出口とを有するボディ
    内に弁体としてのポペットと該ポペットが着座する弁座
    を設けたワンウェイバルブにおいて、前記ボディのポペ
    ットの摺動部に熱によって溶ける溶融材を前記ポペット
    の外周と前記ボディとの間に隙間がないように塗布し、
    前記ボディの該溶融材塗布部分の近傍には、前記溶融材
    を溶融するための熱を発生する電気ヒータを配設し、か
    つ流体の流出口近傍に前記溶融材を吸着するフィルタを
    設けると共に、前記ポペットの肩部と前記弁座の外周部
    との間に圧縮状態のスプリングを装着したことを特徴と
    するワンウェイバルブ。
JP1993040285U 1993-06-28 1993-06-28 ワンウェイバルブ Expired - Lifetime JP2593561Y2 (ja)

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