JP2593472Y2 - スラリ濾過装置 - Google Patents

スラリ濾過装置

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JP2593472Y2
JP2593472Y2 JP1992071621U JP7162192U JP2593472Y2 JP 2593472 Y2 JP2593472 Y2 JP 2593472Y2 JP 1992071621 U JP1992071621 U JP 1992071621U JP 7162192 U JP7162192 U JP 7162192U JP 2593472 Y2 JP2593472 Y2 JP 2593472Y2
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slurry
cwm
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scraper
rotary
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紀代司 山口
敏信 島
芳孝 高橋
敬 川野
隆 富井
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Babcock Hitachi KK
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はスラリ流体中の異物また
は所定サイズ以上の粗粒を分離除去するスラリ濾過装置
に係り、特にスラリ流体の加熱もしくは冷却を必要とす
る場合に好適な構造のスラリ濾過装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術として、ボイラ火炉の燃料とし
て用いられるCWM(Coal WaterMixture…石炭と水
の混合スラリ)の製造装置を例に挙げて説明する。従来
のCWM製造装置の構成を図3に示す。このCWM製造
装置は、横型ミル1に、原料である石炭23、水22、
添加剤24を供給し、横型ミル1はミル駆動モータ2に
より回転され、横型ミル1の内部に装填された鉄製の粉
砕ボール3により石炭は微粉砕される。横型ミル1の出
口部には、スクリーン4が設けられており、所定サイズ
以下の粒度の石炭と水の混合スラリ(CWM)がコレク
トタンク5に流入し、CWMポンプ6によってCWMク
ーラ8に圧送される。CWMは、CWMクーラ7にて冷
却された後、スラリ濾過器(ストレーナ)7にて、CW
M製品として所定粒度以下の微粒スラリを製品として送
り出す。一方、ストレーナ7で分離された粗粒スラリ
は、粗粒スラリ回収管9を通過して、横型ミル1に供給
され、再び微粉砕される。図4に、従来のCWM製造装
置に用いられているスラリ濾過器(ストレーナ)7の断
面構造を示す。濾過器本体10の内部には、微細なスリ
ット付きの濾過エレメント11が設けられており、濾過
エレメント11のスリットは、回転式のスクレーパ12
で目詰まりを防止している。スクレーパ12は、スクレ
ーパ駆動モータ25によって回転される。そして、CW
M入口ノズル14から流入した石炭の微粒分を含んだC
WMは、微粒スラリ出口ノズル15から送り出される。
また、粗粒分を含んだ粗粒スラリは、粗粒スラリ出口ノ
ズル16から排出され、横型ミル1に供給されて、再び
微粉砕される。なお、このスラリ濾過装置に関連する従
来技術として、例えば特開平1−218610号公報が
挙げられる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】CWMは、微粒の石炭
と水、すなわち微粒の固体と水との混合物であり、添加
剤を加えて、固体分と水分との分離を抑制しているが、
特にCWMの温度が約60℃以上で微細なスリットから
なる濾過エレメント11を通過させて粗粒を分離しよう
とすると、スリット通過時に固体分と水分が分離されて
しまうという特性を持っている。そのため、スラリ濾過
器7の前に、CWMクーラ8を設けてCWMを約60℃
以下に冷却する必要があった。CWMは、微粒の固体含
有混合液であり、粘度も1000cp(センチポァズ)
と高く、CWMクーラ8の冷却管内部の流速を早くする
と偏流による固体分堆積や部分的な冷却管閉塞、圧力損
失の増大などを招くのでスラリの流速を低く押えた設計
が必要であり、また、スラリの熱伝達性能が低いのでC
WMクーラ8の伝熱面積を大きくした大型のクーラが必
要となる。したがって、上記従来技術においては、大型
のCWMクーラ8の設置が必要で、そのため設備費が高
くなると共に、スラリ濾過装置の全体の設置スペースが
大きくなるという問題があった。
【0004】本考案の目的は、上記従来技術における問
題点を解消し、常時、石炭と水の混合物スラリ(CW
M)等を低温に保持して、スラリ中の固体分と水分とが
分離されることなく、高効率で粗粒の固体分を分離除去
することができるスラリ濾過装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記本考案の目的は、C
WM(石炭と水の混合物スラリ)等のスラリ濾過装置の
内部に、CWMを冷却するための伝熱管を回転可能に内
蔵し、かつスクレーパの回転力を利用して回転させる回
転式の熱交換器を設け、かつスクレーパの回転により濾
過エレメントの目詰まりを防止する構造とすることによ
り達成される。本考案は、固体粉末と液体の混合物から
なるスラリ中の粗粒または異物を濾過エレメントにより
分離除去するスラリ濾過装置において、スラリ濾過装置
の濾過エレメントの内部に、回転式の熱交換器とスクレ
ーパを設けたスラリ濾過装置である。そして、上記回転
式の熱交換器はスパイラル式熱交換器であることが好ま
しい。
【0006】
【作用】スラリ濾過装置の内部に設けられる冷却管は、
スクレーパの回転シャフトを中心にしてコイル状に構成
されており、スラリ流体中を回転させることにより、回
転式冷却管とスラリ流体間の熱交換効率が増大し、伝熱
面積を小さくすることができるので、従来の設備費の高
価な別置きの大型クーラを設ける必要がなくなる。
【0007】
【実施例】以下に本考案の実施例を挙げ、図面を用いて
さらに詳細に説明する。図1は、CWM製造装置の構成
の一例を示す模式図であり、図2は、本考案による回転
式冷却管17を内蔵したスラリ濾過装置7の断面の断面
構造を示す模式図である。図1に基づき、特に従来技術
とは異なるところについて説明する。横型ミル1からC
WMポンプ6に至るCWM製造系統については、従来と
ほぼ同様である。CWMポンプ6からスラリ濾過器(ス
トレーナ)7にCWMは導入されるが、本考案のストレ
ーナ7には回転式冷却管17が内蔵されている。図2に
おいて、スラリ濾過器(ストレーナ)7の濾過器本体1
0、濾過エレメント11、スクレーパ12、CWM入口
ノズル14、微粒スラリ出口ノズル15、粗粒スラリ出
口ノズル16は、従来とほぼ同様であるが、本考案によ
るスラリ濾過器7の内部には、上記の部品に加えて、回
転式冷却管17、冷却水供給シャフト18、ロータリジ
ョイント19、冷却水入口ノズル20、冷却水出口ノズ
ル21およびスクレーパと冷却管の駆動モータ13が設
けられている。そして、スラリ濾過器7の分離機能につ
いては従来技術とほぼ同様であるので説明を省略し、本
実施例では冷却機能のみについて説明する。回転式冷却
管17は、コイル状に形成されている。この回転式冷却
管17は、冷却水供給シャフト18に接続され、冷却水
が供給されると共に、回転式冷却管17に回転力が与え
られる構造になっている。なお、冷却水供給シャフト1
8は、スクレーパ12とも連結されており、スクレーパ
12も回転される。回転式冷却管17の出口側は、ロー
タリジョイント19を経て冷却水出口ノズル21に、ま
た冷却水供給シャフト18は、ロータリジョイント19
を介して、冷却水入口ノズル20、スクレーパと冷却管
の駆動モータ13に接続されている。したがって、回転
式冷却管17は回転しながら冷却水の供給を受け、スラ
リ濾過器7の内部のCWMを冷却することができる。ま
た、回転式冷却管17と同時にスクレーパ12も回転
し、濾過エレメント11の清掃を可能としている。上記
の実施例においては、CWMの冷却管を内蔵して、スラ
リを冷却する場合について説明したが、CWMを加熱す
る必要がある場合には、内蔵している回転式伝熱管に加
熱媒体を導入して加熱用の伝熱管として利用することも
でき、スラリ濾過装置の設備費および設置スペースの低
減をはかることが可能となる。
【0008】
【考案の効果】以上詳細に説明したごとく、本考案のス
ラリ濾過装置によれば、内部に回転式の熱交換器を設
け、スラリを撹拌しながら冷却(または加熱)すること
ができるので、熱交換効率が大であり、またスクレーパ
も回転させるので濾過エレメントの清掃(目詰まりの防
止)を行うことができ、長期にわたり効率のよいCWM
等の濾過操作を行うことができる。さらに、別置きの大
型クーラ(または加熱器)が不要となり設備費ならびに
機器設置スペースの低減をはかることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例で例示したCWMスラリ製造装
置の構成を示す系統図。
【図2】図1に示すスラリ濾過器の構造の一例を示す断
面図。
【図3】従来のCWMスラリ製造装置の構成の一例を示
す系統図。
【図4】従来のスラリ濾過装置の構造の一例を示す断面
図。
【符号の説明】
1…横型ミル 2…ミル駆動モータ 3…粉砕ボール 4…スクリーン 5…コレクトタンク(捕集タンク) 6…CWMポンプ 7…スラリ濾過器(ストレーナ) 8…CWMクーラ 9…粗粒スラリ回収管 10…濾過器本体 11…濾過エレメント 12…スクレーパ 13…スクレーパと冷却管の駆動モータ 14…CWM入口ノズル 15…微粒スラリ出口ノズル 16…粗粒スラリ出口ノズル 17…回転式冷却管 18…冷却水供給シャフト 19…ロータリジョイント 20…冷却水入口ノズル 21…冷却水出口ノズル 22…水 23…石炭 24…添加剤 25…スクレーパ駆動モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B01D 29/10 510C 520D 520E 530A (72)考案者 川野 敬 広島県呉市宝町6番9号 バブコック日 立株式会社 呉工場内 (72)考案者 富井 隆 広島県呉市宝町6番9号 バブコック日 立株式会社 呉工場内 (56)参考文献 特開 平1−218610(JP,A) 実開 昭60−58217(JP,U) 実開 昭59−186673(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B01D 35/18 B01D 29/11 B01D 29/25 B01D 35/16 C10L 1/32

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】固体粉末と液体の混合物からなるスラリ中
    の粗粒または異物を、スラリ濾過装置内の周方向に設け
    られた濾過エレメントにより分離除去するスラリ濾過装
    であって、該スラリ濾過装置の内部に、回転式のスパ
    イラル式熱交換器とスクレーパを設けたことを特徴とす
    るスラリ濾過装置。
JP1992071621U 1992-10-14 1992-10-14 スラリ濾過装置 Expired - Lifetime JP2593472Y2 (ja)

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JP1992071621U JP2593472Y2 (ja) 1992-10-14 1992-10-14 スラリ濾過装置

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JP1992071621U JP2593472Y2 (ja) 1992-10-14 1992-10-14 スラリ濾過装置

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JPH0634717U JPH0634717U (ja) 1994-05-10
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JP5152005B2 (ja) * 2009-01-21 2013-02-27 株式会社デンソー フィルタ装置および燃料噴射装置
JP6072320B2 (ja) * 2016-01-22 2017-02-01 月島機械株式会社 縦型濾過濃縮機、該縦型濾過濃縮機を用いた濃縮設備および濃縮方法
CN111514636B (zh) * 2020-04-29 2021-11-02 山东超华环保智能装备有限公司 一种污水后续净化处理装置

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