JP2593118Y2 - ハ−ネスクリップ - Google Patents

ハ−ネスクリップ

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JP2593118Y2
JP2593118Y2 JP1992057178U JP5717892U JP2593118Y2 JP 2593118 Y2 JP2593118 Y2 JP 2593118Y2 JP 1992057178 U JP1992057178 U JP 1992057178U JP 5717892 U JP5717892 U JP 5717892U JP 2593118 Y2 JP2593118 Y2 JP 2593118Y2
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band
shaped
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latch
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雅人 大内
悠 草野
和男 佐藤
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば自動車内部等に
配設されるハ−ネスをパネル等の被取付部材に装着固定
するためのハ−ネスクリップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、かかるハ−ネスクリップの例とし
ては多数のものが存在するが、フランジ部あるいは筒状
部に貫通孔が形成され、該貫通孔内部に弾性変形可能な
係止爪が設けられ、前記筒状部から一体に帯状部が連設
され、該帯状部の片面には、前記係止爪と噛合するラッ
チ状係止面が形成されてなるハ−ネスクリップが一般的
である。そして、パネル等の被取付部材に形成された取
付孔にハ−ネスクリップを装着固定するための係止脚部
あるいはこれに類する部品を備えてなるものが多い。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】これらのハ−ネスクリ
ップでは、帯状部でハ−ネスを巻いて、該帯状部の先端
を前記貫通孔に挿通し、所定位置まで帯状部を引き、ラ
ッチ状係止面の所定位置を前記係止爪と噛合してハ−ネ
スを締め付け固定し、前記係止脚部を被取付部材に形成
された取付孔に嵌合係止することにより、ハ−ネスを固
定するようになっていた。
【0004】しかして、このような従来のハ−ネスクリ
ップでは、ハ−ネスの締め付け後にその後の作業性を良
くするために、前記フランジ部あるいは筒状部の貫通孔
から突出した帯状部の先端の不要部分を切断するのが一
般的であったが、この不要部分の切断作業には、ニッパ
や、カッタ−などの工具を使用して狭い作業スペ−スで
作業を行なっており、またハ−ネスクリップの数も相当
多量であるため、切断作業が煩雑となる問題を有してい
た。本考案は、このような従来技術の問題点を解決し、
不要部分の切断の作業性が良好で全体の作業効率が向上
しうるハ−ネスクリップを提供することを目的とするも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した課題を達成する
ために、本考案では、筒状部に貫通孔が形成され、該貫
通孔内部に弾性変形可能な係止爪が設けられ、前記筒状
部から一体に帯状部が連設され、該帯状部の片面には、
前記係止爪と噛合するラッチ状係止面が形成されてなる
ハーネスクリップにおいて、前記帯状部の長手方向に沿
って、前記ラッチ状係止面の形成範囲内に切断容易で他
部位よりも断面積が小さい部分を少なくとも1箇所以上
形成してなることを特徴としている。
【0006】また、上記した課題を達成するために、本
考案では、筒状部に貫通孔が形成され、該貫通孔内部に
弾性変形可能な係止爪が設けられ、前記筒状部から一体
に帯状部が連設され、該帯状部の片面には、前記係止爪
と噛合するラッチ状係止面が形成されてなるハーネスク
リップにおいて、前記帯状部の長手方向に沿って、前記
ラッチ状係止面の形成範囲内に切断容易で他部位よりも
断面積が小さい部分が少なくとも1箇所以上形成されて
おり、前記帯状部の中央に長手方向に沿ってスリットが
形成され、かつ、前記他部位よりも断面積が小さい部分
に近接して該断面積が小さい部分よりも帯状部の先端側
に、前記スリットによって分離された一対の単位帯状部
を一体に連結するブリッジが形成されてなることを特徴
としている。
【0007】なお、上記ハ−ネスクリップでは、前記帯
状部の基端部側に、被取付部材の取付孔に嵌合、係止さ
れる係止脚部が一体形成されてなる構成とすることもで
きる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の好適な実施例を図面により説
明する。図1乃至図3は本考案の一実施例を示すもので
あり、図中1は本実施例に係るハ−ネスクリップであ
る。このハ−ネスクリップ1は、概略的には、筒状部2
と、帯状部3とから構成され、全体が合成樹脂などで一
体成形されている。
【0009】筒状部2には、図2に示すように貫通孔4
が形成され、該貫通孔4内部に弾性変形可能な係止爪5
が設けられている。この筒状部2から一体に帯状部3が
連設されており、本実施例では、該帯状部3の中央に長
手方向に沿ってスリット6が形成されることにより、該
帯状部3の中間部分は一対の単位帯状部3a、3aに分
離されている。この一対の単位帯状部3aの片面には、
前記係止爪5と噛合するラッチ状係止面7が各々形成さ
れている。しかして、図示の如く、各単位帯状部3aの
長手方向に沿って、ラッチ状係止面7の形成範囲内に、
他部位よりも断面積が小さくなっている薄肉部8が少な
くとも1箇所以上(本実施例では2箇所)形成されてい
る。
【0010】上記の如く構成された本実施例において
は、図3に示すようにハ−ネスクリップ1によりハ−ネ
スを緊締する際には、従来と同様に、帯状部3でハ−ネ
ス9を巻いて、該帯状部3の先端を筒状部2の貫通孔4
に挿通し、所定位置まで帯状部3を引き、ラッチ状係止
面7の所定位置を係止爪5と噛合してハ−ネス9を締め
付ける。しかる後に帯状部3を手で強く引っ張ると、筒
状部2より突出した部分の薄肉部8の位置で帯状部3が
切断され、帯状部3の先端の不要部分を除去することが
できる。
【0011】このように、帯状部3の不要部分の切断作
業を手で簡単に行うことができ、従来のようにニッパ
や、カッタ−などの工具が不要となるため、切断の作業
性が良好で全体の作業効率を向上させることが可能とな
る。
【0012】なお、本実施例では、帯状部3の中央に長
手方向に沿ってスリット6を形成して一対の単位帯状部
3a、3aに分離した例を示しており、薄肉部8の切断
を容易にする上でこのような構成が望ましいが、設計条
件によってはスリット6を形成しないようにすることも
可能である。
【0013】次に、図4乃至図6は本考案の他の実施例
を示すものであり、本実施例では、帯状部3の長手方向
に沿って、ラッチ状係止面7の形成範囲内に、他部位よ
りも断面積が小さくなっている3箇所の薄肉部8が形成
されており、前記帯状部4の中央に長手方向に沿ってス
リット6が形成され、かつ、前記各薄肉部8に近接して
該薄肉部8よりも帯状部3の先端側に、前記スリット6
によって分離された一対の単位帯状部3a、3aを一体
に連結するブリッジ10が形成されていることを特徴と
するものであり、他の構成は上記第1実施例と同様であ
るため、同一構成要素には同一符号を付して説明を省略
する。
【0014】本実施例においては、ハ−ネス9を緊締す
る際には、図5及び図6に示すようにスリット6に嵌合
しうる外径を有するL字形の棒状治具11を使用するよ
うになっており、帯状部3でハ−ネス9を巻いて、該帯
状部3の先端を筒状部2の貫通孔4に挿通して、先端部
を突出させた後に、スリット6に棒状治具11の先端を
嵌挿させ、所定のブリッジ10に掛止させてこの棒状治
具11を引っ張れば、ラッチ状係止面7の所定位置が係
止爪5と噛合してハ−ネス9を締め付け、充分に締付固
定した後には、棒状治具11での引張力により該棒状治
具11の掛止されたブリッジ10に近い位置の薄肉部8
が切断されて、帯状部3の先端の不要部分を除去するこ
とができる。
【0015】なお、図5に示すようにハ−ネス9が太い
場合には、帯状部3の先端のブリッジ10に棒状治具1
1を掛止させて上記した締付けと切断作業を行い、図6
のようにハ−ネス9が細い場合には、それに応じて帯状
部3の中間位置の最適のブリッジ10に棒状治具11を
掛止させて締付、切断作業を行えばよい。このように、
本実施例では棒状治具11を使用することによりハ−ネ
スの締付作業と切断作業とを同時におこなうことがで
き、作業効率をより向上させることが可能となる。ま
た、棒状治具11を手作業でなく自動機械等により操作
するようにすれば、自動アッセンブリも可能となる。
【0016】なお、上記各実施例ではハ−ネス9を自動
車の車体パネル等に固定する必要のない部位に使用する
ハ−ネスクリップ1につき例示したが、図7乃至図9に
示すように、パネル等の被取付部材に形成された取付孔
に嵌合、係止しうる、錨状の係止脚部12を帯状部3の
所定位置に一体に形成することにより、車体パネル等へ
の固定が可能となる。図中13は、車体パネル等を上方
から弾性的に押圧するフランジである。なお、本考案は
上記実施例に限定されるものではなく、上記薄肉部8や
これに対応したブリッジ10の形成個数などは、設計条
件に応じて適宜最適条件に設定しうる等、本考案の要旨
を逸脱しない範囲内で種々の変形例が可能なことは云う
までもない。
【0017】
【考案の効果】本考案は上記の如く構成されており、以
下の効果を奏し得る。 (1)ラッチ状係止面の形成範囲内に切断容易で他部位
よりも断面積が小さい部分を形成することにより、帯状
部の不要部分の切断作業を手で簡単に行うことができ、
従来のようにニッパや、カッターなどの切断工具が不要
となるため、切断の作業性が良好で全体の作業効率を向
上させることが可能となる。 (2)他部位よりも断面積が小さい部分に対応してブリ
ッジを形成し、棒状治具を使用することによりハーネス
の締付作業と切断作業とを同時におこなうことができ、
作業効率をより向上させることが可能となる。 (3)棒状治具を自動機械等により操作すれば、自動ア
ッセンブリも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るハ−ネスクリップの第1実施例を
示す要部平面図である。
【図2】図1のハ−ネスクリップの断面図である。
【図3】第1実施例のハ−ネスクリップの使用態様図で
ある。
【図4】本考案に係るハ−ネスクリップの第2実施例を
示す要部平面図である。
【図5】第2実施例のハ−ネスクリップの使用態様図で
ある。
【図6】第2実施例のハ−ネスクリップの使用態様図で
ある。
【図7】ハ−ネスクリップの他の実施例を示す要部側面
図である。
【図8】図7のA方向矢視図である。
【図9】図7のB方向矢視図である。
【符号の説明】
1 ハ−ネスクリップ 2 筒状部 3 帯状部 3a 単位帯状部 4 貫通孔 5 係止爪 6 スリット 7 ラッチ状係止面 8 薄肉部 9 ハ−ネス 10 ブリッジ 11 棒状治具 12 係止脚部 13 フランジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 佐藤 和男 群馬県安中市郷原2996番地3 株式会社 エスティーケー内 (56)参考文献 実開 昭63−66604(JP,U) 実開 昭63−97781(JP,U) 実開 昭57−187982(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16B 2/08 F16B 19/00 F16L 3/137

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒状部に貫通孔が形成され、該貫通孔内部
    に弾性変形可能な係止爪が設けられ、前記筒状部から一
    体に帯状部が連設され、該帯状部の片面には、前記係止
    爪と噛合するラッチ状係止面が形成されてなるハーネス
    クリップにおいて、前記帯状部の長手方向に沿って、
    記ラッチ状係止面の形成範囲内に切断容易で他部位より
    も断面積が小さい部分が少なくとも1箇所以上形成して
    なることを特徴とするハーネスクリップ。
  2. 【請求項2】筒状部に貫通孔が形成され、該貫通孔内部
    に弾性変形可能な係止爪が設けられ、前記筒状部から一
    体に帯状部が連設され、該帯状部の片面には、前記係止
    爪と噛合するラッチ状係止面が形成されてなるハーネス
    クリップにおいて、前記帯状部の長手方向に沿って、
    記ラッチ状係止面の形成範囲内に切断容易で他部位より
    も断面積が小さい部分が少なくとも1箇所以上形成され
    ており、前記帯状部の中央に長手方向に沿ってスリット
    が形成され、かつ、前記他部位よりも断面積が小さい部
    分に近接して該断面積が小さい部分よりも帯状部の先端
    側に、前記スリットによって分離された一対の単位帯状
    部を一体に連結するブリッジが形成されてなることを特
    徴とするハーネスクリップ。
  3. 【請求項3】筒状部に貫通孔が形成され、該貫通孔内部
    に弾性変形可能な係止爪が設けられ、前記筒状部から一
    体に帯状部が連設され、該帯状部の片面には、前記係止
    爪と噛合するラッチ状係止面が形成されてなるハ−ネス
    クリップにおいて、前記帯状部の長手方向に沿って、少
    なくとも1箇所以上の薄肉部が前記長手方向と直交して
    形成されており、前記帯状部の中央に長手方向に沿って
    スリットが形成され、かつ、前記薄肉部に近接して該薄
    肉部よりも帯状部の先端側に、前記スリットによって分
    離された一対の単位帯状部を一体に連結するブリッジが
    形成されてなることを特徴とするハ−ネスクリップ。
  4. 【請求項4】前記帯状部の基端部側に、被取付部材の取
    付孔に嵌合、係止される係止脚部が一体形成されてなる
    請求項1もしくは請求項3記載のハ−ネスクリップ。
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