JP2591958Y2 - 放電灯を用いた車両用灯具 - Google Patents

放電灯を用いた車両用灯具

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JP2591958Y2
JP2591958Y2 JP1993027648U JP2764893U JP2591958Y2 JP 2591958 Y2 JP2591958 Y2 JP 2591958Y2 JP 1993027648 U JP1993027648 U JP 1993027648U JP 2764893 U JP2764893 U JP 2764893U JP 2591958 Y2 JP2591958 Y2 JP 2591958Y2
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lamp housing
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有義 遠藤
幸司 二川
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Ichikoh Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、光源として放電灯を用
いた車両用の灯具に係り、漏電,感電、および電磁ノイ
ズ発生の虞れ無く、しかも放電灯バルブの脱着交換が容
易なように改良した車両用の灯具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】放電灯は発光効率が良く、昼光色に近い
ので、これを自動車用前照灯などの車両用灯具の光源と
して用いることが研究されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】放電灯は前記のような
長所を有する反面、高電圧を用いなければならないので
トラブルを招き易いという長所が有る。この放電灯を車
両用灯具の光源として実用するには、こうした問題を解
決しなければならない。特に点灯の初期においては1万
ボルトに近い高電圧を生じるので、漏電の虞れ、感電の
危険性が有り、その上、電磁ノイズを発生するという問
題も有る。こうした放電灯に伴うトラブルを解消して自
動車用ヘッドランプに実用するための最近の技術として
特開平4−106801号が公知である。図4は上記公
知発明に係る自動車用ヘッドランプの1例を示し、ラン
プボデイ10にレンズ11が装着されるとともに、リフ
レクタ12が一体に連設されている。14はバルブ挿通
孔で、放電ランプ24が挿入される。21は絶縁ベース
で、リードサポート22,23を介して上記放電ランプ
24を支持している。2は上記放電バルブを覆う紫外
線フィルタである。16はランプボデイに設けられた開
口部で、その周囲にシール溝18が形成されており、シ
ール17およびシール剤19を介してプレート状ベース
32が嵌着されている。31は熱カシメされたリベット
である。40は点灯回路で、点灯管42および安定器4
4よりなり、挿通孔33を通るリード線L およびコネ
クタ46を介して放電ランプ24に給電している。30
は点灯回路収容ケースで、ネジ36によってプレート状
ベース32に固定されている。上記収容ケース30およ
びプレート状ベース32で囲まれた空間の周囲に導電層
34a,32aが形成されて電磁ノイズを遮蔽してい
る。上記先行技術(図4)によれば、感電,漏電の虞れ
無く、電磁ノイズが遮蔽されるという優れた実用的効果
を奏する旨が前記の公報に記載されている。なお、この
種の車両用灯具としては、上述の特開平4−10680
1号公報に記載のものの他に、実開平4−105401
号公報に記載のもの、特開平5−20903号公報に記
載のもの等がある。
【0004】ところが、図4の構成から容易に理解され
るように、放電ランプ24が損耗したとき、着脱して点
検,交換することが極めて困難であり、シール剤19を
剥がしたり再度接着したりする操作を伴うので、一般ユ
ーザーでは行い難く、専門の整備工場で行うにも多大の
労力を時間とを要し、ユーザーはそのサービス工賃を負
担しなければならない。本考案は上述の事情に鑑みて為
されたものであって、放電灯の高圧電線に漏電を生じた
り感電したりする虞れが無く、電磁ノイズの遮蔽が容易
であり、しかも放電灯バルブの脱着交換か容易でメンテ
ィナンス性の優れた、放電灯を用いた車両用灯具を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的(脱着交換容
易)を達成するため本考案に係る放電灯を用いた車両用
灯具の構成は、放電灯を光源として用いた車両用灯具に
おいて、上記放電灯を点灯させるための高電圧発生回路
ユニットが車両用灯具のランプハウジングの側面に近接
せしめて固定されており、上記高電圧発生回路の出力側
高電圧電線が、ランプハウジングの前記側面に穿たれた
孔を通して灯体内に配線されており、かつ、上記ランプ
ハウジングの後方開口部を覆ってカバー用の部材が脱着
可能に装着されていて、該カバー用の部材を取り外して
放電灯のバルブを脱着交換し得るようになっており、
記高電圧発生回路ユニットと前記カバー用の部材とは、
それぞれ別体に前記ランプハウジングに取り付けられて
いることを特徴とする。ただし、本考案において孔を穿
つとは、必ずしも機械加工によって穿孔されることに限
られるものではなく、例えば合成樹脂材を用いて有孔の
形状に射出成形することも含まれる。
【0006】
【作用】上記の構成によると、高電圧発生回路がランプ
ハウジングに近接して配設されている上に、その出力側
高電圧電線がランプハウジングの孔を通って灯体内に配
線されているため、該高電圧電線が灯体外部に露出して
いない。従って感電の虞れが無い。さらに、ランプハウ
ジングの後方開口部をカバー部材で覆われているので、
該灯体の内部に水が浸入したり塵埃が堆積したりしない
ので漏電を誘発される虞れも無い。しかも、上記カバー
部材は着脱可能であるため、放電灯バルブの点検,交換
を容易に行うことができてメンティナンス性が良い。そ
して、前記高電圧電線が灯体内に配線されているので、
公知技術を適用して電磁ノイズを遮蔽することに別段の
困難を伴わない。特に、高電圧発生回路ユニットとカバ
ー部材とは、それぞれ別体にランプハウジングに取り付
けられているので、放電灯バルブの点検,交換時におい
て、カバー部材をランプハウジングから取り外す際に、
高電圧発生回路ユニットをランプハウジングから取り外
す必要がない。この結果、放電灯バルブの点検,交換が
簡単に行え、しかも、高電圧発生回路ユニットに接触し
て感電する虞等がなく、安全である。 また、カバー部材
はランプハウジングの後方開口部に取り付けられてお
り、一方、高電圧発生回路ユニットはランプハウジング
の側面に固定されているので、灯体の側面に高電圧発生
回路ユニットを収容できるスペースを確保すれば、灯体
の後方のスペースはカバー部材を収容できる分だけで小
さくて済む。
【0007】
【実施例】図1は本考案に係る放電灯を用いた車両用灯
具の1実施例を示す模式的な垂直縦断面図である。ラン
プハウジング1の前面開口部に前面レンズ2が気密に装
着され、該ランプハウジング1の後面開口部を覆ってゴ
ムカバー7が気密に、かつ着脱自在に嵌着されて、灯体
を形成している。該灯体の内部(灯室)にランプユニッ
ト3が収納設置されている。3aは該ランプユニット
の光源として設置された放電灯バルブである。上記放電
灯バルブ3aを点灯させるための高電圧発生回路ユニッ
は電磁シールドを兼ねたケース内に納められてラン
プハウジング1の側面、この図示の例ではランプハウジ
ング1の下側の側面に固定されている。上記高電圧発生
回路ユニット6から引き出された高電圧配線4は、ラン
プハウジング1の側面、この図示の例ではランプハウジ
ング1の下側の側面であって、前記ランプハウジング1
に固定された高電圧発生回路ユニット6の近傍に設けら
れた孔1aを通って灯体内に配線され、コネクタ5を介
して放電灯バルブ3aに接続されている。
【0008】上記の高電圧電線4がランプハウジングの
孔1aを貫通している部分にはグロメット8が介装され
ている。図2は、図1に示した実施例に用いられている
グロメットを抽出して描いた単品斜視図である。ランプ
ハウジングの孔1aに嵌着するためのリング溝8a
と、高電圧電線4を気密に挿通するための1対の電線挿
通孔8bとが設けられている。前記図1から容易に理解
されるように、高電圧発生回路ユニット6がランプハウ
ジング1の外側面に近接して設置されているので、高電
圧電線4が灯体外に引き回されること無く、灯体内に配
線されているので、感電の危険性が無い。そして該高電
圧電線4は、水分や塵埃から遮断された灯室内に配線さ
れているので漏電を生じる虞れが無い。さらに、前述の
ごとく高電圧電線4が灯体外に引き回されずに灯室内に
配線されているので、公知技術を適宜に応用して電磁ノ
イズを遮蔽することが容易である。本実施例の場合、高
電圧発生回路ユニット6が電磁シールドを兼ねたケース
内に収められているので、例えば高電圧電線4をシール
ド線で構成すれば、電磁ノイズは実用上完全な程度に遮
蔽される。さらに、図1から容易に理解されるように、
ゴムカバーを脱着して放電灯バルブ3aを点検するこ
とも交換することも、容易に行なうことができ、メンテ
ィナンス性に優れている。特に、高電圧発生回路ユニッ
ト6とゴムカバー7とは、それぞれ別体にランプハウジ
ング1に取り付けられているので、放電灯バルブ3aの
点検,交換時において、ゴムカバー7をランプハウジン
グ1から取り外す際に、高電圧発生回路ユニット6をラ
ンプハウジング1から取り外す必要がない。この結果、
放電灯バルブ3aの点検,交換が簡単に行え、しかも、
高電圧発生回路ユニット6に接触して感電する虞等がな
く、安全である。 また、ゴムカバー7はランプハウジン
グ1の後方開口部に取り付けられており、一方、高電圧
発生回路ユニット6はランプハウジング1の側面、この
図示の例ではランプハウジング1の下側の側面に固定さ
れているので、ランプユニット1の下側の側面に高電圧
発生回路ユニット6を収容できるスペースを確保すれ
ば、ランプユニット1の後方のスペースはゴムカバー7
を収容できる分だけで小さくて済む。
【0009】図3は上記と異なる実施例における放電灯
を用いた車両用灯具を示す垂直縦断面図である。図1の
実施例と異なるところは次のごとくである。すなわち、
本例における放電灯バルブ3aはソケット9を介して高
電圧発生回路ユニット6に接続されている。前例におけ
るがごとくコネクタ5を用いていないので、本例のゴム
カバー7′は前例のゴムカバー7に比して小形に構成さ
れている。本実施例(図3)によっても前記実施例(図
1)におけると同様の作用,効果が得られる。
【0010】
【考案の効果】本考案を適用すると、高電圧発生回路が
ランプハウジングに近接して配設されている上に、その
出力側高電圧電線がランプハウジングの孔を通って灯体
内に配線されているため、該高電圧電線が灯体外部に露
出していない。従って感電の虞れが無い。さらに、ラン
プハウジングの公報開口部をカバー部材で覆われている
ので、該灯体の内部に水が浸入したり塵埃が堆積したり
しないので漏電を誘発される虞れも無い。しかも、上記
カバー部材は着脱可能であるため、放電灯バルブの点
検,交換を容易に行うことができてメンティナンス性が
良い。そして、前記高電圧電線が灯体内に配線されてい
るので、公知技術を適用して電磁ノイズを遮蔽すること
に別段の困難を伴わないという優れた実用的効果を奏す
る。特に、高電圧発生回路ユニットとカバー部材とは、
それぞれ別体にランプハウジングに取り付けられている
ので、放電灯バルブの点検,交換時において、カバー部
材をランプハウジングから取り外す際に、高電圧発生回
路ユニットをランプハウジングから取り外す必要がな
い。この結果、放電灯バルブの点検,交換が簡単に行
え、しかも、高電圧発生回路ユニットに接触して感電す
る虞等がなく、安全である。 また、カバー部材はランプ
ハウジングの後方開口部に取り付けられており、一方、
高電圧発生回路ユニットはランプハウジングの側面に固
定されているので、ランプユニットの側面に高電圧発生
回路ユニットを収容できるスペースを確保すれば、ラン
プユニットの後方のスペースはカバー部材を収容できる
分だけで小さくて済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る放電灯を用いた車両用灯具の1実
施例を示す模式的な垂直縦断面図である。
【図2】図1に示した実施例に用いられるグロメットを
抽出して描いた単品斜視図である。
【図3】上記と異なる実施例における放電灯を用いた車
両用灯具を示す垂直縦断面図である。
【図4】公知発明に係る自動車用ヘッドランプの断面図
である。
【符号の説明】
1…ランプハウジング、1a…孔、2…前面レンズ、3
…ランプユニット、3a…放電灯バルブ、4…高電圧電
線、5…コネクタ、6…高電圧発生回路ユニット、7,
7′…ゴムカバー、8…グロメット、8a…リング溝、
8b…電線挿通孔、9…ソケット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F21M 3/02

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放電灯を光源として用いた車両用灯具に
    おいて、 上記放電灯を点灯させるための高電圧発生回路ユニット
    が車両用灯具のランプハウジングの側面に近接せしめて
    固定されており、上記高電圧発生回路の出力側高電圧電
    線が、ランプハウジングの前記側面に穿たれた孔を通し
    て灯体内に配線されており、かつ、 上記ランプハウジングの後方開口部を覆ってカバー用の
    部材が脱着可能に装着されていて、該カバー用の部材を
    取り外して放電灯のバルブを脱着交換し得るようになっ
    おり、 前記高電圧発生回路ユニットと前記カバー用の部材と
    は、それぞれ別体に前記ランプハウジングに取り付けら
    れて いることを特徴とする、放電灯を用いた車両用灯
    具。
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EP0833548B1 (en) * 1996-04-10 2005-06-01 Seiko Epson Corporation Light source lamp unit, light source device, and projection display device
US6392364B1 (en) 1999-06-21 2002-05-21 Denso Corporation High voltage discharge lamp apparatus for vehicles

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