JP2591524Y2 - リモコンスイッチの防水構造 - Google Patents

リモコンスイッチの防水構造

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JP2591524Y2
JP2591524Y2 JP1991021118U JP2111891U JP2591524Y2 JP 2591524 Y2 JP2591524 Y2 JP 2591524Y2 JP 1991021118 U JP1991021118 U JP 1991021118U JP 2111891 U JP2111891 U JP 2111891U JP 2591524 Y2 JP2591524 Y2 JP 2591524Y2
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太田敏明
利成 小田中
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株式会社カンセイ
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば自動車のキーレ
スエントリーシステムに使用されるリモコンスイッチの
防水構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のリモコンスイッチは、晴
雨に関係なく常に携行し、使用されるものであるから、
例えば雨天の際にも、自動車のドアーキーを開放するに
は、そのリモコンスイッチを雨に当てながら遠隔操作す
ることがしばしばである。
【0003】従ってこれらのリモコンスイッチにあって
は、防水構造であることが要求される。
【0004】そこでこの種のリモコンスイッチにおける
従来の防水構造は、図1に示す如くであって、1はリモ
コンスイッチのロアハウジング、2はそのアッパハウジ
ングであって、上記ロアハウジング1の内部には、スイ
ッチ本体3を配設しているプリント基板4が組付けられ
ている。また上記アッパハウジング2には、前記スイッ
チ本体3を操作するための操作ノブ5を突設させるため
の透孔6が穿設されている。7はロアハウジング1と、
アッパハウジング2との間に敷設挟持されて、前記プリ
ント基板4及びスイッチ本体3への防水を確保させる可
撓性の防水カバーである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】かかる従来例のリモコ
ンスイッチ防水構造にあっては、スイッチ本体3と、操
作ノブ5との間に防水カバー7を介在せしめて、スイッ
チ本体3及びプリント基板4の防水性を確保する構造で
あるから、特に防水カバー7と別部品である操作ノブ5
を使用する必要があり、これが原因で、リモコンスイッ
チ構成のための部品点数が嵩み、組立作業性及び経済性
の点で欠けるものであった。さらに操作ノブ5とスイッ
チ本体3との間に防水カバー7を介在させる構造のた
め、リモコンスイッチの厚さが厚くなり、小型化が要求
されているこの種のリモコンスイッチにあっては、形状
(大きさ)の点でも欠けるものであった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、かかる従来の
欠点に着目してなされたもので、その要旨は、リモコン
スイッチにおける操作ノブと防水カバーとを一部品とす
ることで、リモコンスイッチ構成部品の削減は勿論のこ
と形状の薄型化を可能とすることができるリモコンスイ
ッチを提供することにある。
【0007】
【実施例】以下に本考案を図2に示す実施例に基いて詳
細に説明する。
【0008】11はリモコンスイッチのロアハウジング
(スイッチケース)、12はそのロアハウジング11と
組合せられるアッパハウジング(基部)であって、上記
ロアハウジング11の内部にはプリント基板13が保持
される。このプリント基板13上には押ボタンスイッチ
14が配置固定されている。上記アッパハウジング12
には、前記スイッチ本体14をハウジング外部より操作
するための透孔15が穿設されている。16は前記ロア
ハウジング11とアッパハウジング12とによって挟持
されて前記プリント基板13及びスイッチ本体14を防
水するための可撓性防水カバーであるが、この防水カバ
16には、前記スイッチ本体14の押圧部14−1上
に位置されると共に、アッパハウジング12の透孔15
より外部へ張り出される操作ノブ部16−4と、その操
作ノブ部16−4の周縁から鍔状に延びるフランジ部1
6−5とからなる断面略ハット形状のスイッチ操作部
6−1が一体形成されているものである。
【0009】さらにこの防水カバー16の周辺には断面
円形の肉厚部16−2が形成されており、この肉厚部1
6−2を挟持するロアハウジング11及びアッパハウジ
ング12には、その肉厚部16−2が嵌入する略半円形
状の溝11−1及び12−1が形成されているものであ
る。なお肉厚部16−2にはロアハウジングに嵌入され
る位置決め用突起16−3が設けられている。
【0010】このように本実施例のリモコンスイッチに
あっては、押ボタンスイッチ本体14を押動せしめるた
めのスイッチ操作部16−1を防水カバー16と一体に
形成したものであるから、従来では、防水カバースイ
ッチ操作部とが別体であったものに比して部品点数が削
減できると共に、リモコンスイッチの組立作業性が向上
される。また従来例では、スイッチ本体14の上部に防
カバースイッチ操作部が二重に位置される構造であ
るのに対し、本実施例では、スイッチ操作部が省けるの
で、リモコンスイッチの全体厚さを薄型に形成すること
ができる。
【0011】また本実施例では防水カバー16の周辺に
肉厚部16−2を形成して、この防水カバー16のハウ
ジング内組付時において、この肉厚部16−2をハウジ
ングに形成されている溝11−1又は12−1に嵌合
持させ、さらに肉厚部16−2に一体形成されている位
置決め用突起16−3をロアハウジング11嵌合する
構成であるから、両ハウジングと防水カバーとの位置決
めを確保せしめることができる。
【0012】従ってリモコンスイッチの組立作業性が大
幅に向上されると共に、その肉厚部16−2が溝11−
1と12−1間で挟持されることで防水カバー辺縁部と
ロアハウジング11及びアッパハウジング12との結合
強度が高められ、両ハウジングに対する防水カバーの位
置ずれが有効に防止されて、アッパハウジング12に形
成した透孔15の軸心とスイッチ操作部16−1の軸心
との間で平面的なずれを生じることがなく、スイッチ操
作部16−1で押動された操作力を、押ボタンスイッチ
の駆動部14−1へ有効に伝達させることができ、これ
によりスイッチの操作性が損なわれることがない。ま
た、上記防水カバーの位置ずれ防止によりハウジングと
防水カバー間での防水性が高められる。
【0013】さらには上記防水カバー16には、操作ノ
ブ部16−4とフランジ部16−5とからなる断面略ハ
ット形状のスイッチ操作部16−1を形成して、そのフ
ランジ部16−5により、スイッチ操作部の押下時にお
いて軟質防水カバーに作用する変形応力が、上記フラン
ジ部16−5により分散されることから、軟質防水カバ
ーにおいて応力集中が解消され、これにより該防水カバ
ーの耐久性が向上する。
【0014】さらに防水カバー16の肉厚部に位置決め
用の突起16−3が形成されていることから、リモコン
スイッチの組立作業時に、ロアハウジング11上に被着
した防水カバー16を、その位置決め用突起16−3を
介してロアハウジング11の 溝11−1内へ仮位置決め
することができ、これによって防水カバーのスイッチ操
作面が透孔15表面より沈み込まれたり、またその表面
から異常に突出されることがないのでスイッチの見栄え
を良くすることができる。またスイッチの操作性が損な
われることがない。
【0015】
【考案の効果】以上のように本考案は、硬質樹脂製のス
イッチケース11の容部にプリント配線板13に固定さ
れたスイッチ機構14を収容しかつ前記スイッチケース
11の蓋部12に前記スイッチ機構の駆動部材14−1
と対応された開口15を有し、前記スイッチケース11
と蓋部12との間の重合部に周縁16−2が挟持係着さ
れかつ前記開口15からスイッチ操作部16−1が露出
される軟質防水カバー16を設けてなるリモコンスイッ
チの防水構造であるからこれによれば、従来のこの種
のリモコンスイッチに比して独立したスイッチ操作部品
が省けるので部品点数の削減に伴なう組立作業性の向
上、経済性の向上が高められ、さらには小型化が可能と
る。
【0016】さらに本考案では、防水カバーに設けた肉
厚部16−2と、両ハウジングに設けた溝11−1,1
2−1との係合作用により両ハウジングと防水カバーと
の結合維持が確実となり、これにより防水カバーの位置
ずれが有効に防止されて、スイッチ操作部16−1によ
る押釦スイッチへの操作性が向上されると共に上記防水
カバーの位置ずれ防止によりハウジングと防水カバー間
の防水性が高められる。また断面略ハット形状である上
記スイッチ操作部16−1によりそのスイッチ操作部に
おける集中応力が回避されて軟質防水カバーの耐久性が
向上すると共に、スイッチ操作部の変形が防止されスイ
ッチ外観の見栄えが高められさらにはスイッチ操作の確
実性が向上する。
【0017】さらに本考案では、肉厚部に形成された位
置決め用突起により、リモコンスイッチ組立作業時の防
水カバーとロアハウジングとの位置決めを容易かつ確実
ならしめることができ、これによってもスイッチ操作部
の変形が防止されてスイッチ 外観の見栄えが高められる
と共にスイッチ操作の確実性が向上するという効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のリモコンスイッチ防水構造を示した説明
図。
【図2】本考案よりなるリモコンスイッチ防水構造の実
施例を示した断面説明図。
【符号の説明】
11:ロアハウジング(スイッチケース) 12:アッパハウジング(蓋部) 13:プリント基板 14:押ボタンスイッチ 15:透孔 16:防水カバー

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチ機構(14を内装する硬質樹脂
    製のスイッチケース(11)と、該スイッチケース(1
    1)上に被着されると共に、上記スイッチ機構の駆動部
    材(14−1)と対応するスイッチ操作用の開口(1
    5)を設けた蓋部(12)を有し、上記スイッチケース
    (11)と蓋部(12)との重り面で軟質防水カバー
    (16)の周縁を挟持するスイッチ構造において、 上記スイッチケース(11)と蓋部(12)との重り面
    それぞれに、略半円形状の溝(11−1)と溝(12−
    1)を形成し、さらに上記軟質防水カバー(16)の周
    辺には、上記双方の溝(11−1)と(12−1)内で
    嵌合挟持される断面略円形の肉厚部(16−2)を形成
    し、また軟質防水カバー(16)の上記開口(15)と
    の対応位置に、その開口(15)から露出されかつ内面
    が上記スイッチ機構の駆動部材(14−1)に当接され
    る操作ノブ部(16−4)及び該操作ノブ部(16−
    4)の周縁から鍔状に延びるフランジ部(16−5)と
    からなる断面略ハット形状のスイッチ操作部(16−
    1)を形成したことを特徴とするリモコンスイッチの防
    水構造。
  2. 【請求項2】 肉厚部(16−2)の溝(11−1)と
    の接合面に、位置決め用突起(16−3)を設けたこと
    を特徴とする請求項1記載のリモコンスイッチ防水構
    造。
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