JP2590801Y2 - トップライトの構造 - Google Patents

トップライトの構造

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JP2590801Y2
JP2590801Y2 JP1993005782U JP578293U JP2590801Y2 JP 2590801 Y2 JP2590801 Y2 JP 2590801Y2 JP 1993005782 U JP1993005782 U JP 1993005782U JP 578293 U JP578293 U JP 578293U JP 2590801 Y2 JP2590801 Y2 JP 2590801Y2
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JP
Japan
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light
lighting
reflectors
reflector
ceiling
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眞吾 小沢
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Kajima Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、トップライトの構造に
関し、特には屋根面の下方に天井空間を介して天井面を
貼設してなる室内上部に形成されるトップライトの構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】トップライトは、屋根面と室内とを連通
する採光部を穿設し、その採光部に透明硝子等からなる
透光性の板材を嵌め込んだものや、上記採光部に透光性
材料を嵌め込んだ窓を配置したいわゆる天窓等がある。
上記トップライトから室内への採光量は、壁面に配置さ
れた窓からの採光量の3倍であり、光熱コストを削減す
る効果がある。また、フロアー面積が広い建物において
も、トップライトを配置することによって、通常は自然
光が行き渡らないフロアーの中心部にまで自然光を取り
込むことができる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記構造のト
ップライトには、以下の様な問題点があった。すなわ
ち、上記のトップライトは、屋根面と室内とを連通する
採光部に設けられる。しかし、屋上等の屋根面には、設
備機器等が配置されていたり、また建物の構造上の問題
等から採光部を穿設する位置には制限がある。したがっ
て、採光を必要とする室内上部の屋根面に必ずしも採光
部を設けられるわけではない。このため、トップライト
の配置位置も限られたものであった。
【0004】そこで、本考案は上記の問題点を解決し、
建物内部のいずれの箇所でも採光することのできるトッ
プライトを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの本考案のトップライトの構造は、屋根面に穿設され
た第一の採光部、屋根面下の天井面に穿設された第二の
採光部、これらの屋根面と天井面との成す天井空間内に
配置された第一の反射板及び第二の反射板で構成されて
いる。そして、特に、上記第二の採光部は、上記第一の
採光部の直下からずれた位置に複数設けられ、また上記
第一の反射板は、第一の採光部の直下に互いに背中合わ
せの状態で複数配置され、当該第一の採光部から入射す
る光を上記各第二の採光部の上方側にそれぞれ反射する
ものであり、さらに上記第二の反射板は、各第二の採光
部の直上に配置され、上記各第一の反射板で反射された
光を前記各第二の採光部へ反射するものであることを特
徴としている。
【0006】
【作用】屋根面に設けられた第一の採光部の直下には、
互いに背中合わせの状態で複数の第一の反射板が配置さ
れていることから、この第一の採光部を通過して上記各
第一の反射板で反射された光は、それぞれ異なる方向に
反射される。そして、これらの第一の反射板は、当該第
一の採光部から入射する光を第二の採光部の上方 側に反
射するものであり、かつ各第二の採光部の直上には各第
一の反射板で反射された光を上記各第二の採光部へ反射
する第二の反射板がそれぞれ配置されていることから、
一箇所に設けた第一の採光部から入射した光が、各第一
の反射板で反射することによって複数方向に分割され、
複数箇所に設けた第二の採光部から採光されることにな
るのである。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本考案の実施例のトップライトの構造を
示す図である。図において、1は建物の屋根面であり、
屋根面1の下方には天井面2が貼設されている。上記屋
根面1と天井面2との間には天井空間3が設けられ、天
井面2の下方は、室内空間4になっている。
【0008】上記屋根面1には、第一の採光部1aが穿
設されている。この第一の採光部1aは、建物の構造上
あるいは設備機器の配置上支障を来さない位置であれば
何処でも良い。そして、透光性を有する板材1bが、こ
の第一の採光部1aを塞ぐ状態で配設されている。
【0009】また、上記天井面2には、第二の採光部2
aが穿設されている。この第二の採光部2aは、下方の
室内空間4において採光を行いたい位置の上部で、且つ
上記第一の採光部1aの真下からずれた複数の位置に
れぞれ設けられている。すなわち、天井面2には、複数
の第2の採光部2aが設けられているのである。そし
て、透光性を有する板材2bが、これらの第一の採光部
2aを覆う状態で配設されている。
【0010】上記の天井空間3には、平らな板の片面に
光を反射する面を形成した第一の反射板Aと第二の反射
板Bの二枚の反射板が複数組配置されている。すなわ
ち、天井空間3には、複数枚の第一の反射板Aと、第一
の反射板Aと同じ枚数の第二の反射板Bとが配置されて
いるのである。上記第一の反射板Aは、上記第一の採
光部1aの直下に互いに背中合わせに設けられるもので
あり、それぞれの反射面を上方に向けた所定の配置角度
θa に傾けて配置される。また、上記第二の反射板B
は、上記第二の採光部2aの直上に設けられたもので
あり、反射面を下方に向けて所定の配置角度θb に傾け
て設置される。さらに、一組の第一の反射板Aと第二の
反射板Bとは、それぞれの反射面を向かい合わせた状態
で配置される。このような配置にすることによって、第
一の反射板Aは、第一の採光部1aから入射する光を
第二の採光部2aの上方側(すなわち第二の反射板B)
に向けて反射するものになり、第二の反射板Bは、第一
の反射板Aで反射された光を第二の採光部2aへ向けて
反射するものになるのである。
【0011】上記第一の反射板Aと第二の反射板Bのそ
れぞれの配置角度θa ,θb は、第一の採光部1aから
採光する光の入射角度や、各第二の採光部2aから室
内空間4への採光角度等によって決められる。例えば、
入射角度90度で入射する光を、90度の採光角度で
室内空間4に採光したい場合には、第一の反射板Aと第
二の反射板Bの配置角度θa ,θb を天井面2に対して
45度に傾けて設置する。
【0012】上記の構造のトップライトからは、以下の
ようにして室内空間4に光が採光される。先ず、第一
の採光部1aに入射角度90度で入射した光は、第一
の採光部1aの下方に配置された第一の反射板Aの反
射面で反射される。これらの第一の反射板Aは、配置角
度θa=45度で設置されており、各第一の反射板Aに入
射した光は、天井面2に対して水平に、かつそれぞれ
の第一の反射板Aの反射面が向かう方向にそれぞれ反射
される。また、上記第一の反射板Aと第二の反射板B
は、それぞれの反射面が向かい合うように配置されてい
るので、各第一の反射板Aで反射した光は、上記
二の反射板Bに入射する。この第二の反射板Bは、配置
角度θb=45度で設置されているので、各第二の反射板
Bに入射した光は、天井面2に対して垂直に反射され
る。第二の反射板Bは、第二の採光部2aの直上に
配置されているため、各第二の反射板Bで反射した光
は、第二の採光部2aを通過して室内空間4に採光さ
れる。すなわち、屋根面1の一箇所に設けられた第一の
採光部1aに入射した光が、天井面2に設けられた二
箇所の第二の採光部2aから採光されるようになるので
ある。
【0013】上記のトップライトにおいては、例えば直
達日射の照射角度に合わせて第一の反射板Aの配置角度
θa を変更することによって、より多くの採光を得るこ
とができる。また、第二の反射板Bの配置角度θb を変
更することによって、室内空間1への光の採光角度が
変化する。
【0014】図2には、他の実施例として、三枚の第一
の反射板Aを三角錐状に配置したものを示した。この場
合、第二の反射板Bも三枚配置され、第二の採光部1b
も三箇所に設けられる。上記各第一の反射板Aに対する
これらの第二の反射板B及び第二の採光部1bの配置状
態は、上記実施例と同様である。このような構成にした
場合には、屋根面1の一か所に設けられた第一の採光部
1aに入射した光が、天井面2に設けられた3箇所の
第二の採光部2aから採光されるようになるのである。
【0015】
【考案の効果】以上説明したように、本考案のトップラ
イトによれば、複数組の第一の反射板及び第二の反射板
を設けたことによって、一箇所に設けた第一の採光部か
ら入射した光を分割し、複数箇所に設けた第二の採光部
から室内空間に採光することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す図である。
【図2】本考案の他の実施例を示す図である。
【符号の説明】
1 屋根面 1a 第一の採光部 2 天井面 2a 第二の採光部 3 天井空間 4 室内空間 A 第一の反板 B 第二の反射板 光

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋根面と、該屋根面の下方に貼設された
    天井面と、前記屋根面と前記天井面とのなす天井空間と
    に形成されるトップライトの構造であって、 屋根面に穿設された第一の採光部と、 前記屋根面下の天井面において、前記第一の採光部の直
    下からずれた位置に穿設された複数の第二の採光部と、 前記天井空間内における前記第一の採光部の直下に互い
    に背中合わせの状態で配置され、前記第一の採光部から
    入射する光を前記各第二の採光部の上方側にそれぞれ反
    射する複数の第一の反射板と、 前記天井空間内における前記各第二の採光部の直上に配
    置され、前記各第一の反射板で反射された光を前記各第
    二の採光部へ反射する複数の第二の反射板と を有するこ
    とを特徴とするトップライトの構造。
JP1993005782U 1993-01-26 1993-01-26 トップライトの構造 Expired - Lifetime JP2590801Y2 (ja)

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JPH0658027U JPH0658027U (ja) 1994-08-12
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5428062B2 (ja) * 2010-01-07 2014-02-26 株式会社 マテリアルハウス モニター屋根およびモニター屋根内部の反射光路形成方法
JP6173417B2 (ja) * 2015-12-07 2017-08-02 住友不動産株式会社 導光手段を設けたスライド扉

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JPS5933607U (ja) * 1982-08-25 1984-03-01 松下電工株式会社 換気採光装置
JPS60182601A (ja) * 1984-02-28 1985-09-18 大下 一義 集光装置

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