JP2590336B2

JP2590336B2 - 制御プログラム表示装置

Info

Publication number: JP2590336B2
Application number: JP62153250A
Authority: JP
Inventors: 悦郎鈴木
Original assignee: Mitsubishi Electric Corp
Current assignee: Mitsubishi Electric Corp
Priority date: 1987-06-22
Filing date: 1987-06-22
Publication date: 1997-03-12
Anticipated expiration: 2012-03-12
Also published as: JPS63317808A

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明はプログラムの表示装置に関し、さらに詳しく
は被制御対象を並列制御する数値制御装置、例えば２以
上の主軸で構成される２以上の刃物台を有する多軸旋盤
の加工プログラムを表示する表示装置に関する。

［従来の技術］第４図は複数の加工プログラムに従って被制御対象を
並列運転する従来の数値制御装置のブロック図である。
第４図において、（１）及び（６）はそれぞれ第１系統
の加工プログラム及び第２系統の加工プログラムを格納
している第１系統の加工プログラムファイル及び第２系
統の加工プログラムファイル、（２）及び（７）はそれ
ぞれ第１系統の加工プログラムファイル（１）及び第２
系統の加工プログラムファイル（６）から第１系統の加
工プログラム及び第２系統の加工プログラムを読み出す
第１系統の読取制御部及び第２系統の読取制御部、
（３）及び（８）はそれぞれ読み取った第１系統の加工
プログラム及び第２系統の加工プログラムを制御指令に
変換する第１系統の制御指令変換部及び第２系統の制御
指令変換部、（４）及び（９）はそれぞれ運転状態に応
じて制御指令を出力する第１系統の制御指令出力部及び
第２系統の制御指令出力部、（５）及び（10）はそれぞ
れの被制御対象を駆動する駆動部、（11）は第１系統の
加工プログラム及び第２系統の加工プログラムを表示す
るための表示制御部、（12）は表示装置である。なお、
第１系統の制御指令出力部（４）及び第２系統の制御指
令出力部（９）は、制御指令の中に同期指令があるとき
は、第２系統の制御指令出力部（９）及び第１系統の制
御指令出力部（４）に同期指令が現われるまで、出力を
待ち合わせるようになっている。

次に、従来の数値制御装置の動作について説明する。
まず、第１系統の読取制御部（２）が第１系統の加工プ
ログラムファイル（１）から第１系統の加工プログラム
を１行分読み出すと、第１系統の制御指令変換部（３）
は読み出した加工プログラムを解釈して制御し易い形式
に変換する。次いで、第１系統の制御指令出力部（４）
は第１系統の被制御対象の起動、停止等の運転状態に従
って、この制御指令を第１系統駆動部（５）に出力す
る。同様にして、第２系統の読取制御部（７）が第２系
統の加工プログラムファイル（６）から第２系統の加工
プログラムを１行分読み出すと、第２系統の制御指令変
換部（８）は読み出した加工プログラムを解釈して制御
し易い形式に変換する。次いで、第２系統の制御指令出
力部（９）は第２系統の被制御対象の起動、停止等の運
転状態に従って、この制御指令を第２系統の駆動部（1
0）に出力する。

一方、表示制御部（11）は第１系統の加工プログラム
ファイル（１）の加工プログラム及び第２系統の加工プ
ログラムファイル（６）の加工プログラムをファイルに
格納されている通りの順序で表示装置（12）の表示画面
に表示する。第５図は表示装置（12）の表示画面を示す
図である。第５図はB1が第１系統の加工プログラムの標
題、B2、B3、B4、B5及びB6が第１系統の指令、B7が第２
系統の加工プログラムの標題、B8、B9、B10、B11及びB1
2が第２系統の指令である。

この場合、第１系統の制御指令出力部（４）及び第２
系統の制御指令出力部（９）はそれぞれ第１系統の加工
プログラム及び第２系統の加工プログラム中に同期指令
があると、第２系統の制御指令出力部（９）及び第１系
統の制御指令出力部（４）制御指令に同期指令が現れる
まで待ち合わせをする。即ち、第１系統の同期指令と第
２系統の同期指令とは、同期指令が現れる以前の互いの
時間的関係がどのようにずれていても、必ずそれぞれの
加工プログラムを同時に実行する。

［発明が解決しようとする問題点］ところで、上記構成の従来の数値制御装置は、上述し
たように運転時に同期指令があって互いに待ち合せをす
る場合、同期指令B3及びB10の次のステップであるB4及
びB11の加工プログラムの実行開始が実際の運転時に同
期動作する。

しかし、表示画面では加工プログラムファイル
（１）、（６）に格納されている順序で前から順に詰め
て表示するので、同期指令以降の表示がずれてしまい、
第１系統の加工プログラムと第２系統の加工プログラム
との相互関係が把握し難いという問題があった。

又、第１系統の加工プログラムと第２系統の加工プロ
グラムとの相互関係を把握するために、加工プログラム
を目で追って同期指令を探し出そうとしても、多くの同
期指令がある加工プログラムでは何番目の同期指令であ
るのかを数えるときに、同期指令を見落とすことがある
という問題があった。

本発明は上記問題点を解決するためになされたもの
で、実際の運転で待ち合わせが行なわれていることを、
表示画面で分かり易く表示することにより、並列運転の
状態を表示画面上で確認できる表示装置を提供すること
を目的とする。

［問題点を解決するための手段］本発明に係る表示装置は、少なくとも２個以上の被制
御対象を並列制御する同数の制御プログラムを、単一の
表示装置の画面上に、それぞれ並列表示する制御プログ
ラム表示装置において、あらかじめ記憶された前記複数
の制御プログラムをそれぞれステップ毎に順次読込むプ
ログラム読込手段と、前記プログラム読込手段が読込ん
だ制御プログラムのステップが他の制御プログラム内の
対応したステップとの同期した実行開始を指示する同期
指令か否かをそれぞれ検出する同期指令検出手段と、前
記読込んだ複数のいずれの制御プログラムからも前記同
期指令が検出されないときには、該読込んだ複数の制御
プログラムを、それぞれ並列してステップ毎に各行とし
て順次表示し、前記読込んだいずれかの制御プログラム
から同期指令が検出されたときには、該同期指令に対応
する他の制御プログラム内の同期指令がすべて検出され
る時点まで、該当制御プログラムの表示は空白行とし
て、前記対応するすべての同期指令が検出された時点
で、該検出されたすべての同期指令を同一行に並列に表
示する表示制御手段とを備えたものである。

［作用］本発明においては、少なくとも２個以上の被制御対象
を並列制御する同数の制御プログラムを、単一の表示装
置の画面上に、それぞれ並列表示する制御プログラム表
示装置において、プログラム読込手段はあらかじめ記憶
された前記複数の制御プログラムをそれぞれステップ毎
に順次読込む。同期指令検出手段は前記プログラム読込
手段が読込んだ制御プログラムのステップが他の制御プ
ログラム内の対応したステップとの同期した実行開始を
指示する同期指令か否かをそれぞれ検出する。表示制御
手段は前記読込んだ複数のいずれの制御プログラムから
も前記同期指令が検出されないときには、該読込んだ複
数の制御プログラムを、それぞれ並列してステップ毎に
各行として順次表示し、前記読込んだいずれかの制御プ
ログラムから同期指令が検出されたときには、該同期指
令に対応する他の制御プログラム内の同期指令がすべて
検出される時点まで、該当制御プログラムの表示は空白
行として、前記対応するすべての同期指令が検出された
時点で、該検出されたすべての同期指令を同一行に並列
に表示する。

［実施例］以下、本発明の一実施例を添付図面を参照して詳細に
説明する。

第１図は本発明に係る表示装置を適用した数値制御装
置のブロック図である。なお、第１図において第４図と
同様の機能を果たす部分については同一の符号を付し、
その説明は省略する。第１図において、（13）は第１系
統の加工プログラム及び第２系統の加工プログラムを読
み込んで、同期指令を検出し、第１系統の加工プログラ
ム及び第２系統の加工プログラムが同期実行されるべき
旨を表示装置（12）に表示する同期表示制御部である。

次に、本発明に係る表示装置の動作について、第２図
のフローチャートを参照して説明する。

（１）ステップS1〜S2 同期表示制御部（13）は第１系統の加工プログラムフ
ァイル（１）及び第２系統の加工プログラムファイル
（６）から加工プログラムを１行（１ステップ）だけ読
み出す。

（２）ステップS3〜S5 同期表示制御部（13）は第１系統の加工プログラムが
同期指令であり、かつ第２系統の加工プログラムが同期
指令であるとき（ステップS3）、又は、第１系統の加工
プログラムが同期指令でなく、かつ第２系統の加工プロ
グラムが同期指令でないときは（ステップS4）、読み出
した加工プログラムを表示装置（12）にそのまま表示す
る（ステップS5）。即ち、第３図に示すように第１系統
の加工プログラムが同期指令B3であり、かつ第２系統の
加工プログラムが同期指令B10であれば、『N2!;』及び『N3!;』というように表示されることにな
る。又、第１系統の加工プログラムが同期指令以外の指
令B1、B2、B4、B5又はB6であり、かつ第２系統の加工プ
ログラムが同期指令以外の指令B7、B8、B9、B11又はB12
であれば、その指令がそのまま表示されることになる。

（３）ステップS6〜S8 同期表示制御部（13）は第１系統の加工プログラムが
同期指令であり、かつ第２系統の加工プログラムが同期
指令でないとき（ステップS6）、第１系統の加工プログ
ラムの同期指令を表示すべき位置に空白行を表示すると
ともに、第２系統の加工プログラムの指令（同期指令以
外の指令）を表示する（ステップS7）。次いで、次に第
１系統の加工プログラムを読み出すときに、再び同じ加
工プログラム、即ち同期指令を読み出すように、読み出
しポインタを戻す（ステップS8）。

（４）ステップS9〜S10 同期表示制御部（13）は第１系統の加工プログラムが
同期指令でなく、かつ第２系統の加工プログラムが同期
指令であるとき（ステップS7）、第１系統の加工プログ
ラムの指令（同期指令以外の指令）を表示するととも
に、第２系統の加工プログラムの同期指令を表示すべき
位置に空白行を表示する（ステップS9）。次いで、次に
第２系統の加工プログラムを読み出すときに、再び同じ
加工プログラムを読み出すように、読み出しポインタを
戻す（ステップS10）。

（５）ステップS11 同期表示制御部（13）は表示装置（12）の表示可能行
数が満たされるまで、ステップS1〜S11を繰り返し実行
し、同期指令により待ち合わせが制御される被制御対象
に一致する表示画面が得られることになる。第３図にお
いて、B13は第１系統の同期信号は検出されたが、第２
系統の同期信号はまだ検出されない時点の待ち合せ用の
空白行であり、B3とB10とは、第１系統の同期指令に対
応する第２系統の同期指令が検出された時点で、２つの
同期指令が同一行に表示されている。従ってこれら２つ
の同期指令の次のステップに表示された、第１系統のB4
の加工プログラムの実行と、第２系統のB11の加工プロ
グラムの実行とが同期して開始されることが容易に理解
できる。

なお、本実施例では第１系統及び第２系統の２つの系
統における加工プログラムの表示について説明したが、
さらに多くの系統の加工プログラムを並列に表示する場
合であっても、対象となる加工プログラムの種類が増す
だけで本実施例と同様の処理を行なうことができる。

又、本実施例では表示画面の一面に二つの系統の加工
プログラムを並列表示しているが、画面を別に分けて表
示しても、切り換えて表示してもよい。

［発明の効果］以上説明したように本発明によれば、少なくとも２個
以上の被制御対象を並列制御する同数の制御プログラム
を、単一の表示装置の画面上に、それぞれ並列表示する
制御プログラム表示装置において、あらかじめ記憶され
た前記複数の制御プログラムをそれぞれステップ毎に順
次読込み、この読込んだ制御プログラムのステップが他
の制御プログラム内の対応したステップとの同期した実
行開始を指示する同期指令か否かをそれぞれ検出し、前
記読込んだ複数のいずれの制御プログラムからも前記同
期指令が検出されないときには、該読込んだ複数の制御
プログラムを、それぞれ並列してステップ毎に各行とし
て順次表示し、前記読込んだいずれかの制御プログラム
から同期指令が検出されたときは、該同期指令に対応す
る他の制御プログラム内の同期指令がすべて検出される
時点まで、該当制御プログラムの表示は空白行として、
前記対応するすべての同期指令が検出された時点で、該
検出されたすべての同期指令を同一行に並列に表示する
ようにしたので、この並列表示された複数の制御プログ
ラムを、それぞれステップ毎に目視によりチェックでき
ると共に、待ち合せ動作後に同期した実行開始が行なわ
れる関連するステップの確認も容易となり、また段取り
時間も著しく短縮される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る表示装置を適用した数値制御装置
のブロック図、第２図は第１図に示した同期表示制御部
の動作を示すフローチャート、第３図は第１図に示した
同期表示制御部により表示される表示画面の説明図、第
４図は従来の複数の加工プログラムを並列運転する数値
制御装置のブロック図、第５図は従来の数値制御装置に
より表示される表示画面の説明図である。各図中、１、６はファイル、２、７は読取制御部、３、
８は制御指令変換部、４、９は制御指令出力部、５、10
は駆動部、12は表示装置、13はファイル内容同期表示制
御部である。なお、各図中同一符号は同一又は相当部分を示すもので
ある。

Claims

(57)【特許請求の範囲】

【請求項１】少なくとも２個以上の被制御対象を並列制
御する同数の制御プログラムを、単一の表示装置の画面
上に、それぞれ並列表示する制御プログラム表示装置に
おいて、あらかじめ記憶された前記複数の制御プログラムをそれ
ぞれステップ毎に順次読込むプログラム読込手段と、前記プログラム読込手段が読込んだ制御プログラムのス
テップが他の制御プログラム内の対応したステップとの
同期した実行開始を指示する同期指令か否かをそれぞれ
検出する同期指令検出手段と、前記読込んだ複数のいずれの制御プログラムからも前記
同期指令が検出されないときには、該読込んだ複数の制
御プログラムを、それぞれ並列してステップ毎に各行と
して順次表示し、前記読込んだいずれかの制御プログラムから同期指令が
検出されたときには、該同期指令に対応する他の制御プ
ログラム内の同期指令がすべて検出される時点まで、該
当制御プログラムの表示は空白行として、前記対応する
すべての同期指令が検出された時点で、該検出されたす
べての同期指令を同一行に並列に表示する表示制御手段
とを備えたことを特徴とする制御プログラム表示装置。