JP2590268Y2 - 配線器具スイッチの組立構造 - Google Patents

配線器具スイッチの組立構造

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JP2590268Y2
JP2590268Y2 JP1990047184U JP4718490U JP2590268Y2 JP 2590268 Y2 JP2590268 Y2 JP 2590268Y2 JP 1990047184 U JP1990047184 U JP 1990047184U JP 4718490 U JP4718490 U JP 4718490U JP 2590268 Y2 JP2590268 Y2 JP 2590268Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、配線器具スイッチの組立構造に関し、詳し
くは組立性を大巾に高めようとする技術に係るものであ
る。
[従来の技術] 従来、第18図に示すように、スイッチ部を内蔵したボ
ディ5aにカバー5bが接続される配線器具スイッチの組立
構造は、ボディ5a及びカバー5bはスイッチ部の開閉にて
生じるアークにても損傷されることがないように、ユリ
ヤ樹脂等の熱硬化性樹脂の成形品であり、ボディ5aとカ
バー5bとの接続組立てに際しては、ボディ5aの上にカバ
ー5bを載設し、両者に形成された凹溝a,a内に金属板材
部品bを挿入し、その後、先端の二股部cを広げてかし
め、ボディ5aとカバー5bとを接続するものである。
[考案が解決しようとする課題] ところが、このような組立構造においては、金属板材
部品bが必要となるとともに、その先端を広げてかしめ
る作業を要し、部品数が増すとともに組立工数も増すと
いう問題があった。
本考案はこのような問題に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、接続組立てのための別部
材を要することなくかつ組立てを容易迅速に行うことが
できる配線器具スイッチの組立構造を提供することにあ
る。
[課題を解決するための手段] 本考案の配線器具スイッチの組立構造は、ボディ5aの
外周面にカバー5bが外嵌接続されて構成され配線器具用
に規格化されている取付枠2に3個まで取り付けること
ができる単位寸法の1個分の寸法に形成されるとともに
取付枠2の側片2bに設けられる係止孔8と係合する係止
爪11aが突設される器体と、器体内の両端に形成される
一対の接続端子収納部13,14の一方に収納される共通端
子板15、鎖錠ばね16、解除釦17からなる速結端子と、他
方の接続端子収納部14に収納される端子板18,20、鎖錠
ばね19,21、解除釦22からなる接続端子部と、前記端子
板18,20に設けられる固体接点25a,25bに接離する可動接
点29を有するとともに共通端子板15との接触部分を中心
に反転自在に器体内に配設される開閉体24と、器体の前
面に露出する押釦ハンドル32、該押釦ハンドル32の直線
方向の動きに応じて反転する反転ハンドル31、上記押釦
ハンドル32と反転ハンドル31との間に介在されて押釦ハ
ンドル32の直線方向の動きを反転ハンドル31の反転運動
に変換させるスライドカム33、上記押釦ハンドル32を押
操作の方向とは反対方向に付勢する復帰ばね37を具備し
て押釦ハンドル32が押操作されるときに可動接点29を有
する開閉体24をコイルスプリング30を介して反転駆動す
る反転機構手段と、ボディ5aの対向する側面の各々の外
面に一対ずつ突設される4つの係止突起9と、靱性があ
りクリープ特性に優れた合成樹脂製の成形品から成るカ
バー5bの両側壁に対向して延出されるとともに係止突起
9を乗り越えて弾性復元変位し且つ各係止突起9に嵌合
するボディ係止孔10a,10bが形成される4つの係止脚10
とを備え、ボディ係止孔10a,10bとの嵌合時に係止脚10
と当接する係止突起9の端面を嵌合方向に向かって傾斜
する傾斜面9aとしたことを特徴とするものである。
[作用] このように、ボディ5aの外周面にカバー5bが外嵌接続
されて構成され配線器具用に規格化されている取付枠2
に3個まで取り付けることができる単位寸法の1個分の
寸法に形成されるとともに取付枠2の側片2bに設けられ
る係止孔8と係合する係止爪11aが突設される器体と、
器体内の両端に形成される一対の接続端子収納部13,14
の一方に収納される共通端子板15、鎖錠ばね16、解除釦
17からなる速結端子と、他方の接続端子収納部14に収納
される端子板18,20、鎖錠ばね19,21、解除釦22からなる
接続端子部と、前記端子板18,20に設けられる固定接点2
5a,25bに接離する可動接点29を有するとともに共通端子
板15との接触部分を中心に反転自在に器体内に配設され
る開閉体24と、器体の前面に露出する押釦ハンドル32、
該押釦ハンドル32の直線方向の動きに応じて反転する反
転ハンドル31、上記押釦ハンドル32と反転ハンドル31と
の間に介在されて押釦ハンドル32の直線方向の動きを反
転ハンドル31の反転運動に変換させるスライドカム33、
上記押釦ハンドル32を押操作の方向とは反対方向に付勢
する復帰ばね37を具備して押釦ハンドル32が押操作され
るときに可動接点29を有する開閉体24をコイルスプリン
グ30を介して反転駆動する反転機構手段と、ボディ5aの
対向する側面の各々の外面に一対ずつ突設される4つの
係止突起9と、靱性がありクリープ特性に優れた合成樹
脂製の成形品から成るカバー5bの両側壁に対向して延出
されるとともに係止突起9を乗り越えて弾性復元変位し
且つ各係止突起9に嵌合するボディ係止孔10a,10bが形
成される4つの係止脚10とを備え、ボディ係止孔10a,10
bとの嵌合時に係止脚10と当接する係止突起9の端面を
嵌合方向に向かって傾斜する傾斜面9aとしたことによ
り、靱性がありクリープ特性に優れた合成樹脂製の成形
品のカバー5bの係止脚10がその弾性変位にて係止突起9
を乗り越えて係止脚10のボディ係止孔10aが係止突起9
に係合して接続組立てが行え、別途に接続金具を要する
ことなくカバー5bのボディ5aへの接続組立てを容易迅速
に行えるようにするとともに、接続組立て時には係止脚
10の先端部分が係止突起9の傾斜面9aと当接し、この傾
斜面9aによって係止脚10がガイドされ且つ外側に拡げら
れることから、係止脚10が容易に係止突起9を乗り越え
ることができ、組立作業が非常に容易になる。また、規
格化されている取付枠2に取り付け可能な寸法に器体を
形成しているため、取付枠2を用いる埋込型の配線器具
と取付枠2などを共用することができて取付用の部材を
あらたに製造する必要がないから製造コストの低減につ
ながり、施工時においても配線器具と同様の施工技術を
適用できるから新たな技術の習得が不要になり、さら
に、接続端子部13,14に鎖錠ばね19,21を用いた速結端子
構造を採用したことにより、配線作業を簡素化して施工
を容易にするものである。
[実施例] 以下本考案を添付図面を示す実施例に基づいて詳述す
る。
第1図に示す押釦スイッチ5は合成樹脂製のボディ5a
と、合成樹脂製のカバー5bとで器体を形成してあり、カ
バー5bの対向する一対の側面から垂下したボディ5aの係
止脚10に設けたボディ係止孔10aをボディ5aの係止突起
9に係止させて結合する。ここで、ボディ係止孔10a,10
bとの嵌合時に係止脚10…と当接する係止突起9の端面
を嵌合方向に向かって傾斜する傾斜面9aとしており、係
止脚10の先端部分が係止突起9の傾斜面9aと当接し、こ
の傾斜面9aによって係止脚10がガイドされ且つ外側に拡
げられることから、係止脚10が容易に係止突起9を乗り
越えることができ、係止脚10のボディ係合孔10aを係止
突起9に円滑に係入接続することができる。カバー5bは
GF-PBT(グラスファイバーにて強化されたポリブチレン
テレフタレート)のような熱可塑性樹脂製で、靱性があ
りクリープ特性に優れたものである。押釦スイッチ5は
規格化された配線器具の1モジュールの大きさに形成し
てある。
カバー5bには更に両側面に取付枠2の両側片2b,2bの
縦辺に穿設してある係止孔8に対応した係止爪11a,11b
を夫々一体突設し、一方の係止爪11bの背部にはカバー5
bの外壁を上下に貫通した孔よりなるたわみ代を得るた
めの空間12を形成して、係止爪11bが背方へ弾性的にた
わむことができるようになっている。カバー5bの上部の
一端部側には係止用突部70が設けてあり、この係止用突
部70よりもやや内側において支点用突起71が突設してあ
り、更に、カバー5bの上部の他端部には孔部72が設けて
あり、孔部72の開口縁が係止縁72aとなっている。
ボディ5aの両側に接続端子収納部13,14を形成し、一
方の接続端子収納部13には共通端子板15、鎖錠ばね16、
解除釦17からなる速結端子を収納し、他方の接続端子収
納部14には第1の接続端子部を構成する端子板18、鎖錠
ばね19と、第2の接続端子部を構成する端子板20、鎖錠
ばね21とを収納し、また第1、第2の接続端子部に共通
の解除釦22を収納している。
ここで、第1及び第2の接続端子部13,14に鎖錠ばね1
9,21を用いた速結端子構造を採用したことにより、配線
作業が簡素化されて施工が容易になるものである。
端子板18には延設片18aが設けてあって、この延設片1
8aは隔壁14aを乗り越えて中央収納部23内に延出してあ
り、更に隔壁14a側に近接しており、この延設片18aには
固定接点25aを設けている。
また端子板20はボディ5aの内壁に沿わせて中央収納部
23内に延設し、その先端を接続端子収納部13の隔壁に沿
うように折り曲げ、その折り曲げ片20aの先端に上記固
定接点25aに対応する固定接点25bを設けている。
開閉体24は導電板により形成してあり、中央収納部23
内に入れられ、両端下部に設けた突部28を中央収納部23
の側壁に設けたV状凹部27にはめ込んで下端縁が上記支
持板15aに接した状態でV状凹部27の下部を中心に回動
自在となっている。そして、開閉体24の上部両面に設け
てある可動接点29を回動に応じて固定接点25a,25bに接
触、開離して、共通接続端子部と、第1又は第2の接続
端子部との間をオン、オフするようになっている。
この開閉体24を反転駆動するのがコイルスプリング30
と、反転ハンドル31と、押釦ハンドル32及びスライドカ
ム33等とから構成される反転機構である。
コイルスプリング30は上記開閉体24の横片の上縁に設
けたばね座24aに下部を係止させ、上部を反転ハンドル3
1の下部に一体に突設させている筒部31a内に挿入させて
反転ハンドル31の両側方向への動きに応じて開閉体24を
反転駆動するようになっている。
反転ハンドル31はカバー5bの凹部51の底部に開口した
孔52に下方から凹部51内に挿入され、反転ハンドル31の
下部の筒部31aの両側に設けた逆三角形状の軸31cをカバ
ー5bの内壁の軸受け50に回動自在に枢支してあり、反転
ハンドル31の上部の直方体部31bの両側上部には上記ス
ライドカム33に掛合する掛合突起34,34を突設してい
る。
押釦ハンドル32は上記カバー5bの凹部51の両側内壁面
に形成された上下方向の係止溝35に係止突起36,36を係
止して上下動自在に凹部51内に収納されており、平片37
bから下向きに開拡した2つの復帰ばね片37a,37aを下方
に向けて一体延設して構成した復帰ばね37を平片37bに
穿設した孔37dに押釦ハンドル32の下面に突設した突起
(図示せず)を挿入することにより、押釦ハンドル32下
面に取付け、この復帰ばね37の復帰ばね片37a、37a先端
を凹部51の底面に弾接することにより上方に常時付勢さ
れている。
スライドカム33はポリアセタールのような弾性に富む
熱可塑性樹脂により略ロ状に成形されたもので、対向す
る側辺部の下面に上記反転ハンドル31の掛合突起34に対
応する掛合カム体38を突設し、更に別の側辺部の中央部
にはハ状に一体突設した一対のばね片33a,33aを備え、
このばね片33a,33aの先端間に押釦ハンドル32の下面に
形成している突起32Aを挿入して押釦ハンドル32の下面
においてスライドカム33を摺動自在に装着し且つばね片
33a,33aの弾性によって反摺動方向への復帰力を与える
ようになっている。
このように構成した押釦スイッチ5は第3図に示す金
属製の取付枠2の窓孔6に下方からカバー5bを嵌めるよ
うにして、取付枠2の一方の側片2bの縦辺下端をカバー
5bの周辺上面に当接した状態でこの当接点を支点として
回動させれば支点側の係止爪11aが係止孔8に係入し、
他方の側片2bの縦辺の下端は係止爪11bを空間12のたわ
み代と、カバー5bの材質の弾性力によって内方向に押圧
させて係止爪11bを乗り越え、係止爪11bを係止孔8に係
入させる。係止爪11a,11bを係止孔8,8に夫々係入させて
係止固定された押釦スイッチ5は押釦ハンドル32を取付
枠2の窓孔6より突出させる。
このように、規格化されている取付枠2に取り付け可
能な寸法に器体を形成しているため、取付枠2を用いる
埋込型の配線器具と取付枠2などを共用することができ
て取付用の部材をあらたに製造する必要がないから製造
コストの低減につながり、また施工時においても配線器
具と同様の施工技術を適用できるから新たな技術の習得
が不要になるという利点がある。
このようにして取付枠2に取付けた押釦スイッチ5に
はピアノハンドル43が付設される。このピアノハンドル
43は第3図、第4図に示すようなもので、ピアノハンド
ル43の一側縁に設けた係止足43aをカバー5bの係止用突
部70に係止し、支点用突起71にピアノハンドル43の下面
を当てた状態でピアノハンドル43の他側端縁の係止足43
bをカバー5bの他方の端部の孔部72に上下移動自在に差
し込むと共に係止足43bの係止部分を孔部72の係止縁72a
に係止してある。そして係止足43a及び係止足43bの係止
を外すとピアノハンドル43を取外すことができる。ピア
ノハンドル43を上記のようにして取付けた状態で、該ピ
アノハンドル43を押し回動させることにより押釦ハンド
ル32を押し駆動できるようになっている。そして、この
状態で押釦ハンドル32の上面の半円状突部73がピアノハ
ンドル43の下面に当たっている。
次に第5図乃至第10図に基づいて本考案ピアノハンド
ル式スイッチの動作を説明する。
まず、第5図の状態においてピアノハンドル43(第5
図においてピアノハンドル43は省略している)を押し下
げると、押釦ハンドル32がばね片37aに抗して押し下げ
られ、押釦ハンドル32の押し下げによりスライドカム33
が下降してスライドカム33の一方(第5図(b)におい
て左側)の端部の掛合カム体38の内側傾斜面の基部付近
が傾いた状態にある反転ハンドル31の上側(第5図
(b)において左側)の掛合突起34に当たり(第6図
(b)の状態)、更に押釦ハンドル32を押すと掛合カム
体38の内側傾斜面に沿うように掛合突起34が押し下げら
れて反転ハンドル31が第7図(b)乃至第9図(b)の
ように反転回動する。ところで、スライドカム33の一方
の掛合カム体38が反転ハンドル31の一方の掛合突起34に
掛合しながら摺動する際反転回動する反転ハンドル31が
水平となる前に他方の掛合カム体38が移動して他方の掛
合突起34の内側に位置するように一対の掛合カム体38間
の長さと一対の掛合突起34間の長さが設定されている。
上記のように構成することで、押釦ハンドル32の押し下
げによる反転ハンドル31の反転に伴い掛合突起34が第5
図(b)→第6図(b)→第7図(b)→第8図(b)
→第9図(b)のように半時計回りに回動し、この回動
に伴って掛合突起34により掛合カム体38がばね片33aに
抗して第5図(a)→第6図(a)→第7図(a)→第
8図(a)→第9図(a)に示すように左側にスライド
し、第8図(a)のように反転ハンドル32の反転の途中
で反転ハンドル32が水平を越える位置以上に回動して他
方の掛合突起34が上昇してもスライドカム33が左側にス
ライドしていることで他方の端部(第7図(b)におい
て右側)の掛合カム体38が右側の掛合突起34よりも左側
に位置することとなって反転ハンドル31の反転回動の支
障とならないようになっている。ここで、第15図のよう
に掛合突起34の内側に内側傾斜面を形成しておくと、掛
合突起34が上昇回動する際に内側に位置する掛合カム体
38が干渉しないように内側傾斜面で逃げることができ
る。また、上記のように押釦ハンドル32の押し下げによ
り反転ハンドル31を反転回動するに当たり、ばね片33a
に抗してスライドカム33をスライドしながら反転ハンド
ル31を反転することで反転ハンドル31とスライドカム33
とが線接触の摺動摩擦抵抗によりスムーズに反転ハンド
ル31を反転回動させることができるものである。
上記のようにして反転ハンドル31を反転回動させると
コイルスプリング30が反転揺動して開閉体24が反転し、
可動接点29が接触している一方の固定接点25aから開離
して、他方の固定接点25bに接触するのである。
この反転後ピアノハンドル43の押し下げ力を解除する
と、第10図(b)のように復帰ばね37のばね片37aで押
釦ハンドル32が押し上げられて、ピアノハンドル43も元
の状態に戻ることになる。同時にスライドカム33もばね
片33aのばね力で中央部位に摺動復帰して第10図(a)
に示すようになる。この状態でピアノハンドル43を押し
下げれば上述と同様な操作によって開閉体24を反転する
ことができるのである。この反転後においてピアノハン
ドル43の押し下げ力を解除すれば第5図の状態に戻るこ
とになる。
ところで、第3図に示す実施例において、取付枠2は
規格化された配線器具の3個用の寸法(3モジュール)
に形成されたものであり、第11図の実施例では第3図に
示す取付枠2に1モジュールの1個の押釦スイッチ5を
取付け、3モジュールの取付枠2には1個の3モジュー
ルの大きさのピアノハンドル43を取付けて、大きなピア
ノハンドル43により1個の押釦スイッチ5を操作するよ
うになっていが、第12図に示すように2個の押釦スイッ
チ5を取付枠2に取付けるとともに1.5モジュール分の
大きさの2個のピアノハンドル43を取付けてもよく、あ
るいは、第13図に示すように3個の押釦スイッチ5を取
付枠2に取付けるとともに3個のピアノハンドル43を取
付けてもよいものである。この実施例において更に、第
13図に示すように中央のピアノハンドル43を押すと両側
のピアノハンドル43を同時に押すことができ、両側のピ
アノハンドル43は単独で押すことができるようにしいて
もよい。なお、第14図(c)に示すように一つの取付枠
2に1.5モジュール分の大きさの2個のピアノハンドル4
3を取付け、その隣に1個の2モジュールのピアノハン
ドル43を取付けてもよい。なお、第14図(a)(b)
(c)において、Kは化粧枠であり、取付枠2を覆って
いる。
[考案の効果] 以上要するに本考案は、ボディの外周面にカバーが外
嵌接続されて構成され配線器具用に規格化されている取
付枠に3個まで取り付けることができる単位寸法の1個
分の寸法に形成されるとともに取付枠の側片に設けられ
る係止孔と係合する係止爪が突設される器体と、器体内
の両端に形成される一対の接続端子収納部の一方に収納
される共通端子板、鎖錠ばね、解除釦からなる速結端子
と、他方の接続端子収納部に収納される端子板、鎖錠ば
ね、解除釦からなる接続端子部と、前記端子板に設けら
れる固定接点に接離する可動接点を有するとともに共通
端子板との接触部分を中心に反転自在に器体内に配設さ
れる開閉体と、器体の前面に露出する押釦ハンドル、該
押釦ハンドルの直線方向の動きに応じて反転する反転ハ
ンドル、上記押釦ハンドルと反転ハンドルとの間に介在
されて押釦ハンドルの直線方向の動きを反転ハンドルの
反転運動に変換させるスライドカム、上記押釦ハンドル
を押操作の方向とは反対方向に付勢する復帰ばねを具備
して押釦ハンドルが押操作されるときに可動接点を有す
る開閉体をコイルスプリングを介して反転駆動する反転
機構手段と、ボディの対向する側面の各々の外面に一対
ずつ突設される4つの係止突起と、靱性がありクリープ
特性に優れた合成樹脂製の成形品から成るカバーの両側
壁に対向して延出されるとともに係止突起を乗り越えて
弾性復元変位し且つ各係止突起に嵌合するボディ係止孔
が形成される4つの係止脚とを備え、ボディ係止孔との
嵌合時に係止脚と当接する係止突起の端面を嵌合方向に
向かって傾斜する傾斜面としたので、靱性がありクリー
プ特性に優れた合成樹脂製の成形品のカバーの係止脚が
その弾性変位にて係止突起を乗り越えて係止脚のボディ
係止孔が係止突起に係合して接続組立てが行え、別途に
接続金具を要することなくカバーのボディへの接続組立
てを容易迅速に行えるとともに、接続組立て時には係止
脚の先端部分が係止突起の傾斜面と当接し、この傾斜面
によって係止脚がガイドされ且つ外側に拡げられること
から、係止脚が容易に係止突起を乗り越えることがで
き、組立作業が非常に容易になるという利点がある。ま
た、規格化されている取付枠に取り付け可能な寸法に器
体を形成しているため、取付枠を用いる埋込型の配線器
具と取付枠などを共用することができて取付用の部材を
あらたに製造する必要がないから製造コストの低減につ
ながり、また施工時においても配線器具と同様の施工技
術を適用できるから新たな技術の習得が不要になるとい
う利点があり、さらに、接続端子部に鎖錠ばねを用いた
速結端子構造を採用したことにより、配線作業が簡素化
されて施工が容易になるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の押釦スイッチの分解斜視
図、第2図(a)(b)は同上のピアノハンドルを押し
込んで復帰した状態の断面図及び押し込んだ状態の断面
図、第3図は押釦スイッチ、取付枠、ピアノハンドルを
示す分解斜視図、第4図はピアノハンドルの裏から見た
斜視図、第5図(a)(b)、第6図(a)(b)、第
7図(a)(b)、第8図(a)(b)、第9図(a)
(b)、第10図(a)(b)はそれぞれスライドカムと
突起との関係を示す動作順序を示す説明図及び全体の動
作順序を示す説明図、第11図(a)(b)、第12図
(a)(b)、第13図(a)(b)はそれぞれ取付枠へ
の押釦スイッチの取付け個数及びピアノハンドルの取付
け個数を示す各実施例の分解図及び平面図、第14図
(a)(b)は化粧枠を取付けた例を示す実施例の平面
図及び側面図、第14図(c)は他の実施例の平面図、第
15図は同上の押釦ハンドル及び反転ハンドルの部分拡大
側面図、第16図は同上の概略分解斜視図、第17図(a)
(b)(c)は同上の接続作用を示す作用説明図、第18
図は従来例の分解斜視図、第19図(a)(b)は同上の
作用説明図であり、5aはボディ、5bはカバー、9は係止
突起、10は係止脚、10aはボディ係止孔、Sはスイッチ
部である。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボディの外周面にカバーが外嵌接続されて
    構成され配線器具用に規格化されている取付枠に3個ま
    で取り付けることができる単位寸法の1個分の寸法に形
    成されるとともに取付枠の側片に設けられる係止孔と係
    合する係止爪が突設される器体と、器体内の両端に形成
    される一対の接続端子収納部の一方に収納される共通端
    子板、鎖錠ばね、解除釦からなる速結端子と、他方の接
    続端子収納部に収納される端子板、鎖錠ばね、解除釦か
    らなる接続端子部と、前記端子板に設けられる固定接点
    に接離する可動接点を有するとともに共通端子板との接
    触部分を中心に反転自在に器体内に配設される開閉体
    と、器体の前面に露出する押釦ハンドル、該押釦ハンド
    ルの直線方向の動きに応じて反転する反転ハンドル、上
    記押釦ハンドルと反転ハンドルとの間に介在されて押釦
    ハンドルの直線方向の動きを反転ハンドルの反転運動に
    変換させるスライドカム、上記押釦ハンドルを押操作の
    方向とは反対方向に付勢する復帰ばねを具備して押釦ハ
    ンドルが押操作されるときに可動接点を有する開閉体を
    コイルスプリングを介して反転駆動する反転機構手段
    と、ボディの対向する側面の各々の外面に一対ずつ突設
    される4つの係止突起と、靱性がありクリープ特性に優
    れた合成樹脂製の成形品から成るカバーの両側壁に対向
    して延出されるとともに係止突起を乗り越えて弾性復元
    変位し且つ各係止突起に嵌合するボディ係止孔が形成さ
    れる4つの係止脚とを備え、ボディ係止孔との嵌合時に
    係止脚と当接する係止突起の端面を嵌合方向に向かって
    傾斜する傾斜面としたことを特徴とする配線器具スイッ
    チの組立構造。
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