JP2590000Y2

JP2590000Y2 - 締め付け装置

Info

Publication number: JP2590000Y2
Application number: JP1997008000U
Authority: JP
Inventors: バルビュージャック
Original assignee: サンドビックトブラーソシエテアノニム
Priority date: 1988-07-21
Filing date: 1997-09-08
Publication date: 1999-02-03
Anticipated expiration: 2004-07-20
Also published as: JPH02237704A; JPH1079U; EP0352162A1; FR2634407A1; US4946177A

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】本考案は工作機械における締
め付け顎（クランプジョー）を迅速に交換するための装
置に関し、締め付けられるべき被加工物（ワーク）を内
側からだけでなく外側からも締めつけ可能にして、被加
工物に対してその外側又は内側から反復して、また連続
して機械加工作業を施し得るようにするための装置に関
するものである。

【０００２】

【従来の技術】本出願人の仏国特許第８５１０９５８
号（１９８５年７月１７日）においては、工作機械にお
ける締め付け顎を迅速に交換するための装置を開示して
おり、同装置は、図１に示すように顎保持器（ジョーホ
ルダ）Ｐに顎（ジョー）Ｍを固定する自己固定手段を備
え、同手段は、顎Ｍが固定状態に位置する面１₁₀を有し
ている基部１₁を備えた固定要素１と顎Ｍのための支持
部分１₂とによって実質的に形成され、後者の支持部分
１₂の支持面１₂₀が、前記基部１₁の前記面１₁₀に直角
な水平平面に対して角αの傾角をなして、顎Ｍの対応支
持面Ｍ₁₀と固定位置で共働し、他方、前記自己固定手段
は上記顎を固定された位置に保持するための少なくとも
１つの組立体によっても形成され、同組立体は可動部材
２₁を備えて成り、該可動部材２₁の端部２₁₀における
一方の端部は前記基部１₁の前記面１₁₀に直角な水平平
面に対し角βで傾斜した少なくとも１つの面２₁₀₀を有
し、顎Ｍの固定位置で同顎が有する対応の支持面Ｍ₂₀と
共働するように設けられ、前記の角αと角βとは同一向
きに拡開し、かつ前記の角αが前記の角βよりも大きく
形成され、前記組立体２は、更に前記顎Ｍを封鎖から解
放しかつ固定状態から解除するための手段２₂，２₃を
具備している。

【０００３】前記角αは角βの１．４から２倍であり、
また角αと角βの間の角度差は７°から１０°のオーダ
ーである。つまり、角αの大きさは好ましくは１５°から３０°でありまた
角βの大きさは好ましくは７°から２０°である。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】然しながら、上述した
仏国特許に記載されている装置は顎を機械加工されるべ
き被加工物の外側からと内側からとの両側から締めつけ
るように用いることができないため顎保持器を交換した
り或いは顎を各機械加工様式に従って交換することが必
要となる。この結果、著しい時間の浪費と、必要とする
顎保持器及び顎の多様性による複雑化と、比較的高い生
産コストとを招来することになっていた。

【０００５】本考案の目的は、上述のような従来技術の
欠点を解消することである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本考案によれば、工作機
械に取着された顎保持器（１）と、該顎保持器に取付け
られる少なくとも１つの取外し自在な顎（Ｍ₁，Ｍ₂）
とを具備した締め付け装置において、前記顎保持器
（１）は、前記顎が対面式に取付けられる支持面
（１₁₀）を有した本体部と、前記支持面に対して垂直な
軸線（Ｘ−Ｘ）と、前記本体部の前記支持面（１₁₀）に
凹設されかつ前記軸線（Ｘ−Ｘ）に直交した横軸方向に
延設されるあり溝形状のほぞ穴として形成されると共に
相互に対面した二つの傾斜面（１₂₁₁、１₂₂₁)を有し、
該二つの傾斜面における一方の面（１₂₁₁）は前記軸線
（Ｘ−Ｘ）に関し第一の角（α）だけ傾斜し、他方の面
（１₂₂₁)は同じ前記軸線（Ｘ−Ｘ）に関し第二の角
（γ）だけ傾斜して設けられているほぞ穴と、前記本体
部に格納され、前記軸線（Ｘ−Ｘ）に沿う二位置間で摺
動可能に設けられたプッシャ（２₁)として形成され、前
記二位置における第一の前進位置では該プッシャの一端
は前記本体部の前記ほぞ穴中に突出し、同じく前記二位
置における第二の後退位置では該ほぞ穴中から退出する
ように設けられ、かつ該プッシャは弾性的に一つの軸線
沿いに前記第一の前進位置側へ付勢される共に前記一端
は一対の対向面を具備したテーパ端として形成され、該
対向面の一方の面は前記軸線（Ｘ−Ｘ）に向けて第一の
角度（β）だけ傾斜させ、かつ他の面は前記軸線（Ｘ−
Ｘ）に向けて第二の角度（δ）だけ傾斜させて形成し、
また前記プッシャの前記対向二面は前記ほぞ穴が有する
前記二つの傾斜面と同方向に傾斜させて形成されてお
り、前記ほぞ穴の前記第一、第二の角（α、γ）はそれ
ぞれ前記プッシャにおける前記第一、第二の角（β、
δ）より大きく形成されているプッシャと、を具備して
構成されており、また、前記各顎（Ｍ₁又はＭ₂）は、
顎部を一端に有し、反対側の他端に前記顎保持器の支持
面（１₁₀) に取着、支承される支持面を有した顎本体
と、前記顎本体に形成されて前記支持面から突出し前記
ほぞ穴に係合するように配設されたほぞとして形成さ
れ、該ほぞは単一の傾斜面（Ｍ₂₂又はＭ₂₁）を具備する
とともに該単一傾斜面は前記ほぞ穴の前記傾斜面（１
₂₂₁又は１₂₁₁)の一方の面と接触係合し得るような傾斜
角を有して成るほぞと、前記顎本体に形成されて前記顎
保持器の前記軸線（Ｘ−Ｘ）と同一方向に延設される貫
通穴として形成され、該貫通穴は前記プッシャの軸線と
一致した穴軸線と、前記プッシャがその前進位置に移動
しているとき該プッシャにおける前記一対の対向面の一
方の面に密接するように傾斜させた少なくとも一つの傾
斜面部分（Ｍ₂₃) とを具備し、前記傾斜面部分（Ｍ₂₃)
が前記プッシャの前記第一、第二の角度（β、δ）にお
ける一方の角度に対応した傾斜角を有するように形成さ
れた貫通穴と、を具備してなり、前記顎保持器の前記あ
り溝形状のほぞ穴は前記各顎（Ｍ₁又はＭ₂）のほぞと
協動して前記顎のほぞにおける前記単一傾斜面（Ｍ₂₂又
はＭ₂₁）を前記ほぞ穴の前記二つの傾斜面（１₂₂₁、１
₂₁₁)の一方の傾斜面に当接せしめかつ前記プッシャの前
記一対の対向テーパ端面の一方のテーパ端面を前記顎の
前記貫通穴が有する前記傾斜面部分（Ｍ₂₃) に当接さ
せ、以て前記顎保持器により着脱自在に保持される前記
各顎（Ｍ₁又はＭ₂）は締め付け対象をその内側から締
め付ける位置又はその外側から締め付ける位置に設定可
能である締め付け装置が提供される。

【０００７】本考案の実施の形態では、便宜上、工作機
械において機械加工されるべき被加工物又は工具の回転
運動を駆動するように用いられるマンドレルを例にして
記載するが、顎保持器に取着された顎のごとく、固定部
材上の取外し自在の部材を迅速に交換するための手段と
しての本装置は、所望の用途に適合させる上に必要な変
更を本考案の範囲内で施して例えば平削り盤、形削り
盤、組立て装置等における極めて多種の被加工物を締め
付けるために用い得ることは言うまでもない。

【０００８】その他の利点と特徴は単なる実施の形態と
して示す、添付図面の実施例に関する以下の記載から明
らかとなろう。

【０００９】

【考案の実施の形態】顎保持器における顎を封鎖しかつ
固定する（自己固定）の原理は実質的に上記仏国特許第
８５１０９５８号に記載されているものと同一であ
り、顎保持器に顎を取付ける作用は、高精度の下に多大
の反復性を有し、迅速交換装置の部分を構成する部材の
摩耗は極めて低減されている。

【００１０】図２、３、４及び図５に示すように、顎保
持器Ｐは、被加工物（図示しない）を内側から締めつけ
るための顎Ｍ₁又は被加工物を外側から締めつけるため
の顎Ｍ₂のために用いることができるように形成され
る。

【００１１】実際に、顎保持器Ｐは、封鎖要素１と、顎
Ｍ₁又はＭ₂をその封鎖及び固定位置に保持する組立体
２と、主軸線がＡ−Ａであるマンドレル（図示しない）
上の所定位置に顎保持器Ｐを保持するための要素１の例
えば下面上の、歯付き部分３とを具備している。この顎
保持器Ｐはねじ４₁，４₂又は同様な部材でマンドレル
上に固定される。なお、顎Ｍ₁又はＭ₂は図６、図７に
それぞれ個別に斜視図で図示されており、これらの顎Ｍ
₁又はＭ₂は図８に示す顎素材Ｍ₃から加工されるもの
と理解すれば良い。

【００１２】要素１は、基部１₁と、顎Ｍ₁及び顎Ｍ₂
のそれぞれのための支持部分１₂₁及び１₂₂とを具備して
いる。これらの支持部分は、前記基部１₁の垂直な平面
１₁₀に直角の水平平面Ｈ₂に対し角γで傾斜した支持面
１₂₂₁によって顎Ｍ₁のために区画形成され、また前記
垂直な平面１₁₀に直角の水平平面Ｈ₁に対し角αで傾斜
した支持面１₂₁₁によって顎Ｍ₂のために区画形成され
ている。そして、これら支持面１₂₂₁、１₂₁₁によって
後述の軸線Ｘ−Ｘに直交した横軸線方向に延設されるほ
ぞ穴が形成されている。

【００１３】組立体２は、プッシャ２₁がばね２₂の作
用のもとで軸線Ｘ−Ｘに沿って動く円筒状のジャケット
から実質上構成され、このプッシャ２₁は略円錐形状の
前端２₁₀を有するか、又は角βと角δでそれぞれ傾斜さ
れた２つの平面を有するように形成されている。また、
溝２₅（図４）がプッシャ２₁に設けられ、固定された
要素１の中にねじ込まれるフィンガ２₆によってこのプ
ッシャ２₁を封鎖及び固定位置に又は封鎖解除及び固定
解除位置に保持するようにしている。

【００１４】上述のように、前記頭部２₁₀の一部（上方
部分）は前記面１₁₀の垂直な平面に直角の水平平面Ｈ₃
に対し角βで傾斜した傾面２₁₀₀を有し、前記頭部２₁₀
の一部（下方部分）は水平平面Ｈ₄に対し角δで傾斜し
た傾面２₁₀₁を有し、各顎Ｍ₁又はＭ₂が有する貫通穴
の傾斜面Ｍ₂₃と係合している。各顎Ｍ₁とＭ₂とは、そ
の端部に顎保持器Ｐの上記ほぞ穴に係入するように配設
されたほぞ部分を有し、そのほぞ部分に一方へ傾斜した
面Ｍ₂₂とＭ₂₁とをそれぞれ具備し、面Ｍ₂₂の傾斜角は要
素１の面１₂₂₁の傾斜角に等しく、また面Ｍ₂₁の傾斜γ
は要素１の面１₂₁₁の傾斜角αに等しい。顎保持器Ｐに
おける顎Ｍ₁の封鎖された位置で、顎Ｍ₁の傾斜した面
Ｍ₂₂は顎保持器Ｐの傾斜面１₂₂₁と共働し、同様に顎保
持器Ｐにおける顎Ｍ₂の封鎖位置で顎Ｍ₂の傾斜面Ｍ₂₁
は顎保持器Ｐの前記傾斜面１₂₁₁と共働する。各顎Ｍ₁
及びＭ₂の他方の端部は、その封鎖位置で凹所１₁₁と１
₁₂のうちの１つに収容されている外端部Ｍ₄₀₁とＭ₄₀₂
とをそれぞれ具備し、これらの凹所は要素１の基部１₁
の周縁の直径方向反対側に形成されている。したがっ
て、顎保持器Ｐ上に少なくとも１つの顎Ｍ₁を嵌合して
例えば機械加工されるべき被加工物を内側から締めつけ
るか又は少なくとも１つの顎Ｍ₂を嵌合して被加工物を
外側から締めつけるかすることができる。顎Ｍ₁の封鎖
と固定とをもたらすため、その固定された位置で、顎Ｍ
₁の傾斜面Ｍ₂₂は顎保持器Ｐの傾斜面１₂₂₁と共働し、
面Ｍ₂₂と１₂₂₁の傾斜角γは等しい。同様に、顎Ｍ₂の
固定された位置において、その傾斜面Ｍ₂₁は顎保持器Ｐ
の傾斜面１₂₁₁と共働し、面Ｍ₂₁と１₂₁₁の傾斜角αは
等しい。

【００１５】水平平面Ｈ₁，Ｈ₂，Ｈ₃，Ｈ₄はマンド
レルの長手方向軸線Ａ−Ａを通る水平平面からＲ₁，Ｒ
₂，γ₁及びγ₂の距離にあり、Ｒ₁＞γ₁＞γ₂＞Ｒ
₂である。平面Ｈ₁とＨ₂とは軸線Ｘ−Ｘを通る水平平
面からそれぞれａとｂの距離にあり、そして平面Ｈ₃と
Ｈ₄とは軸線Ｘ−Ｘを通るこの同じ水平平面からそれぞ
れｃとｄの距離にある。距離ａ−ｃはしたがってＲ₁−
γ₁に等しい。角αは常に角βより大きくそして角γは
常に角δよりも大きい。

【００１６】したがって、必要に応じ変更することによ
り、これらの距離Ｒ₁，γ₁，γ₂及びＲ₂の少なくと
も１つは被加工物を内側から又は外側から締め付けるた
めの顎の範囲を形成する。特にａ＝ｂ及びｃ＝ｄとし
て、角αは角γに等しくまた角βは角δに等しくする
と、同じ顎を用いて被加工物を内側からも又外側からも
締め付けすることができることになる。

【００１７】なお、多くの変形例又は改良が、本考案の
範囲から逸脱することなく上記の装置に対し施し得るも
のであること容易に理解できよう。

【図面の簡単な説明】

【図１】本出願人の仏国特許第８５１０９５８号に記
載されている締め付け装置の断面図である。

【図２】内側から被加工物を締め付けるための本考案の
締めつけ装置の断面図である。

【図３】外側から被加工物を締め付けるための本考案の
締めつけ装置の断面図である。

【図４】本考案の締め付け装置の組立体の図１の軸線Ｘ
−Ｘ線を通る横断面図である。

【図５】本考案の締めつけ装置の顎保持器の斜面図であ
る。

【図６】被加工物を内側から締めつける顎の斜面図であ
る。

【図７】被加工物を外側から締めつける顎の斜面図であ
る。

【図８】顎素材の斜面図である。

【符号の説明】

１…固定要素１₁…基部１₂…支持部分１₁₀…面１₂₀…支持面１₂₁₁…支持面１₂₂₁…支持面２…組立体２₁…プッシャ２₁₀…端部Ｍ₁，Ｍ₂…顎Ｐ…顎保持器Ｈ₁，Ｈ₂，Ｈ₃，Ｈ₄…水平平面Ｍ₂₁，Ｍ₂₂…傾斜面

Claims

(57)【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】工作機械に取着された顎保持器（１）
と、該顎保持器に取付けられる少なくとも１つの取外し
自在な顎（Ｍ₁，Ｍ₂）とを具備した締め付け装置にお
いて、前記顎保持器（１）は、（イ）前記顎が対面式に取付けられる支持面（１₁₀）を
有した本体部と、（ロ）前記支持面に対して垂直な軸線（Ｘ−Ｘ）と、（ハ）前記本体部の前記支持面（１₁₀）に凹設されかつ
前記軸線（Ｘ−Ｘ）に直交した横軸方向に延設されるあ
り溝形状のほぞ穴として形成されると共に相互に対面し
た二つの傾斜面（１₂₁₁、１₂₂₁)を有し、該二つの傾斜
面における一方の面（１₂₁₁）は前記軸線（Ｘ−Ｘ）に
関し第一の角（α）だけ傾斜し、他方の面（１₂₂₁)は同
じ前記軸線（Ｘ−Ｘ）に関し第二の角（γ）だけ傾斜し
て設けられているほぞ穴と、（ニ）前記本体部に格納され、前記軸線（Ｘ−Ｘ）に沿
う二位置間で摺動可能に設けられたプッシャ（２₁)とし
て形成され、前記二位置における第一の前進位置では該
プッシャの一端は前記本体部の前記ほぞ穴中に突出し、
同じく前記二位置における第二の後退位置では該ほぞ穴
中から退出するように設けられ、かつ該プッシャは弾性
的に一つの軸線沿いに前記第一の前進位置側へ付勢され
ると共に前記一端は一対の対向面を具備したテーパ端と
して形成され、該対向面の一方の面は前記軸線（Ｘ−
Ｘ）に向けて第一の角度（β）だけ傾斜させ、かつ他の
面は前記軸線（Ｘ−Ｘ）に向けて第二の角度（δ）だけ
傾斜させて形成し、また前記プッシャの前記対向二面は
前記ほぞ穴が有する前記二つの傾斜面と同方向に傾斜さ
せて形成されており、前記ほぞ穴の前記第一、第二の角
（α、γ）はそれぞれ前記プッシャにおける前記第一、
第二の角（β、δ）より大きく形成されているプッシャ
と、を具備して構成されており、また、前記各顎（Ｍ₁又はＭ₂）は、（ホ）顎部を一端に有し、反対側の他端に前記顎保持器
の支持面（１₁₀) に取着、支承される支持面を有した顎
本体と、（ヘ）前記顎本体に形成されて前記支持面から突出し前
記ほぞ穴に係合するように配設されたほぞとして形成さ
れ、該ほぞは単一の傾斜面（Ｍ₂₂又はＭ₂₁）を具備する
とともに該単一傾斜面は前記ほぞ穴の前記傾斜面（１
₂₂₁又は１₂₁₁)の一方の面と接触係合し得るような傾斜
角を有して成るほぞと、（ト）前記顎本体に形成されて前記顎保持器の前記軸線
（Ｘ−Ｘ）と同一方向に延設される貫通穴として形成さ
れ、該貫通穴は前記プッシャの軸線と一致した穴軸線
と、前記プッシャがその前進位置に移動しているとき該
プッシャにおける前記一対の対向面の一方の面に密接す
るように傾斜させた少なくとも一つの傾斜面部分
（Ｍ₂₃) とを具備し、前記傾斜面部分（Ｍ₂₃) が前記プ
ッシャの前記第一、第二の角度（β、δ）における一方
の角度に対応した傾斜角を有するように形成された貫通
穴と、を具備してなり、前記顎保持器の前記あり溝形状のほぞ穴は前記各顎（Ｍ
₁又はＭ₂）のほぞと協動して前記顎のほぞにおける前
記単一傾斜面（Ｍ₂₂又はＭ₂₁）を前記ほぞ穴の前記二つ
の傾斜面（１₂₂₁、１₂₁₁)の一方の傾斜面に当接せしめ
かつ前記プッシャの前記一対の対向テーパ端面の一方の
テーパ端面を前記顎の前記貫通穴が有する前記傾斜面部
分（Ｍ₂₃) に当接させ、以て前記顎保持器により着脱自
在に保持される前記各顎（Ｍ₁又はＭ₂）は締め付け対
象をその内側から締め付ける位置又はその外側から締め
付ける位置に設定可能であることを特徴とする締め付け
装置。
【請求項２】前記顎保持器の前記ほぞ穴と前記プッシ
ャ（２₁）および前記顎の前記貫通穴は、前記顎保持器
の前記軸線（Ｘ−Ｘ）を含むと共に前記あり溝形状のほ
ぞ穴が延設された前記横軸方向に対して直交した平面に
関して対称の形状に形成されている請求項１に記載の締
め付け装置。
【請求項３】前記顎保持器はその前記軸線（Ｘ−Ｘ）
に対して別々の側にある二つの周縁部分にそれぞれ凹所
（１₁₁、１₁₂）を備え、かつ前記顎が前記貫通穴の穴軸
線に関してほぞ傾斜面（Ｍ₂₂又はＭ₂₁）とは対向した一
端に、前記顎保持器の周縁部分にある前記凹所（１₁₁，
１₁₂）の対応凹所に係合するように配設された外端部
（Ｍ₄₀₁又はＭ₄₀₂）を備えている請求項１又は２に記
載の締め付け装置。