JP2589903Y2 - 内燃機関の点火装置のシール構造 - Google Patents

内燃機関の点火装置のシール構造

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JP2589903Y2
JP2589903Y2 JP1991085655U JP8565591U JP2589903Y2 JP 2589903 Y2 JP2589903 Y2 JP 2589903Y2 JP 1991085655 U JP1991085655 U JP 1991085655U JP 8565591 U JP8565591 U JP 8565591U JP 2589903 Y2 JP2589903 Y2 JP 2589903Y2
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seal
plug insertion
combustion engine
internal combustion
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裕二 海野
立也 林
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、内燃機関の点火装置
のシール構造に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関のシリンダヘッドに点火プラグ
を装着するが、点火プラグを挿入するためにシリンダヘ
ッドやロッカカバーに形成される開口部から水、ゴミ等
が侵入するのを防ぐために、図7のように点火プラグ1
につながる端子2側にゴムカバー3を嵌め、プラグ挿入
口4をシールしている。
【0003】ゴムカバー3は、点火コイル5の係止部に
嵌合して端子2を保護すると共に、下方に円筒状に突出
形成されたスカート部6をプラグ挿入口4に嵌合して挿
入口4内へのゴミ等の侵入を防止している(特開昭63
−75358号公報等参照)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな形状のゴムカバーだと、スカート部がアンダカッ
トとなるため、ゴムカバーの成形型が複雑になってしま
い、また凹凸が多いため、成形型の寿命が短いという欠
点がある。
【0005】また、シール面は実質的にスカート部6と
プラグ挿入口4との接触部だけであるので、挿入口4の
開口レベル以上に水が溜まった場合にはそのシール面か
ら水が侵入するおそれがある
【0006】この対策として、例えばゴムカバー3の外
径を大きくすることが考えられるが、そのようにすると
ゴムカバー3の周囲に大きな空間が必要となり、それだ
けシリンダヘッドやロッカカバーが大きくなってしま
う。
【0007】この考案は、このような問題点を解消する
ことを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この考案は、周囲を環状
壁に囲われたプラグ挿入口を、点火プラグにつながる高
圧線に嵌装した弾性カバーにてシールする内燃機関の点
火装置のシール構造において、前記弾性カバーにプラグ
挿入口の内周面に接触する第1のシール部と、プラグ挿
入口の開口端面に接触するつば状の第2のシール部とを
設けると共に、プラグ挿入口の外側にボス部を設け、こ
のボス部に、第2のシール部をプラグ挿入口の開口端面
に押圧するように点火コイルを固定するものとした
【0009】
【作用】したがって、簡素な形状になり、第1、第2の
複数のシール部でシールできるので防水性ないし防塵性
が向上する。また、つば状の第20シール部は単純な形
状ではあるが、これを押圧する点火コイルによりプラグ
挿入口の開口端面に密着してシール性を発揮するのでそ
の面積や外径は小さくて済み、それだけ周囲との間隔を
小さくできる。
【0010】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説
明する。
【0011】図1、図2に示すように、シリンダヘッド
やロッカカバー等の本体20に設けられるプラグ挿入口
21は開口周囲を環状壁22にて囲われ、この内周面2
3に壁面が続く穴24の底部に点火プラグ25が装着さ
れる。
【0012】プラグ挿入口21をシールする弾性カバー
26は、点火コイル27の下面の掛止部28に嵌着さ
れ、下部に点火コイル27からの高圧線29のシールド
パイプ30が圧入、支持される。
【0013】シールドパイプ30をプラグ挿入口21内
に差し込んでいくと、弾性カバー26がプラグ挿入口2
1に、シールドパイプ30が点火プラグ25に嵌まり、
高圧線29がプラグ端子31に当接される。弾性カバー
26には、プラグ挿入口21の内周面23に接触する筒
状の第1のシール部32と、プラグ挿入口21の開口端
部(環状壁22の上面)33に接触する第2のシール部
34とが設けられ、複数の面でシールが行われる。第2
のシール部34はつば状に形成され、開口端部33に接
触する面は略平面で単純な形状である
【0014】この場合、第1のシール部32に形成した
複数の環状突起35がプラグ挿入口21の内周目に23
に密着されるようになっている。
【0015】また、点火コイル27はそれ自体の固定の
ために、かつ第2のシール部34を押圧するように、本
体20に形成された取付けボス36にボルト37によ
って固定され、このセット状態で第2のシール部34が
所定の面圧でプラグ挿入口21の開口端面33に接触さ
れるようになっている。
【0016】なお、38は穴24内に通じる空気孔であ
る。
【0017】このように、プラグ挿入口21の内周面2
3に第1のシール部32が、プラグ挿入口21の開口端
面33に第2のシール部34が接触し、シールするの
で、開口端の環状壁22以上に水が溜まっても、水がプ
ラグ挿入口21の内周面23側に侵入することはなく、
確実にシールできる。
【0018】また、シール部32、34が単純な形状の
ため、弾性カバー26の型の製造が容易になると共に、
凹凸の少ない型となるため、型の寿命が著しく長くな
る。
【0019】また、プラグ挿入口21の開口端面33の
シール部34が、ボス部36に固定された点火コイル2
7により押圧されてそのつば状の部分を開口端面33に
密着させる構成であるので、その外径や面積を小さくす
ることができ、したがって周囲の点火コイル27の取付
けボス36部との間隔を小さくし、さらには点火コイル
27を小型化することも可能であり、これにより本体2
0をもコンパクトにできるのである。
【0020】なお、つば状のシール部34のため、各部
の寸法にバラツキがあっても、対応でき、確実にシール
できる。
【0021】図3〜図6はそれぞれ他の実施例を示す。
【0022】図3は弾性カバー40のつば状の第2のシ
ール部41の外径を、プラグ挿入口21の開口端面33
つまり環状壁22の最大外径より大きくしたものであ
る。
【0023】これによれば、プラグ挿入口21の開口端
面33上に水が溜まることがなく、シールをより確実に
行える。
【0024】図4は弾性カバー50のつば状の第2のシ
ール部51の厚さを外周に向かって次第に薄く、図5は
弾性カバー60のつば状の第2のシール部61のプラグ
挿入口21の開口端面33に接触する部分全体を薄くし
たものである。
【0025】このようにすれば、セット時にシール部5
1,61が歪んでも、これによって空気孔38まで変形
することがなく、空気孔38が閉塞することを防止でき
る。
【0026】図6は弾性カバー70の空気孔71の断面
を弾性カバー70の径方向に長い長円形断面に形成した
ものである。
【0027】このようにすれば、セット時にシール部7
2等が歪んで空気孔71が変形しても、空気孔71が塞
がることがない。
【0028】
【考案の効果】以上のようにこの考案は、周囲を環状壁
に囲われたプラグ挿入口を、点火プラグにつながる高圧
線に嵌装した弾性カバーにてシールする内燃機関の点火
装置のシール構造において、前記弾性カバーにプラグ挿
入口の内周面に接触する第1のシール部と、プラグ挿入
口の開口端面に接触するつば状の第2のシール部とを設
ると共に、プラグ挿入口の外側にボス部を設け、この
ボス部に、第2のシール部をプラグ挿入口の開口端面に
押圧するように点火コイルを固定したので、確実にシー
ルできると共に、弾性カバーの製造が容易になり、また
プラグ挿入口回りのスペースを小さくできるため、点火
コイル等をコンパクトにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】断面図である。
【図2】弾性カバーの一部を切欠いた斜視図である。
【図3】他の実施例の要部断面図である。
【図4】他の実施例の要部断面図である。
【図5】他の実施例の要部断面図である。
【図6】他の実施例の要部断面図である。
【図7】従来例の断面図である。
【符号の説明】
21 プラグ挿入口 22 環状壁 23 内周壁 25 点火プラグ 26 弾性カバー 27 点火コイル 29 高圧線 30 シールドパイプ 32 第1のシール部 33 開口端面 34 第2のシール部36 ボス部 38 空気孔 41 第2のシール部 51 第2のシール部 61 第2のシール部 71 空気孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F02P 13/00

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周囲を環状壁に囲われたプラグ挿入口
    を、点火プラグにつながる高圧線に嵌装した弾性カバー
    にてシールする内燃機関の点火装置のシール構造におい
    て、前記弾性カバーにプラグ挿入口の内周面に接触する
    第1のシール部と、プラグ挿入口の開口端面に接触する
    つば状の第2のシール部とを設けると共に、プラグ挿入
    口の外側にボス部を設け、このボス部に、第2のシール
    部をプラグ挿入口の開口端面に押圧するように点火コイ
    ルを固定したことを特徴とする内燃機関の点火装置のシ
    ール構造。
JP1991085655U 1991-10-21 1991-10-21 内燃機関の点火装置のシール構造 Expired - Lifetime JP2589903Y2 (ja)

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