JP2589879B2 - 破砕機の顎部先端装置 - Google Patents

破砕機の顎部先端装置

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JP2589879B2 JP2418891A JP41889190A JP2589879B2 JP 2589879 B2 JP2589879 B2 JP 2589879B2 JP 2418891 A JP2418891 A JP 2418891A JP 41889190 A JP41889190 A JP 41889190A JP 2589879 B2 JP2589879 B2 JP 2589879B2
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勇 永吉
利之 久野
博雄 小柳
勇次 永沢
与一郎 桑原
智昭 山田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄筋コンクリート製等
の構造物(ビル等)を解体したり、或いはコンクリート
製等の路盤等の被破砕物を剥離破砕する主要部として使
用するものについて、本体自身にて固定顎本体と可動顎
本体との先端同志が開閉用油圧シリンダの上死点位置で
互いに押圧することなく、且つ被破砕物を良好に掴むこ
とができる破砕機の顎部先端装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近コンクリート製等の構造物(ビル
等)を解体破砕したり或いはコンクリート又はアスファ
ルト製等の路盤を剥離破砕する主要部として使用する破
砕機が作業性,無騒音,無振動等を目的として盛んに開
発されている。その多くの破砕機では固定顎部と可動顎
部とが開閉して被破砕物を破砕するものであり、その開
閉は主に油圧シリンダで行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような開閉用油圧
シリンダにて固定顎本体と可動顎本体との開閉を行う構
造にしたときに、開閉用油圧シリンダの上死点位置で固
定顎本体と可動顎本体とが閉じて、その先端同士が正確
に一致し、当接するようにセットしても、長時間使用し
ている間に、破砕機自体の工作精度が劣化し、開閉用油
圧シリンダの上死点位置で固定顎本体と可動顎本体とが
異常に当接して、互いの押圧力で破砕機自体を壊してし
まうこともある。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで発明者は、前記課
題を解決すべく、鋭意,研究を重ねた結果、その発明
を、破砕機外筐に形成した固定顎本体と該固定顎本体に
対応する可動顎本体を前記破砕機外筐に軸支し、固定顎
本体先端箇所には固定突条を形成し、可動押圧部先端箇
所には押圧突条を形成し、可動顎本体の開閉用油圧シリ
ンダの上死点位置において固定突条と押圧突条とが噛み
合い状態となり、且つ該噛み合い箇所の相互間を全体に
所定の間隙を有している破砕機の顎部先端装置としたこ
とにより、固定顎本体と可動顎本体とが異常な当接状態
となって、互いの押圧力で破砕機自体を破壊することを
防止し、前記課題を解決したものである。
【0005】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。破砕機Aは、主に破砕機外筐1,固定顎本体3及
び可動顎本体4とから構成されている。
【0006】破砕機Aには種々の実施例が存在するが、
その第1実施例を示すと、破砕機外筐1は、具体的には
略逆L字状(図1において)をなして中空状に形成さ
れ、その前側位置(図1において右側手前)に、開口部
2が設けられている。
【0007】固定顎本体3は、破砕機外筐1の開口部2
側下端に外方に突出するように一体的に設けられてお
り、その固定顎本体3は、ナイフ形状に形成されてい
る。
【0008】可動顎本体4は、略半月状に形成され、そ
の中央箇所に基部4aが形成され、前記開口部2より破
砕機外筐1の内部に挿入され、基部4a箇所が軸支さ
れ、前記固定顎本体3に対応して開閉する構成となって
いる。
【0009】その可動顎本体4は、図1に示すように破
砕機外筐1に内装された開閉用油圧シリンダ7にて開閉
するもので、具体的には図2に示すように可動顎本体4
の一端部に設けた可動顎先端軸杆6と開閉用油圧シリン
ダ7のピストンロッド7aとが連結しており、開閉用油
圧シリンダ7のピストンロッド7aの押引きにて開閉す
るものである。
【0010】次に、破砕機Aの第2実施例では、図5に
示すように破砕機外筐1は略逆L形状の箱形に形成さ
れ、前面に開口部2が形成され、該開口部2下端箇所に
固定顎本体3が形成されている。
【0011】固定顎本体3は、上面(後述する可動顎本
体4との対向する面)に、該固定顎本体3の長手方向の
中間位置に、該長手方向に沿う長尺な支持刃3a,3
a,…が略平行に形成されている。
【0012】その固定顎本体3の支持刃3a,3a,…
先端側には、これに直交し、且つこれと同等高さの連結
部3bが固着され、且つその固定顎本体3の先端側、即
ち前記連結部3bより先端側は側面から見て先鋭状に形
成されている。
【0013】また、固定顎本体3の先端箇所の上面は、
先端平坦面3cとして形成されている。
【0014】可動顎本体4は、人足状の外形をなし、そ
の人足形状とした実施例では鋼板にて箱状に形成されて
いる。さらに具体的には、その可動顎本体4の基部4a
が破砕機外筐1の開口部2下端に設けられた軸杆5に軸
支され、その固定顎本体3の垂直面上を揺動するように
構成されている。
【0015】可動顎本体4の下面側(固定顎本体3に対
向する面)には、その幅方向の両側に、複数の横割り刃
8,8,…の後方に所定間隔をおいて設けられている。
【0016】上記第1実施例及び第2実施例において固
定顎本体3の先端箇所上面には固定押圧部9として、ま
た可動顎本体4の先端は可動押圧部10として構成され
たものである。
【0017】その固定押圧部9の上面側に固定突条9
a,9a,…が、可動押圧部10下面箇所には押圧突条
10a,10a,…が各々固定顎本体3及び可動顎本体
4の長手方向に直交して平行に形成されている。
【0018】その固定突条9a,9a,…は、例えば固
定押圧部9の上面側に複数の溝状箇所が連続的に形成さ
れ、その隣接する溝状部間箇所も固定突条9a,9a,
…とするものであり、押圧突条10a,10a,…につ
いても同様である。
【0019】前述した開閉用油圧シリンダ7のピストン
ロッド7aがシリンダ本体7bより完全に押し出された
状態、即ちピストンロッド7aが上死点状態となり、可
動顎本体4と固定顎本体3とが閉じきったときに、上記
固定突条9a,9a,…と押圧突条10a,10a,…
とが噛み合い状態となる。
【0020】噛み合い状態とは押圧突条10aが隣接す
る固定突条9a,9aの頂部より内部に入り込んでいる
状態であり、さらに具体的には図2に示すように固定顎
本体3と可動顎本体4とが閉じきった状態で、両者の中
間に仮想中立線n−nを設けたときに固定突条9aと押
圧突条10aの頂部がともにその仮想中立線n−nを越
えた状態にある(図3参照)。
【0021】しかも、開閉用油圧シリンダ7のピストン
ロッド7aの上死点位置のときに固定顎本体3先端箇所
と可動押圧部10との間には適宜の間隙d(図3参照)
が存在しており、具体的には固定突条9a,9a,…と
押圧突条10a,10a,…とが噛み合い状態での相互
間が全体に所定の間隙dをもって非接触状態に構成され
ている。
【0022】また、可動押圧部10は第2実施例の破砕
機Aにおいては可動顎本体4の先端箇所に別材として設
けられたものである。
【0023】さらに上記別材として設けられた可動押圧
部10は可動顎本体4の先端下面側に、その幅方向両側
に分離して設けられ、その両可動押圧部10,10の間
には縦割り大刃11が設けられていることもある。該縦
割り大刃11が形成されている場合には、固定顎本体3
の先端箇所の幅方向中間にコ字状収納部3dが形成さ
れ、該コ字状収納部3dに縦割り大刃11を収納する構
成となっている。
【0024】
【発明の効果】請求項1の発明においては、破砕機外筐
1に形成した固定顎本体3と該固定顎本体3に対応する
可動顎本体4を前記破砕機外筐1に軸支し、固定顎本体
3先端箇所には固定突条9a,9a,…を形成し、可動
顎本体4先端箇所には押圧突条10a,10a,…を形
成し、可動顎本体4の開閉用油圧シリンダ7の上死点位
置において固定突条9a,9a,…と押圧突条10a,
10a,…とが噛み合い状態となり、且つ噛み合い箇所
の相互間を全体に所定の間隙dを有している破砕機の顎
部先端装置としたことにより、先ず第1に開閉用油圧シ
リンダ7の上死点位置において、固定顎本体3と可動顎
本体4の先端同士が異常に押圧して破砕機自体が破壊す
ることを防止することができるし、第2に比較的小さな
被破砕物であっても、これを強力に掴むことができる等
の効果を奏する。
【0025】これらの効果について詳述すると、開閉用
油圧シリンダ7のピストンロッド7aが最大伸びLma
xとなる上死点位置で固定顎本体3と可動顎本体4とが
閉じた状態となるが、このときに噛み合い箇所の相互間
を全体に所定の間隙dが存在するようにしておいたもの
である。
【0026】そのために、破砕機Aを長時間使用して工
作精度が劣化してきたときに、固定顎本体3と可動顎本
体4との先端同士が異常に接近しても、間隙dの存在に
て固定顎本体3と可動顎本体4とが当接するにいたら
ず、また仮に当接した場合であっても単に接触した状態
で、固定顎本体3と可動顎本体4とが異常な押圧力で押
し合うことがなく、破砕機A自体を破壊することを防止
することができる。
【0027】また、固定顎本体3に形成した固定突条9
aと可動顎本体4に形成した押圧突条10aとが噛み合
っている状態としており、該噛み合い箇所の相互間を全
体に所定の間隙dが存在していることにより、図4に示
すように、噛み合い部と間隔dとの存在で、切断等する
ことなく、比較的小さな被破砕物を良好に掴むことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の側面図
【図2】図1の一部断面とした側面図
【図3】本発明の要部拡大断面図
【図4】本発明の作用状態を示す要部断面図
【図5】本発明の作用状態を示す断面図
【図6】本発明の顎部先端箇所の断面図
【図7】可動顎本体の先端箇所の斜視図
【図8】固定顎本体の先端箇所の斜視図
【図9】別の実施例の先端箇所の断面図
【図10】図9の可動顎本体の先端箇所の斜視図
【図11】図9の固定顎本体の先端箇所の斜視図
【符号の説明】
d…間隙 1…破砕機外筐 3…固定顎本体 4…可動顎本体 7…開閉用油圧シリンダ 9…固定押圧部 9a…固定突条 10…可動押圧部 10a…押圧突条
フロントページの続き (72)発明者 永沢 勇次 千葉市花園町1590番60号ハイグリーンコ ーポ106号 (72)発明者 桑原 与一郎 千葉市千種町366番地4号 (72)発明者 山田 智昭 東京都品川区豊町5丁目18番3号 (56)参考文献 実開 昭63−117956(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 破砕機外筐に形成した固定顎本体と該固
    定顎本体に対応する可動顎本体を前記破砕機外筐に軸支
    し、固定顎本体先端箇所には固定突条を形成し、可動押
    圧部先端箇所には押圧突条を形成し、可動顎本体の開閉
    用油圧シリンダの上死点位置において固定突条と押圧突
    条とが噛み合い状態となり、且つ該噛み合い箇所の相互
    間を全体に所定の間隙を有していることを特徴とした破
    砕機の顎部先端装置。
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