JP2589679Y2 - 出退勤管理装置 - Google Patents

出退勤管理装置

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JP2589679Y2
JP2589679Y2 JP1993009867U JP986793U JP2589679Y2 JP 2589679 Y2 JP2589679 Y2 JP 2589679Y2 JP 1993009867 U JP1993009867 U JP 1993009867U JP 986793 U JP986793 U JP 986793U JP 2589679 Y2 JP2589679 Y2 JP 2589679Y2
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弘幸 若林
長四郎 渡辺
文徳 渡辺
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株式会社長谷工コーポレーション
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、出退勤管理装置、特に
集合住宅等の管理人の出退勤状況を把握するのに好適な
管理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】集合住宅のように複数の住戸や、共用部
(受水槽等の共用設備)からなる集合住宅において、管
理人は住み込まず、管理人が通う形態をとる場合、その
ような管理人の出退勤状況の把握は、集合住宅管理上、
重要な事項となる。例えば、集合住宅居住者が、管理人
は出勤しているものと思って管理人室へ出向いたとこ
ろ、予定出勤時間が過ぎているのにもかかわらずまだ出
勤していなかったのでは、必要な用事もはたせず、居住
者のクレーム等に迅速に対応できない。また、防犯上も
好ましくはない。従って、上記形態をとる各集合住宅の
管理人を管理する側にとって、夫々の管理人の勤務状況
を適切に把握しておくことは、各住戸の居住者に対する
管理サービスの面からも必要となるものである。
【0003】従来から、このような場合の出退勤の管理
には出勤簿が用いられてきたが、これは管理人自身によ
る自主管理に止まり、また、それは管理する側からすれ
ば事後管理となる。また、出退勤時に管理人自身が電話
でセンターへ連絡する方法もとられてきたが、これでは
いちいち電話をかけなければならない。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかして、管理人の出
退勤を管理する場合、出勤簿によるのでは自主管理に止
まり、また、出退勤の把握は事後的なものとなり、十分
に満足のいく管理は期待できない。
【0005】また、出退勤時にその都度管理人が電話を
かけて知らせる方法では、いちいち電話連絡することか
ら極めて煩雑であり、人為的なミスも伴いやすい。いず
れも、出退勤管理がしづらく、防犯対策上も十分ではな
い。
【0006】本考案は、上述のような不利、不便を解消
し、管理人の出退勤の状態を容易かつ適切に把握するこ
とを可能にする出退勤管理装置を提供しようとするもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案によって、下記の
出退勤管理装置が提供される。管理人室の出入口付近に
配置し、自動発報機能を有する発報手段と接続して使用
する管理人の出退勤の管理装置であって、出勤と退勤と
に選択的に設定できる出退勤設定用のスイッチ手段を備
え、該スイッチ手段を含む本体部が前記出入口近傍の壁
内部に収納されるよう、壁埋め込み型とされ、該本体部
前面は扉開閉キー操作により開扉できる扉が設けられ、
該扉の開扉状態で管理人が前記スイッチ手段による設定
の切換えを行うことにより出退勤情報が出力されるよう
に構成されていることを特徴とする出退勤管理装置であ
る。
【0008】また、管理人室のドアの開閉を検出する検
出手段と組み合わせて用いられ、前記スイッチ手段によ
り退勤に設定時であって、かつ当該検出手段によるドア
開の状態が検出されたとき、前記発報手段が警報を送出
することを特徴とする出退勤管理装置である。
【0009】
【作用】本考案においては、出退勤管理装置は管理人室
の出入口付近に配置し、自動発報機能を有する発報手段
と接続して使用され、出勤と退勤とに選択的に設定でき
る出退勤設定用のスイッチ手段を含む本体部が前記出入
口近傍の壁内部に収納されるよう、壁埋め込み型とされ
おり、本体部前面に設けられた扉開閉キー操作により開
扉できる扉の開扉状態で管理人が前記スイッチ手段によ
る設定の切換えを行うことにより出退勤情報が出力され
る。従って、場所もとらず、スペース効率もよく、管理
人側にも面倒な手間もかけず、確実、簡単に管理人の出
退勤の状態を把握することを可能にし、いたずら等に対
処できる。
【0010】また、管理人室のドアの開閉を検出する検
出手段と組み合わせることにより、警報の送出が容易に
可能で、管理をより効果的なものにすることができ、し
かも管理人勤務中は誤報も防がれる。
【0011】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。図1は、本考案の一実施例に係る出退勤管理装置を
有する集合住宅群管理システムの基本的構成を示す図で
ある。図中、M1,M2,M3,M4,--- は、本シス
テムで群管理の対象とされる集合住宅個々としてのN
O.1,NO.2,NO.3,NO.4, --- の各集合
住宅を示す。これら集合住宅M1,M2,M3,M4,-
--(以下、単にMと略す場合もある)個々は、夫々各住
戸を有するが、住戸数の大小にかかわらず、従って大規
模集合住宅であるか、小規模集合住宅であるかを問わ
ず、本システムは適用し得る。
【0012】NO.3集合住宅M3にその一例を示すよ
うに、集合住宅Mは、各住戸セキュリティー装置として
のホームモニター(住宅情報盤)1と、宅内情報受信盤
2と、警報発信装置3とを備え、宅内情報受信盤2と警
報発信装置3とはケーブル11(RS−232C)によ
り接続されている。警報発信装置3にはまた、集合住宅
Mの共用部である共用設備4からの情報、その他の情報
が入力される。警報発信装置3は、その構成の一例を図
2に示すように、SUB T/B部31と、SUB I
/O部32と、主制御部33と、回線接続のためのNC
U部34の他、表示部35、電源ユニット36等を含ん
で構成することができる。表示部35による表示は、集
合住宅Mの管理人室において管理人が視認できる。NC
U部34は、主制御部33のメインCPUの制御の下、
電話網を介しての自動発報等の各種機能に用いられる。
警報発信装置3は、公衆回線と接続される。
【0013】他のNO.1集合住宅M1、NO.2集合
住宅M2、NO.4集合住宅M4等も、上記と同じよう
な装置、機器構成を備え、これにより、夫々、集合住宅
M個々は、住宅内情報を受信する手段、共用部の情報を
受信する手段、管理人室内においてそれらの情報を監視
制御する手段を備える。ここに、2以上の集合住宅Mに
おいて、例えば宅内情報受信盤2は、統一化されたイン
ターフェースに基づく通信手順等に準拠していれば、異
なったメーカーによるものであってもよい。
【0014】NO.1,NO.2及びNO.4--- の各
集合住宅Mにおける警報発信装置3(図2)も、同様に
公衆回線と接続されている。電話網を介して、本システ
ムで群管理される各集合住宅M1,M2,M3,M4,
--- はセンター200と結ばれる。
【0015】センター200は、各集合住宅Mについて
1箇所でその集合住宅群の警報監視等の群管理をする集
中管理センターであり、これは、例えば図3に示すよう
に、電話網100に接続された受付装置201と、集中
監視卓202と、S−1コンピュータ203a及びS−
1コンピュータ203b等を含んで構成することができ
る。また、集中管理センター200は、好ましくは、こ
こにデータベース210をもつようにすることもでき
る。
【0016】データベース210で蓄積の対象となるデ
ータは、好ましくは、集合住宅M個々についての建築概
要・修繕情報・建築図面情報であり、これらを集中管理
センター200にてデータベース化しておく。各集合住
宅Mのこのようなデータベースは、本センターが総合監
視センターとして、リアルタイムで、各集合住宅Mにつ
き住戸単位で管理を行っている場合において、異常発生
の際にも、それをバックデータとして用いて、これを基
に迅速かつ的確な処理を行うのに使用することができ
る。
【0017】また、集中管理センター200は、各集合
住宅Mの警備を扱うこととなっている警備会社とも直結
する。この場合は、異常情報は警備会社にも電話網10
0を介し自動的に転送され、緊急出動体制がとれる。ま
た、火災情報については、火災現場を確認(管理人自身
または警備会社の警備員)の上、消防署に通報される。
【0018】集中管理センター200にて群管理するた
めのシステム部分は、上述のように電話網100を含ん
だ構成で構築することができるが、センターは、情報の
受信の他、逆にセンター側から各集合住宅Mの警報発信
装置3を介し遠隔制御で所要の制御を行うなどの機能も
有していてよい。
【0019】図4は、各集合住宅M側でのシステム部分
の詳細構成の一例である。図に示すように、本例では、
先に触れた各住戸内のホームモニター1、宅内情報受信
盤2、警報発信装置3が設置されると共に、集合住宅共
用部の警報盤41、エレベータ故障等のためのエレベー
タ用設備のEY盤42などの他、更には、出退勤ボック
ス5、管理人室のドア上部に配したマグネットセンサー
6、火災報知器7等を備える。図中、8はMDF、9は
管理人室の電話機である。
【0020】警報発信装置3と電話機9との使用回線
は、別々であることが望ましいが、1回線の場合を妨げ
るものではない。上記各盤41,42、出退勤ボックス
5、マグネットセンサー6等も、警報発信装置3と接続
されている。
【0021】出退勤ボックス5は、警報発信装置3に接
続できる設備入力機器の一つであり、例えば管理人室の
出入口付近(管理人室出入口外側近傍の壁面)に設置し
た管理人出退勤管理ボックスである。即ち、これは、管
理人の出退勤等を情報として警報発信装置3へ送出する
装置であり、出退勤設定スイッチを有し、これで出退勤
の設定ができる。例えば、朝、出勤した管理人が当該ス
イッチを「ON」すると、この情報も集中管理センター
200へ送られ、センター200で「××時××分××
秒に出勤」を確認され、夕方、スイッチを「OFF」す
ると、「帰宅××時××分××秒」を確認するというよ
うに、管理人の勤務状況を把握するものとして、そのよ
うな管理人形態をとる場合の集合住宅に用いることがで
きる。上記情報は、装置3への制御入力の一つ(図2)
として含まれる。
【0022】出退勤ボックス5はまた、防犯センサー
(盗難)としてのマグネットセンサーのセット、リセッ
トの情報を警報発信装置3へ送出する機能も有する装置
である。即ち、マグネットセンサー6と出退勤ボックス
5は連動しており、該マグネットセンサー6は管理人室
出入口のドア上部に設置されている。連動の態様は、次
の通りである。退勤に設定時に管理人室のドアが開扉さ
れた場合、警報発信装置3は盗難として扱い、集中管理
センター200へ発報する(自動発報機能)。管理人不
在時に、そのドアが開くと、そのときのマグネットセン
サー6からの信号入力を基に、盗難信号がセンター20
0へ送られるのである。具体的には、管理人が既に退勤
し、その旨がボックス5、装置3、電話回線を通しセン
ター200へ通知されているのに(この場合、スイッチ
OFF操作で、マグネットセンサー6側の出力を情報と
して利用する状態(セット状態)への切換えが、同時に
なされる)、それにもかかわらず、出入口ドア開の旨の
信号がマグネットセンサー6から取り込まれたとき、そ
の状態は、管理人以外の第3者がドアを開けたとみて、
上述の2つの状態(退勤+ドア開)の組み合わせで、盗
難として扱うこととするものである。上記マグネットセ
ンサー6の出力も、前述の制御入力の一つとして含まれ
る。本システムでは、上述したようにして、管理人の出
退勤情報を把握する手段を備えることができる。
【0023】共用部分のための上記警報盤41による設
備情報入力、EY盤42による入力は、これらも装置3
への制御入力(図2)であり、盤41による設備情報入
力の内容項目は、例えば、受水槽(満水、減水)に関す
るもの、給水ポンプ故障その他所定の情報とすることが
できる。また、警報盤41に対しては、装置3側から警
報ブザー制御線を介し警報盤ブザー停止制御もなされ
る。上記制御のための出力は、宅内情報受信盤2に対す
る警報ブザー制御線による宅内情報受信盤ブザー停止制
御のものも含め、装置3からの制御出力(図2)として
含まれる。
【0024】上記警報発信装置3は、本集合住宅群管理
システムの端末として、集合住宅内の管理人室に設置
し、共用部分の設備情報の送受信を行うと同時に、ケー
ブル11(RS−232C)を介して宅内情報データを
管理センター200へ送出することができる装置であ
り、管理センター200では各集合住宅(M1,M2,
M3,M4,--- )内の異常情報を監視し、またセンタ
ー200側から遠隔操作で制御を行うことが可能であ
る。
【0025】サービス機能の一つは、宅内情報受信盤2
からのセキュリティー(火災、ガス漏れ等)情報による
自動発報機能であり、住戸内で発生した各種セキュリテ
ィー情報を受信した時、自動的に集中管理センター20
0に発報し、情報受信盤2からの情報を送出することを
内容とする。
【0026】また、センター200からの自動着信機能
が他の一つである。これは、センター200からの公衆
電話網を介した呼出しに対し、自動着信しセンター20
0からの情報により出力情報(例えば、8点)を取り出
すことができ、また、宅内情報受信盤2へヒストリー要
求があった場合は記憶されている宅内情報を送出する機
能である。
【0027】更に、警報発信装置3は、一定仕様のイン
ターフェースを受けるためのものとして機能させる。即
ち、警報発信装置と宅内情報受信盤(住戸機器の管理人
室設置受信盤)を接続するインターフェースは、これを
群管理の対象となる各集合住宅Mで共通にするべく、統
一する(インターフェース通信仕様の一定化)。
【0028】これは、次のような観点からのものであ
る。集合住宅各住戸の設置されるホームモニター(住宅
情報盤)は、各社各様のニーズに応えるシステムとして
提供され、そのように多種多様な住戸機器は社会情勢の
推移、技術的な改良・進歩等により日々更新されていく
ことが予想されるが、このような中で、各住戸機器と警
報発信装置を接続するインターフェースが区々で異なる
と、設備機器の運転状況、災害の通報をセンターで一括
的に受信、把握することは、より困難な状況になるとい
うことがいえる。従って、警報発信装置と住戸機器のイ
ンターフェースを一定仕様のものと定め、新製品が市場
に出現し、これを導入しようとする場合も、インターフ
ェースを一定にしておくことによりセンターを意識する
ことなく最新設備を容易に該当集合住宅へ設備すること
が可能となり、集合住宅群管理システムとして、一層、
柔軟性に富み、高い対応性を内包させることができる。
更に、設備運転情報授受の高度化を図ることが可能とな
ることから、管理サービスの向上も、合わせて図ること
ができる。また、センターにおいても端末設備の多様性
とのインターフェース不整合を原因とした設備の陳腐化
時期を延伸し、最新住戸機器からの情報受信対応が可能
となることから、宅内情報受信盤2(住戸機器の管理人
室設置受信盤)と警報発信装置3の通信仕様を定めるこ
ととしたものである。
【0029】宅内情報受付インターフェース通信仕様を
定めるにあたっては、宅内情報受信盤2の動作条件とし
て、基本的に、事象の発生、及び復旧時に情報を警報発
信装置3に出力する、センター200(警報発信装置
3)よりの要求により指定の住戸情報を出力する、セン
ター200(警報発信装置3)よりの要求によりヒスト
リー情報を出力する、警報停止入力を備える、ものとす
るのがよい。
【0030】このように、宅内情報受信盤2から警報発
信装置3へ送る信号仕様を一定のものに統一すると、宅
内情報受信盤メーカーが各集合住宅Mで異なり、従って
異機種の盤であっても、各社の宅内情報受信盤から警報
発信装置3へ送るデータ内容の仕様を含めた通信インタ
ーフェース仕様を統一し、各社共通とすることから、異
機種の情報受信盤でも、その導入に制約はなく、センタ
ー200と結ばれる。即ち、センターに接続することを
可能にする。本システムは、各メーカに共通のインター
フェース及び警報発信装置3を接続することにより、集
中管理センター200にて群管理するものであり、異機
種の住宅情報受信盤でもセンター200に接続すること
が可能で、新製品が出た場合などにも対応できる。
【0031】更に、サービス機能の他の一つは、共用設
備入力時の自動発報機能である。これには、該当すると
きは、前述した出退勤ボックス5及びマグネットセンサ
ー6による入力も含まれ、装置3に設定した共用設備入
力端子(例えば、24点)に信号が入力された時、自動
的にセンター200に発報し、夫々の入力端子に対応し
た情報を送出することができる。
【0032】以下、更に、出退勤ボックス5の具体的構
成等について図5以下をも参照して説明する。出退勤ボ
ックス5は、例えば図5乃至図8に示すような構成によ
り、壁面部にはめ込んで設置する。図5は壁埋込み状態
での取付け状態を、また図6は扉を除去して表す内部パ
ネル面の操作部分の様子を示す。また、図7は側面図、
図8は底面図である。
【0033】出退勤ボックス5は、ここでは、概略、前
面部の開閉可能な扉51と、背後のボックス本体部52
とから成り、扉51には、操作キーを差し込む扉開閉キ
ー穴部53が設けられている。扉51は、このように施
錠機構付きであり、たとえ管理人室の出入口外側近傍の
壁50に本出退勤ボックス5を取り付けても、いたずら
等の防止も図れ、かつまた、露出型ではなく、壁埋込み
型で内部の機構、回路部(図9参照)も壁内部に存在す
ることも、かかる点でより効果的である。ボックス本体
部52は、図7,8にその外形を示すように、前面部の
扉部より縦横寸法(L3,L4)の小なる角型の箱形状
を呈し、かかる部分が壁内部に収納されるもので、スラ
イドスイッチ操作部61、セット灯(LED)62、リ
セット灯(LED)63及び外部接続端子板64等を備
える。収容部たる本体部52は、基本的に上述のような
回路部を構成する部品を内部に組み込めるサイズでよ
く、小形、コンパクトである。従って、壁内部に埋め込
む構成でも壁側にはそれに足る凹所を設定すれば済み、
容易に達成でき、しかも壁面に邪魔な存在なものがはり
出すこともなく、外観上もスッキリしたものとなり、ス
ペース効率もよい。
【0034】スライドスイッチ操作部61、セット灯6
2及びリセット灯63は、閉扉状態で扉51に覆われて
いる本体部前面のパネル(操作パネル)54面に設けら
れており、また、外部接続端子板64は内部に配置する
ことができる。上記構成により、スライドスイッチ操作
部61は扉51の開扉状態でのみ操作可能で、同時にセ
ット、リセットの各灯62,63も開扉状態でのみ視認
できるものである。
【0035】スライドスイッチ操作部61は、図9に出
退勤ボックス回路図の一例を示すような切換えスイッチ
65(ここでは、連動スイッチ)を切換え操作するため
のもので、先に触れたように、管理人が出勤、退勤を設
定するスイッチの操作部である。管理人は、これによ
り、出勤時はリセット側に設定し、退勤時はセット側に
設定する。上記操作部61及びスイッチ65により、出
勤と退勤とに選択的に切換え設定できる。
【0036】スイッチ65の一方の共通端子及び各切換
端子は、図9に示すように外部接続端子板64における
セット端子T1、リセット端子T2、セット端子T3、
リセット端子T4に結線され、他方の夫々は、表示電源
端子(+24V)T5、抵抗R1,R2に結線されてい
る。各セット、リセット灯を構成するLED1,LED
2は、夫々抵抗R3を介して表示電源端子(0V)T7
に結線されている。セット灯62は、出退勤設定用のス
イッチ65を退勤(セット)に設定したとき点灯する表
示灯であり、リセット灯63は、それを出勤(リセッ
ト)に設定したとき点灯する表示灯である。また、外部
接続端子板64における端子T1〜端子T7は、警報発
信装置3の設備入力端子へ接続する端子である。図10
はその配線例を示してある。
【0037】図9の構成によれば、図示の切換え状態に
おいて、端子T1と端子T3間にはその導通出力が退勤
情報として得られ、その出力が得られている間、セット
灯62の点灯が継続する一方、図示と逆の状態に切り換
えれば、端子T2と端子T4間にその導通出力が出勤情
報として得られ、今度はリセット灯63の点灯継続に切
り換わることになる。
【0038】上述したような構成の出退勤ボックス5を
壁に埋込みタイプで取り付け、外部接続端子を介して装
置3と接続して使用できる。ここで、ボックス5のサイ
ズにつきその具体例を示しておくと、次のようである。
即ち、扉51の寸法はL1=120mm、L2=116
mm(図5)、厚みL6=約10mmであり、またキー
穴部53の厚みL8=約6mmである(図7)。また、
扉51から背後のボックス本体部52までの奥行き寸法
は、L5=45mmであり(図7)、本体部52部分に
ついては、L3=70mm、L4=88mm、L7=L
5−L6=約34mmである(図7,8)。場所もとら
ず、コンパクトで、簡単な構造でよいことが分かる。図
11((A)は正面外観図、(B)は側面図、(C)は
背面取付図)及び図12(底面図)は、壁面取り付けの
比較例を示すが、これとの対比でみても、構造が簡単
で、スペース的にも有利となる。
【0039】本出退勤ボックス5の取付けに際しては、
例えば床面より1m程度の高さに取り付けるものとし、
壁部側のボックス取付け部にはケーブル導入路を形成
し、ボックス5より警報発信装置3までの配管、配線と
しては、例えば0.65φ×3P CPEVケーブルを
使用することができる。
【0040】出退勤ボックス5と警報発信装置3との配
線を示す図10において、両者は上述のようなケーブル
により接続されており、表示電源としてはDC24Vが
警報発信装置3から供給されている。ボックス5の外部
接続端子板64における端子T1,端子T3、及び端子
T2,端子T4は、夫々対応する警報発信装置3側の設
備入力端子+IP3,−IP3、及び設備入力端子+I
P4,−IP4に接続され、このように出退勤ボックス
5が接続されている場合は、警報発信装置3からは、セ
ット、リセットいづれかの情報、即ち管理人のボックス
5を使用した出退勤設定操作に対応した出退勤情報が集
中管理センター200に自動発報される。即ち、装置3
に設定した対応する共用設備入力端子に信号が入力され
た時、自動的にセンター200に発報し、夫々の入力端
子に対応した出勤情報、退勤情報を送出することができ
る。また、マグネットセンサー6が警報発信装置3側の
設備入力端子+IP2,−IP2と接続されていれば、
既述したような盗難信号も集中管理センター200に自
動発報されることになるのは既に述べた通りである。こ
の場合において、盗難情報は、これも述べた通り、退勤
及びドア開の2条件の組合せで成立するため、退勤がセ
ットされている時のみ有効であり、従って、管理人勤務
中のドア開閉での誤動作は防止される。
【0041】以上述べたように、管理人の出退勤ボック
ス5を使用する本システムは、各集合住宅Mの住戸単位
で、各住戸からの警報を公衆網を通じて集中管理センタ
ー200にて把握できる上、集中管理センター200で
管理人の出退勤状況も容易かつ的確に把握することがで
きる。監視は、24時間フルタイム遠隔監視が可能であ
り、管理人不在時でもセンター200への通報を可能に
し、従って、管理人の退勤後にも対応できる。従ってま
た、住込管理人用の居住スペースが不要になり、住戸単
位でのきめ細かな管理が可能である。更に、先に触れた
ように、集中管理センター200において、異常情報は
警備会社にも自動転送され、これも24時間フルタイム
で行われ、火災情報は消防署へ通報されると共に、マグ
ネットセンサー6と組み合わせれば、退勤に設定時に管
理人室のドアが開扉された場合、警報発信装置3は盗難
として扱い、集中管理センター200へ発報し、管理人
不在時にドアが開くと、盗難信号がセンター200へ通
報され、より適切な管理ができる。即ち、管理人室への
不法侵入にも対処できる。2以上の集合住宅Mについて
一の集中管理センター200にてこうして適切に群管理
でき、住戸単位で24時間フルタイム監視が可能で、管
理人の退勤後の不在時でも充分に対応でき、住込管理人
用の居住スペースを確保しないでも管理が可能で、小規
模な集合住宅Mの場合にも適する。また、管理人住込み
の場合でも、夜間の重労働から開放される。
【0042】本考案は、上記実施例に限定されるもので
はない。例えば、管理人室のドアの開閉の検出にマグネ
ットセンサーを用いたが、これに限定されるものでは勿
論なく、他の検出手段でもよく、その場合でも、それと
組み合わせて用いれば、管理人による退勤の設定時であ
って、かつ当該検出手段によるドア開の状態が検出され
たときは警報を送出することができる。また、管理人が
かよう形態の小規模な集合住宅の場合を説明したが、こ
れに限定されるわけではなく、本考案は、管理人が出退
勤する場合においてその出退勤状況を把握したい場合に
適用して好適である。
【0043】
【考案の効果】本考案によれば、集合住宅等の管理人の
出退勤状況を把握するのに好適な管理装置を提供でき、
管理人室の出入口付近に配置し、自動発報機能を有する
発報手段と接続して使用し、出勤と退勤とに選択的に設
定できる出退勤設定用のスイッチ手段を含む本体部が前
記出入口近傍の壁内部に収納されるよう、壁埋め込み型
とするとともに、本体部前面に設けられた扉開閉キー操
作により開扉できる扉の開扉状態において、管理人が前
記スイッチ手段による設定の切換えを行うことで出退勤
情報を出力することができ、場所もとらず、スペース効
率もよい。しかも、管理人側にも面倒な手間もかけず
に、確実、簡単に管理人の出退勤の状態を把握するこが
でき、いたずら等に十分対処できる。
【0044】また、管理人室のドアの開閉を検出する検
出手段との組み合わせにより、警報の自動送出が容易に
可能で、退勤後の管理人室への不法侵入等にも対処し
得、管理をより効果的なものにすることができ、しかも
管理人勤務中は誤報も防がれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の出退勤管理装置を適用でき
る集合住宅群管理システム全体の基本構成を示す図であ
る。
【図2】警報発信装置の構成の一例を機能ブロックとし
て示す図である。
【図3】集中管理センター側の構成の一例を示す図であ
る。
【図4】各集合住宅側の詳細構成の一例を示す系統図で
ある。
【図5】出退勤ボックスの壁埋込み状態での取付正面図
である。
【図6】内部の操作部の構成の一例を示す図である。
【図7】出退勤ボックスの側面図である。
【図8】同底面図である。
【図9】出退勤ボックスの内部回路の一例を示す図であ
る。
【図10】警報発信装置との結線図である。
【図11】図5乃至図8の出退勤ボックスと対比して示
す比較例の図にして、その正面図、側面図、背面図であ
る。
【図12】同底面図である。
【符号の説明】
1 ホームモニター 2 宅内情報受信盤 3 警報発信装置 4 集合住宅共用設備 5 出退勤ボックス 6 マグネットセンサー 7 火災報知器 8 MDF 9 電話機 11 ケーブル 31 SUB T/B部 32 SUB I/O部 33 主制御部 34 NCU部 35 表示部 36 電源ユニット 41 警報盤 42 EY盤 50 壁 51 扉 52 ボックス本体部 53 扉開閉キー穴部 54 パネル 61 スライドスイッチ操作部 62 セット灯 63 リセット灯 64 外部接続端子板 65 スイッチ 100 電話網 200 集中管理センター 201 受付装置 202 集中監視卓 203a,203b S−1コンピュータ 210 データベース M1,M1,--- Mn 集合住宅

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管理人室の出入口付近に配置し、自動発
    報機能を有する発報手段と接続して使用する管理人の出
    退勤の管理装置であって、 出勤と退勤とに選択的に設定できる出退勤設定用のスイ
    ッチ手段を備え、該スイッチ手段を含む本体部が前記出
    入口近傍の壁内部に収納されるよう、壁埋め込み型とさ
    れ、該本体部前面は扉開閉キー操作により開扉できる扉
    が設けられ、該扉の開扉状態で管理人が前記スイッチ手
    段による設定の切換えを行うことにより出退勤情報が出
    力されるように構成されていることを特徴とする出退勤
    管理装置。
  2. 【請求項2】 管理人室のドアの開閉を検出する検出手
    段と組み合わせて用いられ、前記スイッチ手段により退
    勤に設定時であって、かつ当該検出手段によるドア開の
    状態が検出されたとき、前記発報手段が警報を送出する
    ことを特徴とする請求項1記載の出退勤管理装置。
JP1993009867U 1993-03-09 1993-03-09 出退勤管理装置 Expired - Lifetime JP2589679Y2 (ja)

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