JP2588225Y2 - アルミニューム製オイルクーラ - Google Patents

アルミニューム製オイルクーラ

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JP2588225Y2
JP2588225Y2 JP1993022829U JP2282993U JP2588225Y2 JP 2588225 Y2 JP2588225 Y2 JP 2588225Y2 JP 1993022829 U JP1993022829 U JP 1993022829U JP 2282993 U JP2282993 U JP 2282993U JP 2588225 Y2 JP2588225 Y2 JP 2588225Y2
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JP
Japan
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oil cooler
outer tube
aluminum
pipe
tube
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明彦 松島
泰弘 山田
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東洋ラジエーター株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、内管と外管とが同軸上
に配置され、両管の両端部間が閉塞されて内部にオイル
が流通すると共に、外周に冷却水が流通するアルミニュ
ーム製オイルクーラに係り、構造が簡単で炉内で一体的
にろう付け固定できるものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のアルミニューム製オイルクーラ
は、ろう材が予め被覆された内管と外管とを同軸上に配
置し、内管の両端部を均一に拡開して、その縁部を外管
の内面に接触固定する。そして、外管の両端部外周に穿
設された孔にボス部をろう材を介して配置し、適宜な治
具でボス部と外管とを一体的に固定する。そして、真空
炉内に挿入し、ろう材を溶融させると共にそれを固化
し、一体的にろう付け固定していた。又、実開平4−4
1968号公報記載のアルミニューム製オイルクーラ
は、オイル流出入用のボス部と外管の端部とを一体化し
た鋳物製の端部構造を有し、その端部材を外管及び内管
先端縁に接触させ、それを適宜な治具で保持した状態で
真空炉に挿入し、予め被覆したろう材を溶融させること
により、各部品間を液密にろう付け固定していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところがこれらのオイ
ルクーラは、ろう付けの際、各部品間を特別な治具で締
結保持する必要があり面倒であった。さらに、後者のオ
イルクーラにおいては、鋳物製の端部構造を製作する必
要があるためコスト高とならざるを得なかった。そこで
本考案は、構造が簡単で組立て易く且つ、ろう付けの際
に治具を不要とする構造のアルミニューム製オイルクー
ラを提供することを目的とし、その目的達成のために次
の構成をとる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案のアルミニューム
製オイルクーラは、内管1と外管2とがインナーフィン
3を介して同軸に配置されると共に、両管の軸方向両端
の両縁部間が閉塞され且つ、内管1の両端が開口し、外
管2の軸方向両端部外周面にオイル出入り口4が開口さ
れたものである。ここにおいて本考案の特徴とするとこ
ろは、両管の両端縁間に平面ドーナツ形のリングプレー
ト5が圧入され、外管2のオイル出入り口4の孔縁が外
側に突出したバーリング部6を構成し、そのバーリング
部6が配管接続用のボス部7の開口縁にカシメにより仮
固定される。そしてそれらの各部品の接触部間が、少な
くとも一方の部品に予め被覆又は両部品間に介装された
ろう材により、炉内で一体的に液密にろう付け固定され
たものである。
【0005】
【実施例】次に、図面に基づいて本考案の実施例につき
説明する。図1は本考案のアルミニューム製オイルクー
ラの要部縦断面図であり、図2は同側面図である。この
実施例では、同一長さのアルミニューム製(アルミニュ
ーム合金を含む、以下同じ)の内管1と外管2とを有
し、内管1の外面及び外管2の内面には夫々ろう材が被
覆されたものを用いる。そして、両者の間にマルチエン
トリー型のインナーフィン3が介装される。外管2の両
端部の外周面にはオイル出入り口4が形成され、その開
口縁が立ち上げられてバーリング部6を形成する。そし
て、内管1内に拡開治具が挿入され、内管1の直径を拡
大することにより、インナーフィン3を内管1と外管2
とに圧接する。それと共に、内管1と外管2の両端縁間
に断面U字状のリングプレート5が圧入される。そし
て、外管2の膨出部9上面にろう付け用リング8を介し
ボス部7が載置され、バーリング部6の孔縁部がカシメ
により拡開され、ボス部7の下端開口にそれが仮止め固
定される。このボス部7は、その根元部にフランジ状部
が形成され、その上面にOリング嵌着用溝10が形成され
る。又、ボス部7外周には外ネジ部11が形成されてい
る。さらに、ボス部7の内面は段付状に形成され、その
開口に図示しないパイプが一体的に接合されるものであ
る。又、ろう付け用リング8はその両面にろう材が被覆
されたものを用いる。
【0006】なお、この実施例ではオイルクーラの左端
部のみを図示したが、右端部も対称形の同様の構造に形
成される。このような組立体を高温の真空炉に挿入し、
予め被覆され或いは介装されたろう材を溶融し、次いで
それを固化することより各部品の接触部を一体的にろう
付け固定し、本オイルクーラを完成する。そして、ボス
部7の開口に図示しないパイプが固定され、Oリング嵌
着用溝10に図示しないOリングが嵌着され、図示しない
自動車用ラジエータの下部タンク内に内装される。この
下部タンクには、ボス部7貫通用の孔が穿設され、その
孔からオイルクーラのボス部7の一部を突出させる。そ
して図示しないナットを外ネジ部11に螺着締結し、オイ
ル配管をボス部7のパイプに接続し、一方のボス部7か
ら他方のボス部7に高温の被冷却用オイルを流通させ
る。そして、冷却水を内管1の内面及び外管2の外面に
流通させ、オイルとの間に熱交換を行うものである。
【0007】
【変形例】図2は本考案の第二実施例であり、この実施
例が前記第一実施例と異なる点はリングプレート5のみ
である。この実施例のリングプレート5は、断面コ字状
に形成され、その環状溝の二つの内壁の直径が、外管2
の外周と内管1の内周とに整合するように形成されてい
る。そして、図3に示す如く、内管1及び外管2の両端
縁間にリングプレート5が被嵌されるものである。な
お、上記第一実施例においては、ボス部7と外管2との
間にろう付け用リング8を介装したが、外管2自体の外
周面に予めろう材を被覆したものを用いれば、ろう付け
用リング8を省略することができる。又、インナーフィ
ン3を構成する金属板の両面にろう材が被覆されたもの
を用いると共に、リングプレート5の接触側表面にろう
材が被覆されたものを用いることにより、内管1及び外
管2の表面にはろう材の存在しないものを用いることが
可能となる。
【0008】
【考案の効果】本考案のアルミニューム製オイルクーラ
は以上のように構成したから、構造が簡単で炉内で一体
的にろう付けできる量産性の優れたオイルクーラとな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第一実施例の要部縦断面図。
【図2】同側面図。
【図3】本考案の第二実施例の要部縦断面図。
【符号の説明】
1 内管 2 外管 3 インナーフィン 4 オイル出入り口 5 リングプレート 6 バーリング部 7 ボス部 8 ろう付け用リング 9 膨出部 10 Oリング嵌着用溝 11 外ネジ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F28D 7/10 F28F 9/02 301

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内管1と外管2とがインナーフィン3を
    介して同軸に配置されると共に、両管の軸方向両端の両
    縁部間が閉塞され且つ、前記内管1の両端が開口し、前
    記外管2の軸方向両端部外周面にオイル出入り口4が開
    口したアルミニューム製オイルクーラにおいて、前記両
    管の前記両端縁間に平面ドーナツ形のリングプレート5
    が圧入され、前記外管2の前記オイル出入り口4の孔縁
    が外側に突出されたバーリング部6を形成し、該バーリ
    ング部6が配管接続用のボス部7の開口縁にカシメによ
    り仮固定され、それらの各部品の接触部間が少なくとも
    一方に予め被覆又は介装されたろう材により炉内で一体
    的に液密にろう付け固定されてなることを特徴とするア
    ルミニューム製オイルクーラ。
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