JP2586811Y2 - 泡噴出用ポンプ容器 - Google Patents

泡噴出用ポンプ容器

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JP2586811Y2
JP2586811Y2 JP9230692U JP9230692U JP2586811Y2 JP 2586811 Y2 JP2586811 Y2 JP 2586811Y2 JP 9230692 U JP9230692 U JP 9230692U JP 9230692 U JP9230692 U JP 9230692U JP 2586811 Y2 JP2586811 Y2 JP 2586811Y2
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利一 小川
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本案は泡噴出用ポンプ容器に係
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、国際公開番号W092/08657(特願
平2-515082号)の容器が知られている。該容器は、口頸
部を起立する容器体と、上部外面に付設した外向きフラ
ンジを容器体口頸部の上面へ係合させて容器体内へ大径
シリンダを垂設すると共に、該大径シリンダ下端から上
内方への折返し筒部を介して吸込み弁付きの小径シリン
ダを垂下するシリンダ部材と、上記口頸部外面へ嵌合さ
せた筒部上端の内向きフランジで上記外向きフランジを
口頸部上端との間で挟持するキャップ状部材と、上記小
径シリンダ内へ嵌合させた小径筒状ピストンから小径ス
テムを起立して該ステムの上端部に吐出弁を設けると共
に上記大径シリンダ内へ嵌合させた大径筒状ピストンか
ら上記小径ステム外面へ嵌着させて大径ステムを起立す
る作動部材と、上記大径ステムを上下動自在に貫通させ
た頂壁外周から大径シリンダの上端部外面へ嵌合させて
周壁を垂下するキャップ状部材と、上記大径ステムの上
部外面へ嵌着させたノズル付き押下げヘッドとを有し、
該押下げヘッドから垂下して大径ステム外面へ嵌着させ
た嵌合筒部内へ、上下両面に発泡ネットを張設した短筒
を嵌着させると共に、上記作動部材をスプリングで上方
付勢させ、かつ上記大径筒状ピストンの頂板部に設けた
空気吸入弁と大小両ステム間に穿設した空気流通路とを
介して、上記吐出弁とネット付き短筒との間の大径ステ
ム部分内へ開口する外気吸入路を設けている。
【0003】上記容器は、付勢に抗して押下げヘッドを
押下げすると、小径筒状ピストンと大径筒状ピストンと
が共に小径および大径シリンダ内を下降することで、小
径シリンダ内の液体は吐出弁を通って、又大径シリンダ
内の空気は大小両ステム間の空気流通路を通って大径ス
テムの上端部内で混合し、かつネットを通過することで
発泡した状態でノズルから放出し、又該作動部材の押下
げを解放すると、大小両筒状ピストン上昇により空気吸
入弁が開いて大径シリンダ内へ外気が、又吐出弁が閉じ
かつ吸込み弁が開くことで小径シリンダ内へ容器体内液
体が、それぞれ流入するよう設けている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の泡噴出用ポ
ンプ容器は、小径ステム上端部の吐出弁と発泡ネットと
の間で、その吐出弁を通過した液体と大小両径のステム
間とを通過した空気とが混合し、共に発泡ネットを通過
することで発泡しノズルから噴出するよう設けられてい
るが、上記液体と空気との混合が不充分であるため、噴
出される泡が不均一となり易く、噴出された泡の美感を
損ねる欠点があった。
【0005】そのような欠点除去のために、ネットを二
重としたり、小メッシュにすることが考えられるが、こ
のようにするとネット通過の際の抵抗が増大して、その
ため大小両径ステム間の空気流通路を逆流して空気加圧
用の大径シリンダ内へ液体が入り、該大径シリンダ内へ
の空気流入が減少することとなる欠点があった。
【0006】本案は小径ステム上端から液体を霧状に広
範囲に噴出して、空気との混合が容易にすると共に、小
径シリンダよりも大径ステムを大径として、上外方へ拡
開した小径シリンダ先端部を大径ステム内壁面へ摺動自
在に圧接させて上記大径シリンダ内への液体流入を防止
できるようにしたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】容器体1と、該容器体口
部へ上部を固定させて有底の内外二重筒状部を容器体内
へ垂下するシリンダ部材3と、上記内外二重筒が形成す
る小径および大径シリンダ4,9内へ嵌合させた小径お
よび大径の筒状ピストン16, 17から小径および大径のス
テム18, 19を起立して大径ステム内へ小径ステムを嵌着
し、大径ステム上端にノズル付きヘッド31を嵌着させ
て、シリンダ部材に対して上方付勢させた作動部材15
と、上記大径ステムを上下動自在に貫通させた頂壁36外
周から垂下する周壁37を大径シリンダ上部へ嵌着させた
キャップ状部材35とを有し、上記作動部材の上下動で大
径筒状ピストン頂板17a が有する外気吸入弁27、大径シ
リンダ内および大小両径ステム間を通って外気が、又小
径シリンダおよび小径ステム内を通って容器体内液体が
それぞれ上記小径ステム上端とノズルとの間の吐出路部
分内へ嵌着させた発泡部材29通過により発泡してノズル
30から噴出する泡噴出用ポンプ容器において、上記小径
ステム18の上端部内へスピン機構23を設けると共に、上
記小径シリンダ4よりも大径ステム19を大径とし、かつ
小径シリンダ上部を上外方へ拡開する弾性筒部7とな
し、該弾性筒部先端を大径ステム19の内壁面へ摺動自在
に圧接させた。
【0008】
【作用】図1が示す作動部材15上昇状態から、ヘッド31
をスプリング32の付勢に抗して押下げすると、大径筒状
ピストン17とやや遅れて小径筒状ピストン16とが共に大
小のシリンダ9,4内を下降しその室内を加圧すること
で、大径シリンダ内空気は小径シリンダ4の弾性筒部7
先端をその弾性に抗して押除けることで発泡部材29下方
へ、又小径シリンダ内液体は小径ステム18下方の吐出弁
孔18b を通って更に小径ステム18の上部内スピン機構23
を通って霧化し共に発泡部材29下面と上面のネット28を
泡となって通過し、ノズル30から噴出する。該状態から
ヘッド31を離すとスプリング32が小径ステム18を押上げ
ることで作動部材15は上昇し、該上昇による両シリンダ
内の負圧化で空気吸込み弁27および液体吸込み弁5を通
って大径シリンダ内へは外気が、又小径シリンダ内へは
容器体内液体がそれぞれ流入する。尚発泡部材29下方に
残った霧は液体となって大径ステム19内を下降しようと
するが、小径シリンダ4上端の弾性筒部7先端が大径ス
テム19の内壁面へ圧接するため、その液体が大径シリン
ダ9内へ入ることはなく、次回の作動部材押下げ時に噴
出される。
【0009】
【実施例】1は口頸部2を起立する容器体である。
【0010】3はシリンダ部材で、該部材は有底の内外
二重筒状をなす。その内筒は小径シリンダ4を形成し、
その底部内に液体吸込み弁5を有し、かつ下端から吸上
げパイプ6を垂下する。又小径シリンダ上端は上外方へ
拡開する弾性筒部7に形成し、該筒部先端を後述大径ス
テム内面へ圧接させ、空気吐出弁としている。その小径
シリンダの下部外面には外向きフランジ状に底壁8を付
設し、該底壁外周から大径シリンダ9を起立する。大径
シリンダ上部には外向きフランジ10を付設し、かつ該フ
ランジ下方の筒壁部分に容器体内への外気吸入孔11を穿
設している。該孔は大径シリンダの上部外面へ嵌合させ
た弾性筒体12で閉塞させている。該筒体は大径シリンダ
より大径の筒部上端に付設した外向きフランジを大径シ
リンダの外向きフランジ下面へ重ね、かつ筒部下端を下
内方へ弯曲させてその下端を上記外気吸入孔11下方の筒
壁部分へ圧接させている。上記両外向きフランジは容器
体口頸部の上端面上へ載置させ、口頸部外面へ螺合させ
た装着筒13上端の内向きフランジにより挟持させる。
【0011】15は作動部材で上記両シリンダ内へ嵌合さ
せた小径および大径の筒状ピストン16, 17から小径およ
び大径のステム18, 19を起立させ、その小径ステム18は
大径ステム19上部内へ嵌着させる。図示例では小径ステ
ム18下端部を中実部18a として該中実部から吐出弁孔18
b 付きの小径筒部18c を起立し、該筒部上端から中径筒
部18d を更に起立し、上記小径筒部18c 外面へ吐出弁体
兼用の小径筒状ピストン16を上下動可能にかつその上下
動により吐出弁孔が開閉自在に嵌合させている。中径筒
部内へは図3が示すように、上部を小径部とし、かつ下
面から左右両部を通り上端面中央部の前後両部に達する
溝20を穿設した棒状体21を嵌着させ、又上記小径部へ頂
板中心に上記溝両端と連通する透孔22を穿設したキャッ
プ22a を嵌着させて、吐出弁孔18b から溝20および透孔
22を通って噴出する液体が高速回転し噴霧するスピン機
構23を設けている。小径ステム18上端は大径ステム19上
部内面から窓孔24付きのテーパ部25を介して垂下する筒
部26内へ嵌着させている。大径筒状ピストン17は頂板17
a に空気吸込み弁27を有し、該ピストンから起立する大
径ステム19の上端部内へ、上下両端面へネット28, 28を
張設した発泡部材29を嵌着し、又大径ステム上端にはノ
ズル30付きヘッド31を嵌着させている。尚大径筒状ピス
トン17は作動部材上昇時外気吸入孔11内面を閉塞する。
32は作動部材を上方付勢するスプリングである。
【0012】35はキャップ状部材で、上記大径ステム19
を上下動自在に貫通させた頂壁36外周から垂下する周壁
37を大径シリンダ9上部外面へ嵌着させている。上記頂
壁の大径ステム貫通孔周縁からは雄ねじ筒38を起立して
ヘッド31から垂下する雌ねじ筒31a を螺合させること
で、図2が示すように作動部材15を下降位置に保持可能
とするがよい。
【0013】
【考案の効果】本案は既述構成とするもので、小径ステ
ム18の上端部内へスピン機構23を設けたから、該機構を
通って噴出する液体は高速回転により霧化して逆円錐形
状に拡がることとなり、よって大小両径のステム間を通
って上昇する空気との混合が確実となり,その小径ステ
ム18上端とノズル30との間の吐出路部分間へ嵌着させた
発泡部材29通過により均一な無数の泡となって噴出させ
ることが出来、又小径シリンダ4 上部を上外方へ拡開す
る弾性筒部7としてその筒部先端を大径ステム19の内壁
面へ摺動自在に圧接させたから、上記発泡部材29を通過
できずに大小両径ステム間を流下した液体が空気加圧用
の大径シリンダ9内へ入って該大径シリンダの容量を挟
少化することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本案容器の縦断面図である。
【図2】作動部材を押下げ位置に保持させて示す縦断面
図である。
【図3】スピン機構を形成する一部材としの棒状体要部
の斜視図である。
【図4】図1要部の拡大断面図である。
【符号の説明】
3…シリンダ部材 15…作動部材 23…スピン機構 35…キャップ状部材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器体1と、該容器体口部へ上部を固定
    させて有底の内外二重筒状部を容器体内へ垂下するシリ
    ンダ部材3と、上記内外二重筒が形成する小径および大
    径シリンダ4,9内へ嵌合させた小径および大径の筒状
    ピストン16,17から小径および大径のステム18, 19を起
    立して大径ステム内へ小径ステムを嵌着し、大径ステム
    上端にノズル付きヘッド31を嵌着させて、シリンダ部材
    に対して上方付勢させた作動部材15と、上記大径ステム
    を上下動自在に貫通させた頂壁36外周から垂下する周壁
    37を大径シリンダ上部へ嵌着させたキャップ状部材35と
    を有し、上記作動部材の上下動で大径筒状ピストン頂板
    17a が有する外気吸入弁27、大径シリンダ内および大小
    両径ステム間を通って外気が、又小径シリンダおよび小
    径ステム内を通って容器体内液体がそれぞれ上記小径ス
    テム上端とノズルとの間の吐出路部分内へ嵌着させた発
    泡部材29通過により発泡してノズル30から噴出する泡噴
    出用ポンプ容器において、上記小径ステム18の上端部内
    へスピン機構23を設けると共に、上記小径シリンダ4よ
    りも大径ステム19を大径とし、かつ小径シリンダ上部を
    上外方へ拡開する弾性筒部7となし、該弾性筒部先端を
    大径ステム19の内壁面へ摺動自在に圧接させたことを特
    徴とする泡噴出用ポンプ容器。
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