JP2586290Y2 - プレス成形用金型 - Google Patents

プレス成形用金型

Info

Publication number
JP2586290Y2
JP2586290Y2 JP3204793U JP3204793U JP2586290Y2 JP 2586290 Y2 JP2586290 Y2 JP 2586290Y2 JP 3204793 U JP3204793 U JP 3204793U JP 3204793 U JP3204793 U JP 3204793U JP 2586290 Y2 JP2586290 Y2 JP 2586290Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
press
tape
container
mold
molding die
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3204793U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH072037U (ja
Inventor
知康 加藤
加藤浩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Polymer Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Polymer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Etsu Polymer Co Ltd filed Critical Shin Etsu Polymer Co Ltd
Priority to JP3204793U priority Critical patent/JP2586290Y2/ja
Publication of JPH072037U publication Critical patent/JPH072037U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2586290Y2 publication Critical patent/JP2586290Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、平板状の熱可塑性樹脂
より、開口部周縁にフランジ部を備えた容器部が流れ方
向に多数連設されたテープ状物、例えば各種電子部品、
精密機器部品のような微細な量産部品を収納するキャリ
アテープなど、を成形するのに用いられるプレス成形用
金型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】これらのテープ状物は、例えば図1に示
す装置により、熱可塑性樹脂よりなる平板状材料を連続
的にプレス成形することで製造されている。すなわち、
巻取りロール1より送り出された熱可塑性樹脂よりなる
平板状材料2は加熱炉3に導入されて予備加熱された
後、プレス成形用金型4に入る。そこでプレスされて、
開口部周縁にフランジ部5を備えた容器部6が流れ方向
に多数連設された形状のテープ状物7に成形された後、
間欠送り出し装置8において容器部6に触れないように
フランジ部5をクランプし、エアフィーダー9により所
定長ずつ間欠移送してプレス成形を繰り返す。得られた
テープ状物7は必要に応じてフランジ部5でカットさ
れ、個別の成形容器として分離、取り出される(図示せ
ず)。従来、用いられていたプレス成形用金型は、図4
(a)に示されるように、プレスピストン41を備えた雄
型42と、プレスピストン41が嵌合するピストン孔43を備
えた雌型44とから構成されていて、この間に導入された
熱可塑性樹脂の平板状材料はプレスピストン41の作用に
よってピストン孔43に向けて延伸され、容器部45の底部
を下死点においてプレスピストン41と突き出し棒46とで
挟み込み、プレスピストン41の形状に合わせた状態で冷
却されることにより、容器部45が成形された後、図4
(b)に示されるように、ピストン孔43の底部に設けら
れた突き出し棒46により容器部45が押し出されて離型す
る動作を反復し、テープ状物に成形されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、この金型では
容器部45の離型を突き出し棒46による強制的な押し上げ
に頼っていたため、成形品を変形または破損させるおそ
れがあり、とくに図4(c)に示されるように底面に上
方へ立ち上がる異型部分51を備えた容器部52を成形する
ときには、突き出し棒53の先端形状も異型部分51の底面
形状に応じた形状にしておかなければならないので、突
き出し棒53の先端54が円滑に突き上げられ、また送りに
際してこの先端54が異型部分51の底面に引っ掛からない
ようにするためには、底面の開き角度θと立ち上がり部
分の角のRを大きくしておかなければならなかった。例
えば、開き角度θが 120°以下になったり、立ち上がり
角Rが 0.5mm以下になると、突き出し棒53の先端54が異
型部分51の底面にぶつかり易くなり、製品率が著しく低
下した。したがって、本考案の目的は前記テープ状物の
金型よりの離型を容器部に直接触れずに行わせることに
より、容器部の変形または破損を防止すること、とくに
は立ち上がり角Rが 0.1〜 0.5mm、開き角度θが90〜 1
20°のシャープな断面形状の異型部分を持つ容器部を備
えたテープ状物を高い精度で効率よく製造することので
きるプレス成形用金型を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案によるプレス成形
用金型は、開口部周縁にフランジ部を備えた容器部が流
れ方向に多数連設されたテープ状物を得るためのプレス
成形用金型において、雄型にプレスピストンを、雌型に
ピストン孔を設けると共に、雌型の幅方向両側にリフタ
ーを設けたことを特徴とするものである。
【0005】以下、本考案のプレス成形用金型につい
て、図2および図3に基づいて詳細に説明する。図2は
本考案のプレス成形用金型によって成形された前記テー
プ状物の一実施態様を、繰り返し単位である容器21の斜
視図によって示すもので、この容器21は容器部22の開口
周縁にフランジ部23を備え、底部には流れ方向に対して
直角方向に段部状の異型部分24が形成されている。な
お、この全体はフランジ部23を介して同様の形状の容器
21が流れ方向に多数連設された形状をしている。図3は
上記テープ状物の成形に適した本考案のプレス成形用金
型の実施態様を、斜視図(a)およびテープ状物の幅方
向の縦断面図(b)〜(d)で示すものである。図
(b)において、31はプレス成形によって得られたテー
プ状物で、32、33はそれぞれその容器部およびフランジ
部である。34は雄型、35は雄型34に設けられたプレスピ
ストン、36は雌型、37は雌型36に設けられた前記プレス
ピストン35が嵌合するピストン孔、38、38は雌型36の両
側に設けられたリフターである。リフター38は成形の際
には平板状熱可塑性樹脂のフィードラインよりも下の位
置で待機しているが、成形後、雄型34が上方に移動した
後に、エアシリンダー(図示せず)によりリフター38を
上方に突き上げ、それによりテープ状物31のフランジ部
33を押し上げて容器部32を金型より離型する。リフター
38の駆動手段としては、上記エアシリンダー以外に図
(c)に示すようなバネ39により駆動する方法や図
(d)に示されるようにカム40を用いる方法がある。リ
フター38の受ける位置はテープ状物の両側が好ましく、
テープ状物を送る時、リフター38がテープ状物のフラン
ジ部を下側から支えてガイドとなり、容器部の他の物へ
の接触を無くすことができる。なお、リフター38の形状
や寸法は成形するテープ状物31の大きさや形状に応じて
任意に選択することができる。
【0006】
【作用】本考案によるプレス成形用金型には、ポリスチ
レン系樹脂、塩化ビニル系樹脂、ポリオレフィン系樹
脂、ポリカーボネート樹脂等のような熱可塑性樹脂製の
平板状材料を用いて開口部周縁にフランジ部を備えた容
器部が流れ方向に多数連設されたテープ状物を安定的に
かつ精度よく成形することができる。また、成形品の金
型からの離型を容器部に直接触れずに行うので、容器部
の底部にシャープな断面形状の異型部分を備えた成形品
であっても支障なく成形することができる。
【0007】
【実施例】厚みが 0.3mmのポリ塩化ビニルシートをヒー
ター設定温度 400℃、成形サイクル1秒/回、金型取り
数2個、間欠送り量64mm/回の条件で、図2に示すのと
同様の、内のり寸法が縦17.8mm、横 9.7mm、深さ3mm、
底部に幅 7.5mm、高さ 1.5mmの、段部状異型部分を備え
た容器部がフランジ部を介して流れ方向に多数連設され
たテープ状物を成形したところ、異型部分の開き角度θ
が90°、底面立ち上がり角R 0.1mmで安定的に製造する
ことができた。
【0008】
【考案の効果】本考案のプレス成形用金型によれば、テ
ープ状物の金型からの離型を容器部に直接触れることな
く行えるので、容器部の底部形状を自由に選択すること
ができ、従来のプレス成形用金型では不可能であった、
テープ状物の面において流れ方向に対して直角な方向で
の底面の開き角度θが90〜 120°で、その立ち上がり角
Rが 0.1〜 0.5である異型部分を備えた成形品の製造が
可能となる。また、従来の金型構造において、容器部の
離型のために設けられていた突き出し棒が不要となるた
め、金型の部品点数が削減され、金型製作費用が安価に
なると共に、金型の構造を単純化することが容易になる
という利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のプレス成形用金型が適用されるプレス
成形工程の全体を示す説明図である。
【図2】本考案のプレス成形用金型によって得られる成
形品の一実施態様を示す斜視図である。
【図3】本考案のプレス成形用金型の実施態様に係り、
図(a)は斜視図、図(b)はテープ状物の幅方向にお
ける縦断面図、図(c)および図(d)はそれぞれ要部
の異なる態様を示す部分縦断面図である。
【図4】従来のプレス成形用金型を縦断面図で示すもの
で、図(a)および図(b)はそれぞれその異なる態様
である。
【符号の説明】
31‥テープ状物、 32‥容器部、 33‥フランジ
部、 34‥雄型、35‥プレスピストン、 36‥雌型、
37‥ピストン孔、38‥リフター。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29C 51/00 - 51/46 B29C 33/44 - 33/50 B29L 22:00

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】開口部周縁にフランジ部を備えた容器部が
    流れ方向に多数連設されたテープ状物を得るためのプレ
    ス成形用金型において、雄型にプレスピストンを、雌型
    にピストン孔を設けると共に、雌型の幅方向両側にリフ
    ターを設けたことを特徴とするプレス成形用金型。
JP3204793U 1993-06-15 1993-06-15 プレス成形用金型 Expired - Lifetime JP2586290Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3204793U JP2586290Y2 (ja) 1993-06-15 1993-06-15 プレス成形用金型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3204793U JP2586290Y2 (ja) 1993-06-15 1993-06-15 プレス成形用金型

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH072037U JPH072037U (ja) 1995-01-13
JP2586290Y2 true JP2586290Y2 (ja) 1998-12-02

Family

ID=12347958

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3204793U Expired - Lifetime JP2586290Y2 (ja) 1993-06-15 1993-06-15 プレス成形用金型

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2586290Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4622118B2 (ja) * 2001-02-23 2011-02-02 パナソニック電工株式会社 配線板の成形装置
WO2020031322A1 (ja) * 2018-08-09 2020-02-13 東洋アルミエコープロダクツ株式会社 紙容器の製造装置、紙容器の製造方法及び紙容器

Also Published As

Publication number Publication date
JPH072037U (ja) 1995-01-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3985942B2 (ja) エンボス付きキャリアテープの製造方法
CN107097580B (zh) 烫印玩具加工工艺及其加工设备
JP2586290Y2 (ja) プレス成形用金型
US3578735A (en) Method and apparatus for molding plastic articles
JPH05147606A (ja) キヤリアテープの製造方法
JPH0515372B2 (ja)
JP3197501B2 (ja) キャリアテープの製造方法
JP2665576B2 (ja) 転写フィルム押付け装置と成形同時転写品の製造方法
JP3698518B2 (ja) キャリアテープの製造方法
JPH09321092A (ja) キャリアテープの製造方法
JP6072333B1 (ja) エンボスキャリアテープの製造方法
US4230662A (en) Method for forming holes in thermoformed articles
JP3503525B2 (ja) 金属板状材と合成樹脂材の一体化した製品の製造方法
JPS6220015B2 (ja)
JP2001105481A (ja) キャリアテープの製造方法および装置
JPH11920A (ja) インサート樹脂成形金型装置
JPH0619442Y2 (ja) 電子部品搬送用テープの成形装置
JPH0121788Y2 (ja)
JP2680634B2 (ja) 転写ホイルのインサート成形方法および成形装置
JPH05116959A (ja) 成形品の搬送装置
JPH10138326A (ja) キャリアテープの製造方法
JP2003095211A (ja) エンボスキャリアテープ、その製造方法及び製造装置
KR100221933B1 (ko) 리드프레임 테이핑용 금형
JP2537219Y2 (ja) 合成樹脂製包装用容器の成型装置
JPS60152414U (ja) 成形品の製造装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080925

Year of fee payment: 10