JP2585899B2 - 車輌整備用リフトのシリンダ機構における同調ズレの修正方法 - Google Patents

車輌整備用リフトのシリンダ機構における同調ズレの修正方法

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JP2585899B2
JP2585899B2 JP3212609A JP21260991A JP2585899B2 JP 2585899 B2 JP2585899 B2 JP 2585899B2 JP 3212609 A JP3212609 A JP 3212609A JP 21260991 A JP21260991 A JP 21260991A JP 2585899 B2 JP2585899 B2 JP 2585899B2
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慎太郎 奥野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】車輌支持体を昇降作動する複数の
複動式シリンダ機構を直列に接続し、各シリンダ機構を
同調して上昇作動せしめ、又作動油の逆流によりピスト
ンを強制的に下降作動させる車輌整備用リフトのシリン
ダ機構における同調ズレの修正方法に関する。
【0002】
【従来の技術】上記車輌整備用リフトのシリンダ機構に
おける同調ズレの修正方法としては、例えば図3に示す
如く、ピストン6に両シリンダ室1a、1bを連通する
連通路15を設け、その連通路15に、例えば下シリン
ダ室1bに対して逆止め機能のあるチェックバルブ17
を設けると共に、下シリンダ室1bの底面に押し上げピ
ン20を突設し、作動油の逆流によってピストン6を下
降せしめ、ピストン6が下限位置に近ずくと、ボ−ル1
7aが押し上げピン20により付き上げられて逆止弁1
7が開放されて作動油は上シリンダ室1aから下シリン
ダ室1bへ通過可能となり、そこからはピストン6が自
然降下して下限に達し、ピストン6の高さが下限位置で
同一レベルに調整され、作動油はシリンダ内を抵抗無く
通過させる試みが成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】油圧を逆に作動させて
強制下降させることにより、同調ズレがあった場合にピ
ストンを下限位置で修正する思想は、理屈の上で成り立
っても、実際は各部の摺動抵抗、油の粘性抵抗等が作用
して両ピストンとも下限まで完全に降りないことがあ
り、その結果修正されなかったり、それまで完全に同調
してたものに対して新たに位置ズレを生じさせてしまう
虞れがあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、連通路へ意図
的に絞りを設け、チェックバルブが開放された後も、ピ
ストンの押し下げ力を持続させることにより、ピストン
を下限に到達するまで押し下げて確実にレベル合わせす
るものである。
【0005】
【作用】リフトダウン作動する毎に、確認を兼ねてピス
トン位置が下限において一致するよう修正が成されるの
で、手間が掛らず、又常に最良の同調状態に保たれるか
ら信頼性が高い。
【0006】
【実施例】本発明に係るシリンダ機構における同調ズレ
の修正方法を、埋込み式リフトにおいて実施した一例を
図面に基いて説明する。1、2は夫々ピストンロッド
3、3の突出方向を真上に向け、ピット4内に垂直姿勢
で収容されている一対の複動式シリンダ機構(以下単に
シリンダ機構という)であり、ピストンロッド3、3の
上端には車輌支持体であるドライブオンプレ−ト5、5
が固着され、前記両シリンダ機構1、2は、後述する可
逆油路によって直列に接続されている。尚前記シリンダ
機構1、2は同一機種のため紛らわしいので、以下の説
明では1を駆動側シリンダ機構、2を従動側シリンダ機
構として区別する。
【0007】各シリンダ機構1、2の内部はピストン6
により上下のシリンダ室に区画され、駆動側シリンダ機
構1の上シリンダ室1aと従動側シリンダ機構2の下シ
リンダ室2bとが連絡油路7で接続され、駆動側シリン
ダ機構1の下シリンダ室1bと従動側シリンダ機構2の
上シリンダ室2aは、夫々送り油路8及び戻し油路9を
介して切り換えバルブ10に接続されている。又その切
り換えバルブ10には、ポンプ11備え、オイルタンク
12内の作動油を送り出す圧送路13と、オイルタンク
12へ作動油を送り返す返送路14とが接続されてお
り、この油圧回路は、前記切り換えバルブ10の操作に
よって、圧送路13と返送路14とを直結した状態か
ら、圧送路13と送り油路8、及び戻し油路9と返送路
14とを夫々連結して作動油を駆動側シリンダ機構1の
下シリンダ室1bへ送り込み、従動側シリンダ機構2の
上シリンダ室2a内の作動油をオイルタンク12へ戻す
正方向の循環をさせる上昇側と、圧送路13と戻し油路
9、及び送り油路8と返送路14とを夫々連結して作動
油を従動側シリンダ機構2の上シリンダ室2aへ送り込
み、強制的にリフトダウンさせて駆動側シリンダ機構2
の下シリンダ室1b内の作動油をオイルタンク12へ戻
す逆方向の循環を行なう下降側とに切り換える可逆構成
を採っている(図2)。
【0008】次に各シリンダ機構1、2の説明に入る
が、前記したように両シリンダ機構とも同一構造である
から駆動側シリンダ機構1についてのみ説明すると、ピ
ストン6には、ピストンロッド3のピストン固着際に、
ロッドの軸方向と直交方向へ貫通された横穴15aとピ
ストン部の中心を貫通する縦穴15bとで構成された連
通路15が設けられており、縦穴15b内には、上下各
シリンダ室1a、1bに対して逆止め機能を有したチェ
ックバルブ16、17が夫々設けられ、又前記横穴15
aには、穴径を狭くして絞りを形成するためのブッシュ
18が圧入されている。
【0009】又ピストン6の下端には、中心に貫通孔1
9aを有したピンホルダ19が設けられ、前記貫通孔1
9aに、押し上げピン20が、その中間部に嵌合された
リング体20aを係止させ、下端を下方へ突出させた状
態にて吊下されている。それによりピストン6が上昇し
ているときにはチェックバルブ16、17が働いて両シ
リンダ室1a、1b相互間における作動油の出入りを阻
止し(図1のa)、下降させたときにはピンホルダ19
がシリンダ室1bの底面へ当接する直前に、押し上げピ
ン20がシリンダ室1bの底面に当接して押し上げら
れ、その押し上げにより逆止弁17のボ−ル17aが突
き上げられてチェックバルブ17は開放し、上シリンダ
室1aから下シリンダ室1b方向へ作動油の流れを許容
する(図1のb)。
【0010】このように形成された埋込み式リフトにお
いて、リフトアップ時には切り換え弁を上昇側へ切り換
えると、オイルタンク内の作動油はポンプによって駆動
側シリンダ機構1の下シリンダ室1b内に送り込まれ、
駆動側シリンダ機構1のピストン6は押し上げられ、そ
れによって駆動側シリンダ機構1の上シリンダ室1a内
の作動油が連絡油路7を経て従動側シリンダ2の下シリ
ンダ室2bへ送り出され、従動側シリンダ機構1のピス
トン6が前記駆動側シリンダ機構1のピストン6に同調
して押し上げられ、従動側シリンダ機構2の上シリンダ
室2aの作動油はオイルタンクへ返送され、駆動側シリ
ンダ機構1における上シリンダ室1aと従動側シリンダ
機構2における下シリンダ室2bの断面積を等しく設定
することにより、両ピストン6、6は同調して上昇され
る。
【0011】ここで切り換え弁を下降側へ切り換える
と、前記リフトアップと逆の動作が行なわれ、両ピスト
ン6、6は強制的に押し下げられ、ピストン6が下限に
到達すると、チェックバルブ17の開放によって作動油
は両シリンダ内を通過する。そして連通路にはブッシュ
を圧入することにより絞り機構が構成されているので、
作動油通過状態において連通路に負荷が掛り、ピストン
には押し下げ力が作用する。そのため摺動抵抗や粘性抵
抗によりピストンが下限に達する直前で停滞しそうにな
っても、強制的に下限まで押し下げられるのである。
【0012】本実施例の絞り機構は、連通路にブッシュ
を圧入することにより構成したものであるが、可変バル
ブにより絞り度合を調整可能にすることもでき、絞り度
合を従動側より駆動側を大きくして駆動側から順に修正
されるようにしたり、ピストンが下限に達したら絞りを
開放して作動油が抵抗無く通過するようにもできる。そ
して絞りは連通路のどの位置に、どのような手段によっ
て設けても差し支えない。又実施例では埋込み式リフト
について説明したが、床上式の二柱式、四柱式等にも適
応でき、逆止弁の構造も適宜変更される。尚連通路が開
放された後に、絞り作用で圧力差を生じさせ、強制的に
ピストンを押し下げる本発明の思想は、強制下降機能を
持たないリフトにあっては、ピストンをシリンダの上限
でレベル合わせする技術に応用できることを付言する。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、リフトダウンさせる
と、同調されていることの確認と同時に、同調ズレがあ
れば自動的且つ確実に修正されるので、リフトアップす
るときは必ず同調されていることになり、安心して利用
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】a、bは本発明に係るシリンダ機構における同
調ズレの修正方法を実施した埋設型リフトのシリンダ機
構を示す説明図である。
【図2】本発明に係るシリンダ機構における同調ズレの
修正方法を実施した埋設型リフトの油圧回路図である。
【図3】従来例の説明図である。
【符号の説明】
1・・駆動側シリンダ機構、2・・従動側シリンダ機
構、1a、2a・・上シリンダ室、1b、2b・・下シ
リンダ室、3・・ピストンロッド、4・・ピット、5・
・ドライブオンプレ−ト、6・・ピストン、7・・連絡
油路、8・・送り油路、9・・戻し油路、10・・切り
換えバルブ、11・・ポンプ、12・・オイルタンク、
13・・圧送路、14・・返送路、15・・連通路、1
5a・・横穴、15b・・縦穴、16、17・・チェッ
クバルブ、17a・・ボ−ル、18・・ブッシュ、19
・・ピンホルダ、20・・押し上げピン。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輌支持体を昇降作動する複数の複動式
    シリンダ機構を直列に接続し、作動油圧の供給により各
    シリンダ機構を同調して上昇作動させ、又作動油の逆流
    によりピストンを強制的に下降作動せしめる車輌整備用
    リフトにあって、ピストンに両シリンダ室を連通する連
    通路を設け、その連通路に、ピストンが下限位置で開放
    されるチェックバルブを設けると共に、前記連通路へ意
    図的に絞りを与えて前記チェックバルブが開放されても
    両シリンダ室間に圧力差を生じせしめ、押し下げ力の持
    続によってピストンを下限位置まで確実に押し下げるこ
    とを特徴とするシリンダ機構における同調ズレの修正方
    法。
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JPH0696438B2 (ja) * 1989-08-11 1994-11-30 光陽精機株式会社 液圧式カーリフト

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