JP2585579Y2 - 減速装置 - Google Patents

減速装置

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JP2585579Y2
JP2585579Y2 JP1990078016U JP7801690U JP2585579Y2 JP 2585579 Y2 JP2585579 Y2 JP 2585579Y2 JP 1990078016 U JP1990078016 U JP 1990078016U JP 7801690 U JP7801690 U JP 7801690U JP 2585579 Y2 JP2585579 Y2 JP 2585579Y2
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gear
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reduction
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正夫 大野
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は産業機械の減速装置に係わり、特には、産業
車両、建設車両等の終減速装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、減速装置において、大きい減速比(7〜9以
上)を必要とする場合は、平歯車減速機と遊星歯車減速
機との組み合わせ、または、遊星歯車減速機を2段組み
合わせるか、或は、それ以上の減速機を組み合わせる多
段減速機構を採用している。
第2図は従来の履帯式建設車両の油圧駆動式終減速装
置の断面図であり、トラックフレーム1にはシャフト31
がボルト3により締着されている。
シャフト31にはハブ32が軸受5を介して回転自在に軸
着されている。ハブ32にはスプロケット6がボルト7に
よって締着されているとともに、内歯歯車33がカバー34
を介してボルト35により締着されている。シャフト31に
固着された油圧モータ40の出力小歯車41は、シャフト31
に軸受43により軸着された大歯車42と噛合して、平歯車
減速機を構成している。大歯車42には太陽歯車44がスプ
ライン45により結合されている。シャフト31にはキャリ
ャ50がスプライン51により結合されており、キャリャ50
には遊星歯車53を軸受54により軸着せる軸52が装着され
ている。遊星歯車53は内歯歯車33と太陽歯車44とに噛合
して遊星歯車減速機を構成している。
油圧モータ40を駆動すると、出力小歯車41の回転は、
前述の平歯車減速機および遊星歯車減速機により減速さ
れてスプロケット6を駆動する。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記構成によれば、平歯車減速機と遊星歯車減速機と
を組み合わせて構成しているため以下のような問題を生
ずる。
(1)スプロケット中心から油圧モータの端面までの長
さL3が大きく、終減速装置の場積が大きくなる。従っ
て、全巾L4も大きくなり、履帯巾以内に収納する(いわ
ゆるインシュー化する)ことが困難となるため、油圧モ
ータが走行中に障害物に接触して破損する恐れがある。
(2)アイテム数が多く、重量も重く、コストが高い。
本考案は上記の問題点に着目してなされたもので、全
巾が狭くコンパクトで、軽量、低コストの減速装置を提
供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的達成のため、本考案に係る減速装置はトラ
ックフレームに固着された中空のシャフトと、シャフト
の外周に軸受を介して回転自在に装着された回転出力部
材と、シャフトに取着された内歯歯車と、シャフトの中
空内部に取着した駆動源により駆動される太陽歯車と、
太陽歯車と噛合する大歯車、および内歯歯車と噛合する
小歯車とを一体に形成し、かつ、軸方向に並列に配置し
た遊星歯車と、遊星歯車を回転自在に装着したキャリヤ
とを具備する減速装置において、シャフトの内周で、か
つ、シャフトの軸芯方向で軸受と重複する位置に配置さ
れた内歯歯車と、遊星歯車を回転自在に挟持し、かつ、
挟持する1端側が回転出力部材に固定されたキャリヤと
からなり、駆動源からの動力を太陽歯車、遊星歯車、キ
ャリヤを経由して、回転出力部材に減速して出力するこ
とを特徴としている。
〔作用〕
上記構成によれば、(a)駆動源からの動力は、太陽
歯車と噛合する大歯車から、大歯車と一体に形成された
小歯車を介して、小歯車と噛合すると共に、シャフトに
取着される内歯歯車に伝達された後、大歯車と小歯車と
からなる遊星歯車を軸支するキャリヤを経由して、キャ
リヤと一体に形成された回転出力部材に減速して出力さ
れる。(b)シャフトの内周に配置された内歯歯車と噛
合する遊星歯車と、遊星歯車を狭持するキャリヤの他端
側とがキャリヤ内に収納されると共に、遊星歯車を挟持
するキャリヤの1端側が減速装置のカバーを兼用するた
め、これらの幅の分だけ減速装置の幅を狭くでき、減速
装置が履帯の幅内に容易に収まり易くなる。
(c)キャリヤに作用するスラスト力とラジアル力と
は、回転出力部材から軸受を介してシャフトにより確実
に支持されるため、キャリヤのがたつきが防止される。
また、キャリヤに軸支される遊星歯車と、シャフトの内
周に配置される内歯歯車との噛合いは、内歯歯車の内外
周の噛合いバックラッシュにより片当たりが防止される
ため、各歯車の偏摩耗が低減される上に、キャリヤに作
用するスラスト受けを別に必要としない。
〔実施例〕
以下に、本考案に係る減速装置の実施例について図面
を参照して詳述する。
第1図は本考案の実施例を示すもので、トラックフレ
ーム1にはシャフト2がボルト3により締着されてい
る。シャフト2にはスプロケット6をボルト7により締
着したハブ4が軸受5を介して軸着されている。油圧モ
ータ10はシャフト2の中央部に固着され、出力軸11には
太陽歯車12がスプライン13によって結合されている。シ
ャフト2の内周には内歯歯車14がスプライン15によって
結合され、スナップリング16、プレート17、ボルト18に
より固着されている。ハブ4にはキャリャ20がボルト21
により締着され、キャリャ20には軸22により軸受26を介
して遊星歯車23が軸着されている。遊星歯車23は大歯車
24と小歯車25とにより構成されており、大歯車24は太陽
歯車12と噛合し、小歯車25は内歯歯車14と噛合してい
る。
次に作動について説明すると、油圧モータ10を駆動す
ると太陽歯車12は遊星歯車23の大歯車24を減速して駆動
する。遊星歯車23の小歯車25は内歯歯車14の内周を自転
しながら公転する。即ちキャリャ20がハブ4と一体とな
って公転することとなる。この場合の太陽歯車12とハブ
4との減速比は遊星歯車23を大歯車24と小歯車25とによ
り構成しているため、一般の1段遊星減速機の減速比の
1.2〜1.5倍となり、前述の従来の平歯車減速機と遊星歯
車減速機とを組み合わせた減速装置と同等の減速比が得
られる。
〔考案の効果〕
以上詳述したごとく、本考案は下記のごとき効果を奏
する。
(1)減速装置が履帯の幅内に容易に収まるため、岩石
等の障害物から減速装置が保護される、所謂、減速装置
のインシュー化が可能となり、減速装置の耐久性が向上
する。
(2)キャリヤのがたつきが防止されて各歯車の偏摩耗
が低減されるため減速装置の耐久性が向上する上に、キ
ャリヤに作用するスラスト受けを別に必要としないため
減速装置の構成が簡素化される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の減速装置の断面図、 第2図は従来の減速装置の断面図である。 1……トラックフレーム 2……シャフト 4……ハブ 10……油圧モータ 12……太陽歯車 14……内歯歯車 20……キャリャ 22……軸 23……遊星歯車

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】トラックフレームに固着された中空のシャ
    フトと、シャフトの外周に軸受を介して回転自在に装着
    された回転出力部材と、シャフトに取着された内歯歯車
    と、シャフトの中空内部に取着した駆動源により駆動さ
    れる太陽歯車と、太陽歯車と噛合する大歯車、および内
    歯歯車と噛合する小歯車とを一体に形成し、かつ、軸方
    向に並列に配置した遊星歯車と、遊星歯車を回転自在に
    装着したキャリヤとを具備する減速装置において、シャ
    フトの内周で、かつ、シャフトの軸芯方向で軸受と重複
    する位置に配置された内歯歯車と、遊星歯車を回転自在
    に挟持し、かつ、挟持する1端側が回転出力部材に固定
    されたキャリヤとからなり、駆動源からの動力を太陽歯
    車、遊星歯車、キャリヤを経由して、回転出力部材に減
    速して出力することを特徴とする減速装置。
JP1990078016U 1990-07-23 1990-07-23 減速装置 Expired - Lifetime JP2585579Y2 (ja)

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JPH0436147U JPH0436147U (ja) 1992-03-26
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