JP2585200B2 - ロールオシボリ製造方法 - Google Patents

ロールオシボリ製造方法

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JP2585200B2 JP31279694A JP31279694A JP2585200B2 JP 2585200 B2 JP2585200 B2 JP 2585200B2 JP 31279694 A JP31279694 A JP 31279694A JP 31279694 A JP31279694 A JP 31279694A JP 2585200 B2 JP2585200 B2 JP 2585200B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紙、不織布、布地等の
枚葉シートをロール状に巻いてロールオシボリを製造す
るロールオシボリ製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】供給コンベアから供給された紙等の枚葉
シートを二つ折り状に折り曲げた後、供給コンベアの下
手側に配置された成形手段で枚葉シートを引き込みなが
ら下手側からロール状に巻いてロールオシボリを製造す
るロールオシボリ製造方法には、従来、特公平2−25
607号公報に記載のような方法がある。
【0003】この製造方法は、上方から下方に向かって
成形手段の入口側と挿入手段との間に枚葉シートを供給
し、この枚葉シートの下端部側を挿入手段により成形手
段側に押し付けて、この枚葉シートを成形手段の上側の
成形ベルトに沿って巻き付けながら、枚葉シートの下端
部側を上側の成形ベルトと挿入手段とによって成形手段
の入口側に案内した後、成形手段の入口側で上側の成形
ベルトと下側のロールと挿入手段との三者によって枚葉
シートの先端部側を折り曲げて、挿入手段により枚葉シ
ートを折り曲げ部側から成形手段の入口に挿入する方法
を採っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の製造方法では、
成形手段と挿入手段との間に枚葉シートを供給した後、
この枚葉シートを挿入手段で押し付けて成形手段の上側
の成形ベルトに沿って巻き付けながら、その巻き付け状
態のままで枚葉シートの下端部側を成形手段の入口側に
案内しているため、運転速度を高速にした場合、枚葉シ
ートの折り曲げ位置にバラツキが生じ易くなり、成形後
のロールオシボリの品質が一定しない欠点がある。
【0005】即ち、枚葉シートを二つ折り状に折り曲げ
た後、その折り曲げ部側からロール状に巻いてロールオ
シボリを製造する場合、ロールオシボリの仕上がり状態
を良好にし、常に一定の良い品質を確保するためには、
枚葉シートの折り曲げ位置が常に一定位置であって、枚
葉シートの供給方向に対して前後に位置ずれしないこ
と、折り曲げ方向が枚葉シートの供給方向に対して略直
角であること等が不可欠の条件となる。
【0006】例えば、個々の枚葉シート毎に、その折り
曲げ位置が供給方向の前後に位置ずれすれば、折り曲げ
部から枚葉シートの両端までの寸法が変わるため、枚葉
シートをロール状に巻いてロールオシボリを製造した場
合、ロールオシボリの巻き径の大小が生じると共に、巻
き長さの長短が生じ、個々のロールオシボリ毎にバラツ
キができることになる。
【0007】またロールオシボリの巻き径及び巻き長さ
が大になれば、成形手段での成形時に巻き締まりが発生
して、ロールオシボリをソフトな巻き状態に仕上げ得な
くなるので、ロールオシボリの巻き状態の固さにバラツ
キができる。そして、固い巻き状態の場合には、使用に
際してロールオシボリを広げた時に、その折り曲げ部近
傍の中心部分に巻き癖ができることになる。
【0008】更に、折り曲げ部が枚葉シートの供給方向
に対して大きく斜め方向に傾斜すれば、枚葉シートの左
右の耳部が不揃いになって、ロールオシボリの両端から
耳部が突出して見苦しくなるばかりでなく、ロールオシ
ボリの中心部分に、折り曲げ方向に対して交差するよう
に幅方向の巻き皺ができる等の問題がある。従って、挿
入手段によって枚葉シートを二つ折り状に折り曲げる時
の折り曲げ位置、折り曲げ方向は、ロールオシボリの品
質を決定する上で非常に重要な要素の一つになる。
【0009】一方、挿入手段で枚葉シートを成形手段の
入口側に押し付けて二つ折り状に折り曲げる場合、枚葉
シートの折り曲げ位置、折り曲げ方向は、枚葉シートの
供給方向に対する挿入手段の先端部の相対位置で決ま
り、その相対位置が枚葉シートの供給方向に対して前後
又は斜め方向に変化すれば、折り曲げ位置、折り曲げ方
向も変化するので、その変化を極力少なくする必要があ
る。
【0010】しかし、従来は、成形手段の入口を形成す
る上側の成形ベルトと下側のロールとの内、上側の成形
ベルトを挿入手段側に大きく突出させて配置し、上側の
成形ベルトと下側のロールとに成形手段の引き込み方向
に段差を付けておき、上側の成形ベルトの端部から下方
に垂れ下がり状態にある枚葉シートの下端部を挿入手段
で成形手段側に押し付けて行き、枚葉シートを上側の成
形ベルトと挿入手段とによって完全に挟持しないように
して、この枚葉シートを上側の成形ベルトに沿って巻き
付けながら、枚葉シートの下端部側を成形手段の入口側
まで案内する方法を採っている。
【0011】従って、枚葉シートの下端部側が安定しな
い状態で、挿入手段により枚葉シートを成形手段側に押
し付けて上側の成形ベルトに沿わせるだけになるため、
上側の成形ベルトに沿って巻き付けた時の枚葉シートの
張り状態が一定せず、枚葉シートに蛇行、波打ちができ
る等の問題があって、枚葉シートと挿入手段との相対位
置が画一的に定まり難く、折り曲げ位置、折り曲げ方向
のバラツキが大になる欠点がある。
【0012】特に、運転速度の高速化を図った場合に
は、上側の成形ベルトの端部から垂れ下がり状態にある
枚葉シートの下端部の安定性が非常に悪くなるので、枚
葉シートを供給した後、直ちに挿入手段で枚葉シートを
押し付ければ、枚葉シートの下端部側が不安定に躍りな
がら上側の成形ベルトの下側に巻き付けられることにな
り、そのバラツキが一層大になる。
【0013】また枚葉シートの下端部側に折り曲げ部が
できるように、挿入手段で枚葉シートを上側の成形ベル
ト側に押し付ける場合には、枚葉シートの下部、即ち、
自由端側を押して上側の成形ベルトに巻き付けるので、
枚葉シートの下端部側の躍りを益々助長し易くなると共
に、上側の成形ベルトに沿って巻き付けた状態での枚葉
シートの張り状態が非常に弱くなり、個々の枚葉シート
毎に、枚葉シートと挿入手段との相対位置に大きなバラ
ツキが発生し易くなる。
【0014】更に、挿入手段で枚葉シートを上側の成形
ベルトに巻き付けて案内しながら、その巻き付け状態で
枚葉シートの下端部を入口側まで案内した後、上側の成
形ベルトと下側のロールと挿入手段との三者で枚葉シー
トを二つ折り状に折り曲げているので、挿入手段の挿入
ストロークが非常に長くなる。このため、挿入手段によ
る押し付けと略同時に枚葉シートを折り曲げて成形手段
の入口に挿入することができず、押し付けの開始から挿
入の完了までに時間を要し、その間に枚葉シートの状態
が乱れる恐れがあり、また作業能率が低下すると共に、
装置全体が大型化する欠点がある。本発明は、かかる従
来の課題に鑑み、品質のバラツキが少ないロールオシボ
リを能率良く高速で製造でき、しかも装置全体を小型化
できるロールオシボリの製造方法を提供することを目的
とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、供給コンベア
2 から供給された枚葉シート1 を二つ折り状に折り曲げ
た後、供給コンベア2 の下手側に配置された成形手段9
で枚葉シート1 を引き込みながら下手側からロール状に
巻いてロールオシボリ1aを製造するロールオシボリ製造
方法において、成形手段9 の入口55側の引き込み方向に
対して交差し且つ該成形手段9 の入口55を形成する一対
の入口形成部材10,40 に夫々近接するように、供給コン
ベア2 により成形手段9 の入口55側に枚葉シート1 を供
給し、この供給された枚葉シート1 の供給方向の中途部
を挿入手段41により成形手段9 の入口55側に押し付け
て、この枚葉シート1 を挿入手段41と一対の入口形成部
材10,40 との三者により供給方向の中途部で二つ折り状
に折り曲げながら、挿入手段41によって枚葉シート1 を
折り曲げ部側から成形手段9 の入口55に挿入して、成形
手段9 により二つ折り状の枚葉シート1 を折り曲げ部側
から巻いてロールオシボリ1aを製造するものである。
【0016】
【作用】供給コンベア2 から成形手段9 の入口55側に枚
葉シート1 を供給する際に、枚葉シート1 が成形手段9
の入口55側の引き込み方向に対して交差し、且つ成形手
段9 の入口55を形成する一対の入口形成部材10,40 に夫
々近接するように、供給コンベア2 により成形手段9 の
入口55側に枚葉シート1 を供給する。次に、この枚葉シ
ート1 の供給方向の中途部を挿入手段41により成形手段
9 の入口55側に押し付けて、この枚葉シート1 を挿入手
段41と一対の入口形成部材10,40 との三者により供給方
向の中途部で二つ折り状に折り曲げながら、挿入手段41
によって枚葉シート1 を折り曲げ部側から成形手段9 の
入口55に挿入する。そして、成形手段9 により二つ折り
状の枚葉シート1 を引き込んで折り曲げ部側から巻いて
ロールオシボリ1aを製造する。
【0017】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳述
する。図1はロールオシボリ製造装置の一例を例示し、
1 は紙等の枚葉シート、2 は供給コンベアで、前工程よ
り所定ピッチで連続的に送られて来る枚葉シート1 を順
次a矢示方向に供給するためのものである。供給コンベ
ア2 は、機枠に軸着された駆動ローラ3 と従動ローラ4
との間に複数本の無端ベルト5 を懸回して成り、枚葉シ
ート1 を上下両側から挟持して搬送するようになってい
る。従動ローラ4 は外周に周溝を有する円板状で、各無
端ベルト5 に対応して機枠の軸上に回転自在に設けられ
ている。
【0018】6 は押えベルトで、供給コンベア2 上の枚
葉シート1 を押えるように、機枠に軸着された駆動ロー
ラ7 と従動ローラ8 との間に懸回されている。9 は差動
成形手段で、下手側方向(b矢示方向)に回動する第1
成形ベルト10と、上手側方向(c矢示方向)に回動する
第2成形ベルト11とが相対向して配置されており、両者
成形ベルト10,11 間の上端部側の入口55側から、供給コ
ンベア2 により供給された枚葉シート1 を下手側に引き
込んで、両者成形ベルト10,11 の差動回動によりロール
状に巻いてロールオシボリ1aを成形するようになってい
る。
【0019】第1成形ベルト10は、供給コンベア2 の終
端部から下方に向かって上下方向に配置されており、機
枠に軸着された下端側の駆動ローラ12と、供給コンベア
2 の従動ローラ4 と共に軸着された上端側の従動ローラ
13との間に複数本の無端ベルト14を懸回して構成されて
いる。各無端ベルト14は表面が粗面状で適当な弾性を有
し、供給コンベア2 よりも速い速度でb矢示方向に回動
するようになっている。なお、従動ローラ13は外周に周
溝を有する円板状であって、従動ローラ4 間に配置され
ている。
【0020】第2成形ベルト11は、機枠に駆動軸15を介
して軸着された下端側の駆動ローラ16と、第1成形ベル
ト10の従動ローラ13と略同高さに配置された上端側の従
動ローラ17との間に複数本の無端ベルト18を懸回して構
成されている。従動ローラ17は外周に周溝を有する円板
状であって、一対のコンベア枠19の上端に設けられ、ま
たコンベア枠19の下端は駆動軸15により揺動自在に枢支
されている。従って、第2成形ベルト11は第1成形ベル
ト10との間隙が上下で変化するように、下端の駆動軸15
を支点として揺動自在である。無端ベルト18は第1成形
ベルト10の無端ベルト14と同速又はそれよりも遅い速度
でc矢示方向に回動するようになっている。
【0021】20は規制手段で、差動成形手段9 の第1・
第2成形ベルト10,11 間の枚葉シート1 を下手側、即ち
下側から規制しながら下方に移動して規制を解除するよ
うになっている。この規制手段20は、成形ベルト10,11
の複数本の無端ベルト14,18間に対応して主軸21に固定
された複数個のY字状のフレーム22と、各フレーム22の
先端部に軸着された3個の従動ローラ23と、各従動ロー
ラ23間でフレーム22の基部側に軸着された3個の駆動ロ
ーラ24と、これら各ロール23,24 間に星型状に懸回され
た複数本の無端ベルト25とを備え、放射状に突出する3
個の規制部26が構成されている。
【0022】各駆動ローラ24の軸端には歯車27が固設さ
れ、この歯車27は主軸21上に套嵌された主歯車28に咬み
合わされている。そして、この規制手段20の主軸21と主
歯車28は別々に反時計方向(d矢示方向)に駆動され、
各規制部26が成形ベルト10,11 間の枚葉シート1 を順次
規制しながら下方に回動し、また無端ベルト25が規制部
26で規制さる枚葉シート1 の巻き方向(e矢示方向)に
回動するようになっている。
【0023】なお、この無端ベルト25は第1成形ベルト
10の無端ベルト14と同速又は適宜速度で回動しており、
この速度を速くすれば、枚葉シート1 が強く巻き付けら
れ、ロールオシボリ1aが小径で強力な巻き状態となり、
逆に遅くすれば、大径で弱くソフトな巻き状態となる。
従って、枚葉シート1 の材質と厚さを考慮して、無端ベ
ルト25の速度を決定すれば良い。
【0024】29は第2成形ベルト11を揺動させるための
駆動手段で、下端が枢軸30により枢支さた揺動アーム31
と、揺動アーム34及びコンベア枠19を連結する連結杆35
と、第2成形ベルト11の上部が第1成形ベルト10側に接
近するように揺動アーム31を付勢するバネ36と、カム軸
37に固設され且つカムホロワ38を介して揺動アーム31を
揺動させるカム39とから構成されている。なお、カム39
は成形ベルト10,11 で枚葉シート1 をロール状に巻いて
行く時に、その巻き径の変化に応じて成形ベルト10,11
間の間隙を順次変化させるように構成されている。
【0025】40は櫛歯状のシート受板で、供給コンベア
2 から差動成形手段9 に枚葉シート1 を受け渡す受け渡
し部を構成するように、供給コンベア2 の送り側と略同
高さで第2成形ベルト11の上側に配置されている。41は
挿入手段で、供給コンベア2から供給される枚葉シート1
の先端部がシート受板40上に乗った時に下降して、枚
葉シート1 を適宜位置で二つ折り状に折って成形ベルト
10,11 間に挿入するためのものである。この挿入手段41
は、枢軸42により上下揺動自在に枢支された昇降アーム
43と、この昇降アーム43の先端に固定された挿入板44と
から構成されている。
【0026】なお、作動成形手段9 の入口55は、第1成
形ベルト10の上端部と、シート受板40との間に形成され
ている。従って、この実施例では、第1成形ベルト10の
上端部とシート受板40とが、入口55を形成する一対の入
口形成部材となっている。そして、第1成形ベルト10の
上端部とシート受板40は、供給コンベア2 の送りがと略
同高さになっており、作動成形手段9 の入口55側の引き
込み方向に対して枚葉シート1 が略直角方向に交差し、
且つ枚葉シート1 が第1成形ベルト10の上端部とシート
受板40とに対して近接して接触すべく、供給コンベア1
によって枚葉シート1 を作動成形手段9 の入口55側に供
給するように構成されている。
【0027】45は挿入手段41を駆動するための駆動手段
で、一端が枢軸46により上下揺動自在に枢支された揺動
アーム47と、この揺動アーム47及び昇降アーム43を連結
する連結杆48と、揺動アーム47を介して挿入手段41を下
方に付勢するバネ49と、カム軸37に固設され且つカムホ
ロワ50を介して揺動アーム47を上下に揺動させるカム51
とから構成されている。52は搬出コンベアで、差動成形
手段9 で成形されたロールオシボリ1aを順次後段の包装
部に搬出すべく回動するアタッチメント付きの無端状チ
エンにより構成されている。
【0028】次に上記装置によるロール体1aの成形動作
を説明する。先ず、供給コンベア2 により枚葉シート1
をa矢示方向に搬送し、その先端を受け渡し部のシート
受板40上に乗せる。即ち、この状態では、枚葉シート1
は入口55側の引き込み方向に対して略直角方向に交差
し、且つ第1成形ベルト10の上端部とシート受板40とに
跨がって近接し接触した状態になる。
【0029】このような状態になるように、供給コンベ
ア1 によって枚葉シート1 を作動成形手段9 の入口55側
に供給した後、駆動手段45により上下に駆動される挿入
手段41の昇降アーム43をバネ49の付勢力によって下降さ
せる。すると、昇降アーム43の先端の挿入板44が、第1
成形ベルト10の上端部とシート受板40との間に橋渡し状
になっている枚葉シート1 の中央部又は下手側近傍等の
中途部を下方の入口55側に押し付ける。
【0030】このため、枚葉シート1 は、図2の(A)
に示すように、その部位で挿入手段41の挿入板44と第1
成形ベルト10の上端部とシート受板40との三者によって
二つ折り状に折り曲げられながら、挿入手段41の挿入板
44により折り曲げ部側から作動成形手段9 の入口55に挿
入され、第1・第2成形ベルト10,11 間に挿入されて行
く。
【0031】一方、この時、駆動手段29の駆動により揺
動する第2成形ベルト11は、図2の(A)に示すよう
に、第1成形ベルト10側に揺動した状態にあり、両者成
形ベルト10,11 の入口55側が狭くなっている。そして、
この両者成形ベルト10,11 間に挿入された二つ折り状の
枚葉シート1 は、両者成形ベルト10,11 の差動回動によ
る差動作用を受けながら下方に引き込まれて移送され
る。
【0032】また、枚葉シート1 の供給に同期して規制
手段20がd矢示方向に回転しており、その3個の規制部
26の内の1個が第1・第2成形ベルト10,11 間の上部側
に突出する。そして、第1・第2成形ベルト10,11 の作
動作用により折り曲げ部からロール状に成形し始められ
た枚葉シート1 が、その規制部26により下側から規制さ
れて規制作用を受けながら、規制手段20のd 矢視方向へ
の回転に伴って下方へと送られて行く。
【0033】このため、枚葉シート1 の折り曲げ部が規
制部26に接触した時に、この折り曲げ部が第1成形ベル
ト10から規制部26を経て第2成形ベルト11側へと案内さ
れるので、図2の(B)に示すように、差動回動する第
1・第2成形ベルト10,11 の差動作用により、折り曲げ
部の先端側を巻き始め部として枚葉シート1 がロール状
に巻き始められて行く。
【0034】従って、折り曲げ部の先端側を巻き始め部
とするので、その巻き始め部が大きくなり、しかも、そ
の折り曲げ部を規制部26で規制して巻き始め部を発生さ
せるので、第1・第2成形ベルト10,11 で枚葉シート1
を強く挟まなくても、枚葉シート1 に巻き始め部を確実
に発生させることができる。また、規制部26では無端ベ
ルト25が巻き方向(e矢示方向)に回動しており、この
無端ベルト25が枚葉シート1 の成形を補助するので、巻
き始め部の発生、及びその後のロールオシボリ1aの成形
が円滑且つ確実になる。
【0035】枚葉シート1 がロール状に巻かれて成形さ
れると、そのロール状部分の巻き径が大になって行くの
で、図2の(C)に示すように、第2成形ベルト11が外
方に揺動し、成形ベルト10,11 間の間隙が巻き径に応じ
て順次広がって行く。そして、枚葉シート1 を端部まで
ロール状に巻いてロールオシボリ1aが成形されると、図
2の(A)に示すように、その後、規制手段20の規制部
26が成形ベルト10,11 間から外れて規制を解除し、その
ロールオシボリ1aは下方の搬出コンベア52上に落下す
る。このため枚葉シート1 の供給からロールオシボリ1a
が排出されるまでの差動成形手段9 の通過時間が一定と
なり、ロールオシボリ1aの巻き径を略一定にできると共
に、成形後のロールオシボリ1aを後段の搬出コンベア52
上に略等ピッチで排出できる。
【0036】一方、排出と同時に、第2成形ベルト11が
第1成形ベルト10側に揺動すると共に、挿入手段41が下
降して次の枚葉シート1 を二つ折り状に折り曲げながら
成形ベルト10,11 間に挿入して行く。挿入手段41の挿入
板44で枚葉シート1 を折り曲げる場合、その折り曲げ箇
所は先端部側の途中でも良いし略中央部でも良い。しか
し、先端部側が短くなるように枚葉シート1 を折り曲げ
れば、枚葉シート1 は折り曲げ部から先端側が内側とな
るように巻かれて行くので、ロールオシボリ1aの使用時
に特に広げ易くなるという利点がある。
【0037】このようにすれば、供給コンベア2 により
枚葉シート1 を供給する際に、作動成形手段9 の入口55
側の引き込み方向に対して枚葉シート1 が略直角方向に
交差し、しかも作動成形手段9 の入口55を形成する第1
成形ベルト10の上端部とシート受板40とに跨がって枚葉
シート1 が近接し接触した状態になるように供給してお
き、その状態で挿入手段41の挿入板44によって枚葉シー
ト1 の中途部を入口55側に押し付けるので、枚葉シート
1 の供給方向の両端を第1成形ベルト10の上端部とシー
ト受板40とによって支持した状態で、挿入板44により枚
葉シート1 を作動成形手段9 の入口55側に押し付けるこ
とができる。このため、枚葉シート1 の供給方向の先端
側が自由状態にあるままで、挿入手段41の挿入板44を枚
葉シート1 に押し付ける従来の場合に比較して、押し付
け時における枚葉シート1 の姿勢を安定させることがで
きる。
【0038】しかも、枚葉シートが安定した状態で挿入
手段41により押し付けると共に、枚葉シート1 が第1成
形ベルト10の上端部とシート受板40とに跨がって枚葉シ
ート1 が近接し接触した状態にあるので、挿入手段41に
よる押し付け後、直ちに挿入板44と第1成形ベルト10の
上端部とシート受板40との三者によって枚葉シート1の
折り曲げを開始することができる。従って、枚葉シート
1 の予め設定された部位に対して所定の角度で挿入板44
を確実に当てることができ、折り曲げ位置、折り曲げ方
向のバラツキを防止することができる。
【0039】また枚葉シート1 の折り曲げ開始後、直ち
に作動成形手段9 の入口55に折り曲げ部側から枚葉シー
ト1 を挿入することができるので、挿入手段41の挿入板
44による枚葉シート1 の押し付け開始から、枚葉シート
1 を二つ折り状に折り曲げて、その折り曲げ部側から枚
葉シート1 を作動成形手段9 の入口55に挿入するまでの
一連の動作を略同時に極短時間に行うことができ、高速
運転で能率的にロールオシボリ1aを製造することが可能
である。
【0040】更に、枚葉シート1 の折り曲げ開始後、直
ちに作動成形手段9 の入口55に折り曲げ部側から枚葉シ
ート1 を挿入することができ、挿入板44の挿入ストロー
クが短くなるので、枚葉シート1 の折り曲げ開始から挿
入完了までの間における枚葉シート1 の折り曲げ状態の
乱れ、折り曲げ部の変形、折り曲げ位置のずれ等を防止
できると共に、挿入手段41を含む装置全体を小型化する
ことができる。なお、規制手段20は周方向に3個の規制
部26を有するものに限らず、成形ベルト10,11 間に出退
するように、ローラ間に懸回したベルトを揺動自在に設
けたものでも良い。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、供給コンベア2 から供
給された枚葉シート1 を二つ折り状に折り曲げた後、供
給コンベア2 の下手側に配置された成形手段9 で枚葉シ
ート1を引き込みながら下手側からロール状に巻いてロ
ールオシボリ1aを製造するロールオシボリ製造方法にお
いて、成形手段9 の入口55側の引き込み方向に対して交
差し且つ該成形手段9 の入口55を形成する一対の入口形
成部材10,40 に夫々近接するように、供給コンベア2 に
より成形手段9 の入口55側に枚葉シート1 を供給し、こ
の供給された枚葉シート1 の供給方向の中途部を挿入手
段41により成形手段9 の入口55側に押し付けて、この枚
葉シート1 を挿入手段41と一対の入口形成部材10,40 と
の三者により供給方向の中途部で二つ折り状に折り曲げ
ながら、挿入手段41によって枚葉シート1 を折り曲げ部
側から成形手段9 の入口55に挿入して、成形手段9 によ
り二つ折り状の枚葉シート1 を折り曲げ部側から巻いて
ロールオシボリ1aを製造するので、次のような顕著な効
果を奏する。
【0042】 供給コンベア2 により枚葉シート1 を
供給する際に、成形手段9 の入口55側の引き込み方向に
対して枚葉シート1 が略直角方向に交差し、且つ成形手
段9 の入口55を形成する入口形成部材10,40 に枚葉シー
ト1 が近接した状態になるように供給しておき、その状
態で挿入手段41によって枚葉シート1 の中途部を入口55
側に押し付けるので、枚葉シート1 の供給方向の両端を
一対の入口形成部材10,40 によって支持した状態で、挿
入手段41により枚葉シート1 を成形手段9 の入口55側に
押し付けることができる。このため、枚葉シート1 の供
給方向の先端側が自由状態にあるままで、挿入手段41を
枚葉シート1 に押し付ける従来の場合に比較して、押し
付け時における枚葉シート1 の姿勢を安定させることが
できる。
【0043】 しかも、枚葉シートが安定した状態で
挿入手段41により押し付けると共に、枚葉シート1 が一
対の入口形成部材10,40 に近接した状態にあるので、挿
入手段41による押し付け後、直ちに挿入板44と一対の入
口形成部材10,40 との三者によって枚葉シート1の折り
曲げを開始することができる。従って、枚葉シート1 の
予め設定された部位に対して所定の角度で挿入手段41を
確実に当てることができ、折り曲げ位置、折り曲げ方向
のバラツキを防止することができる。
【0044】 枚葉シート1 の折り曲げ開始後、直ち
に成形手段9 の入口55に折り曲げ部側から枚葉シート1
を挿入することができるので、挿入手段41による枚葉シ
ート1 の押し付け開始から、枚葉シート1 を二つ折り状
に折り曲げて、その折り曲げ部側から枚葉シート1 を成
形手段9 の入口55に挿入するまでの一連の動作を極短時
間に行うことができ、高速運転で能率的にロールオシボ
リ1aを製造することができる。
【0045】 枚葉シート1 の折り曲げ開始後、直ち
に成形手段9 の入口55に折り曲げ部側から枚葉シート1
を挿入することができ、挿入手段41の挿入ストロークが
短くなるので、枚葉シート1 の折り曲げ開始から挿入完
了までの間における枚葉シート1 の折り曲げ状態の乱
れ、折り曲げ部の変形、折り曲げ位置のずれ等を防止す
ることができる。
【0046】 枚葉シート1 の折り曲げ開始後、直ち
に成形手段9 の入口55に折り曲げ部側から枚葉シート1
を挿入することができ、挿入手段41の挿入ストロークが
短くなるので、挿入手段41を含む装置全体を小型化する
ことができる。
【0047】 従って、品質のバラツキが少ないロー
ルオシボリを能率良く高速で製造でき、しかも装置全体
を小型化できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す正面断面図である。
【図2】(A)〜(C)は成形工程を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 枚葉シート 1a ロールオシボリ 2 供給コンベア 9 差動成形手段(成形手段) 10 第1成形ベルト(入口形成部材) 11 第2成形ベルト 20 規制手段 40 シート受板(入口形成部材) 41 挿入手段 55 入口

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給コンベア(2) から供給された枚葉シ
    ート(1) を二つ折り状に折り曲げた後、供給コンベア
    (2) の下手側に配置された成形手段(9) で枚葉シート
    (1) を引き込みながら下手側からロール状に巻いてロー
    ルオシボリ(1a)を製造するロールオシボリ製造方法にお
    いて、成形手段(9) の入口(55)側の引き込み方向に対し
    て交差し且つ該成形手段(9) の入口(55)を形成する一対
    の入口形成部材(10)(40)に夫々近接するように、供給コ
    ンベア(2) により成形手段(9) の入口(55)側に枚葉シー
    ト(1) を供給し、この供給された枚葉シート(1) の供給
    方向の中途部を挿入手段(41)により成形手段(9) の入口
    (55)側に押し付けて、この枚葉シート(1) を挿入手段(4
    1)と一対の入口形成部材(10)(40)との三者により供給方
    向の中途部で二つ折り状に折り曲げながら、挿入手段(4
    1)によって枚葉シート(1) を折り曲げ部側から成形手段
    (9) の入口(55)に挿入して、成形手段(9) により二つ折
    り状の枚葉シート(1) を折り曲げ部側から巻いてロール
    オシボリ(1a)を製造することを特徴とするロールオシボ
    リ製造方法。
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