JP2584872B2 - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JP2584872B2
JP2584872B2 JP1233771A JP23377189A JP2584872B2 JP 2584872 B2 JP2584872 B2 JP 2584872B2 JP 1233771 A JP1233771 A JP 1233771A JP 23377189 A JP23377189 A JP 23377189A JP 2584872 B2 JP2584872 B2 JP 2584872B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、情報処理装置に関し、特にメモリー性をも
つ強誘電性液晶を用いた表示装置を適用した情報処理装
置に関する。
〔従来の技術〕
従来、コンピユータ端末表示装置として、リフレツシ
ユスキヤン型CRTが主に使用され、一部にメモリーをも
つベクタースキヤン型CRTがCAD用大型・高精細表示に使
用されている。ベクタースキヤン型CRTは一度表示した
後は、画面消去を行うまでは、次の画面が更新されない
ため、カーソル移動表示、ポインテイングデバイスから
の情報表示としてのマウスなどのアイコンの移動表示、
文字や文章の編集表示(挿入・削除・移動・複写など)
などのリアルタイムなマン・マシーンインターフエース
の表示装置には向いていない。一方、リフレツシユスキ
ヤン型CRTの場合では、フリツカー(画面のちらつき)
防止の点から、フレーム周波数として60Hz以上のリフレ
ツシユサイクルを必要とし、画面内情報の移動表示(ア
イコンの移動表示)の視認性を良くする上で、ノン・イ
ンターレース方式が使用されている(TVは、動画表示と
駆動制御システムの簡便化の点からインターレース方式
で、60Hzフイールド周波数、30Hzフレーム周波数となっ
ている)。このため、表示分解能が高くなればなるほど
表示装置が大型化し、高パワーを要し、駆動制御も大型
化して、コスト高となった。
近年、フラツト表示パネルが登場した背景には、この
CRTの大型・高パワー化に対する不便さから生じている
のである。
現在フラツト表示パネルとしては、いくつかの方式が
ある。例えばツイストネマチツク液晶の高時分割駆動方
式(STN)、その変形である白・黒表示を狙った方式(N
TN)又はプラズマ表示方式などは、いずれもその画像デ
ータ転送方式をCRTと同一方式をとり、その画面更新方
式もフレーム周波数を60Hz以上としたノン・インターレ
ース方式をとるため、一画面を構成する走査線総数が40
0から480本と1000本以上の大型フラツト表示パネルは得
られていない。この理由は、これらの表示パネルが駆動
原理上、メモリー性を有していないため、フリツカー防
止の点で、フレーム周波数60Hz以上のリフレツシユサイ
ルクが必要で、従って1水平走査時間が10〜50μsec以
下の短い時間となり、良好なコントラストが得られなく
なっていた。
強誘電性液晶表示装置は、上述の表示装置を遥かに凌
ぐ大画面かつ高精細な表示が可能であるが、その低フレ
ーム周波数駆動のために先に述べたようなマン・マシー
ンインターフエースの表示装置に対応するためには、メ
モリー性を活かした部分書換え走査(書換え領域内の走
査線のみを走査する)方式が必要となっている。この部
分書換え走査方式は、例えば神辺らの米国特許第4,655,
561号公報などに明らかにされている。
特に、強誘電性液晶表示装置で、マウスやカーソルな
どの移動表示、マウチウインドウのスクロール表示など
には、前述の部分書換え走査方式が適しているが、同一
時間に2つの異なる領域の部分書換え走査を行うことが
できないため、部分書換え走査用開始アドレスと終了ア
ドレスとの指定によって部分書換え走査を行う方式の場
合では、マルチウインドウのスクロール表示中に、マウ
スやカーソルなどの移動表示が行えない問題点があっ
た。例えば、ウインドウのスクロール表示及びポインテ
イングデバイスの表示をあげ、その動きを想定してみる
と、まずウインドウスクロール表示の部分書換え走査要
求が発生し、表示パネルに対してスクロールの部分書換
え走査に入ったのちにポインテイングデバイスが動いて
も、ウインドウの最終走査線アドレスの走査を終了する
まではポインテイングデバイスの書換え走査に入ること
が出来ないため、ウインドウのサイズ(部分書換え走査
線の数)に応じてポインテイングデバイスが不連続に移
動する結果となり、移動表示が明らかに不自然となる問
題点があった。
〔発明の概要〕
本発明の目的は、強誘電性液晶表示装置において、フ
レーム周波数の高速化のために、2ライン同時駆動用波
形を用いた場合、グラフイツク用マイクロプロセツサが
部分書き換えルーチン内で転送走査線アドレスを監視す
ることにより、同一走査線アドレスの画像情報を連続し
て転送することを、防ぐことを可能にした情報処理装置
を提供することにある。
本発明は第1に、部分書き換えルーチンの最初で退避
する、分岐直前の走査線アドレスと部分書き込み開始走
査線アドレスが異なることを確認する。この際、同時2
ライン走査駆動なので、走査線アドレスが同じである場
合は、部分書き換え開始走査線アドレスを1ラインデイ
クリメントする手段、 第2に、部分書き換えに伴う画像転送終了時に、部分
書き換え開始時に退避した走査線アドレスと部分書き換
え最終ラインの走査線アドレスが異なることを確認し、
そうでない場合には、部分書き換え最終ラインを1ライ
ンを追加する手段を有する情報処理装置に特徴がある。
〔実施例〕
第1図は強誘電性液晶表示装置101および表示情報の
供給源であるパーソナルコンピユータなどの本体装置側
に設けられたグラフイツクスコントローラ102のブロツ
ク構成図である。また第2図は画像情報の通信タイミン
グチヤートである。表示パネル103は、走査電極1120
本、情報電極1280本をマトリクス状に配し、配向処理を
施した2枚のガラス板の中に、強誘電性液晶を封入した
もので、走査線は走査線駆動回路104、情報線は情報線
駆動回路105にそれぞれ接続されている。
以下、図面にしたがって動作を説明する。グラフイツ
クスコントローラ102は走査電極を指定する走査線アド
レス情報とそのアドレス情報により指定される走査線上
の画像情報(PD0〜PD3)を液晶表示装置101の表示駆動
回路(走査線駆動回路104と情報線駆動回路105とによっ
て構成)104/105に転送する。本実施例では、走査線ア
ドレス情報と表示情報とを有する画像情報を同一伝送路
にて転送するため、前記2種類の情報を区別しなければ
ならない。この識別のための信号がAH/DLであり、このA
H/DL信号がHiレベルのときは、走査線アドレス情報であ
ることを示し、Loレベルのときは、表示情報であること
を示している。
走査線アドレス情報は、液晶表示装置101内の駆動制
御回路111側で、画像情報PD0〜PD3として転送されてく
る画像情報から抽出されたのち、指定された走査線を駆
動するタイミングに合わせて走査線駆動回路104に出力
される。この走査線アドレス情報は、走査線駆動回路10
4内のデコーダ106に入力され、デコーダ106を介して、
表示パネル103の指定された走査電極が走査信号発生回
路107によって駆動される。一方、表示情報は情報線駆
動回路105内のシフトレジスタ108へ導かれ、転送クロツ
クにて4画素単位でシフトされる。シフトレジスタ108
にて水平方向の一走査線分のシフトが完了すると、1280
画素分の表示情報は併設されたラインメモリ109に転送
され、一水平走査期間の間に亘って記憶され、情報信号
発生回路110から各情報電極に表示情報信号として出力
される。
また、本実施例では液状表示装置101における表示パ
ネル103の駆動とグラフイツクスコントローラ102におけ
る走査線アドレス情報及び表示情報の発生とが非同期で
行われているため、画像情報転送時に装置間(101/10
2)の同期をとる必要がある。この同期を司る信号がSYN
Cであり、一水平走査期間ごとに液晶表示装置101内の駆
動制御回路111で発生する。グラフイツクスコントロー
ラ102側は常にSYNC信号を監視しており、SYNC信号がLo
レベルであれば画像情報の転送を行い、逆にHiレベルの
ときには一水平走査線分の画像情報の転送終了後は転送
を行わない。すなわち、第2図において、グラフイツク
スコントローラ102側はSYNC信号がL0レベルになったこ
とを検知すると、直ちにAH/DL信号をHiレベルにし一水
平走査線分の画像情報の転送を開始する。液晶表示装置
101内の駆動制御回路111は、SYNC信号を画像情報転送期
間中にHiレベルにする。所定の一水平走査期間を経て表
示パネル103への書き込みが終了したのち駆動制御回路
(FLCDコントローラ)111は、SYNC信号を再びLoレベル
に戻し、次の走査線の画像情報を受け取ることができ
る。
第3図はマルチ・ウインドウとマルチ・タスクシステ
ムでの複数の表示情報の表示要求があった場合の表示画
面3を示している。
表示要求31;マウス・フオントが斜めにスムーズに移動 表示要求32;あるウインドウがアクテイブ画面として選
択され、既に表示していた前のウインドウとオーバーラ
ツプした部分を前面に表示 表示要求33;キーボードからの入力による文字挿入 表示要求34;既に表示していた前の文字の移動(矢印方
向への文字移動) 表示要求35;オーバーラツプエリアの表示変更 表示要求36;ノン・アクテイブ・ウインドウの表示 表示要求37;ノン・アクテイブ・ウインドウのスクロー
ル表示 表示要求38;全面走査表示 下記表1は、前述した表示要求31〜38に相当するグラ
フイツク・イベントの表示優先順位を示す。
表中の「部分書換え」は部分書換え領域の走査線のみ
を走査する駆動方式、「マルチ・フイールド・リフレツ
シユ」はマルチ・インターレース走査でNフイールド
(N=2,4,8…2N)走査による一フレーム走査方式(特
願昭62−287272号に記載の駆動方式)である。「表示優
先順位」は予め指定した順位で、本実施例では、マン・
マシーンインターフエースの操作性を重点にしたもの
で、グラフイツク・イベント31(マウス移動表示)を最
高レベルの最優先表示とし、次いでグラフイツク・イベ
ンド33,34,37及び38の順の優先表示順位とした。又、
「描画操作」は、グラフイツク・プロセツサの内部的な
描画操作を表わしている。
マウスの移動表示が最も表示優先度が高いのは、ポイ
ンテイング・デバイスの目的が、最もオペレーターの意
図を迅速に(リアルタイム)コンピユータに反映しなけ
ればならないためである。次に重要なのはキーボードか
らの文字入力であるが、これは通常バツフアリングされ
ており、リアルタイム性は高いとは云えマウスに比べて
低い。このキー入力による結果としてのウインドウ内の
画面更新は必ずしもキー入力と同一時間である必要はな
く、キー入力している行のほうが優先度が高い。他のウ
インドウ内でのスクロールとオーバーラツプエリアの表
示関係はシステム設定で変化するが、マルチ・タスク下
では当然ながら起こり得ることであり、ここではアクテ
イブ・ウインドウ下に潜り込んでの行スクロールが行わ
れているとしている。
本発明では、第4図に示す画面表示制御プログラムが
外部からの画面表示要求31〜38を図示する交信手順を介
して受付け、且つ第1図に示す強誘電性液晶表示装置
(FLCD)101への画像情報の転送制御を行う機能をもっ
ている。この画面表示制御プログラムは、既に表示され
た内容を書換える要求が少なくとも1回生じた場合、そ
の書換え領域とその書換えに必要なVRAM(画像情報格納
用メモリ)への描画処理を表示優先順位に基づいて判断
し、表示装置101との同期をとりながら表示装置101へ送
る画像情報を選択して転送することができる。
第4図に示す交信手順には、ウインドウ・マネジヤー
41とオペレーテイング・システム(OS)42が用いられて
いる。オペレーテイング・システム(OS)42としては、
米国マイクロソフト社の「MS−DOS」(商品名)、同社
の「XENIX」(商品名)、米国AT&T社の「UNIX」(商
品名)や米国マイクロソフト社の「OS/2」(商品名)が
用いられ、又ウインドウ・マネジヤー41としては、米国
マイクロソフト社の「MS−Windows ver 1.03」又は
「ver2.0」(何れも商品名)、米国マイクロソフト社の
「OS/2 Presentaion Manager」(商品名)、パブリツク
・ドメインである「X−Window」や米国デジタル・イク
イツプメント社の「DEC−Window」(商品名)が用いら
れる。図示するイベント・イミユレータ43としては、1
組みの「MS−DOS&MS−Windows」や「UNIX&X−Windo
w」などを用いることができる。
本発明が用いた部分書換えは、部分書換え領域の走査
線のみを走査するもので、FLCDがメモリー性を持つこと
から高速の部分書換えを行うことができる。又、本発明
では、画面全体の中でコンピユータシステムが高速に表
示情報を書き換えるのは瞬間的には多くないという条件
を仮定している。例えば、ポインテイング・デバイス
(=マウス等)からの情報は30Hz以下の速度で表示すれ
ばよく、それ以上の速度では人間の目には追従できな
い。同様に最もデイスプレイの高速表示を要求するスム
ーススクロール(1ライン毎のスクロール)速度も速す
ぎては目にも止まらない。むしろスクロールは実用上は
ライン単位ではなく文字単位、あるいはあるまとまった
ブロツク単位で行われることが多い。コンピユータシス
テムではスクロールはプログラムや文章編集時等によく
使われ、その目的もすべるようななめらかなスクロール
よりむしろ、ある行から別の行への移動表示にあり、行
単位で10行/secであれば実用上問題はない。
マウス・フオントが32×32ドツトで構成されている場
合、FLCDに対する部分書換え走査をノン・インターレー
ス駆動したとすると、これを単純計算すると、 [式1] 32ライン×100μsec/ライン=3.2msec≒312H
z の応答速度が可能になる。
一方、行スクロールを10行/secで行うことはノン・イ
ンターレースで周波数10Hzの画面更新速度に相当する。
周波数10Hzでは厳密にはフリツカーが生じているはずで
あるが、画面全体が行単位で移動するため情報の変化の
方がフリツカーよりおおきく認識されるため実際には問
題にならない。そこで行単位のスクロール時、ノン・イ
ンターレース駆動できる走査線本数は [式2] (1/10Hz)/100μsec=1000(本) となる。
本発明は、第1図及び第2図に示した走査線アドレス
情報をもつ画像情報なるデータフオーマツト及びSYNC信
号による通信同期手段をとることにより、下述するグラ
フイツクスコントローラ側での部分書換え走査アルゴリ
ズムに基づく液晶表示装置を実現したものである。
画像情報の発生は、本体装置側のグラフイツクスコン
トローラ102にて行われ、第1図及び第2図に示した信
号転送手段にしたがって表示パネル103に転送される。
グラフイツクスコントローラ102は、CPU(中央演算処理
装置、以下GCPU112と略す)及びVRAM(画像情報格納用
メモリ)114を核に、ホストCPU113と液晶表示装置101間
の画像情報の管理や通信をつかさどっており、本発明の
制御方法は主にこのグラフイツクスコントローラ102上
で実現されるものである。
第9図は、本発明における2ライン同時駆動時の部分
書き換えのアルゴリズムである。強誘電性液晶表示装置
にとって部分書き換えの必要な表示情報(ポインテイン
グデバイスやポツプアツプメニユーなど)を予めグラフ
イツク用マイクロプロセツサに登録しておき、ホストCP
Uからの情報に対して部分書き換えを必要と判断したと
き、部分書き換えルーチンに移る。
部分書き換えルーチンではまず、最初に通常リフレツ
シユルーチンに戻るための情報として、分岐直前の走査
線アドレスと残りの走査線数をグラフイツク用マイクロ
プロセツサ内の予め用意されたレジスタに退避させる。
次に、部分書き換えに伴う画像情報をVRAMに格納するが
ホストCPUは、グラフイツク用マイクロプロセツサ経由
でのみVRAMをアクセスすることが許されているため、部
分書き換えに伴う画像情報のVRAM上への格納開始アドレ
ス及び格納領域は、グラフイツク用マイクロプロセツサ
が管理している。VRAMに対する画像情報の格納終了後、
VRAMへのアクセスを禁止し、次に、先に退避した走査線
アドレスと部分書き込み開始走査線アドレスが異なるこ
とを確認する。この時、同時2ライン走査駆動をしてい
るので、走査線アドレスが同じである場合には、連続し
て同一ラインの情報を転送しないよう、部分書き換え開
始走査線アドレスを1ラインデイクリメントする。そし
て、強誘電性液晶表示装置へ画像情報の転送を開始し、
さらに高位の優先順位の部分書き換え要求がないか監視
しつつ、上記信号転送方式に準拠した形で1ライン単位
で部分書き換えに伴う画像情報を転送する。部分書き換
えに伴う画像転送終了時に、部分書き込み開始時に退避
した走査線アドレスと部分書き換え最終ラインの走査線
アドレスが異なることを確認し、VRAMアクセスを許可
し、部分書き換えルーチンを終了する。
このようにして、強誘電性液晶表示装置において、フ
レーム周波数の高速化のために、2ライン同時駆動用波
形を用いた場合、グラフイツク用マイクロプロセツサが
部分書き換えルーチン内で転送走査線アドレスを監視す
ることにより、同一走査線アドレスの画像情報を連続し
て転送することを防ぐことが可能になる。
第11図は本発明によるマルチウインドウ表示画面110
の一例である。ウインドウ1はある集計結果を円グラフ
で表現した画面。ウインドウ2はウインドウ1の集計結
果を表で表現した画面。ウインドウ3はウインドウ1の
集計結果を棒グラフで表現した画面。ウインドウ4は文
書作成中の画面。そして5は、ポインテイングデバイス
のマウスである。いま、ウインドウ1〜3は静止状態に
あり、ウインドウ4でスムーススクロール、単語・文節
の挿入や削除、領域移動などの文書編集作業を行いなが
ら、マウス5が移動する場合を想定すると、スムースス
クロールやマウスの移動は強誘電性液晶表示装置101に
とって部分書き換え走査が必要な画像情報となる。ちな
みに、一水平走査時間=80μsで全画面1120本を走査す
るとフレーム周波数は10Hz程度となり、通常のマウスの
動き(≧30Hz)に到底追従できない。本発明のアルゴリ
ズムを適用し、マウスの移動による部分書換えの優先度
をウインドウ4での文書編集作業よりも高く設定するこ
とにより、スクロール動作の途中でマウスが移動した場
合でも、即座にマウスの部分書き換えルーチンに分岐
し、マウスの書き込み動作に入ることができるこの時、
マウスの部分書き換えルーチンへの分岐に要する時間
は、最長でも一水平走査時間以内である。例えば、上述
の式(1)で明らかにした様にマウスのフオントサイズ
を32×32ドツトとすると、表示パネル103にマウスを書
き込むのに要する時間は3.2msecとなり、この間スクロ
ール動作は停止していることになるが、時間的に十分短
時間でありスクロールスピードへの影響はほとんどな
い。マウス書き込み後、ウインドウ4の部分書換え走査
にもどるが、再びマウスの移動が起これば直ちにマウス
の部分書換えルーチンに分岐し、マウスの書き込み動作
に入る。このように、強誘電性液晶表示装置101のよう
なメモリー性を持った低フレーム周波数駆動のデイスプ
レイにおいては、ポインテイングデバイス(マウス)の
動きをもっとも重視する形で部分書換えの優先度を設定
することによって、マルチウインドウ・マルチタスクの
ような表示機能を実現することが可能となる。
第5図は、グラフイツク・コントローラ102のブロツ
ク図で、第6図はデジタル・インターフエースのブロツ
ク図で、第7図及び第8図は情報転送のタイミングチヤ
ート図である。
本発明で用いたグラフイツク・コントローラ102の従
来のものと大きく相違している点は、グラフイツク・プ
ロセツサ501が自身専用のシステム・メモリ502を持ち、
RAM503とROM504の管理のみならず、RAM503への描画命令
の実行と管理を行うとともに、デジタル・インターフエ
ース505からFLCDコントローラへの情報転送とFLCDの駆
動方法の管理等を独立にプログラムできる点にある。
まず第6図のデジタル・インターフエース505はFLCD
コントローラ111からの外部同期信号である
/によって表示パネル103の駆動回路104と10
5と同期を取りながら、その最終段で4bits/clock(cloc
k=データ転送クロツク)となってVRAM中の情報が送ら
れる。第7図はFLCDが全画面書換えをするときのタイミ
ングを表わし、図中のパラメータは第8図の情報転送時
のタイミングチヤートと同一である。まず、1ライン分
の画像情報の転送は、第8図のがアクテイブ
(この場合lowレベル)となってから始まる。
をlowにするのはFLCDコントローラ111で、パネル103
側の情報要求を表わす。このパネル103側の情報要求は
第5図のグラフイツク・プロセツサ501が受取り、その
内部では第8図のタイミングで処理される。第8図のタ
イミングチヤートでは、パネル103側の情報要求の
を、これも外部からの外部ビデオクロツク(CLKO
UT)の1周期分(別の見方をすれば、VCLKのlow期間)
をサンプリングし(この場合、先のグラフイツク・プロ
セツサ501へは、このVCLKが実際には入力され、このプ
ロセツサ501がlow期間サンプリングする仕様となってい
るため)、それからVCLK2.5クロツク後にプロセツサ501
内部の水平カウンターHCOUNTがクリアされ、第7図のパ
ラメータHESYNC、HEBLNKをプログラミングすることでHC
OUNT=1の直前で第7図,第8図のがデイス
エーブル(high)となり、第6図の回路ではこのあと第
8図のようにVCLKの半クロツク後DATENがアクテイブ(h
igh)となり、さらに半クロック後、のサン
プリングからみて4.5クロツク後、次の1ラインのデー
タがVRAMから4bits毎、FLCDコントローラ111へ転送され
る。
さて、この場合の転送されるライン情報は、第8図中
右下に示されるように、まず始めに4bits毎に走査線ア
ドレス情報(即ち走査線No.に相当)が送られ、次に本
来の1ライン分の表示情報が送られる。この場合のFLCD
コントローラ111では、この走査線アドレス情報と表示
情報の識別にAH/DL信号が使われ、AH/DL信号がhighのと
き、走査線アドレス情報を示し、lowのとき表示情報を
認識する。よって、FLCDはこの走査線アドレス情報に従
って走査線が選択され、表示情報が書き込まれるので、
第5図のグラフイツク・コントローラからの走査線アド
レス情報が1つずつ増して送られるときにはノン・イン
ターレースに、1つおきに増すときはインターレース
に、そしてm本おきに増す場合にはm本マルチ・インタ
ーレースにFLCDが駆動されることになる。従って、デイ
スプレイの駆動方法を制御する事が出来るのである。
FLCDは1走査ラインの駆動時間が通常100μsec前後必
要である。仮に今、1走査ラインの駆動時間を100μsec
とし、フリツカーの生じない最低周波数を30Hzとする
と、このFLCDのノン・インターレース駆動方式では、 [式3] (1/30Hz)/100μsec≒333(本) インターレース駆動方式では、 [式4] (1/30Hz)×2/100μsec≒666(本) m本マルチ・インターレースでは [式5] (1/30Hz)×m/100μsec≒333(本) の走査線をスキヤン(走査・駆動)しても静止画として
はフリツカーを生じない。本発明者の実験によるとm=
32でもフリツカーは生じないことが確かめられた。即
ち、 [式6](1/30Hz)×32/100μsec≒333×32=10656
(本) の走査線を持つ表示パネル103がフリツカーを生じない
で表示できることになり、まさにフラツト表示パネルと
しては従来にない高精細なものが数値上は可能なわけで
ある。
尚、第6図中の「74AS161A」、「74AS74」、「74AS25
7」、「74AS878」及び「74AS257」は、それぞれIC番号
を表わし、図中の数値は、それぞれピン番号を表わして
いる。
本発明の好ましい具体例では、ウインドウ内のスクロ
ール表示及びフオント表示の走査方式としては、ともに
ノンインターレース走査が用いられる。又、静止画面を
表示する際には、下述するマルチ・インターレース走査
が用いられる。下記表2は、上述の走査方式を表わした
ものである。表中の1゜、2゜、3゜…N゜は、画面最
上部から最下部までの走査電極を符号化したものであ
る。
第12図(A)は、一実施例に係る液晶素子における駆
動信号の波形を示し、同図(a)は、選択信号波形、同
図(b)及び(c)は、“白”及び“黒”の画像情報に
対応した情報信号波形を示す。同図(b)において、パ
ルス幅t2、電圧値V5の位相が制御位相であり、パルス幅
t3、電圧値−V4の位相が補助位相である。情報信号をこ
のようなパルスの構成にすることにより非選択における
“ちらつき”等の画質上の欠点が軽減される。同図
(a)の選択信号波形は、パルス幅t1、電圧値V1の消去
位相、およびパルス幅t3、電圧値V3の補助位相、すなわ
ち情報信号の補助位相を補償する位相より構成される。
ここで、電圧値V3は、0<V3<V1の範囲にあり、|V3|=
|V4|であることが望ましい。
また、消去位相で選択された走査線上の画素は、一斉
に黒の状態に消去されるのがよい。
第13図は、この駆動例によって、第12図(B)に示す
ような表示を行なったときの時系列波形を示す。
同図において、S1〜S4は第12図(B)の走査信号ライ
ンS1〜S4の走査信号波形、I1およびI2は、第12図(B)
の情報信号ラインi1およびi2の情報信号波形、そして
(I1−S3)および(I2−S2)は情報信号波形I1と走査信
号波形S3の合成波形および情報信号波形I2と走査信号波
形S2の合成波形である。
又、同図に示すシーケンスは、フレーム周波数を低く
設定できるので好ましいものである。
第14図は、強誘電性液晶セルの例を模式的に描いたも
のである。141aと141bは、In2O3,SnO2やITO(インジウ
ム−テイン−オキサイド)等の透明電極がコートされた
基板(ガラス板)であり、その間に液晶分子層142がガ
ラス面に垂直になるよう配向したSmC相の液晶が封入
されている。太陽で示した線143が液晶分子を表わして
おり、この液晶分子143は、その分子に直交した方向に
双極子モーメント(P⊥)144を有している。基板141a
と141b上の電極間に一定の閾値以上の電圧を印加する
と、液晶分子143のらせん構造がほどけ、双極子モーメ
ント(P⊥)144はすべて電界方向に向くよう、液晶分
子143の配向方向を変えることができる。液晶分子143は
細長い形状を有しており、その長軸方向と短軸方向で屈
折率異方性を示し、従って例えばガラス面の上下に互い
にクロスニコルの位置関係に配置した偏光子を置けば、
電圧印加極性によって光学特性が変わる液晶光学変調素
子となることは、容易に理解される。さらに液晶セルの
厚さを十分に薄くした場合(例えば1μ)には、第15図
に示すように電界を印加していない状態でも液晶分子の
らせん構造はほどけ、その双極子モーメントPaまたはPb
は上向き(154a)又は下向き(154b)のどちらかの状態
をとる。このようなセルに、第15図に示す如く一定の閾
値以上の極性の異なる電界Ea又はEbを所定時間付与する
と、双極子モーメントは電界Ea又はEbの電界ベクトルに
対して上向き154a又は下向き154bと向きを変え、それに
応じて液晶分子は第1の安定状態153aかあるいは第2の
安定状態153bの何れか一方に配向する。
このような強誘電性液晶を光学変調素子として用いる
ことの利点は2つある。第1に応答速度が極めて速いこ
と、第2に液晶分子の配向が双安定状態を有することで
ある。第2の点を例えば第15図によって説明すると、電
界Eaを印加すると液晶分子は第1の安定状態153aに配向
するが、この状態は電界を切っても安定である。又、逆
向きの電界Ebを印加すると液晶分子は第2の安定状態15
3bに配向して、その分子の向きを変えるが、やはり電界
を切ってもこの状態に留っている。又、与える電界Eaが
一定の閾値を越えない限り、それぞれの配向状態にやは
り維持されている。このような応答速度の速さと双安定
性が有効に実現されるには、セルとしては出来るだけ薄
い方が好ましく、一般的には0.5μ〜20μ、特に1μ〜
5μが適している。
以上説明したように、強誘電性液晶表示装置を用いた
情報処理装置において、フレーム周波数の高速化のため
に、2ライン同時駆動用波形を用いた場合、グラフイツ
ク用マイクロプロセツサが部分書き換えルーチン内で、
転送走査線アドレスを監視することにより、同一走査線
アドレスの画像情報を連続して転送することを防ぐこと
が可能になる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、複数の走査信
号電極に加えられる走査信号の一部が互いに時間的に重
なる場合においても、同一の走査信号電極に同時に2つ
の走査信号が加えられることがないので、駆動波形が乱
れることがなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は強誘電性液晶表示装置とグラフイツクスコント
ローラを示すブロツク構成図、第2図は強誘電性液晶表
示装置とグラフイツクスコントローラとの間の画像情報
通信タイミングチヤート図である。第3図は複数のグラ
フイツク・イベントを模式的に示した表示画面図であ
る。第4図は表示制御プログラムのブロツク図である。
第5図は本発明で用いたグラフイツクス・コントローラ
のブロツク図で、第6図はデジタル・インターフエース
のブロツク図である。第7図は表示駆動装置のためのイ
ンターフエース・タイミングチヤート図で、第8図では
FLCDコントローラのためのインターフエース・タイミン
グチヤート図である。第9図は、本発明の2ライン同時
アクセス用波形の部分書き換えのアルゴリズムである。
第10図はVRAM上の走査線アドレス情報と表示情報のデー
タマツピングを示す説明図である。第11図はマルチ・ウ
インドウ表示画面図である。第12図(A)は本発明で用
いた駆動波形図で、第12図(B)はその時の画素の表示
状態を示す模式図で、第13図は、そのタイミングチヤー
ト図である。第14図および第15図は強誘電性液晶セルの
斜視図である。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】走査信号電極と情報信号電極が互いにマト
    リクス状に配置され、その間に液晶が挟持されて構成さ
    れた表示パネルを有し、前記走査信号電極及び情報信号
    電極の夫々の走査信号及び情報信号を印加して前記表示
    パネルを駆動して画像情報を表示する情報処理装置にお
    いて、 前記表示パネルで表示される画像情報を記憶する記憶手
    段と、 前記走査信号電極に供給される走査信号であり、所定の
    走査信号電極に供給される走査信号が他の走査信号電極
    に加えられる走査信号と、少なくとも一部が時間的に重
    なるような走査信号を供給する走査信号駆動手段と、 前記記憶手段に記憶されている画像情報の1走査線分の
    画像情報に基づき、前記情報信号電極に情報信号を供給
    する情報信号駆動手段と、 前記走査信号駆動手段により走査信号を供給する走査信
    号電極が、直前の走査により走査信号が供給されたか否
    かを判断する判断手段と、 前記判断手段で供給されたと判断された場合は、走査信
    号を供給することを抑止する制御手段とを有することを
    特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】前記走査信号電極を所定の間隔で、順次駆
    動するリフレッシュ駆動モードと、前記走査信号電極の
    連続する所定の数を順次駆動する部分書き換えモードと
    を切り替える切り替え手段を更に有し、 前記切り替え手段により、モードが切り替わった場合
    に、前記判断手段により判断を行うことを特徴とする請
    求項1記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】部分書き換えの開始時に走査信号が供給さ
    れる走査信号電極が、直前に走査信号が供給された走査
    信号電極と同じである場合、当該走査信号電極の1つ前
    の走査信号電極から部分書き換えを行うことを特徴とす
    る請求項2記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】部分書き換えの終了時に走査信号が供給さ
    れる走査信号電極が、直後に走査信号が供給された走査
    信号電極と同じである場合、当該走査信号電極の1つ後
    の走査信号電極まで部分書き換えを行うことを特徴とす
    る請求項2記載の情報処理装置。
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