JP2584631Y2 - ブレーキ用ウェアインジケータ支持装置 - Google Patents

ブレーキ用ウェアインジケータ支持装置

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JP2584631Y2 JP7249992U JP7249992U JP2584631Y2 JP 2584631 Y2 JP2584631 Y2 JP 2584631Y2 JP 7249992 U JP7249992 U JP 7249992U JP 7249992 U JP7249992 U JP 7249992U JP 2584631 Y2 JP2584631 Y2 JP 2584631Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案に係るブレーキ用ウェア
インジケータは、自動車の制動に使用するディスクブレ
ーキ又はドラムブレーキに組み込んで使用し、制動の繰
返しに伴なってパッド又はブレーキシューのラインニン
グが摩耗すると、パッド等の交換を促す為の電気信号を
出すものである。
【0002】
【従来の技術】次に従来のウェアインジケータの支持装
置を、ディスクブレーキに装着した2例について説明す
る。この説明において、上下は図面によるものとする。
【0003】図7、図8は、裏金1にライニング2を接
着したパッド3にインジケータ4を装着した第一の従来
例(実開昭62−66031号公報参照)を示す。イン
ジケータ4は、裏金1に鋲着されたクランク形の支持金
具5の切り欠部6で支持され、下端を裏金の孔7を通し
てライニング2に進入させている。
【0004】自動車を制動するときは、図示しない油圧
装置によりパッド3を押してライニング2をロータ8に
圧接させ、ライニングとロータとの摩擦力によりロータ
8を介して車輪を制動するが、制動を繰返すと、ライニ
ング2が次第に摩耗して薄くなり、遂には制動作用が不
安定になるに到る。こうなる前にインジケータ4は、下
端がロータ8に接触し摩耗して内部に設けた導線が破断
され、これに基いて電気信号が出されるようになる。イ
ンジケータ4の下端は、使用許容限度内においてこの信
号が出されるように、ライニング中に挿入される。
【0005】図9は、裏金1にかしめ付けした保持筒9
によりインジケータ4を支持した第二の従来例を示す。
裏金1の端部で、ライニング2から外れた部分には、裏
金1を貫通した取付孔10が形成され、この取付孔内に
金属製の保持筒9をかしめ装着している。この保持筒9
の下部内周面には段部11を形成し、上端部には略J字
形の係止切り欠部12を形成している。インジケータ4
は、棒状樹脂片13中に、検出部である導線14を埋設
し側面には、上記係止切り欠部12内に進入自在な、係
止ピン15を横に突設している。
【0006】上述のインジケータ4を裏金1に装着する
には、先ず、取付孔10に装着した保持筒9の内部に圧
縮ばね16を挿入した後、この保持筒9内に上記インジ
ケータ4を挿入する。そして、このインジケータ4の外
周面に形成された段部17と保持筒9の段部11との間
で、圧縮ばね16を圧縮しつつインジケータ4を回動さ
せて、係止ピン15を係止切り欠部12の奥に進入させ
る。図9に示す様に、係止ピン15を係止切り欠部12
の奥迄進入させた状態では、圧縮ばね16の弾力によ
り、係止ピン15が係止切り欠部12から抜け出る事が
なくなって、インジケータ4は保持筒9に、支持され
る。
【0007】この様にインジケータ4を裏金1に支持し
た状態で、導線14の下端部は、ブレーキパッド3のラ
イニング2の摩耗許容限度厚さの面Xに位置する。
【0008】制動の繰返しに伴なってライニング2が摩
耗し、その厚さが薄くなると、先ず樹脂片13の下端部
がロータ8との摩擦によって摩耗乃至は溶け去り、更に
ライニング2の摩耗が進むと、この樹脂片中に埋設され
た導線14の下端部とロータ8の側面とが摺動し、導線
14の下端部が破断する。
【0009】導線14が破断した事は、図示しない検出
回路によって検出され、この検出回路が運転席に設けた
警報器に信号を送って、この警報器によりブレーキパッ
ド3の交換を促す指令を出す。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】従来のインジケータ
は、図7、図8の第一の従来例ではインジケータの支持
が不安定で使用中にインジケータががたついたり、脱落
する危険もある。図9の第二の従来例は、構造が複雑で
高価なものとなる等の問題がある。
【0011】
【課題を解決するための手段】この考案は、ウェアイン
ジケータの先端を、ライニングの所定厚さに支持するブ
レーキ用ウェアインジケータ支持装置において、ウェア
インジケータの取付孔を設けたパッドの裏金又はブレー
キシューのリムに固定される支持片の一方の側の端部
に、上記取付孔を挟む切り欠部を形成すると共に、この
切り欠部の一方の側の両端部を折曲げて立上り部を形成
し、二つの立上り部の端部に、夫々折返しによる湾曲部
を形成し、前記湾曲部に、ウェアインジケータの両横に
突出するピンを係合させ、湾曲部の下方には、ウェアイ
ンジケータの回動によりピンを出入させる出入口を形成
し、各湾曲部に対しウェアインジケータのピンを押し付
ける圧縮ばねを付設したブレーキ用ウェアインジケータ
支持装置を得て上記の課題を解決したものである。
【0012】
【作用】湾曲部を裏金の取付孔の両側に位置させて支持
片を裏金に固定し、係止ピンを湾曲部に当らぬように位
置させて、圧縮ばねを圧縮しながらインジケータを押し
下げて取付孔に挿入し、インジケータを回動させてピン
を湾曲部の下の出入口を通して湾曲部の下方に入れる。
次いでインジケータの押下げを止めれば、インジケータ
は圧縮ばねに押上げられて湾曲部に係止され不動に支持
される。
【0013】支持片は板材を穿孔し折曲げて形成される
から製作容易であり、インジケータの着脱は、圧縮ばね
を押しながらインジケータを回動させてピンを出入口を
通して湾曲部の下に入れ又は湾曲部から出すことにより
行なえるからインジケータの着脱操作も容易である。
【0014】
【実施例】図1〜図3は、本考案の第一実施例を示し、
図1はパッドに取り付けた状態を示す側面図、図2はイ
ンジケータ取り付け段階における平面図、図3は支持片
の斜視図である。前記した従来例と同等部分には同符号
を使用すると共に説明を省略して次にこれを説明する。
【0015】支持片26は、1枚の板材を折曲げ、穿孔
して造られる。支持片26の一端には、インジケータ4
を挿入できる切り欠部27を形成し、その両側に折曲げ
形成される立上り部28、29の各上端部を湾曲させて
湾曲部30、31を形成する。立上り部28は湾曲部の
幅だけ立上り部29より板材から多く離れる。湾曲部3
0は板材側へ屈曲させ、湾曲部31は板材の外方へ屈曲
させる。各湾曲部の端部の下にはピン15の出入口が形
成される。板材の他端には、止めねじ24を通す挿通孔
20を穿設する。
【0016】図1のように、この支持片26をねじ挿通
孔20に止めねじ24を挿通して裏金のねじ孔25に螺
合し、切り欠部27を裏金の取付孔10に合致させて止
めねじ24を緊締し支持片26を裏金1に固定する。4
1はシム板である。
【0017】インジケータ4を取付けるには、インジケ
ータの下端に圧縮ばね16を外嵌し、図2のように係止
ピン15、15を湾曲部30、31に当らぬように位置
させて、インジケータ4の下端を切り欠部27を通して
取付孔10に挿通し、インジケータを押し下げつつこれ
を図2の矢印方向に回動させてピン15、15を湾曲部
30、31の直下に位置させる。ここでインジケータを
押し下げるのを止めれば、インジケータは圧縮ばね16
のため湾曲部30、31内に押し上げられ、ピン15は
湾曲部のため回動不能となる。又、インジケータ4は湾
曲部と圧縮ばねとに抑えられて上下動しなくなり、イン
ジケータ4の下端は、ライニング2の許容限度厚さの位
置に位置して不動に支持される。
【0018】インジケータ4を裏金1から外すには、装
着時と逆にインジケータ4を押し下げつつこれを図2の
矢印と逆方向に回動させ、ピン15、15を湾曲部3
0、31から外せば、インジケータを裏金から取外すこ
とができる。
【0019】図4〜図6は本考案の第二実施例を示し、
図4はパッドに取付けた状態を示す側面図、図5はイン
ジケータ取り付け段階における平面図、図6は支持片の
斜視図である。
【0020】支持片26aは、1枚の板材を中央部で二
つに折り返し、中央部の位置する一端にインジケータを
入れられる切り欠部27を形成し、その両側に、板材の
間に止めピン15の入る間隙を隔てて立上り部33、3
4及び35、36を曲げ起し、内外の立上り部の上部に
湾曲部37、38を形成する。立上り部33、36は切
り欠部27に挿入したインジケータを回動させたときに
ピン15、15を通過させる出入口39、40を形成す
る。この出入口は、立上り部34、35に設けてもよ
い。板材の他端にはねじ挿通孔20を設ける。裏金1に
は適度の長さの圧縮ばね16を使用するために、これを
支える座を凹入させて設けている。
【0021】この支持片26aを使用してインジケータ
4を裏金1に取付けるには、前例と同様にねじ挿通孔2
0に止めねじ24を通してこれを裏金のねじ孔25に緊
締し、インジケータ取付孔10と切り欠部27とを合致
させて支持片26aを裏金1に固定しておく。
【0022】次に圧縮ばね16を外嵌したインジケータ
4を、図5のように、止めピン15、15を立上り部3
3、36の外方に位置させて切り欠部27を通して取付
孔10に挿通し、ばね16を圧縮しつつインジケータ4
を押し下げると共にインジケータ4を図5の矢印方向に
回動させてピン15を出入口39、40を通して湾曲部
37、38の下方に進入させる。ここで押し下げる力を
ゆるめると、インジケータ4は圧縮ばね16のため押し
上げられて湾曲部内に入り、インジケータ4は回動不能
となると共に、湾曲部と圧縮ばねとに抑えられて上下動
もしなくなり、インジケータ4は裏金の一定位置に取付
けられる。
【0023】インジケータを裏金から取り外すには、上
記と逆に操作することにより容易に取り外すことができ
る。
【0024】
【考案の効果】(1) 支持片は1枚の板材に切り欠部、ね
じ挿通孔等を設け、立上り部、湾曲部等を折曲げ形成す
るから製作容易であり、裏金への取り付け操作も簡単で
ある。
【0025】(2) 圧縮ばねを圧縮しつつインジケータを
回動させることによりパッドから着脱できるから、イン
ジケータ取付けや取り外しが容易且つ迅速にできる。
【0026】(3) 取付けたインジケータは確実に支持さ
れ、振動等のため取り付け位置が狂ったり、外れたり、
破損することがなく、耐振性、耐久性が良い。
【0027】(4) 支持片の板厚、板幅は容易に変更でき
るから、ブレーキの設計条件の変更に容易に対応でき
る。
【0028】(5) ディスクブレーキのパッド、ドラムブ
レーキのブレーキシューの何れにもライニングの摩耗検
出用として利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パッドに取り付けた状態を示す本考案の第一実
施例の側面図。
【図2】インジケータ取り付け段階における第一実施例
の平面図。
【図3】第一実施例の支持片の斜視図。
【図4】パッドに取り付けた状態を示す本考案の第二実
施例の側面図。
【図5】インジケータ取り付け段階における第二実施例
の平面図。
【図6】第二実施例の支持片の斜視図。
【図7】第一の従来例を示す側面図。
【図8】第一の従来例の支持片の斜視図。
【図9】第二の従来例を示す縦断面図。
【符号の説明】
1 裏金 2 ライニング 3 パッド 4 ウェアインジケータ 5 支持金具 6 切り欠部 7 孔 8 ロータ 9 保持筒 10 取付孔 11 段部 12 係止切り欠部 13 棒状樹脂片 14 導線 15 係止ピン 16 圧縮ばね 17 段部 20 挿通孔 24 止めねじ 25 ねじ孔 26 支持片 26a 支持片 27 切り欠部 28 立上り部 29 立上り部 30 湾曲部 31 湾曲部 33 立上り部 34 立上り部 35 立上り部 36 立上り部 37 湾曲部 38 湾曲部 39 出入口 40 出入口 41 シ厶板

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウェアインジケータの先端を、ライニン
    グの所定厚さに支持するブレーキ用ウェアインジケータ
    支持装置において、ウェアインジケータの取付孔を設け
    たパッドの裏金又はブレーキシューのリムに固定される
    支持片の一方の側の端部に、上記取付孔を挟む切り欠部
    を形成すると共に、この切り欠部の一方の側の両端部を
    折曲げて立上り部を形成し、二つの立上り部の端部に、
    夫々折返しによる湾曲部を形成し、前記湾曲部に、ウェ
    アインジケータの両横に突出するピンを係合させ、湾曲
    部の下方には、ウェアインジケータの回動によりピンを
    出入させる出入口を形成し、各湾曲部に対しウェアイン
    ジケータのピンを押し付ける圧縮ばねを付設したブレー
    キ用ウェアインジケータ支持装置。
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JP3309799B2 (ja) * 1998-04-01 2002-07-29 住友電装株式会社 ブレーキライニング材摩耗検知プローブの取付け構造

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