JP2584350B2 - 直流電圧検出回路 - Google Patents

直流電圧検出回路

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JP2584350B2
JP2584350B2 JP3023337A JP2333791A JP2584350B2 JP 2584350 B2 JP2584350 B2 JP 2584350B2 JP 3023337 A JP3023337 A JP 3023337A JP 2333791 A JP2333791 A JP 2333791A JP 2584350 B2 JP2584350 B2 JP 2584350B2
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良哉 中村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、正の直流電圧が所定レ
ベル以上であるとき、及び負の直流電圧が所定レベル以
下であるとき、その旨の検出出力を発生する直流電圧検
出回路に関し、特にOCL増幅器の出力点に発生する直
流電圧を検出し、それにより前記出力点に接続される負
荷が破壊されるのを保護する保護回路に用いて好適な直
流電圧検出回路に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、ハイファイ音響増幅器の主流であ
り、出力コンデンサが接続されていないOCL増幅器に
おいては、正及び負の2電源が使用され、出力点の直流
電圧がアース電圧になされており、出力点とスピーカと
が直流的に直結されている。その為、OCL増幅器の内
部回路の故障、例えば出力トランジスタが破壊され、出
力点に直流電圧が発生すると、スピーカを破損させてし
まうので、OCL増幅器には、スピーカを保護するべく
保護回路が備えられている。
【0003】この様な保護回路は、OCL増幅器の出力
点に発生する直流電圧を検出し、その検出出力に応じて
リレー等を作動させ、スピーカを前記出力点から切り離
す様にしている。その為、前記保護回路には、例えば実
開昭63−129315号に示される如く、直流電圧検
出回路が備えられている。
【0004】ところで、前述の様な直流電圧検出回路に
おいては、OCL増幅器の出力点に正及び負のいずれの
直流電圧が発生した場合であっても正しく検出出来る様
に、正及び負における直流電圧の検出感度を合わせるこ
とが重要な要件である。その為、前述の実開昭63−1
29315号に示される直流電圧検出回路においては、
正及び負における直流電圧の検出感度を独立に設定出来
る様にしてそれぞれの検出感度を合わせていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
直流電圧検出回路は、ショットキーダイオードを使用す
ること及び使用する素子数の増加によるコスト面、及び
該ショットキーダイオードの導通電圧や各抵抗の抵抗値
を考慮する必要が生じることによる設計面で問題があっ
た。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前述の点に鑑み
なされたもので、検出される直流電圧がベースに印加さ
れるエミッタ接地型の第1トランジスタと、検出される
直流電圧がエミッタに印加されるベース接地型の第2ト
ランジスタと、ベースが該第2トランジスタのコレクタ
に接続されているとともに、エミッタが前記第1トラン
ジスタのコレクタに接続されたコレクタ接地型の第3ト
ランジスタとを備え、前記第1トランジスタのコレクタ
と前記第3トランジスタのエミッタとの接続点から検出
出力を得る様に成している。
【0007】
【作用】1電源の直流電圧検出回路は、直流電圧を検出
する為に用いられるトランジスタが、正及び負極性では
接地方式が異なるものが使用される。そして、この接地
方式の違いによる電流増幅率の差が正及び負における直
流電圧の検出感度差に起因することに着目し、本発明は
一方の極性の直流電圧をエミッタ接地型のトランジスタ
を使用することにより検出する様にするとともに、他方
の極性の直流電圧をベース接地型のトランジスタと、ベ
ースが該ベース接地型のトランジスタのコレクタに接続
されたコレクタ接地型のトランジスタとを使用すること
により検出する様にし、この他方の極性の直流電圧を検
出する為の2つのトランジスタによる合成の電流増幅率
を、前記エミッタ接地型のトランジスタの電流増幅率に
合わせる様にしたものである。
【0008】
【実施例】図1は、本発明の一実施例を示す回路図であ
る。同図において、1はOCL増幅器(図示せず)の出
力点に発生する出力電圧が印加される入力端子、2及び
3は互いに直列に接続され、該入力端子1及びアース間
に接続される第1及び第2抵抗、4はバイパス・コンデ
ンサ、5は前記第1及び第2抵抗2及び3の分圧点Aに
発生する直流電圧がベースに印加されるエミッタ接地型
の第1トランジスタ、6は前記分圧点Aに発生する直流
電圧がエミッタに印加されるベース接地型の第2トラン
ジスタ、7はベースが該第2トランジスタ6のコレクタ
に接続されたコレクタ接地型の第3トランジスタであ
る。
【0009】8はOCL増幅器の出力点とスピーカ(図
示せず)とを切り離す為のリレー接点、9は該リレー接
点8を駆動するリレーコイル、10は該リレーコイル9
に駆動電流を供給する駆動トランジスタ、11は前記第
1トランジスタ5のコレクタ及び前記第3トランジスタ
7のエミッタに接続された入力端子12を有するととも
に、前記駆動トランジスタ10を制御する為の制御信号
を出力する出力端子13を有するマイクロコンピュータ
であり、前記入力端子12に印加される信号レベルに応
じてOCL増幅器の出力点の状態を検知し、前記入力端
子12に電源電圧レベル(+VDD)の「H」信号が印加
されたとき、前記出力端子13から「H」信号を出力
し、一方、前記入力端子12にアース電圧レベル(0
V)の「L」信号が印加されたとき、前記出力端子13
から「L」信号を出力する。
【0010】図1において、OCL増幅器の出力点に発
生される出力電圧は、入力端子1に印加され、第1及び
第2抵抗2及び3により分圧されて検出する電圧レベル
の設定が行われるとともに、バイパス・コンデンサ4に
より交流成分が除去される。その為、分圧点Aには、前
記出力点の出力電圧の直流成分を第1及び第2抵抗2及
び3によりレベル設定した直流電圧が発生される。前記
分圧点Aに発生した直流電圧は、第1トランジスタ5の
ベースに印加されるとともに、第2トランジスタ6のエ
ミッタに印加される。
【0011】ここで、前記第1トランジスタ5は、前記
分圧点Aに発生する直流電圧がアース電圧より該第1ト
ランジスタ5のベース・エミッタ間の立上り電圧VBE1
以上上昇したときオンし、一方、第2トランジスタ6
は、前記分圧点Aに発生する直流電圧がアース電圧より
該第2トランジスタ6のベース・エミッタ間の立上り電
圧VBE2 以上下降したときオンする。そして、前記第2
トランジスタ6がオンすると、第3トランジスタ7がオ
ンする。その為、前記分圧点Aの直流電圧がVBE 1 以上
になったとき、及び前記分圧点Aの直流電圧が−VBE2
以下になったとき、マイクロコンピュータ11の入力端
子12には「L」信号が印加され、前記分圧点Aの直流
電圧が−VBE2 より大きく、かつVBE1 未満のとき、前
記入力端子12には「H」信号が印加される。尚、第1
及び第2トランジスタ5及び6としては、通常、ベース
・エミッタ間の立上り電圧が約0.6Vのトランジスタ
が使用される。
【0012】前記入力端子12に「L」信号が印加され
ると、マイクロコンピュータ11の出力端子13から
「L」信号が出力されるので、この場合、駆動トランジ
スタ10はオフ状態になる。その為、リレーコイル9に
駆動電流が流れず、リレー接点8は開放状態になる。
【0013】したがって、OCL増幅器の出力点とスピ
ーカとが切り離される。一方、入力端子12に「H」信
号が印加されると、出力端子13から「H」信号が出力
されるので、この場合、駆動トランジスタ10はオン状
態になる。その為、リレーコイル9に駆動電流が流れ、
リレー接点8は閉成状態になる。
【0014】したがって、OCL増幅器の出力点とスピ
ーカとが接続された状態になる。今、OCL増幅器が正
常状態であり、出力点の直流電圧がアース電圧(0V)
であるとする。このとき、分圧点Aに発生する直流電圧
A もアース電圧であり、−VBE2 <VA <VBE1 とな
るので、第1及び第2トランジスタ5及び6は共にオフ
状態にある。その為、マイクロコンピュータ11の入力
端子12には「H」信号が印加され、出力端子13から
は「H」信号が出力される。
【0015】したがって、リレー接点8は閉成状態にあ
るので、OCL増幅器の出力点に発生する信号がスピー
カに供給される様に成されている。
【0016】一方、OCL増幅器が故障し、出力点に正
あるいは負の直流電圧が発生する様になり、分圧点Aに
発生する直流電圧VA がアース電圧より第1トランジス
タ5のベース・エミッタ間の立上り電圧VBE1 以上上昇
するか、あるいはアース電圧より第2トランジスタ6の
ベース・エミッタ間の立上り電圧VBE2 以上下降する
と、第1あるいは第2トランジスタ5あるいは6がオン
する。その為、マイクロコンピュータ11の入力端子1
2に「L」信号が印加され、出力端子13からは「L」
信号が出力される。
【0017】したがって、リレー接点8は開放されるの
で、スピーカに直流電流が流れなくなり、該スピーカが
破損から保護される。
【0018】ところで、図1の回路においては、正及び
負の直流電圧を共通の第1及び第2抵抗2及び3により
分圧しているので、正及び負における直流電圧の検出感
度の差は、第1トランジスタ5の動作感度と第2及び第
3トランジスタ6及び7の合成の動作感度との差が影響
する。ここで、トランジスタの動作感度は電流増幅率が
主な要因となる。
【0019】ところで、電流増幅率は、トランジスタの
接地方式によりそれぞれ決定され、エミッタ接地におけ
る直流の電流増幅率hFEを基準にすると、ベース接地の
直流の電流増幅率hFBは、
【0020】
【数1】 hFB=-hFE/(1+hFE)
【0021】と表わせ、コレクタ接地の直流の電流増幅
率hFCは、
【0022】
【数2】 hFC=-(1+hFE)
【0023】と表わせる。ここで、正の直流電圧を検出
する為の第1トランジスタ5は、エミッタ接地になされ
ており、その直流の電流増幅率は前述した如くhFEであ
る。一方、負の直流電圧を検出する為の第2及び第3ト
ランジスタ6及び7は、それぞれベース接地及びコレク
タ接地になされている。そして、前記第2及び第3トラ
ンジスタ6及び7を合成した電流増幅率は、接続関係か
らその第2及び第3トランジスタ6及び7のそれぞれの
電流増幅率hFB及びhFCの積とみなせる。その為、前記
第2及び第3トランジスタ6及び7を合成した電流増幅
率は、hFB×hFC、すなわち、第2及び第3トランジス
タ6及び7としてhFEが等しい特性のものを使用すれ
ば、前記合成の電流増幅率は、hFEとなる。
【0024】したがって、各トランジスタの特性を揃え
れば、第1トランジスタ5の電流増幅率と、第2及び第
3トランジスタ6及び7の合成の電流増幅率とを同一に
することが出来、電流増幅率による正及び負における直
流電圧の検出感度の差を解消することが出来る。
【0025】仮に、各トランジスタの特性を揃えなくて
も、負の直流電圧を検出する為に使用される、電流増幅
率hFB≒1のベース接地のトランジスタに、正の直流電
圧を検出する為に使用されるエミッタ接地のトランジス
タと電流増幅率(hF パラメータ)が近いコレクタ接地
のトランジスタを接続しているので、正及び負における
直流電圧の検出感度の差を大幅に減少させることが出来
る。
【0026】よって、図1の回路においては、正及び負
における直流電圧の検出感度が概ね揃えられる。
【0027】ところで、第1トランジスタ5が作動する
際の該第1トランジスタ5のコレクタ・エミッタ間の電
位差は+VDDであり、第2及び第3トランジスタ6及び
7が作動する際の該第2トランジスタ6のエミッタと前
記第3トランジスタ7のエミッタとの電位差は+VDD
(−VBE2 )である。その為、前記第1トランジスタ5
の電流増幅率と、前記第2及び第3トランジスタ6及び
7の合成の電流増幅率とが等しくなると、逆に正の直流
電圧の検出感度に比べ負の直流電圧の検出感度が少許良
好になるが、この感度差を補償するには、図1の破線に
示す如く、第3トランジスタ7のベース・エミッタ間に
抵抗14を接続し、前記第3トランジスタ7に流れるベ
ース電流を少許減少することにより解決出来る。
【0028】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明に依れば、負の
直流電圧を検出する為に使用されるベース接地型のトラ
ンジスタにコレクタ接地型のトランジスタを組み合わ
せ、それらのトランジスタの合成の電流増幅率を、正の
直流電圧を検出する為に使用されるエミッタ接地のトラ
ンジスタの電流増幅率に合わせているので、簡単な回路
構成により正及び負における直流電圧の検出感度を揃え
た直流電圧検出回路が提供出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す回路図である。
【符号の説明】
2,3 抵抗 5 第1トランジスタ 6 第2トランジスタ 7 第3トランジスタ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正の直流電圧が所定レベル以上であるこ
    と、及び負の直流電圧が所定レベル以下であることを検
    出する直流電圧検出回路であって、検出される直流電圧
    がベースに印加されるエミッタ接地型の第1トランジス
    タと、該第1トランジスタと導電形式が同一極性である
    とともに、検出される直流電圧がエミッタに印加される
    ベース接地型の第2トランジスタと、該第2トランジス
    タと導電形式が逆極性であるとともに、ベースが該第2
    トランジスタのコレクタに接続されコレクタ接地型の
    第3トランジスタとを備え、前記第1トランジスタのコ
    レクタと前記第3トランジスタのエミッタとを接続し、
    その第1トランジスタのコレクタと第3トランジスタの
    エミッタとの接続点から検出出力を得る様に成した直流
    電圧検出回路。
JP3023337A 1991-02-18 1991-02-18 直流電圧検出回路 Expired - Lifetime JP2584350B2 (ja)

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