JP2583910Y2 - 音感知装置 - Google Patents
音感知装置Info
- Publication number
- JP2583910Y2 JP2583910Y2 JP11337191U JP11337191U JP2583910Y2 JP 2583910 Y2 JP2583910 Y2 JP 2583910Y2 JP 11337191 U JP11337191 U JP 11337191U JP 11337191 U JP11337191 U JP 11337191U JP 2583910 Y2 JP2583910 Y2 JP 2583910Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- sound
- counter
- output
- audio signal
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
- Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、人間の上顎と舌との間
を空気が通過する時の音、すなわち"シー"という吐息音
を感知するための音感知装置に関する。
を空気が通過する時の音、すなわち"シー"という吐息音
を感知するための音感知装置に関する。
【0002】
【従来技術と考案の目的】従来、人間の発する音を感知
するための音感知装置としては種々のものが知られてお
り、そこには人間の上顎と舌との間を空気が通過する時
の"シー"という吐息音などを感知するためのものも含ま
れている。しかしながら、これらの従来回路は構成が複
雑であり、特に従来の"シー"という吐息音の感知回路は
必ず感知信号の整流・平滑を行なっており、そのため、
感知信号の整流・平滑回路が必要なものであった。
するための音感知装置としては種々のものが知られてお
り、そこには人間の上顎と舌との間を空気が通過する時
の"シー"という吐息音などを感知するためのものも含ま
れている。しかしながら、これらの従来回路は構成が複
雑であり、特に従来の"シー"という吐息音の感知回路は
必ず感知信号の整流・平滑を行なっており、そのため、
感知信号の整流・平滑回路が必要なものであった。
【0003】本考案は、上述の如き従来の音感知回路の
欠点を解決するためのもので、その目的は、人間の上顎
と舌との間を空気が通過するときの音を簡単な構成で感
知することができる音感知装置を提供することである。
欠点を解決するためのもので、その目的は、人間の上顎
と舌との間を空気が通過するときの音を簡単な構成で感
知することができる音感知装置を提供することである。
【0004】
【目的を達成するための手段】上記目的を達成するため
の手段として、本考案に係る音感知装置は、人間の上顎
と舌との間を空気が通過するときの吐息音を検出するマ
イクと、該マイクより出力される音声信号を増幅するア
ンプと、該アンプにより増幅された音声信号のうち所定
値以下の低域周波数をカットするハイパスフィルタと、
上記ハイパスフィルタを通過した音声信号のうち一定の
レベル以上の振幅の音声信号を同一周波数の矩形波に変
換する波形整形用のコンパレータと、該コンパレータよ
り出力される矩形波をカウントし、所定時間内に予め設
定された値になった時にオーバーフロー信号を出力する
第1のカウンタと、上記第1のカウンタから予め設定さ
れた数のオーバーフロー信号が連続して出力された時に
検知出力信号を出力する第2のカウンタとを備えたこと
を特徴とする。
の手段として、本考案に係る音感知装置は、人間の上顎
と舌との間を空気が通過するときの吐息音を検出するマ
イクと、該マイクより出力される音声信号を増幅するア
ンプと、該アンプにより増幅された音声信号のうち所定
値以下の低域周波数をカットするハイパスフィルタと、
上記ハイパスフィルタを通過した音声信号のうち一定の
レベル以上の振幅の音声信号を同一周波数の矩形波に変
換する波形整形用のコンパレータと、該コンパレータよ
り出力される矩形波をカウントし、所定時間内に予め設
定された値になった時にオーバーフロー信号を出力する
第1のカウンタと、上記第1のカウンタから予め設定さ
れた数のオーバーフロー信号が連続して出力された時に
検知出力信号を出力する第2のカウンタとを備えたこと
を特徴とする。
【0005】
【考案の作用、効果】上記構成のように、本考案に係る
音感知装置によれば、人間の上顎と舌との間を空気が通
過する吐息音の音声信号を増幅し、その増幅された音声
信号のうち所定値以下の低域周波数をカットした後、そ
の音声信号を波形整形し、その音声信号と同じ周波数の
矩形波を作成し、その矩形波の数をカウントし、その矩
形波の数が所定時間内において前もって決められた数を
超えた場合オーバーフロー信号を出力し、そのオーバー
フロー信号が前もって決められた数以上連続して出力し
た場合に検知出力信号を出力して上記人間の吐息音を検
知している。従って、音声信号の整流・平滑回路が不要
となり、簡単な構成の回路で人間の吐息音("シ
ー")を感知することができるものである。
音感知装置によれば、人間の上顎と舌との間を空気が通
過する吐息音の音声信号を増幅し、その増幅された音声
信号のうち所定値以下の低域周波数をカットした後、そ
の音声信号を波形整形し、その音声信号と同じ周波数の
矩形波を作成し、その矩形波の数をカウントし、その矩
形波の数が所定時間内において前もって決められた数を
超えた場合オーバーフロー信号を出力し、そのオーバー
フロー信号が前もって決められた数以上連続して出力し
た場合に検知出力信号を出力して上記人間の吐息音を検
知している。従って、音声信号の整流・平滑回路が不要
となり、簡単な構成の回路で人間の吐息音("シ
ー")を感知することができるものである。
【0006】
【実施例】以下、図1及び図2を参照して本考案の実施
例について説明する。
例について説明する。
【0007】図1は、本考案に係る音感知装置の構成ブ
ロック図である。
ロック図である。
【0008】図1に示す如くに、本考案に係る音感知装
置は、人間の上顎と舌との間を空気が通過する時の吐息
音Aを受信するためのマイク1と、上記マイク1よりの
音声信号を増幅するための第1のアンプ3と、上記第1
のアンプ3よりの音声信号の所定値以下(この場合、
4.8KHz以下)の低域周波数をカットするハイパス
フィルタ5と、上記ハイパスフィルタ5を通過した一定
レベル以上の振幅の音声信号を増幅するための第2のア
ンプ7と、上記第2のアンプ7よりの増幅された一定レ
ベル以上の振幅の音声信号を入力し、その音声信号と同
じ周波数の矩形波を出力するための波形整形用コンパレ
ータ9と、上記コンパレータ9よりの矩形波の数をカウ
ントし、その矩形波の数が、所定時間(この場合、50
ms)内において前もって決められた数(225)を超
えた場合にのみオーバーフロー信号を出力する第1のカ
ウンタ11と、上記第1のカウンタ11よりのオーバー
フロー信号が前もって決められた数N以上連続して出力
した場合にのみ検知出力信号を出力する第2のカウンタ
13と、上記第1カウンタ11を50msごとにリセッ
トするリセット信号を供給するとともに、第2のカウン
タ13へ50ms周期のクロックを供給するためのタイ
ムベース15とを有するものである。ここで、上記第2
のカウンタ13は1〜15に設定可能なN進カウンタで
あり、上記Nは、4ビットのディップスイッチ14(図
2参照)で自由に設定されるようになっている。
置は、人間の上顎と舌との間を空気が通過する時の吐息
音Aを受信するためのマイク1と、上記マイク1よりの
音声信号を増幅するための第1のアンプ3と、上記第1
のアンプ3よりの音声信号の所定値以下(この場合、
4.8KHz以下)の低域周波数をカットするハイパス
フィルタ5と、上記ハイパスフィルタ5を通過した一定
レベル以上の振幅の音声信号を増幅するための第2のア
ンプ7と、上記第2のアンプ7よりの増幅された一定レ
ベル以上の振幅の音声信号を入力し、その音声信号と同
じ周波数の矩形波を出力するための波形整形用コンパレ
ータ9と、上記コンパレータ9よりの矩形波の数をカウ
ントし、その矩形波の数が、所定時間(この場合、50
ms)内において前もって決められた数(225)を超
えた場合にのみオーバーフロー信号を出力する第1のカ
ウンタ11と、上記第1のカウンタ11よりのオーバー
フロー信号が前もって決められた数N以上連続して出力
した場合にのみ検知出力信号を出力する第2のカウンタ
13と、上記第1カウンタ11を50msごとにリセッ
トするリセット信号を供給するとともに、第2のカウン
タ13へ50ms周期のクロックを供給するためのタイ
ムベース15とを有するものである。ここで、上記第2
のカウンタ13は1〜15に設定可能なN進カウンタで
あり、上記Nは、4ビットのディップスイッチ14(図
2参照)で自由に設定されるようになっている。
【0009】そして、上記第1および第2のカウンタ1
1、13およびタイムベース15はマイコンの一部とし
て含まれる構成となっており、上記マイク1、第1のア
ンプ3、ハイパスフィルタ5、第2のアンプ7、および
コンパレータ9は、上記マイコンの周辺回路となってい
る。
1、13およびタイムベース15はマイコンの一部とし
て含まれる構成となっており、上記マイク1、第1のア
ンプ3、ハイパスフィルタ5、第2のアンプ7、および
コンパレータ9は、上記マイコンの周辺回路となってい
る。
【0010】次に、上述した音感知装置の動作について
説明する。
説明する。
【0011】まず、人間の上顎と舌との間を空気が通過
する吐息音Aがマイク1によって検出され、そのマイク
1から出力された音声信号が第1のアンプ3により増幅
され、その増幅された音声信号のうち所定値(4.8K
Hz)以下の低域周波数の音声信号がハイパスフィルタ
5によりカットされる。その後、その低域周波数のカッ
トされた音声信号が第2のアンプ7により増幅され、そ
の増幅された音声信号がコンパレータ9により音声信号
と同じ周波数の矩形波(パルス)に変換される。次に、
上記矩形波の数が、タイムベース15から50msごと
に出力されるリセット信号でリセットされる255進の
第1のカウンタ11によってカウントされ、50msの
間に225以上のパルスがカウントされた場合、オーバ
ーフロー信号が出力される。これにより周波数カウンタ
の原理で、約5KHz以上の音の識別ができる。次に、
上記第1のカウンタ11よりのオーバーフロー信号が第
2のカウンタ13によってカウントされ、上記オーバー
フロー信号がN回連続してカウントされた場合、検知出
力信号が出力され、それにより、上記人間の吐息音が検
知されるものである(ここで、Nはディップスイッチ1
4で自由に設定可能である)。従って、音声信号の整流
・平滑回路が不要となり、簡単な構成の回路で人間の吐
息音("シー")を感知することができるものである。
する吐息音Aがマイク1によって検出され、そのマイク
1から出力された音声信号が第1のアンプ3により増幅
され、その増幅された音声信号のうち所定値(4.8K
Hz)以下の低域周波数の音声信号がハイパスフィルタ
5によりカットされる。その後、その低域周波数のカッ
トされた音声信号が第2のアンプ7により増幅され、そ
の増幅された音声信号がコンパレータ9により音声信号
と同じ周波数の矩形波(パルス)に変換される。次に、
上記矩形波の数が、タイムベース15から50msごと
に出力されるリセット信号でリセットされる255進の
第1のカウンタ11によってカウントされ、50msの
間に225以上のパルスがカウントされた場合、オーバ
ーフロー信号が出力される。これにより周波数カウンタ
の原理で、約5KHz以上の音の識別ができる。次に、
上記第1のカウンタ11よりのオーバーフロー信号が第
2のカウンタ13によってカウントされ、上記オーバー
フロー信号がN回連続してカウントされた場合、検知出
力信号が出力され、それにより、上記人間の吐息音が検
知されるものである(ここで、Nはディップスイッチ1
4で自由に設定可能である)。従って、音声信号の整流
・平滑回路が不要となり、簡単な構成の回路で人間の吐
息音("シー")を感知することができるものである。
【0012】図2は、図1に示した音感知装置の一具体
例を示すものである。
例を示すものである。
【0013】図2に示す如くに、周辺回路としての第1
のアンプ3、ハイパスフィルタ5、第2のアンプ7、お
よびコンパレータ9は、4回路入りオペアンプ(LM3
24etc・・・)+トランジスタ程度で実現できるの
である。また、符号20で示す部分は、第2のカウンタ
13よりの検知出力信号を用いて音声を出力するボイス
シンセサイザーユニットであり、本考案とは直接には関
係ないものである。
のアンプ3、ハイパスフィルタ5、第2のアンプ7、お
よびコンパレータ9は、4回路入りオペアンプ(LM3
24etc・・・)+トランジスタ程度で実現できるの
である。また、符号20で示す部分は、第2のカウンタ
13よりの検知出力信号を用いて音声を出力するボイス
シンセサイザーユニットであり、本考案とは直接には関
係ないものである。
【0014】なお、本考案の回路において、上記ハイパ
スフィルタ5を省略しても、第1のカウンタ11によっ
て、高音の識別は可能であるが、大音量の低音と小音量
の高音が重なっているときには、低音波形の山、谷の部
分で高音信号が消えてしまい感度が低くなってしまうも
のである。
スフィルタ5を省略しても、第1のカウンタ11によっ
て、高音の識別は可能であるが、大音量の低音と小音量
の高音が重なっているときには、低音波形の山、谷の部
分で高音信号が消えてしまい感度が低くなってしまうも
のである。
【図1】本考案に従う音感知装置の構成ブロック図であ
る。
る。
【図2】図1に示した音感知装置の一具体例である。
1 マイク 3 第1のアンプ 5 ハイパスフィルタ 7 第2のアンプ 9 コンパレータ 11 第1のカウンタ 13 第2のカウンタ 15 タイムベース
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01H 3/00 A61B 5/08 G01H 3/04
Claims (1)
- 【請求項1】 人間の上顎と舌との間を空気が通過する
ときの吐息音を検出するマイクと、該マイクより出力さ
れる音声信号を増幅するアンプと、該アンプにより増幅
された音声信号のうち所定値以下の低域周波数をカット
するハイパスフィルタと、上記ハイパスフィルタを通過
した音声信号のうち一定のレベル以上の振幅の音声信号
を同一周波数の矩形波に変換する波形整形用のコンパレ
ータと、該コンパレータより出力される矩形波をカウン
トし、所定時間内に予め設定された値になった時にオー
バーフロー信号を出力する第1のカウンタと、上記第1
のカウンタから予め設定された数のオーバーフロー信号
が連続して出力された時に検知出力信号を出力する第2
のカウンタとを備えたことを特徴とする音感知装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11337191U JP2583910Y2 (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 音感知装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11337191U JP2583910Y2 (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 音感知装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0557635U JPH0557635U (ja) | 1993-07-30 |
JP2583910Y2 true JP2583910Y2 (ja) | 1998-10-27 |
Family
ID=14610595
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11337191U Expired - Lifetime JP2583910Y2 (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 音感知装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2583910Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-12-27 JP JP11337191U patent/JP2583910Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0557635U (ja) | 1993-07-30 |
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